ビルマ・マンダレー特急旅行（６４）門前市の賑わい。

2012/03/03 - 2012/03/12

この国最大の寺院、というか、アジア仏教国の中でも最大規模の寺院シュエダゴン。正面の屋根付の参詣道は７００−８００ｍの長さがあり、勾配も７０−８０ｍの高度差があり、これ程大きな参詣道を持つ寺院は、仏教の盛んなタイでも見たことは無く、無論日本にも無い。奈良桜井の長谷寺は屋根付の長い参道を持つが、あれは廊下に過ぎず、長さも規模もこのシュエダゴンの１０分の一にも満たない。金毘羅さんの山道は確かに長いが、あれは、石段に過ぎない。当方の知識、経験ではこれ程の参詣道を持つ寺院は日本にもタイにもない。

この正面参道の入口付近は多くの屋台、小売店、人々で賑わっている。人々は参詣帰りなのか、参詣とは関係なしに集まってきているのか、兎も角、アジア風というかこれがミャンマー風なのか、ちょっとした買い物、摘まみ喰い、等々の人々で賑わいを見せている。スピーカー等の喧騒もより一層混乱に輪を掛けているようだ。

少し小腹も空いた。ワッペンのようなカナッペのような、生春巻きのようなものを一つ食べてみる。中々面白い味だ。食べられないことはない。ミャンマー人にとっては丁度良い３時のおやつになるだろう。一口、二口で食べられるので、瞬く間に３−４個のカナッペを食べた。

このおやつを口にしながら、通りを歩いていると、陽も大分西に傾いてきた。太陽が丁度シュエダゴンのパゴダの後ろに沈みかけている。金色の輝きが夕日の黄金と相俟ってより輝きを増す。人々はこうした光景を見て極楽を思うのか。この門前町に集まる人々は、この夕日を眺めるためにこの時間、ここに大勢集まってきているのか・・。太陽が金色のパゴダの後ろに隠れて行くのを眺めながら、何となくそう思えるのだった。

エリア ヤンゴン(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 5.0

賑やかな門前市をリキシャタクシーで移動する家族。

竹筒の中に入れられたご飯も売られている。

もち米で案外美味しい。

フラッペかカナッペか、美味しそうだ。買ってみよう。

真ん中のお菓子は、日本のギセイのような味がした。

ああ、太陽がシュエダゴンの後ろに沈んで行く。

あちこちの手工業者が何かの作品を作っている。

これは又大きな彫り物だ。

ああ、タイのお寺でも見た生き佛のような彫刻。

街の公衆電話。

夕暮の街の賑わい。

日没の前に記念写真を。

ああ、夕日が今まさに沈んで行く。