ベルギー・オランダ　鉄道の旅　③　～お宝を求めて☆トングレン篇～

2012/11/15 - 2012/11/25

本日は日曜日デス。
トングレンという町で蚤の市が開催されます。
噂には聞いていたトングレン、楽しみ～～～☆

週末往復切符という超お得な切符で鉄道の日帰り旅デス☆
さて、お宝ハンターのハイライトとなるでしょうか？

後はローマンウォールも見学する予定。
本日は予報によると雨（涙）
激しく降らないことを祈りつつ、駅に向かいます。

エリア トングレン(ベルギー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ショッピング: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝、６:２０分のユーペン行きのＩＣに乗ってリエージュまで行きます。
そこからはローカル線に乗り換えてトングレンへ。

日曜の朝の為駅の構内は朝帰りの若者で賑やかデス（苦笑）

上の駅構内は酔って騒ぐ若者がうるさいので、乗る電車の番線が確定次第すぐホームにやってきました。
ホームは閑散としてます。

定刻よりも１５分ほどデレイ・・・お約束だからね。
電車に乗ると、休日の朝早くの為誰も乗っていません（笑）

これが超お得の週末往復切符☆

往復で１６．４ユーロ。
激安デス！
何日前でも日付指定で切符を購入できましたが、自販機は銀行カードの取り扱いのみみたい・・・。
そんな馬鹿なって感じデス（涙）
仕方ないので毎回窓口にて購入。

乗り換え駅のリエージュの駅デス。

お外は真っ暗・・・ただ今７時ちょい過。
天井に立ってる赤いロケットみたいのは・・・なんなんだろう。

町もまだ真っ暗。
どんな町なのかもわからず・・・（汗）
クリスマスツリーがポツンと浮かびあがってます。
あと、広告。本日よりクリスマスマーケットをやるらしい・・・。
気持ちチョイ焦ります・・・トングレンはまだ蚤の市だよねぇ（涙）

リエージュ駅構内にあったお花屋さんのディスプレイ。
色柄スゴイこのコ達はどうも貯金箱みたいデス。

これもリエージュ構内に張り出してあったタンタンの４コマ☆
スノーウィーが可愛い☆

櫛でお顔をとかすスノーウィー。
窓を開けて外をみるタンタン。

スノーウィー、「身だしなみにはきをつけなよ！」とか言ってるのかなぁ。
手鏡なんて持ってます。
タンタンは靴をブラシ中。

スノーウィーの身だしなみセットで今度はタンタンが。

今度はスノーウィーが靴ブラシで足を擦ってる☆
ワンコ好きにはたまらない４コマでした☆

さて、そろそろ乗り換えのローカル線が来るころデス。
ホームへ戻ります。
リエージュの駅は新しくてとってもキレイ。

ローカル線の内部はこんな感じ・・・。
やっぱりここでも誰もいない（汗）

リエージュの駅でリエージュワッフルを買いました。
ワタクシ共はキャラメルだと思っていたら売り場のおねいさんが一生懸命「キャラメルでは無い」と身振り手振りで教えてくれましたが、あえてそれをセレクト。
結果→シナモンでした〜〜〜☆
美味しかったデス☆リエージュワッフルのが好きかも。

トングレンに到着デス☆
ようやく夜も明けてあたりは明るくなってまいりました。

でも・・・人がホントにいない・・・。

駅前を中心地に向かって歩きます。
ほぼカンのみの行動デス（汗）
なぜって、トングレンの情報はフランドル地方のＨＰでチェックしたのみ。
地球の○き方には情報ナシ！！！
ツカエナイナァ（怒）

おお、何となくそんな感じになってきた。
きっとあのテントがある辺りからだわ〜☆

お、初ベルギーのジャックわんも発見。
かわええのぅ〜☆

雨が降って来たので先に屋内の店舗を物色★
ホント沢山のお店が所せましと並んでいます。
ベルギー在住のご家族でしょうか・・・いきなり日本語が聞こえてきてビックリいたしました（笑）小さいお子様もいっしょ。
いいですねぇ〜。きっと未来はバイリンだわ〜〜。

ここでワタクシは母上用のブローチと父上用のワンコのフィギュアを購入。
珍しく相棒も銅の小さめのヤカンをＧＥＴ。
値切り交渉はワタクシがやりました・・・だって相棒、言い値で買おうとするんだもの・・・駄目よ、そんなの〜〜〜（涙）
まあ、そこそこ値引いてくはくれましたが、ブリュッセル程ではなかった・・・。ここのお店の方はマジプロです。交渉は粘るべし！

