真冬の知床・羅臼 vol.3 スノーシュー・ミニオフ会・深夜にシマフクロウ観察・・・盛り沢山で寝る時間がない。

2013/02/09 - 2013/02/11

流氷クルーズ修了後、休む間もなく
そのままスノーシューに出発です。

ガイドをお願いしたのは「知床倶楽部」さん。
自然について解説していただきながら
雪山を登る面白さ。

そしてこの爽快感！！

こりゃしばらく夏山行けないかも…

スノーシュー終了後はまたしても休む間もなくミニオフ会！

以前フォートラで知り合った北海道在住のMさん夫妻と。
いつかお会いしましょうとお話してから早1年…
ようやくお会いできました！

そして宿に帰ってからは足早に夕食を済ませ、
日付が変わるまでフクロウ観察(^_^;)

翌日はまた早朝クルーズ(5：30出港)なのに…

知床に来ると寝る時間がない、
ということがよくわかりました！
(いや、普通は寝る時間あると思いますが)

エリア 羅臼（らうす）(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0

流氷×オオワシクルーズ終了後、そのまま
スノーシューの集合場所へ。

ガイドは知床倶楽部の石田さん。

とても親切で、初心者でも楽しめる
至れり尽くせりの内容でした。

出発前にコンビニで行動食を買い出しに。

トレッキングスタート地点にて
お借りしたスノーシューを履きます。

ワクワクしてきますねぇ〜

どうも。

基本、スノーボードの格好でOKでした。

下半身がダボついてるので快適では
なかったですけど。

トレッキング開始です〜

石田さん、常連さん、我々2名、計4名です。

新雪が深いので石田さんにトレースして
もらいながら進みます。

登りだと、新雪を踏み固めながら進まなければ
ならないので初心者にはキツいです。

最初はコツがわからなくて新雪にハマって
何度かコケました。

平坦になると景色を見る余裕も生まれて
きました。

エゾクロテンやキツネの足跡がたくさん。

ですがどちらも夜行性かつ警戒心が強いので
トレッキング中に遭遇するのは至難の技です。

登りが続きます。

頂上まで90分くらいでしたかね。

途中、景色の良いところで休憩です。

海の向こうに流氷が見えますね！

気持ちいいなぁ〜

冬山に慣れてしまうと夏山に
行けないかも。。。

トレッキング再会です。

頂上付近までもう少し。

えっちらおっちら。

木の幹にキノコ。

名前忘れましたが・・・

前方にシカの群れ発見。

まさか登山中に動物に出会うとは思いもせず。

全て♂ですね。

シカは山梨に住んでいたときに何度も
見たので（轢きそうになったことも）、
アドレナリンがあまり出なかったり（＾＾；

害獣として駆除されているという背景も
あるのかなあ。

雪山は単独では危ないですが、ガイドさんが
同行していただければ安心に登れて良いですね。

これはいよいよ夏山から遠ざかりそう・・・

文章で表現するのは難しいのですが、
ほんと気持ち良いんです。

頂上到着！

流氷がどんどん海岸に接近してきているのが
わかりますでしょうか。

風を防ぐため、石田さんがテントを張ってくれました。

そしてコーヒーとラーメンも作っていただきました。

雪山で食べるラーメンの美味いこと・・・！

自分でもこれ↓持って来ようとしたんですが
http://4travel.jp/traveler/kemur/pict/24741945/
飛行機に搭載不可、現地で燃料を調達しても
使い切る自信がなかったので諦めました。

雲が飛んで羅臼岳を見れました！

このコースはまだ数人のお客さんしか
案内していないのだとか。

名前もないマイナーな山です。

が、眺望が素晴らしいのです。

40分ほど休憩。

下山開始です。

夏山との一番の違いは新雪がクッションになるので
膝が楽なこと！

下りはザブザブ新雪に突っ込んでいけるので
余計に面白いですよ。

あっという間に中腹まで降りてきました。

ソリで滑り降りてみます！

ソリは石田さんが人数分持参してくれていました。

石田さんが先導して新雪を踏み固めて
ルートを作ってくれたので
スピードが出て面白い！

あっという間にスノーシュー終了！

石田さんにはすっかりお世話になりました。

自然との付き合い方についても、改めて考える
きっかけになりました！

そして続いて、予てよりお会いしたいとお話していた
mさんと「道の駅羅臼」で待ち合わせて、
羅臼で数少ない喫茶店「とおりゃんせ」でミニオフ会開始！

自分のつたないシュクドゥ・ゲーム・ロッジの
滞在記http://4travel.jp/traveler/kemur/album/10535869/を
きっかけに知り合い、知床に行きたいとお伝えすると
なんと道東にお住まいとのことで、「いつか知床で
会いましょう！」とやりとりしてから早1年・・・

