2013/02/15 - 2013/02/16
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たびたびさん
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横手の雪まつりは、「かまくら」と「ぼんてん」。たまたま両方が2月15日に行われるので、一緒にして「横手の雪まつり」となっています。「かまくら」の方が全国的には有名ですが、「かまくら」は本来、ローカルな祭りだったものをあるドイツ人がその価値を見出し、広めたのだそうです。これに対し「ぼんてん」は、旭岡山神社の祭り。近隣の人も集まるオープンな祭りだったようです。「ぼんてん」は、昼間にコンクールが行われたり、ぼんてん奉納の際の激しいぶつかり合いなど、熱い祭り。
こうして、静と動が組み合わさった豊かな祭りとなっています。
かまくらは、横手の名前を全国に知らしめているお祭り。しかし、そのいわれはあまり知られていないと思いますが、水神さんの祭りなのです。横手は、井戸が枯れたりして水に苦労してきた土地柄。なので、井戸が枯れたりしないようにという願いを込めた祭りがかまくらなのです。かまくらの奥には水神さんが祀られていて、かまくらで甘酒やお餅をごちそうになる時、お客さんはこの水神さんにお賽銭をあげます。それがかまくらのマナーなので、観光客としても承知しておかないといけないことです。
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秋田空港に到着して、その後、秋田市内で、前泊。冬の秋田は、底冷えがしています。
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晩飯は、川反町の一角にある秋田の郷土料理の店ちゃわん屋へ。二階にあるお店です。
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イチオシ
階段を上がって、店内に入ると、有名人が来店しているようで、たくさんの色紙。注文したのは、きりたんぽ鍋ときりたんぽ鍋のルーツというだまっこ鍋のミックス鍋。まあ、出汁は同じなので、一緒にしても違和感はないのですが、だまっこ鍋の方はきりたんぽが丸い形なんですね。これが、比内鶏にきのこ・野菜たっぷりの濃厚な味わい。かなりおいしい。川反町には何度か来ていますが、こんな名店がまだあったんですね。今後ももっと発掘したい気持ちになりました。
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イチオシ
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横手駅は、大曲から奥羽本線で20分弱。東京から横手に向かうには、大曲まで秋田新幹線で行って、そこから乗り換えるのが通常ルート。その意味では、横手は新幹線は通っていないのですが、新幹線の駅と同じくらい立派な駅。一階に広々したきれいな観光案内所もあって、休憩スペースとしても使えます。
なお、横手の中心部へも歩いてすぐです。 -
横手市ふれあいセンターかまくら館は、横手市の中心。有料の展示エリアがあって、マイナス10度に保たれた部屋に、大きなかまくらがありました。私は、そもそもかまくら祭りに行ったので、何のことはなかったのですが、祭りじゃない時に横手を訪れた観光客にはありがたいことでしょう。
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横手のぼんでんは、旭岡山神社のお祭り。小正月に行われ、かまくらと日が重なります。私もかまくらを見に行ったつもりだったのですが、結局、こちらも一緒にというか、むしろ、こっちがメインになったかも。
各町内や職場のチームが思い思いに「ぼんでん」と呼ばれる大きな飾りを作って持ち寄ります。まずは、その飾りのコンクール。次の日は、ぼんでん奉納といって、4キロも離れた旭岡山神社までそれを運んで、神社に奉納。社殿では、ぼんでんを持ち込もうとするチームとこれを阻止しようとするチームがぶつかり合って、激しい攻防を繰り返します。予想外の熱いお祭りにびっくり仰天でした。 -
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イチオシ
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食い道楽は、横手焼きそばの人気店の一つ。駅前に支店があるのですが、本店の方に行ってみました。今年のコンテストで肉バラやきそば800円が四天王に選ばれていました。ただ、私は、基本の横手焼きそば500円を注文。目玉焼きがのって、鮮やかな色合いが印象的でしたが、至って普通の印象。それなりにおいしいのですが、家庭で食べる味とどこが違うのかなあという感じでした。ただ、店内はとても明るいし、賑わっていて、繁盛店であることは間違いありません。
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石坂洋次郎文学記念館は、横手の女学校で教師をしていたという石坂洋次郎の記念館。青い山脈、日の当たる坂道など、青春物で一世を風靡した、戦後を代表する作家のひとりです。昭和20年代、30年代の高度経済成長期のまっ只中。吉永小百合や石原裕次郎などが主演するきらびやかな映画にもなっていたようですが、今になってみればちょっと気恥ずかしいような。ある面、韓国のドラマに感じるような感覚かなあと思いました
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横手公園は、横手市内を見下ろす山の上にある公園。地元では、お城山と呼ぶようです。
公園の中心には、横手城。当然、戦後に再建されたものですが、戦国時代に、小野寺氏によって築かれたもの。最後は戊辰戦争の際、仙台藩、庄内藩に攻めらて、燃えています。
かまくらの会場の一つにもなっています。 -
