2012/12/31 - 2013/01/01
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鯨の味噌汁さん
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年末の小旅行は、韓国を選択した。12月31日に日本を出て、三泊四日の予定だ。
ソウルは素通りして、水原(スゥオン)、慶州(ギョンジュ)を中心に歩き回る。
で、ガイドブックなど買ってきてよんでいると、韓国において「駅前ホテル」といえば、基本的にラブホテルなのだとゆう。
日本においては駅前といえばビジネスホテルだが、かの地は、駅に降り立つと劣情を催す傾向にあるらしい。
マトモなホテルに泊まりたければ、あらかじめ予約が必要、と書いてある。
韓国まで行って、わざわざ御芽子専用ホテルに泊まるのはさすがにイヤである。
いやいや、ワシは御芽子は決して嫌いではないが、とゆうより好きといえないこともないが、この年で配偶者とラブホには行きたくない。
じゃあ配偶者以外ならいいのかとゆう話になるのだが、ソコはソレ、ちょっと察してください。
とゆうわけで、ワシとしては珍しく、3日とも宿を予約した。
初日のホテルは、水原・華城行宮の近くにとった。ソウルからバスで80分。
「家族旅行向け、ゆったりセミスイート」とあれば、よもやラブホではあるまい。これでラブホだったら暴れてやる。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
夕方、仁川空港に到着。気温はマイナス6度。
さらに空港のテレビで天気予報を見たら、今夜の最低気温はマイナス16度、とある。
配偶者がぽつりという。
「さぶいのね」
あ、あ、あたりまえだ!
このクソ寒い時期に、なにがかなしゅうて韓国にワシらはおるのだ。
せめて沖縄だろベトナムだろ、ギリギリ譲って香港だろ。
しみじみ振り返っても、われわれの旅は8月に台湾に行き、6月にトルコに行ってる。
暑い時期には暑いところ、寒い時期には寒いところ。
まるで誘蛾灯に集まる蛾のごとくトツゲキしているではないか。
マゾか。ワシらはマゾなのか。
それとも頭が悪いのか。
きっと後者に違いない。
午後8時、水原のホテルに到着。
オンドルの効いた韓式の部屋に落ち着く。
オンドルは初体験であるから、ふたりとも部屋中をころげまわって遊ぶ。やっぱり頭悪そうだ。
室内はポカポカだが、窓の外は雪である。しんしんと降っている。
おりしも12月31日。
が、「通りは初詣参拝客で混雑しております」なんてことは全然ない。
ホテルの下の大通りは、酔っ払いがときどき通り過ぎるくらいだ。なんだかフツーなのだ。
韓国の地方都市において、大みそかはなんにもしないらしい。 -
明けて元旦、午前7時。窓の外はまだ暗く、かつ雪景色である。
テレビをつけるとアナウンサーが「最大の寒波」なんてことをしゃべってる(らしい)。
8時に宿を出る。行宮(宮城)までは徒歩10分。そのあと町を囲む華城(城壁)を歩く予定だ。
町の方々は、元旦から雪かきに精を出しておられる。 -
この町は、李氏朝鮮のナニガシとゆう王様が造営したものの、完成前に死んでしまったので、遷都はナシになったという歴史を持つ。
なぜこのようなイイカゲンな説明かとゆうと、韓国ドラマ大好きとゆう配偶者が
「韓国にいくならイサン(NHK日曜夜11時)の水原よぉぉぉぉーーーー」
とご指名したのであって、この町に関してはワシは無知なのである。
「で、それはどんな王様だったんだ」
「お父さんは米びつの中で殺されてしまったの」
うーんよくわからん。米びつの中で殺されるお父さんってなんだよ。
コクゾウムシかよ。 -
というわけで午前9時、コクゾウムシの宮殿にたどりつく。
入口では、おじいさんが一生懸命雪かきをしている。
ワシらを見ると、入口の門を開けてくれた。どうやら口開けの客。
中に入ると完全貸切である。
世界遺産のくせにだれもおらんがな。ホントにここは観光地か。
とはいえ「チャングム」のロケ地になったところであり、配偶者ははしゃいでいる。 -
宮殿内を一回りし、雪の中、町を囲む華城に移動する。
城壁は階段の連続であるから、ツルツル滑って、かなりあぶない。
氷点下の真冬日であるから、雪は溶けることなく、カチカチに固まっている。 -
ちなみに、わが配偶者は常人に比べて顔が大きい。
遠くから見ると不二家のペコちゃんくらいの比率である。
なおかつ脚が短く、上半身が長大である。
よって歩行時において、安定性に欠ける傾向がある。
早い話がコケやすい生き物なのである。 -
城壁を上りかけたところで配偶者にたずねる。
いったん上ったら、2キロくらいは歩かなくてはいけない。
「すべるぞ。足元はダイジョーブか」
ふたりとも、スニーカーを履いてきている。
「濡れた」
「引き返してもいいんだよ」
「うーん。行きましょう」
ここは彼女にとっ今回の韓国旅行のメインである。
意地でも歩くつもりになっているらしい。
ワシもまた、スニーカーがビショビショになって、足の感覚がない。
城壁に沿って、階段を登る。相変わらず人影はない。
眼を上げると、眼下の町がうつくしい。 -
尾根道に作られた城壁の階段を登り、頂上をすぎ、下りにかかったところで、後ろで「どて・ごつ」と大きな音がした。
「びぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーー」
同時に、水原の雪空に響くゾーキンを切り裂くような悲鳴。
振り向くと、配偶者が大の字になって寝ていた。
なおかつ、ピクピクしている。
どうやら滑って後頭部から落ちた。
死んだか。死んだのか。
「あたま、痛い〜」
ああ良かった、生きてる。
でも泣きそうである。
「もうイヤだ〜」
そんなことゆわれても困るがな。
「下りはもうイヤ〜。上る」
気は確かか。
上ったらまた下らなくちゃいけないんだぞ。
子供だってわかるぞそんな理屈。
どうやら頭をしたたかに打ったらしい。
きっとニューロンが100万単位で死滅したに違いない。
泣きそうな彼女をなんとか町までおろし、靴屋に入ってスノーシューズを購入するふたりであった。
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