お外に出てみると本格的に雨（涙）
ここのトコ、ワタクシ共は雨女・・・。
でも、ベルギーだものね、仕方なし（笑）

気を取り直してレオポルド城壁沿いのテントを回ります。

途中、城壁に食い込むようにしてたっている塔を発見。
フランダース政府観光局によると「モーレンポールト」という中世の門の内唯一残っている門だそうデス。古くは1379年に遡るそう。
この塔は内部を登れるそうデス（この時は気が付いていませんでした・・・）町を一望できると、ＨＰに。

ここから旧市街へ入れるようデス。
何せ地図もないので適当なカンだけが頼り（汗）

まだまだ続きます。
結構大物も沢山出揃っていて、昔のミルクを運ぶ、それこそネロ少年とパトラッシュが運んでいたような缶とか銅鍋や石炭を運ぶちょっと傾いたカンジのバケツなどなど・・・欲しいものはイッパイ！
でも持って帰れないし、小さいものに的を絞りました。

結果、セミアンティークのタイルをいくつかと現代ものの銀の写真立て、ワンコのフィギュアとブローチをお買い上げ。
相棒は銅のヤカンをお買い上げ（帰国日、スーツケースにごりごり入れてた・・汗）
思ったよりも買わなかったなぁ〜。
ブリュッセルで全力を出しても大丈夫なカンジでした（涙）
また、リベンジはいつかどこかで・・・。

あらかたのお店を見てしまい、市街を散策することにします。
迷子にならない程度に歩こうね、と・・・。
まずは、例の塔の建っていた所から城壁内へ。

昔の面影の残るお家が沢山でいい雰囲気デス☆
ワタクシは都会よりもこういう田舎街がスキ★

でました、コーナーにマリア様・・・。
と、思っていたら違った（汗）

通常聖母マリアの立つ位置に男性が・・・。
どなたですか？
ローマ風の衣装だが・・・この街はベルギーで最初にキリスト教化された町らしいのでその時の偉人か聖人か、なのかなぁ〜。

こちらは人様のお家のドアの横についていたドワーフさん。
カワイイ意匠だったので、激写デス☆

こちらの教会は名前も分からず・・・。
小さめだからＨＰで紹介されていた聖母教会ではないはず・・・。

人様のお家の塀からはみ出ていたクラブツリーアップルの木☆
大好きな木の一つ☆

あ〜っぷ☆
姫リンゴがイッパイなってます。
あ〜っぷる☆（笑）

こちらが聖母教会☆

日曜日の午前中とあってミサが行われていました。
また午後に来て見るつもり・・・。
地元の方の営みをお邪魔してはいけませんので。

≪追記 ： 午後に来てみた時には地元の方のコミュニティーイベントをやっていました。あ〜、駄目だね・・・と帰りかけた時、丁度出てきたおばさまに手招きされて、「大丈夫よ〜、入って見てきなさい」って（嬉）
そ〜っとこっそりと、お邪魔をしないように見学させていただきました。
みなさんワインを飲んでカナッペ食べて楽しそう☆
イイ経験をさせていただきました。ありがとうございます☆
なるべくお邪魔はしたくなかったので写真はありません（涙）≫

しかし、おっきい鐘楼だの〜。

ここから先はこの鐘楼を目印に歩くことに。
しつこいようデスが、地図が無いので！

市庁舎前の広場デス☆
アンビオリックスの像が真ん中に毅然と立っております。

アンビオリックス、紀元前54年にローマ帝国軍を打ち負かしたケルトの英雄デス☆
まあ、その後征服されてしまうんデスが・・・。この頃のローマ軍は最強。
後の19世紀には外国勢を打ち破った英雄としてナショナリズムの象徴にされてしまったそうデス。
今は町のシンボルの一つ。

像を囲むようにしてある柵の意匠。
猪が・・・矢ぶすまに（涙）
たしかに猪美味しいケド・・・。

トングレンの町の見どころや遺跡の一覧表。

このような地図が町のいたるところにあるので、実際地図が無くても全然大丈夫でした☆
大きな町ではないしね。

さて、次なる目標 Romeinse Wallen　を目指して！GO〜〜〜☆

と行きたかったんデスが・・・結構歩く〜〜〜。
思ってたよりも市街地からは遠い（涙）

途中にあったステキなお家を眺めて気を晴らします。
いつもなら徒歩30分圏内なんて「へいちゃら」なんデスが、この日は結構な雨（涙）
おまけにずーっとがんがん歩いているものだから、寒いと思って着こんできたものが暑い（汗）

