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【2011年9月24日】<br />初めての海外旅行で時差ぼけを心配していましたが、なんとか朝起きることが出来ました。<br /><br />観光初日で訪れた場所は有名なコロッセオ。<br />今まで写真でしか見たことなかった歴史的建造物にいやがおうでもテンションはあがりましたが・・・<br />トイレにいった瞬間テンションは一気に下がりました。<br />イタリアのトイレは汚いと聞いていたので、便座拭きのシートを持っていったのですが全く使わず・・・<br />本当に汚いトイレには、便座がありませんでした^^;<br />そんなトイレの洗礼をうけつつも、いよいよコロッセオ観光へ!<br /><br />コロッセオは、ローマ帝政期に造られた円形闘技場。<br />ネロ帝の黄金宮殿の庭園にあった人工池の跡地に建設されたそうで、人工池は水を抜けばすでに掘り下げられていたので基礎工事を省略することができました。<br />使用開始に当たっては、100日間に渡りイベントが続けられ、数百人の剣闘士が闘い命を落としています。<br />フラウィウス朝の皇帝が建設者であることから「フラウィウス闘技場」が本来の名前ですが、ネロ帝の巨大な像(コロッスス)が傍らに立っていたためコロッセウムと呼ばれるようになったといわれています。<br />構造は火山灰を利用したコンクリートで出来ています。鉄骨を用いないコンクリートで幾多の地震に崩壊しなかったのは全体が円筒形で力学的に安定していたためだそう。<br />中世を通じてコロッセウムに使用されている建材は他の建築物に流用され続け一種の採石場とされていました。<br />その大理石はバチカンのサン・ピエトロ大聖堂にも使用されています。<br />ローマ教皇ベネディクトゥス14世によりコロッセオは神聖であるとして保存されるようになり現在外周は半分程度が残っています。<br />中に入ると地下がむき出しになっており、地下の様子を見ることが出来ます。<br />猛獣を入れておく檻やエレベーターのあとが残っており、紀元前なのにこの仕組みを考えた人は本当に凄いと驚くばかりでした。<br />コロッセオの近くには、コンスタンティヌスの凱旋門もあります。<br />有名スポットということで、観光客も多多く謎の布売りや剣闘士の格好をして写真を撮ろうと言ってくる怪しい人がたくさんいました。<br /><br />そして、お次に向かった先はカンピドリオの丘。<br />ローマの七丘でも最も高い丘で、ローマ神の最高神であったユピテルやユノーの神殿があり、現在もローマ市庁舎が位置しています。<br />他にもミケランジェロが設計したカンピドリオ広場があり、カピトリーノ美術館、コンセルヴァトーリ宮殿などがあります。<br />何やらおめかしした人が多いなと思っていたら、市庁舎で結婚式をあげておりその参列客の方でした。 <br />教会で挙式をすると高いうえに、法的には離婚できるけれど神に誓ったために本当の意味で離婚できないということで、市庁舎での結婚式は多いようです。<br /><br />広場の奥に行くと、フォロ・ロマーノという古代ローマ時代の遺跡を見下ろすことができました。<br />フォロ・ロマーノは、古代ローマの中心部「フォルム・ロマヌム」の遺跡です。<br />古代ローマでは、たいていの都市に政治・宗教の中心としてフォルム(フォーラムの語源)と呼ばれる広場が置かれていましたが、このフォロ・ロマーノは首都に開設された最初のフォルムであり、最も重要な存在だそうです。<br /><br />この日は地元のテレビ局が取材に来ており、人も多かったです。<br />フォロ・ロマーノの景色は本当に素晴らしく、ここが古代ローマの中心であったことを思い起こさせてくれました。

●イタリア新婚旅行&海外挙式○2日目●コロッセオとカンピドリオの丘

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2011/09/23 - 2011/10/02

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にゃんこ

にゃんこさん

【2011年9月24日】
初めての海外旅行で時差ぼけを心配していましたが、なんとか朝起きることが出来ました。

観光初日で訪れた場所は有名なコロッセオ。
今まで写真でしか見たことなかった歴史的建造物にいやがおうでもテンションはあがりましたが・・・
トイレにいった瞬間テンションは一気に下がりました。
イタリアのトイレは汚いと聞いていたので、便座拭きのシートを持っていったのですが全く使わず・・・
本当に汚いトイレには、便座がありませんでした^^;
そんなトイレの洗礼をうけつつも、いよいよコロッセオ観光へ!

コロッセオは、ローマ帝政期に造られた円形闘技場。
ネロ帝の黄金宮殿の庭園にあった人工池の跡地に建設されたそうで、人工池は水を抜けばすでに掘り下げられていたので基礎工事を省略することができました。
使用開始に当たっては、100日間に渡りイベントが続けられ、数百人の剣闘士が闘い命を落としています。
フラウィウス朝の皇帝が建設者であることから「フラウィウス闘技場」が本来の名前ですが、ネロ帝の巨大な像(コロッスス)が傍らに立っていたためコロッセウムと呼ばれるようになったといわれています。
構造は火山灰を利用したコンクリートで出来ています。鉄骨を用いないコンクリートで幾多の地震に崩壊しなかったのは全体が円筒形で力学的に安定していたためだそう。
中世を通じてコロッセウムに使用されている建材は他の建築物に流用され続け一種の採石場とされていました。
その大理石はバチカンのサン・ピエトロ大聖堂にも使用されています。
ローマ教皇ベネディクトゥス14世によりコロッセオは神聖であるとして保存されるようになり現在外周は半分程度が残っています。
中に入ると地下がむき出しになっており、地下の様子を見ることが出来ます。
猛獣を入れておく檻やエレベーターのあとが残っており、紀元前なのにこの仕組みを考えた人は本当に凄いと驚くばかりでした。
コロッセオの近くには、コンスタンティヌスの凱旋門もあります。
有名スポットということで、観光客も多多く謎の布売りや剣闘士の格好をして写真を撮ろうと言ってくる怪しい人がたくさんいました。

そして、お次に向かった先はカンピドリオの丘。
ローマの七丘でも最も高い丘で、ローマ神の最高神であったユピテルやユノーの神殿があり、現在もローマ市庁舎が位置しています。
他にもミケランジェロが設計したカンピドリオ広場があり、カピトリーノ美術館、コンセルヴァトーリ宮殿などがあります。
何やらおめかしした人が多いなと思っていたら、市庁舎で結婚式をあげておりその参列客の方でした。
教会で挙式をすると高いうえに、法的には離婚できるけれど神に誓ったために本当の意味で離婚できないということで、市庁舎での結婚式は多いようです。

広場の奥に行くと、フォロ・ロマーノという古代ローマ時代の遺跡を見下ろすことができました。
フォロ・ロマーノは、古代ローマの中心部「フォルム・ロマヌム」の遺跡です。
古代ローマでは、たいていの都市に政治・宗教の中心としてフォルム(フォーラムの語源)と呼ばれる広場が置かれていましたが、このフォロ・ロマーノは首都に開設された最初のフォルムであり、最も重要な存在だそうです。

この日は地元のテレビ局が取材に来ており、人も多かったです。
フォロ・ロマーノの景色は本当に素晴らしく、ここが古代ローマの中心であったことを思い起こさせてくれました。

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