ベルギー・オランダ　鉄道の旅　⑦　～ムーズ川のほとり、ディナン 後篇～

2012/11/15 - 2012/11/25

ディナン、午後の記録デス☆

この街は小さな町なのにとても楽しめます☆
シタデルも見ごたえあったし、ノートルダム教会も美しい。
夏であればクルーズもしたかったな・・・。
冬はもちろんやっておりません。

午後は教会を見学後、ジビエをいただきます☆
ジビエとは野生の鹿やら雉、ウサギなどを指します。
11月は猟解禁の月デス☆
ワタクシの狙いは雉・・・あるかなぁ～。

そして楽しみにしていたレフに訪問。
さて、どうなるでしょうか・・・。

なにはともあれ、ディナン、コンパクトでお勧めの街デス☆

エリア ディナン(ベルギー)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今度はあの長〜い石段を下ります。
これが・・・手すりにすがらないと滑り落ちそうで怖い！

下から登って来たロシア人一家もゼイゼイ言っておりました。
「この先まだあるのか？」と聞かれたので「まだまだだよ〜！頑張って！！」とお答えしました。
お父さん、ガッツポーズしながら「ブツブツ・・・」何やらロシア語で悪態ついてます・・・。
娘さんに笑われておりました。

後もう少しで降り切ります。
ノートルダム教会の裏っ側デス☆
ベリーの蔓が黄色く色づいていてイイ感じ☆

ノートルダム教会デス。

緑色の石で出来た身廊が神秘的。
しっとりした雰囲気で敬虔な空気が流れております。

こちらのステンドグラスはシンプル。
でもそれがかえって静寂と神秘を印象ずけるのだと思いました。

聖人の像も緑の石デス。
日本の大谷石が緑の石では有名（？！）でもあれよりもさらに緑色に見えるのはきっとこの雰囲気のせいなんでしょうね・・・。
このノートルダム教会のミニチュアを捧げ持っているし司教冠を被っているから・・・この教会を普請（寄進）した司教様なんでしょうかね。
ちゃんと下のラベルを読んでくるんだった。

高窓からの光が美しいデス。

モンサンミッシェルでも見かけた古いタイプのガラス。
薄い緑のステンドグラスが美しい。

こちらはオーソドックスなタイプのステンドグラスだけど・・・なんとも細かいお仕事！

美しく細密に描かれていてまるで万華鏡のようデス。

主祭壇デス。

掛っているシャンデリアが中世チックでステキ☆
この教会は12世紀に建立されたそうデス。

ベルギーのマリア様（聖母子像）はこのドレスタイプが多いデス。
マリア様というと紅い衣に紺地のローブという出で立ちが定番だと思っていたのでちょっと意外でした。
絵画と彫像では定義が違うのかも・・・。

こちらにもステンドグラスがありますね〜。

十字架と紋章が意匠されております。
各領主の紋章でしょうか？
百合に獅子に塔に双頭の鷲・・・有名どころがそろっておりますな〜。
これもこの地が軍事、交通上の要衝だった名残なのでしょうか。

さて、教会訪問を終えてランチをいただきますデス☆

ムーズ川沿いにあるカフェ・レフへ。
寒くないならこのテラス席がお勧めでやんす（笑）

でも今日は寒いのでお部屋の中で（笑）

一応、外の景色（川）が見える場所をＧＥＴデス。

この後にメゾン・レフを訪問する予定なのですが・・・

相棒「軽く一杯にしとく〜？」
ワタクシ「そうだね〜、軽く一杯にしとこ〜」

で、相棒はレフのスタウトタイプを。
ワタクシはジュピリアーをご注文☆
ああ、ビールうま〜〜〜☆
幸せ☆

そして、ここに来たら食べようと思っていた「ジビエ」

相棒　ウサギのグリル

付け合わせに付いていたシコンと梨とベリーのコンポートも美味☆
特に写真中では一番目立たないクシュっとした茶色の物体が激ウマ☆
地元でとれたキノコのソテーだそうデス☆
これはマジここでしか食べられないよな〜。

ワタクシ　小鹿のグリル

残念・・・今日は雉は無いと言われてしまいました（涙）
ぜんぜん癖もなく、お肉も柔らかでそこそこの歯ごたえ。
美味でした☆
日本でジビエと言うととってもお高いのでこういうのはヨーロッパってお手頃でいいな〜といつも思います。
冬のヨーロッパの楽しみの一つデス☆