それでもマフやら手袋やら外せるものはバックに突っ込み、ガンガンひたすら歩きます。

段々と見えてくるお家も立て売りっぽいのとか現代風のものが多くなってまいりました。
ここなんて全くの現代風デス。

市街地の境から約20〜30分、ひたすら歩いて「え〜〜まだ〜かよ〜〜〜（涙）」となった頃、ようやくそれらしきモノが見えてまいりました☆

ローマの壁の全体像のジオラマ。
こんなカンジで町（駐屯地）を囲んでいたみたい。

別の角度から。

これは投石機。
奥の方にはボウガンが見えてます。

実際に残っている壁☆

苔むしていて、思ったよりも低い。

建築当時はもっと高かったんでしょうが、時の流れとともに低く削れてしまったのかなぁ〜。

丁度、この壁の向こうにはお馬さんがおりました。

見返り美人☆

「あんずの姉 ON THE WALL 」乗っかって見ました☆

こうして見ると、石を繋いで土手にするのにかなり砂？コンクリート？を使用していることが分かります。
古代エジプトやローマではすでにコンクリートが使われていたことを実感デス。

壁に乗って古代に浸っていると向うから2頭目のお馬さんが！

「何やっとんじゃぁ〜〜〜？」ってカンジで覗きこんでくる・・・。

ごめんね、姉さん、ちょっとはしゃぎ過ぎたね（汗）

壁のＵＰ☆

この苔むしっぷりが最高〜〜☆
いつかハドリアヌスの壁にも行ってみたい。また相棒には「そういうトコばっか・・・」と言われそうだが・・・。密かなる野望、ということで！

もう一つこの壁見て思ったこと、中世の壁よりも外側にローマの壁はある。
って事は中世のトングレンよりもローマ支配時代の駐屯地の方が規模が大きかったってこと？
もしくは町の位置がずれたのか？！
出来ればここんところをガロ・ロマン博物館とかで確認したいなぁ。
って、この時点では思っておりました（涙）

ローマの壁から市街地へ向かって取って返す道で見つけた案内板。
どうもワタクシ共が見学してきた壁とは別の位置の壁がこの先にもある模様。
相棒に「もう一カ所行っちゃう？」って聞いたら
「・・・・お腹すいたから、市街へ帰ろうや・・・」と・・・。
夢ではお腹は膨れません（涙）

ず〜っと先に見える聖母教会の鐘楼。
雨にけぶってうっすらと見えております。

この真っ直ぐの道をひたすら歩く歩く。
お腹が空いているのと雨で歩きにくいのとで段々と無口になる2人（汗）

ようやく、市街地に帰ってまいりました。
13時を回った頃。
ああ、よく歩いたわ〜〜〜（疲）

お昼はこのグランカフェですぐ決まりました。
アンビオリックスの像が立っているマルクト広場の一角にあります。
De Casque　という名前のグランカフェ。

まずはビール、ビール、ビールをくれぃ〜〜〜！

乾いた喉に「う〜ま〜い〜〜〜☆」
いや、マジでここで飲んだビールは美味かった☆
ついついまだお昼だというのにお代り飲んじゃったデス☆

こちらはワタクシのご飯☆

ラムのソテー　カシスと林檎添え

ソースは別の容器に入って普通にグレービーでした。
いや、これがまた美味しいの！
ラムを薄く切って、その上に林檎とカシスを少し添えて食べると絶品デス☆

こちらは相棒のご飯☆

シコンのグラタン

名物シコン（日本でいうチコリだと思う・・・）をハムで巻いてホワイトソースでグラタンにしたもの。
周りをマッシュポテトでかこってある。
これも美味☆
優しいお味の中にほろ苦のシコンが美味しいデス☆

相棒のグラタンの付け合わせに出てきたクロケット。
シンプルなジャガのみのクロケットでマヨネーズをつけていただきます。

ベルギーではパンの代わりに、ジャガイモ製品（フリッツやクロケット）が付いてくるのかな〜、とこの時に思いました。
そして、ここのグランカフェはお勧めデス！！！
給仕してくれたオジさまもイカスし！ご飯は美味しい☆ビールも美味い☆ついでにご飯食べながらフットボールが見れます。ＴＶだけど、もちろん（笑）

