2013/01/14 - 2013/01/14
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ちびのぱぱさん
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ほんとうにすごい嵐になってきました。
レンタカーを借りている日で良かった、なんて、強がりを言っても、見上げた空は、何の手心を加えてくれる気配もありません。
今日は、潮岬をぐるっとまわって、白浜、和歌山とドライブをする予定……。
とほほ、
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー Peach
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一応、那智勝浦。
雨は、これでもかと、鬼神のごとくに舞い踊り、車から恐る恐る外をうかがっている図です。 -
ここへ来たあかしに、ワイパーが窓の雨滴を拭き取ったわずかの時間にシャッターを切ろうとするのですが、そのいとまも与えぬ堂々たる降りっぷり。
まあ、こういう写真を撮ったとて、誰が喜ぶわけでもありません。
今見ても、わびしい気分になります。 -
勝浦漁港から右手の方に進むと狭いトンネルがあります。
特にすることもないので、その隧道をぬけてみると、らくだの湯への渡しをしてくれる釣り宿が目に入りました。 -
以前にテレビで見たことがあります。 -
鯨で有名な太地にも。
かつて南極で捕鯨をしていたという第一京丸が、陸上展示されていますが、もう一度、船を海に引き戻されるのではと思うほど、風がついてきました。 -
ヤシの木なのでしょうか、海岸に立っている木は、怒り狂った女性のように、南風(はえ、と読んでください)に激しくあおられています。
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串本町に入って、橋杭岩(はしぐいいわ)も、波が叩き寄せています。
これはこれで、なかなかの見物といえなくはありません。(強がりではなく……) -
伝説では、あまのじゃくが作りかけて、めんどうでやめてしまったという設定ですが、
こうやって見ていると、途中でやめた、というより、せっかく作ったのに波にもっていかれた、というのが妥当のように思われてきます。 -
海沿いの家は、このような石垣を家の周りに巡らせています。
やはり、台風の被害をたびたび受けてきた土地なのだと、教えているようです。 -
この嵐の中、潮岬灯台にゆくでしょうか。
来てしまったからには、極めるべくは極める……、そう妻が申します。
潮岬灯台へは、照葉樹のトンネルをぬけたところにある広い駐車場に車を置いて、徒歩でゆかねばならないようです。
その駐車場に着いた頃また、いちだんと雨足が強まりました。
広々とした駐車場には、もとより一台の車も停まっておらず、ぽつんと係の詰め所が、いと心細げに佇んでおります。
車で駐車場に進入して、詰め所の前を通ると、よもやと思いましたが、詰め所には、ひとりの初老の男性がニコニコして座っています。
まるで、遭難した人が救助隊を待っているような風で、わたしと目が合うと、こちらに会釈をします。
こっちも、会釈をします。
そして、そのまま通り過ぎました。
もういちど詰め所に目を走らせると、「ですよね。」という感じで頷いておられました。
こんな日に、いったい誰が暴風と豪雨の中、トレイルを歩いて灯台まで行くでしょうか。
そんな暗黙の了解が、わたしと係の人とのあいだで交わされたのです。
ご苦労様です(;_;)。潮岬灯台 名所・史跡
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少し西に走ると、岬を見渡すことのできる場所に出ました。
あれほど激しく降っていた雨があがり、岬が、しらじらとした顔で、こちらを横目で見ています。 -
少し走って……
すさみ町の黒崎というところです。 -
崖に張り出すようにドライブインがあって、さぞかし眺めが良かろうと思います。
お昼の準備をしているようでしたが、店の前の自販機でエメラルドマウンテンを買っていると、女将さんがのれんを出しに出て来ました。
挨拶をすると、ここがすさみ町であることを教えてくださいました。
崖下には、なんとブーゲンビリアが、ピンク色の花を咲かせておりました。 -
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いったん収まりかけたかと思われた風が、再び激しくなりました。
白浜温泉は、いいところです……南紀白浜温泉 温泉
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ついに、新宮のファミマで買った、450円のビニール傘のビニールが飛ばされました。
ビニールの傘布は、まるで逃げ去る生き物のように、地面をすごい勢いで飛ばされてゆきます。
道路の向こうに飛ばされてゆくのを、あわてて追いかけようとして、命を失いかけました。 -
無人の白良浜(しららはま)白良浜 自然・景勝地
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白良浜から少しさきに、御船足湯があり、そこから、かの円月島が見えています。
湯が、注がれる端から吹き飛ばされて、あたり構わず散っています。
足を浸けてみると、意外にも、ちょうど良い湯加減でした。
しかし、われながら、いったい何をしているんでしょう。 -
南紀田辺から和歌山インターまで高速道路を使いました。
高速道路というのは、なんとありがたいインフラでしょう。 -
真冬に、夏の夕日のような実をつけたミカンの木。
蜜柑とは、一口サイズにパッケージされたジュースですね。
大学の時の、植物学の講義で、牧野富太郎の直弟子という高齢の教授が、
「みなさん、ミカンの房はなんだと思います?」
と、いきなり質問されました。
誰も答える者はなく、先生は後を続けました。
「あれは、葉っぱの裏のけばけばなんですな。」
ミカンの房は、構造的には葉っぱで、葉っぱには裏に毛が生えているものがありますが、その毛に蜜が溜まったカタチなんだそうです。
それが、果実を包み込むようにして覆い、それを皮が盛り上がってさらに包んだのだという。
「だから、君たちが食べているのは、厳密には果物ではなく、葉っぱの裏のけばけばに蜜が溜まったものを食していると、こういう訳ですな。」 -
では、そのけばけばを頂きますか。
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和歌山電鉄の貴志川線といえば、
たま駅長殿。
音に響いております。
で、ここまで来たついでに、かの日本一有名な猫に、会いに行こうと思いました。貴志川 自然・景勝地
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なんと言っても駅長です。
電車で会いに行かねば失礼に当たると思い、途中の駅に車を停めて、しばし列車の到来を待ちます。 -
ごく普通の車両がやってきました。
とくに期待はしていませんので、これでけっこうです。 -
たんせんです。
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アナウンスとともに、かわいい音楽が車内に流れ
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終点の貴志駅に到着。(払った運賃たったの170円)
今回の旅の途上、京都御所の見学中に覚えた、檜皮葺(ひわだぶき)という技法が施された駅舎。
日本でも、唯一ここだけだそうです。
ネコ形えきしゃ。
どんなもんだい。貴志駅 駅
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駅長殿は、特別室におられました。
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よく寝ています。
ご高齢ですからね。 -
わたしも猫を飼っていたことがありますが、拾われた猫やその子供というのは、どことなく、そのことに恩義に感じているようなフシがあります。
一般にイメージされているのとは、少し違います。
もう十分に働いたのだから、堂々と寝ていればいいのに、ときおり薄目を開けて、なんとなく済まなさそうな顔をするのです。 -
しゃちょう代理にまで上り詰めたのも、うなづけました。
長生きしろよ。
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