マレーシアの旅　マラッカ　その５

2012/12/29 - 2012/12/29

（その4からの続き）

昼食後、前日は中には入れなかった
セント・フランシス・ザビエル教会、
スタダイスを見学。

この旅行記では、以上の2か所を
ご紹介しています。

エリア マラッカ(マレーシア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩

ランチの後、前日訪れた
セント・フランシス・ザビエル教会に
再び行ってみます

バラ窓をアップで

ザビエルとヤジロウの像
碑文（日本語）を一部引用します
『ザビエルは1547年に日本人の青年ヤジロウにマラッカで出会い、
彼の案内で1549年に日本に渡った。・・・
この像は、ザビエル上陸顕彰会、鹿児島マレイシア友好協会により立てられ、
ザビエル生誕500年を記念する2006年7月1日に除幕された。』

この日は、教会の中に入ることが出来た。
ステンドグラスが美しい！
中には、ザビエルが椰子の木の下で宣教している場面のものもあり、
土地柄を反映していると感じた。

祭壇をぐるりと、色とりどりの
ステンドグラスが取り囲む

祭壇

椰子の木の下でザビエルが宣教する様子
隣にいるのは、ヤジロウか？
刀を差しているお侍さん風の人物・・・

祭壇側より身廊後方を臨む
パイプオルガンと、最後の晩餐のステンドグラスが見える

背景の紫と深い青のガラスが、
大変美しかった。
（写真だとあまり伝わらないのですが・・・）

オルガンと、時計

翼廊のバラ窓と
受胎告知のステンドグラス

「戦いの天使」や聖母マリアなどの彩色彫像があり、
イベリア半島の影響を感じさせられる。
（メキシコでも多く見かけた）

続いて、スタダイスへ。
この写真の右側の建物。

スタダイスStadthuysって何だろう？・・・と思っていたが、
つづりを見て、ひらめいた！
Stadtはオランダ語でcity、huysはhouse、
つまり、city house、市役所のこと。

・・・ドイツ語とオランダ語ってほんと似てる・・・

実際、イギリス時代に行政庁舎として使われ、
現在は歴史・民俗博物館になっている。
２階が入口。
入ってすぐのフロアでは
これまでマラッカを支配してきた国の兵士たちが
銅像風の姿で出迎える。

２階展示室
ババ･ニョニャ文化の見事な調度品

２階展示室
ババ･ニョニャ文化の見事な調度品

３階（ワンフロア上がったところ）展示室では、
マラッカの歴史が、
西洋風の油絵によって、
絵巻物のように説明されていた。

ここから見るオランダ広場のパノラマも、見どころのひとつ。

スタダイスより見たオランダ広場

スタダイスより見たオランダ広場
マラッカ・キリスト教会が目の前！
マレーシアの国旗もはためいています

トライショーもたくさん停まっています

スタダイスより見たオランダ広場

再び展示に戻ります
ポルトガルの小型の軍用船
600人／500トンを積載できたそう

古代の貨幣
かわいい♪

マラッカの1600年台（多分・・・）のジオラマ
下の写真は1700年代（多分・・・）のものだが、比較すると
教会の色が違うことと、建物の形が変化していること、
街全体が大きくなり、建物が増えていることがわかる。

オランダ広場の建物は、なぜ赤いのか？

この時、たまたま一緒になったツアーの
ガイドさんの話によると、
イギリス統治時代には、オランダ時代の建物は赤、
イギリス時代の建物は白、と色が塗り分けられていたが、
時代が下るにつれて、どの建物がどの時代かが忘れられ、
結局、全て赤く塗られてしまった、とのことでした。

このジオラマを見ると、
塗り分けられた様子が良く分かりますね♪

展示室から庭園側に出る
外には船（カヌー？）の展示が

カヌーの船首部

歴史的建造物を訪れた時、
建物そのものの建築としての美しさや
庭園も楽しみの一つです。

こちらは庭園
美しくトリミングされた木々

椰子の木

庭園から階段を上ります

上ったところ
おもしろい造形！

右側が、展示室の屋根

スタダイスの裏側から見た
古い建物

丘の上のセント・ポール教会に通じる出口
看板には、いまだに
教会のオランダ時代の名称
Our Lady of Annunciation（受胎告知の聖母教会）の表記が残っていました

（その６に続く）