この後、見ようと思っていたガロ・ロマン博物館は午前のみの開館（土日祝祭日）だった為、見れず（涙）
あ〜あ、順番間違えちゃったね（涙）
聖母教会は幸運に恵まれて見学できたけど、いつものようにジックリまったりとはいかず、結局早めにブリュッセルに帰ってまたもチョコなどを物色することに決定（笑）
電車にのって帰途につきます。

電車にのったら晴れてきたよ（涙）
長い列車旅、車窓の景色を楽しみました☆

何処までも続く田園風景。

時々森や畑や牧草地の合間に町が見えます。

雲の合いまから射す光。
綺麗だな〜、って思っていたら相棒が「天使の梯子だ」とか珍しくメルヘンな事を言い出した！
と、思ったら、元ネタは　聖☆おにいさん　だった・・・さもありなん（涙）

ブリュッセルに着いて、またもチョコを買って、近くのショッピングストリートを流し見て、暗くなったのでグランプラスへ行って見ることに。
きっとライトアップされてるんじゃん？っとの希望デス・・・。

結果、冬季はされてませんでした〜。

それでも結構な人で賑わっているし、月も出てステキだよね、と（笑）
前向きに夜の観光デス☆

夜の市庁舎☆
案外キレイに撮れたかな？

皆さんお店を物色してますねぇ〜。
・・・って、あれ？
お店、開いてるね。
今日は日曜日なのに・・・。

ブリュッセルは都会だからなのか？
ただ単に商魂逞しいのか？

グランプラスの建物と建物の間に月がキレイに光っております☆

ホントはこの月、半月デス。
カメラの性能がまあ、コンパクトなので光が滲んで満月に見える（笑）

せっかくお店が開いているので、ビールを物色しにビール専門店に行きます。
ここで3本、スーパーでは売っていなさそうなビールをＧＥＴ☆
本日の夕食（スーパーでご購入）の友に（笑）

レジにいたお兄さんに「写真とってもいい？」って聞いたら、はにかんで「いいよ」ってレジ打つマネまでしてくれました☆
ベルギーの人ってスタイリッシュでカッコいい人が多いケド、話しかけると皆親切でちょっとシャイなカンジに微笑んでくれて何だかイイ感じ☆

こんなにイッパイ種類があるよ！
ああ、最高☆ビール天国☆

こんなお店がこのお値段で日本にあったら毎日通っちゃうよ！

こちらは本日のビール☆

ローデンバッハ

このビールは有名なホテルメトロポールのオーナー一族が興した醸造所のビール。
なので一族のお名前、ローデンバッハの名前がついています。
いちど廃業したらしいんデスがそののちリバイバルされたビール。
レッドタイプのビールで新しいのと2年熟成させたのとを混ぜるタイプ。
とっても酸っぱいデス（汗）フルーツ酢のビール割と言われても信じると思います（笑）これだけ酸っぱいとなると作り方はランビック系なのかなぁ〜。

ここからはオマケ☆

母上のお土産用に購入のアンティークブローチ。
台はシルバー。メレダイヤの細工物。
20ユーロ也。

こちらは父上のお土産用。
フォックステリアのフィギュア☆
35ユーロ也。
初めは50ユーロだった・・・粘って上記のお値段に・・・。

こちらは現代もののシルバーのフレーム。
7ユーロ。
現代ものでもお買い得なら買うワタクシ（笑）
あんまりこういうカワイイ柄のフレームって日本では見つからないし。
何しろ安い！

セミアンティークのタイル。
後で周りに木の枠をつけて鍋敷きにする予定☆
1ユーロ。
これもかなりお買い得。
沢山あったなかから掘り出したもの。
一枚しかこの柄は無かったんデス。

こちらも同じお店で見つけたタイル。
浮き出ている柄に彩色が施されています。
こちらも一枚1ユーロ☆

さてさて、蚤の市・骨董市めぐりはこれにて終了デス☆
同じ穴に生息中のムジナさん達の参考になりましたでしょうか？
なっているのであれば幸いデス☆

明日は相棒の待望の地、アントワープへまいります。
次回、乞うご期待。
それでは皆様お休みなさ〜い☆