2012/08/31 - 2012/08/31
321位(同エリア596件中)
滝山氏照さん
JR中央線・総武線御茶ノ水駅から「駿河台道灌道」を歩きますと右側に太田姫稲荷神社(おおたひめいなりじんじゃ)があります。
室町時代後期に江戸城構築に関わったとされる文武両道に優れたと伝えられる太田道灌の娘が天然痘に罹り、その為京都の山城国にある一口稲荷(いもあらいいなり)に人を遣わして祈祷させたところ娘は全快したそうです。
長禄元年(1457)道灌の夢枕に白狐が現れ、「われ城の鬼門を守るべし」と言ったので道灌はこの神を江戸城の鬼門に奉ったそうです。
時は移り江戸時代に入りますと慶長11年(1606)2代目将軍秀忠の頃に、江戸城の大改築に伴い城内にあった当神社は西の丸鬼門にあたるこの地に移され、明治5年(1872)には太田姫稲荷神社に改称されます。
しかしながら大正12年(1923)、関東大震災により社殿焼失しますが昭和3年(1928)再建されます。
太田道灌といえば文武両道を旨とする戦国時代前期に活躍した人物ですが、一方では自らの娘を話題とする記事に接したのは珍しく、いつの世でもある家族思いの人柄を感じてしまいます。
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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