![結婚19年目を20年目だとすっかり勘違いして盛り上がった私たちは「だったら行こ行こ、クルーズ旅行!」と息巻いて、地中海の船旅をする事に決めた。「東地中海クルーズ①=出発からローマ到着篇」の旅行の概要で綴ったが、出発1週間を切り、出港は約10日後と言うギリギリの予約を果たし、クルーズの前後にはローマとフィレンツェの観光でサンドウィッチすると言う欲張り旅行だ。<br /><br />「クルーズ料金海外振込立ち往生事件」「搭乗間近のパソコン紛失事件」「ホテルダブルブッキング事件」を乗り越え、ローマ近郊のチヴィタヴェッキアで客船に乗船する迄を「ローマ篇」とした。<br /><br /><br />7月7日 クルーズ空き状況調べ<br />7月9日 クルーズ費用振込<br />=======================<br />7月13日 シドニー出発<br />7月14日 クルーズ代理店にて最終書類受け取り<br />7月16日 実家<br />7月17日 成田出発~ローマ着<br />7月18日 ローマ<br />7月19日 ローマ<br />7月20日 チヴィタヴェキア(ローマ)より乗船<br />7月21日 シシリー島 メッシーナ<br />7月22日 終日クルーズ<br />7月23日 ピレウス アテネ<br />7月24日 クサダシ トルコ<br />7月25日 イラクリオン クレタ島<br />7月26日 終日クルーズ<br />7月27日 チヴィタヴェキア(ローマ)にて下船~フィレンツエ<br />7月28日 フィレンツェ<br />7月29日 フィレンツェ<br />7月30日 ミラノ出発<br />7月31日 成田着<br />8月2日 実家<br />8月3日 成田出発<br />8月4日 やれやれ家に到着<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/74/05/650x_10740545.jpg?updated_at=1367664388)
2008/07/17 - 2008/07/20
5219位(同エリア6780件中)
sansakoさん
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結婚19年目を20年目だとすっかり勘違いして盛り上がった私たちは「だったら行こ行こ、クルーズ旅行!」と息巻いて、地中海の船旅をする事に決めた。「東地中海クルーズ①=出発からローマ到着篇」の旅行の概要で綴ったが、出発1週間を切り、出港は約10日後と言うギリギリの予約を果たし、クルーズの前後にはローマとフィレンツェの観光でサンドウィッチすると言う欲張り旅行だ。
「クルーズ料金海外振込立ち往生事件」「搭乗間近のパソコン紛失事件」「ホテルダブルブッキング事件」を乗り越え、ローマ近郊のチヴィタヴェッキアで客船に乗船する迄を「ローマ篇」とした。
7月7日 クルーズ空き状況調べ
7月9日 クルーズ費用振込
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7月13日 シドニー出発
7月14日 クルーズ代理店にて最終書類受け取り
7月16日 実家
7月17日 成田出発~ローマ着
7月18日 ローマ
7月19日 ローマ
7月20日 チヴィタヴェキア(ローマ)より乗船
7月21日 シシリー島 メッシーナ
7月22日 終日クルーズ
7月23日 ピレウス アテネ
7月24日 クサダシ トルコ
7月25日 イラクリオン クレタ島
7月26日 終日クルーズ
7月27日 チヴィタヴェキア(ローマ)にて下船~フィレンツエ
7月28日 フィレンツェ
7月29日 フィレンツェ
7月30日 ミラノ出発
7月31日 成田着
8月2日 実家
8月3日 成田出発
8月4日 やれやれ家に到着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
7月18日
この日先ずやらねばならぬ事は、クルーズ後の列車のチケットと、フィレンツェからピサへ行く日本語ツアーの予約を片付けることだ。その後でおもむくままの街歩きだ。
ホテルからバリベリーニ駅まで歩いて地下鉄で1駅のレプブリカ駅迄行く。レプブリカ広場(共和国広場)付近にあるMyBUSのオフィスで、ピサの半日観光を予約。朝からどんどん気温が上がって、こちらのエアコンの効いたいオフィスが嬉しい。