ようやくお会いできて、感無量です！

アフリカの話から、北海道の話、そして羅臼岳、
ヒグマトーク・・・

楽しくてあっという間に時間が経ってしまいましたね。

そして小気味よいmさんの「悪魔の囁き」ね（＾＾；

どんどん知床にハマってしまうじゃないですか〜（嬉涙）

お店のお母さんが
「カニ汁食べるかい？？」とおもむろに
差し入れしてくださいました！

さっすが、いい出汁がでてます。

mさんご夫妻、また近々お会いしましょう〜！

mさん夫妻とお別れした後、宿に戻って
風呂に入って夕食。

この後、「某所」に向かうため
自分はやや急ぎ目で・・・

ディープな場所であることが予測される
＆深夜まで待ち続ける可能性があるので
同行者を宿に残し自分1人で向かいます・・・

到着しました。

バードウォッチャーには超有名な場所なのだそうです。

時期にもよりますが、宿泊は半年〜1年予約待ちみたいです。

自然保護の観点から、動物や野鳥の詳細な出没場所等を
ネット上に書き込むのは基本的にはマナー違反なので
ここでは自粛させていただきます。
（じゃぁ載せるな！って感じですが。。。）
すいません「フォートラベル」なのに。。。

観光地化されているところは別ですが、
ここはあまり言及しない方がよいと判断。

野生下で暮らす個体を見られるのは世界でも道東の
２箇所だけらしく、外国人観光客もたくさん
いらっしゃいました。

宿に併設された小屋の中から
現れるのを待ち続けます。

車内で待機している「大先輩」方はもちろん
エンジン停止されてます（それもルール）。

・・・修行が足りない自分なら凍死してしまいそう！

自分の初心者的な機材ではまさかこの暗さで
撮影できないと思いますが、ダメもとでセット。

昨夜はこの木に現れたのだとか。

撮影は無理としても、ここまで来たら
一度見てみたくなります。

何か来た！と思ったらシカでした。

夏は熊が横切ったりするらしいです！

待つこと2時間。

・・・と！

隣の木に何かが舞い降りました！

・・・シマフクロウ。

世界で140羽しか生息しない超希少種です。

そして日本に住むフクロウとしては最大種なのだとか。

川に仕掛けられた生餌を
じっと睨んで確認しています。

出会えるとやはり感動します。

あまりの大きさにまたしても（オオワシに続き）
「鳥」を超えている気がします。

暗くてAF効かないので、MFでライブビュー撮影を
してみました。

練習してないので全然撮れてませんが〜
自分の機材では無理です！

ものすごく繊細らしく、魚を見つけても
なかなか襲いかかりません。

慎重です。

数分、このまま動かず。

狙いを定めて・・・

飛び出しました。

地面に降りると別の
生き物のように見えますね。

大きいなぁ。

小柄なお婆ちゃんが座ってるように見える・・・

環境省もシマフクロウの保護対策を
積極的に行っているそうです。

希少動物と、そこで生活する人々。

自然との付き合い方については
いつも込み入った問題が付きまといます。

知床もアフリカも、世界共通です。

最後に飛び立ったのが25:00ごろ・・・

やばいっ！明日4:00起きなのに・・・

今日は早朝から深夜までぶっ通しで色々な
体験が出来て、一生思い出に残る1日になりました。

そりゃ寝る時間ないわ（＾＾；

この旅行記へのコメント （4）

• 潮来メジロさん 2013/03/15 14:25:35

  ため息・・・。(^_^;

  kemurさん、こんにちは！　ヾ(^o^)
  
  > 待つこと2時間。
  >
  > ・・・と！
  >
  > 隣の木に何かが舞い降りました！
  >
  > ・・・シマフクロウ。
  
  すんばらしい・・・。\(^o^)／
  私も昔、日本野鳥の会東京支部主催探鳥ツアーに参加して、シマフクロウで有名な○○○温泉に行ったのですが、期待のシマフクロウは見られませんでした。
  その夜は、隣の温泉に出たとの事でした。
  私って、ほんとにツイテナイです。(T-T)ｼｸｼｸ
  