さてさて、本日のメインイベント（ワタクシ的には(笑)）

メゾン・レフへまいります。
橋を渡って駅側に戻り、坂道をてくてく。
あ、トンネルの入り口に看板が！
ここを左折デスね！

おお、修道院が見えてまいりました。

かつて女子修道院だったからなのか、外壁が紅くてちょっと可愛らしいカンジ。

坂の上から川の対岸を見ると岩山の上の塔が見えます。

到着デス☆

念願のメゾン・レフ☆

ほうほう・・・なるほど。
かつてはここで粉を挽いていたとな・・・。

・・・・あれ？
日本語だよ・・・。
あれまあ、こんな小さな田舎の町で日本語の説明がされてるとは。
感謝感激でヤンス。

と・こ・ろ・が！！！

開館案内を見ると、（金）（土）（日）しか冬季は開いてない！
つまり今日は　開いてない＝＝＝＝＝＝３
うっそ〜〜〜（涙）

しょぼ〜ん（激涙）

いじいじと外観を見学しました。

「ああ、レフビール飲みたかったね」
「うん、ワタクシ、真剣にどのビールを試飲するか悩んでたよ・・・」
「またリベンジ？！する？」
「だね〜〜〜（涙）くそうぅ〜〜〜（涙）」

すごすごと退散デス（涙）

皆さん、行かれる時には気をつけてくださいね〜。
ハイシーズンは月曜日以外はＯＫですが、ロウシーズンは週末3日間しか開館しませんよ。

ああ、ムーズ川も涙で霞んで見えらぁ（涙）

もう一回町を振り返り、ディナンを後にいたします。

さようならディナン・・・。
またいつか必ず、リベンジするからね！
まってろよぅ、メゾン・レフ〜〜〜〜〜〜〜！

くうぅ（涙）

本日もブリュッセル北駅に帰ってまいりました。

ブリュッセル3駅の中でもっとも煤けた感のある駅デス。
すぐそこが飾り窓地区だからでしょうか・・・。
ユーロの行政区も近いのにねぇ。

駅を出て、お宿の方へ向かって歩きます。

こんな高層ビル（おそらくワールドトレードセンター）とか建ってるし、ユーロの本部もすぐそこだし、ＮＡＴＯの機関だってこの辺・・・。

なのにこの怪しげな高架下をくぐるとそこは飾り窓・・・。
チキンハートが震えます（怖）

昨日、たまたま迷いこんでしまい、下着姿のおねいさんにビックリ！
相棒は余裕で「おお！」とか言ってましたが・・・（汗）
ワタクシはビビりまくって逃げ帰ってまいりました（汗）

北駅は出口を間違えると直にヤバイ地区デス。
皆さまお気をつけなすって。
あ、行きたい人は止めませんがね・・・。

ショッピング街まで戻ってまいりましたら、サン・ニコラがいらした☆
お子様を抱っこして記念撮影してます。

こんな所はサンタクロースと同じなんですね。

ちょっとわかりずらいデスが・・・こちらも戻ってきたらクリスマス使用になっておりました。
お宿のすぐ脇のパッセージ・ノルド。
赤い電飾がキレイ☆

スーパーで今夜のおつまみとビールを買うべく近くのカルフールへ向かいます。
カルフールの方が生ハムとかが美味しくて豊富な為デス（笑）

長〜いエスカレーターの吹き抜けにこれまた高〜いクリスマスツリーが☆
キラキラ・シンプル☆

これまたおつまみのフリッツ☆

ヌーブ通りのケバブ屋さんで買ったこのフリッツが一番美味しかったデス。
定番のマヨネーズで頂きます☆

あつあつ・うまうま☆

本日のビール、1本目デス☆

ノエル・ドゥ・サイレーネ（セイレン）？！
と読むのでしょうか・・・。

ギリシア神話のセイレンが描かれているクリスマスビール。　

フリッツをつまみながら。

コクがあってうま〜〜〜い☆
黒ビールとブラウンビールの間位。
香ばしいデス。

お次はゾット。

ブリュージュのブルワリーのビール。
踊る道化師が目印デス☆

こちらもドゥンケルタイプ。

美味い〜〜〜☆
ああ、幸せデス☆

ゾットは相棒のお気に入りのビール。
ご満悦でございます。

こちらは　ラ・トラパー（と読むのか？！）

トラピストビールでがす☆

ホップの利いたちょっと滑かんのあるコクウマビール☆
ブロンドタイプのビールなのでワタクシの好み☆

おつまみ　その１、シコン☆

むしりながらハムを乗せたり、そのままかじったり。
ほろ苦で美味☆

おつまみ　その２、生ハムの詰め合わせ☆

3種類の生ハムがナント300円弱デス☆
お得〜〜〜、美味い〜〜〜☆
しあわせ〜〜〜☆

おつまみ　その３、チーズ☆

なんと、シメイのチーズでがす。
スライスチーズになっているのでパンに挟んでハムとともに食したり。
そのままかじったり・・・。

えらいあっさりとしたミルクの味そのものってカンジのチーズでございます。

最後にオマケ☆

ディナンで購入の堅焼きビスケット。
クック・ド・ディナン☆
フランダースの犬に合わせて少年と犬の絵柄を選びました。
この他にもおやつ用に丸いのとフィンガータイプの物も購入。
食べる時は紅茶やコーヒーにしばらく浸さないとかじれません（汗）
そのくらい堅い！
何でも小麦粉と蜂蜜のみで出来ているのだそうデス。
ディナンへ行かれる方は是非試してみてくださいね☆
素朴な蜂蜜の甘みで美味しいデス☆