フィレンツェでのツアーの集合場所もしかと確かめた。 -
共和国広場には、興味深いサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会がある。しかしやはりチケットを先に手に入れておきたい。テルミニ駅までこの立派な白亜の殿堂とも言える半円形の回廊を通って短めの一駅を歩く。回廊に格式高そうなホテルのエントランスがあってなんだか素敵。高級ホテルの一つ、エクセドラと言うそう。
テルミニ駅はローマの主要駅だ。
19年前の新婚旅行の時も、ここでチケットを買ってベニスへ移動した事があるので、今回もそうした。夏のハイシーズンは長距離列車の切符売り場は長い列が出来ると聞いていた。なるほど列が出来ていたが、並ぶのが大っ嫌いな夫が我慢できる程度で窓口に到達。英語の通じる売り場係ではなかったけれど、言葉の通じないお客は慣れっこなのだろう、書き留めたメモを見せながら、ローマ〜フィレンツェ〜ミラノ移動のチケットをスムーズに発券。9日後にはこの駅から列車に乗るので、当日荷物を持ってオロオロしないように、出着の大型掲示板を見ながら乗り場のチェックもしておく。
この駅の地階はショッピングモールになっていて便利。おトイレは小銭を入れて開ける改札口の回転バーのようになっている。我が夫は他の旅行記で登場している通り猫男なのもですから、どこへ出かけてもマーキングは忘れまセン。
さてこれで、全ての予約が整った!宿題を全部片付けた気分だわん。 -
さあこれより2日後の乗船までの間、気ままなローマの街歩きの開始だ。
テルミニ駅前の広場には、オープンバスのチケット屋が何社かあった。ちょうど声をかけて来た呼び込み青年の所で24時間のパスを買った。18.5ユーロだった。バスには日本語音声ガイドのチャンネルもあり、小さなイヤフォンと走行コースの地図をもらった。
Rome Open Tour と言う黄緑色のバスだ。 -
日差しが強く暑いが、やはり空気を感じたくて2階席に行く。
出発進行〜〜〜! -
真夏の炎天下だから帽子、サングラス、ミネラルウオーターペットボトル、日焼け止めクリームは必須だ。
バスはクイリナーレ広場のオリベスク(写真)をぐるりんと廻って、ローマ歴史地区方面へ。
ヴェネツィア広場でバスを下りて、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂を見て、フォロ・ロマーノを右手に歩いてコロッセオまで行くことにした。 -
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂は白亜の巨大な建造物。
正面中央のヴィットーリオ・エマヌエーレ2世さんの騎馬像も伴って負けじと大きい。むむ、国旗で見えない。 -
ここは白い建物だけに陽の照り返しが強く眩しいのなんのって。日陰を求めて内部の博物館に立ち寄った。表はあんなに暑いのに、石造りの建物の中は実にひんやりと気持ちがよいのだ。
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続いてローマのアイコン、コロッセオへ向かった。
ヴェネツィア広場とコロッセオを結ぶ大通りは歩道の幅もあって歩きやすく、大道芸人が出ている。この日のこの暑さの中、仮面をかぶった全身黄金のツタンカーメンが微動だもせず立っていた。水分補給忘れないでくださいね。
途中フォロ・ロマーノの入り口で、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘との共通チケットを買った。フォロ・ロマーノは観るのに時間がかかるし、昔訪れたから今回はパスして、そのまま道をコロッセオと進む。
チケット売り場の列かセキュリティの列かわからないけど、コロッセオには長い列が出来ていて、けっこう時間がかかりそうだ。いったい何の列なのか前方偵察に行くと、チケットを持っている人は別の短い列から入れた。さっき買っておいて良かった。
ここでは音声ガイドが欲しい。レンタルと引き換えに身分証明書として運転免許証を預けた。
階段を上り眺めると、今のアリーナには3分の一程床が施されて地面が出来ていた。ほうほう、地面のあった頃をイメージしやすいね。それにしてもエライものを建てたもんだ。 -
紀元72年建設の建造物が、こうして2000年後に遺されている事は、誠に素ン晴らしい。ここだけに限らないけど、宗教・経済紛争を超えてまさに世界の遺産ですな。ユネスコ万歳!