  でも、いつか会えると信じて・・・今日も地元でバードウォッチングです。
  地元でバードウォッチングしたって、シマちゃんに会えるわけないじゃん。ﾄﾎﾎ…
  
  ではまた・・・。(^o^)／~~~
  　　（潮来メジロ）
  

  kemurさん からの返信 2013/03/17 16:12:53

  RE: ため息・・・。(^_^;

  メジロさん、またまたこんにちは！
  
  > すんばらしい・・・。\(^o^)／
  > 私も昔、日本野鳥の会東京支部主催探鳥ツアーに参加して、シマフクロウで有名な○○○温泉に行ったのですが、期待のシマフクロウは見られませんでした。
  > その夜は、隣の温泉に出たとの事でした。
  > 私って、ほんとにツイテナイです。(T-T)ｼｸｼｸ
  
  その温泉、続きの旅行記で書きますが
  あそこに宿泊されたんですね、羨ましいです！
  出没率は1軒の方に偏ってきたみたいですけどね。
  夜は暗いので撮影は難しそうですね。
  
  > でも、いつか会えると信じて・・・今日も地元でバードウォッチングです。
  > 地元でバードウォッチングしたって、シマちゃんに会えるわけないじゃん。ﾄﾎﾎ…
  
  シマフクロウに会えて浮かれていたら
  近場に現れていたトラフズクを逃しました(T_T)
  やはり、近場のフィールドは定期訪問したいですね。
  
  kemur
  

• pundamiliaさん 2013/03/03 22:12:05

  流氷・オオワシ・シマフクロウ！

  kemurさん、こんばんは。
  
  羅臼旅行記、読ませていただきました。
  流氷、写真で見てもきれいなので、
  実際に見たらきっとすごいんでしょうね。
  オオワシが思ったよりたくさんいるのにも驚きました。
  たしかに色合いがペンギンみたいですね。
  帰り道にオットセイが浮かんでいるなんて素敵です。
  
  また、スノーシュー体験、途中での鹿との遭遇もいいですね。
  スキー場の自然にさえ、心洗われるのに、
  名前も付いていないような山に分け入って感じる大自然は、想像ができません。
  
  シマフクロウスポットも、室内から見られるようになっているなど、
  意外と設備が整っているんですね。
  まあ、それだけ寒いということなんでしょうけど、
  バードウォッチャー向けに誰かが用意してくれているものなんでしょうか。
  シマフクロウは、地面に降りると確かに小柄なおばあちゃんみたいです(^^ゞ
  
  北海道って、大きい鳥がたくさんいるんですね。(^.^)
  

  kemurさん からの返信 2013/03/04 10:37:15

  RE: 流氷・オオワシ・シマフクロウ！

  pundamiliaさん、こんにちは！
  
  > 羅臼旅行記、読ませていただきました。
  > 流氷、写真で見てもきれいなので、
  > 実際に見たらきっとすごいんでしょうね。
  
  流氷はほんと綺麗ですよ〜
  特に日の出が最高です。
  風景の撮り方も勉強してから行けばよかったなと
  後悔するほど、綺麗でした。
  
  サバンナに続き、氷の世界にも毒されてしまい
  北極圏も夢見てしまいますね(^_^;)
  
  
  > また、スノーシュー体験、途中での鹿との遭遇もいいですね。
  > スキー場の自然にさえ、心洗われるのに、
  > 名前も付いていないような山に分け入って感じる大自然は、想像ができません。
  
  おっしゃる通りです〜
  自分もスノーボードをするのですが、
  ゲレンデとはまた違った魅力があります！
  本当に贅沢なスポーツです、スノーシュー。
  
  
  
  > シマフクロウスポットも、室内から見られるようになっているなど、
  > 意外と設備が整っているんですね。
  
  昔は知る人ぞ知るスポットだったそうですが
  今はバードウォッチング人口も急増しているせいで
  人が押し寄せているそうで、環境省の指導が入るほどだそうです。
  
  鳥に限らず獣もたっぷりいるようなので…
  説明不用ですね(病)
  
  kemur