横手城は、横手公園の中心にあって、郷土資料館と展望台を兼ねた模擬天守が建設されています。ちなみに、横手城は、戦国時代に築かれたもの。その後、最上氏から佐竹氏に領主が移り、江戸時代には横手城には城代が置かれたようです。一国一城令はあったものの、破却を逃れた珍しいケース。お蔭で城下町横手の気風ができることとなりました。
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横手城展望台は、横手公園の真ん中、横手城の模擬天守閣に設けられた展望台。展望台からは、横手川がゆったりと蛇行して、その先に市街が広がる横手の街並みが一望できます。横手は、ここで教員生活13年を過ごした石原洋二郎が作品「山と川のある町」で描いた街なのです。
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木村屋は、横手の大町にある老舗の和菓子屋さん。黒いしっくい壁のりっぱな構えです。看板商品は、大正期からの伝統を持つ柿羊羹。しかし、ちょこっと食べるわけにいかないので、私は、「不老柿」を店内でいただきました。干し柿の中にお餅まで入って、これはおいしいし、柿の味わいがリアルにいいですね。今だと干し柿のおいしさも忘れられてきたかもしれませんが、これはまじでいいです。
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今の時期のお菓子ですという「花園だんご」をいただきました。この「花園だんご」の変わっているところは、餡子の代わりに、羊羹がたれのようにかかっていること。羊羹も餡子と同じで甘いものですから、なるほど食べてみると全く違和感はありません。羊羹をちょっと柔らかめにすれば、十分だんごに馴染みます。初めてだと、少し構えてしまいそうですが、食べてしまえば、すぐ馴染む。基本的に、だんごがおいしいこともあるかもしれません。変わった点もあるけど、基本ができているお店だと思います。
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旧日新館は、旧制横手中学校の英語教師として赴任した米人宣教師アメリカ人チャールス・C・チャンプリンの住居として建てられたもの。地元の大工が日本建築に馴染めなくて困っていた氏のために、バルコニーとかも絵を頼りに建てたのだそうです。
内部の公開は水曜日のみ。この日はかまくらの期間中ということで公開していたものです。 -
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本多上野介正純墓碑は、旧日新館をさらに登って行った先。本多正純は、家康の側近として駿河城にあって権勢をふるった人物。二代目の秀忠になって、煙たがられてということなのでしょうが、宇都宮で秀忠を暗殺しようと企てたとされる「吊り天井事件」というとがを受け、この横手に幽閉、最期を迎えています。その墓碑が本多上野介正純墓碑。やはり、無念の思いがあったかもしれませ
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松泉堂菓子舗は、かまくら館のすぐ向かい。そういう意味では、とても便利な場所。街歩きでちょっと疲れたので、甘いものが欲しくなって立ち寄りました。いただいたのは、甘酒まんじゅう。横手は、「あまえこ」という甘酒の銘柄があるように甘酒は地元のポピュラーな飲み物。さて、おまんじゅうの方はどうでしょうか。餡子にも練り込んでますと言ってましたが、まさに甘酒の甘い味がそのまんまで、名前のとおりのおまんじゅうでした。
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横手の中心部にある横手やきそばの有名店。毎年、横手焼きそばではコンテストがあって、四天王という店が選ばれるのですが、この「ゆう」も何度か選ばれているお店。
注文したのは肉玉そば500円。ここのお店の基本メニュー。横手焼きそばは、卵の目玉焼きとふくじん漬が添えられていて、これらを混ぜながらいただきますが、ここのは特にソースがうまい。シャキッとしたソースの味わいが全体を締めていました。いい感じです。 -
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横手の駅の正面から延びる通りをまっすぐ行った道沿い。歩いて15分くらいです。比内地鶏の卵を使ったお菓子が揃っています。シュークリームにプリン、カステラなど。私は、プリンを買ってみました。そんなに期待はしていなかったのですが、そのおいしいことこの上ない。芳醇な味わいは、これまで食べたことがないもの。比内地鶏の卵がすごいのか、やっぱりこのお店の腕もいいのか分かりませんが、いずれにしてもすごいプリンです。
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横手は、江戸時代も、秋田では大館と並んで一国一城令の特例として支城が置かれた城下町。武家屋敷跡は、市街中心部から横手川を渡った先ですが、長い塀をめぐらすお屋敷があったり、その名残を強く残すエリアです。かまくらもここから始まって、二葉町へと広がって行ったと聞きました。かまくらの灯りも、二葉町が電球であるのに対して、ここはろうそく。雰囲気がちょっと違います。
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イチオシ
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横手のかまくら見物をしてから、湯沢に回り、湯沢グランドホテルに宿泊しました。夜遅くなったのですが、駅からは歩いて10分足らず。途中に、赤いホテルの看板があって、かなりスムーズに到着することができました。大型のホテルでロビーも広いし、冬の寒い時期には、こうしたホテルは楽ですね。室内もビジネスホテルよりは広め。出来れば大浴場がないかなあと思ったのですが、それはありませんでした。
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