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コロッセオから再びバスに乗って、途中テヴェレ川沿いに大天使ミカエルを頂くサンタンジェロ城を眺めつつ、バチカンへ向かう。
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バチカン市国が見えて来ましたぞ。降ります、降ります。
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降りるとバス停前にジェラートで賑わっているお店があったので、小休止。
ジェラート売り場は大繁盛。奥はカジュアルなカフェになっていて、ここも人でいっぱい。
ほとんどがバチカンに来たオープンバスの利用客達だろう。
調べたら、Antico Caffe San Pietroと言うんだな、ここ。
(写真:Google Mapより) -
写真はかの有名なバチカン、サン・ピエトロ寺院でございます。
19年前を思い出しに再訪だ。
立派な建物が建つ前は、元々ローマで殉教した十二の使徒の使徒頭、やがて初代教皇となるペトロの墓所であったと言う伝えだ。
ペトロはね、イエスが逮捕されると、翌日鶏が鳴くまでに、3回「私はイエスなんて知らない」と、イエスの予言した通り保身のために言っちゃった。
ペトロは自分のした事に激しく泣き、それからは宣教に専念するんだけれど、ローマに来た時はネロ帝によるキリスト教迫害下だ。こりゃいかんと逃れると、アッピア街道でお師匠イエスにバッタリ会う。どちらへ向うのか聞くと、再び十字架に架けられるにローマへ行くと言う。それを聞いて、ペトロは殉教覚悟でローマへ戻った。
そんな事情でペトロがここに眠っていると言う訳だ。きっとね。
ペトロが絵画や彫刻で描かれる時持っている事の多い小道具は、天国への鍵や本とか鶏。その他の聖人にも小道具をお持ちの方がいるので、知っているとキリスト教美術を観るのが誰だか分かって楽しめる。
遠藤周作の本に12使徒を分かりやすく書いているのがあって、ほとんどその受け売りデス。 -
さて、大きな柱が並ぶ回廊を、初めて来た時となんら変わらない感動を胸に通って正面玄関へ。変わったのはセキュリティ設備が出来たことぐらいか。
9.11以来必要なんだろう。まして異教の総本山ですからね。
早速ミケランジェロのピエタを観に行ったら、ガラスで覆われていなんだか残念。
でも19年前の写真を見たら当時もガラス越しだった。1970年後半にけしからん誰かがイエス様かマリア様の手を傷つけた事が発端らしい。
それにしても23歳とか25歳とかで制作したピエタ像。やっぱり天才だあ〜。 -
表に出てバチカンの郵便局から絵はがきを家族と友人に送って、広場の噴水でパチり。寺院を正面に見て左側のはベルニーニが作った噴水だ。
偶然にも1989年にも同じ場所で撮っていたので、並べて掲載。ちょっと劣化してるかな。でもフィルムのトーンも好き。
1989年の猫も少し若くしてみた。
今回は2日しかないローマだから、街歩きが中心だ。
ここは街自体が美術館のように見どころが多いから、前に観て所要時間のかかるバチカン美術館は潔くパス。次の機会には時間を取って、是非再訪したい。
ローマを見るにはルートを絞りこんだとしても、たっぷり1週間はかかる。今度はいつ来れるだろう。 -
さてお次ぎはバスを何処で降りたか忘れたけど、トレビの泉でございま〜す。
そもそも狭い場所に大きすぎる泉を作ったという気もしないではないけど、さすがに人気のスポット、人とノイズで溢れている。ジェラート屋も繁盛、繁盛。
そして、19年前に泊まった泉の正面のHOTEL FONTANAも変わらない佇まいだった。 -
この時街は夏のセール中で、ショッピングにはもってこいの時期だった。
お気に入りのジーンズブランドReplayをのぞいてみると、おお,可愛いジーンズがてんこもり。黒いのを1本キープ。上には何がいいかなと物色していると、コンサバな私が普段自分では選ばないようなものを日本人の店員さんが勧めてくれる。試着してみると、ふ〜ん。食わず嫌いというのはこういう事だな、と悟ってお買い上げ。
ホテルに帰る途中、部屋に冷やしておいたフレンチシャンパンのおつまみを求めて並びのスーパーへ。
日本のスーパーも大好きだけど、ローマのスーパーも面白い。ホテルの朝食ダイニングに置いてあったのと同じチーズを見つけた。この一口サイズのスイスチーズ風が弾力があってなかなかイケるのだ。 -
部屋のテラスでプロシュートとチーズとシャンパンをやれば、もう幸せ。昼間の疲れも吹っ飛ぶ。
ところで、この日の夕食をどこで取ったか全く覚えていない。
夫は「あそこ、あそこ」と覚えているようだけれど、「あそこ」がどこだか出てこない。これもお互いに物覚えが悪くなって来たってことだ。とほほ。 -
7月19日
この日は朝一番のパンテオンから始まった。
私には今迄見て来たローマでここが印象深い。
先ず2000年近くこのオリジナルで遺っており、古代ローマの遺跡の中で最も良く保存されているのがすごいし、嬉しい。 -
それに天井の穴から陽の傾きに連れて移ろう反射が素晴らしい。
太陽が真上に来る頃は、光の筋が後光のごとく地面に指すのだろう。
雨の日に濡れる床を心配したりもするのだが、よ〜く考えたもんだ。 -
それでもって、私に取って何となく身近に感じ,苦しめられたアグリッパによる創建。
それでもって、ラファエロのお墓。
そして、何と言ってもシンとした時空間がいい。 -
こちらの写真は1989年当時。
さんさこさんのロングヘアの艶も良かった。 -
そしてこの外壁を見ると一つ一つのレンガの重なりに感動しちゃうのだ。
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1989年の同じ場所の切り返し方向。
-
なんて事ないんだけど、こんなのも琴線にふれマス。
-
パンテオンの中から広場を望む。
この広場も夜になると多彩なパフォーマーがあちこちに出て、たくさんの人で賑わって楽しい。
この晩のことだ。
夕食をナヴォーナ広場で取った帰り道、噴水前で集客率の高いピエロ芸人がパフォーマンスしていた。私はそれに気がついたので噴水側を歩いた。ところが夫は気がつかず、ピエロに取っての舞台である路上を下手からてこてこ進入した。ピエロはこんな珍出演者に怒って早速背後からいたずらを開始。私を含め一段高い位置の噴水周辺の観客がドッと笑うが、夫は全く気がつかず上手へ向かう。のん気なもんだ。最後にラッパをお尻にパフパフーッと鳴らされて飛び上がって夫は振り返った。何が起きたのか分からずにいたから余計笑われての退場。 -
さて、写真はパンテオンからナヴォーナ広場へ向う途中のキオスク。
絵はがきを物色中。
確か、遺跡に遊ぶ猫の絵はがきのシリーズがあったなあ。 -
ナヴォーナ広場に。この時間は人も少なく気持ちがいい。
周りのお店もようやく開店準備に入ろうかな、という頃。 -
広場の周りの建物の窓辺。
日本のエアコンの室外機しか置けないベランダも、こんな感じで緑で飾るといいのでないか? -
長い楕円の広場は、古代ローマ時代は競技場だったと言う事を偲ばせる。
広場と言えば必ず噴水が有る。本当にローマ人は噴水が大好き。
ここには3つの噴水があって、中央のオリベスクのある「4大河の噴水」は修復中のため囲いがあって見る事ができなかった。 -
他2つの内のもうひとつの噴水は「ムーア人の噴水」
イルカと戯れているのか、戦っているのか分からないマッチョは、北アフリカのイスラム教のムーア人。周りの4人の半魚人のような人達は海の神様トリトンだそうだ。
ヨーロッパ人の表現するイルカは、美術や工芸品等を見ても前頭部が丸く大きく描かれていて特徴的。うむ、頭いいですからね。でもちょっとこれはヒレが鯱みたいだ。 -
広場にはこんなディスプレイで絵画を売っていた。
木枠に張っていない方が、観光客に取ってはお持ち帰りしやすいと言う事なんだな。
どれどれ、キャンバスをめくって拝見。
地中海の海辺、窓辺、街並をモチーフにしたものが多かったかな。 -
この広場が気に入ったので、この晩の夕食にまた戻った。
広場に面しているお店に入ると、気さくなウエイターが「ちょっと前に日本の撮影があって、たくさんの日本の関係者がここに食べに来たよ」と教えてくれた。何の作品でしょうね。
そして支払伝票をもらう時、チップが伝票に含まれているのに「ここではチップは僕たちには入ってこないってことを伝えておくよ」なんて言われちゃった。お前さん、なかなか言いますな。ほんとかな。とは言え少しの小銭を置いて行く。 -
ナヴォーな広場はたくさんの大道芸人と人でにぎわい、夜のお祭りみたいで益々好きになっちゃった。
ダイア・ストレーツ、イーグルスのコピーの上手なミュージシャンの演奏にしばし聞き入り、似顔を覗き込み、ネクタイとジャケットをなびかせた笑顔の、微動だもしない「急ぐビジネスマン君」がいたり、
(写真はken.burtonさんより) -
衣装も皮膚も小道具のゴミ箱もブロンズ色に統一して銅像オブジェ化している「酔っぱらいおじさん」がいたり、
(写真はsycamorestirringさんより)
そして、パンテオン前の広場に戻ると、夫は大道芸人にいたずらされたりと、このエリアがとても面白かった。この晩に限ってカメラを持って出なかったのが悔やまれる。 -
次はサンタンジェロ城方面へ。
開店間もない河沿いの露天を冷やかしながら移動。ここで小さなミニ三脚を買った。 -
サン・タンジェロ城前のティベレ川。
イタリアで3番目に長い河だとMr.ウィキペディアは述べてます。 -
サン・タンジェロ城はなかなか良い。
ハドリアヌス帝の霊廟、要塞、牢獄、避難所、現在観光スポット、と用途が変わって行く。平和にな時代になって良かった。 -
バルコニーからの眺め。
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お、猫男見つけた。
-
このトンネルのような通路は、騎馬でぐるんと上階へあがれるように螺旋になっている。なるほどなあ。当時は馬もあがる必要があったんだな。
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サン・タンジェロ城から、一直線のバチカン市国を望む。
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とにかく暑い屋上だった。
(ムービーからの写真起こし) -
サン・タンジェロ橋。
ベルニーニ作の10体の天使像が立てらいる。オードリー・ヘプバーンが可愛いい演技を見せた所。
城から河を渡ったところのバス停で、昨日のOpen Busの残りを利用して、ポポロ広場まで行く。バスを待つ間、売店で例のネコと遺跡シリーズの絵はがきを買った。
えと、猫が良く出て来ますが、犬も好き。
犬を飼っていた頃はデジカメが無かったので、現在の愛猫に登場してもらっているのだ。 -
ポポロ広場最寄りのバス停で降りて、オープンバス利用はこれでお終い。
午後はここからお昼を取ってホテルまでショッピングエリアを楽しみつつホテルへ戻ることにする。 -
途中の路地にあった鉢植えが面白かったので、我が家の庭へのアイデア資料としてパチり。この鉢、大人が輪になって5〜6人腰掛けられそうなサイズだ。家に大人3人が座れそうなテラコッタの鉢がある。ジャパニーズ・ボックスを中央に好きな形に象り、シルバーリーフをアクセントに、蔓性の植物を垂らす、ってことで成立しそうだ、と考えた迄は良いが未だ実行していまセン。
-
ショッピングエリアを楽しんで、ようやく遅めのランチ。
-
スペイン広場の噴水前で、花の押し売りにまんまと売りつけられたお花を悔し紛れから記念に撮った。
しつこい花売りに「旅行者がお花を買っても仕方が無いから入らない」と言い続けても「これはあなたへのプレゼントだからお金は入らないよ。どうぞ気持ちを受け取って」とまで言われて、つい受け取ってしまった。夫はその間ずっと「駄目、駄目」と言っていたけど、案の定この花売りは人に花を手渡した後、一瞬去るようなそぶりを見せたと思ったらくるっとターンとして、お金を要求して来た。
「じゃあ返す!」と花を差し出したら、花売りは手を引っ込めて、次にお金と言って来た。結局1ユーロで決着。バラ2輪で1ユーロ。まあ、1本80円くらいなので高い方でははないけど、明日はクルーズ乗船だ。支払時にカフェに差し上げた。 -
7月20日
いよいよクルーズ乗船の朝を迎えた。
ローマ北部郊外のチヴィタヴェキアの港で、12時頃から乗船手続きが始まる。出航前に安全指導や避難訓練をするので、遅くとも16時くらい迄に手続きを済ませれば良いのだが、昼時にはウエルカム・ランチの用意があるというし、初めて行く所で何もかも初めての事だから、やはり早めに行く事に越した事無い。
乗船手続き後、預けた荷物が部屋に届くのは夕方から夜になるので、あらためて荷物をパッキングし、必要なものだけ手持ちにまとめておく。
朝からわくわく。
朝食を済ませると、前日にホテルに頼んでおいたハイヤーの到着を、初日の晩のあのポーターが知らせてくれた。ハイヤーはメルセデスベンツのEクラスだった。彼に荷物を積み込みんでもらって、パソコンよーそろーも忘れずに指先確認した。レセプションの人も、彼も最後迄ニコニコして,旅の出発を送り出してくれた。最初は調子が良さそうだ、なんて思ってごめんね。
チヴィタヴェキアの港へは高速道路を使って約1時間、タクシーだと90~100ユーロだと聞いていた。ハイヤーは140ユーロ。都市を抜け海岸線を走る快適なドライブだ。海が見えて来ると色とりどりのパラソルが並ぶビーチが所々に見えて来る。ローマっ子達の海水浴場だとドライバーが教えてくれる。
当初、前夜はチヴィタヴェキアまで電車で行ってホテルに泊まろうかとも考えたけど、チヴィタヴェキアの街に泊まっても、街から港迄は車で10分近く離れている。初回クルーズとしてはこれで良かったと思う。
港に近づくに連れて、停泊中の船がいくつか遠くに姿を現した。乗船ターミナルに向って走る車やバスが増えて来る。駐車場に着いて車を降りる時、下船の時によろしければ、とドライバーが名刺をくれた。スーツケースを夫々引っ張って、ぞくぞくと乗客がターミナルへ進む。私たちも勝手が分からずも高鳴る気持ちで同じように進んだ。
さて、次はいよいよ乗船しますヨ。
「東地中海クルーズ③=乗船からメッシーナ篇」に辿ろう。
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