German Rail Passを使って街歩き（１１）その２　カッセル・カールスアオエ公園

2012/09/19 - 2012/10/03

２泊するカッセルでの初日

午前中はハノーファーからの道中、ハーメルンに寄りました。
午後からは市庁舎、ケーニヒ広場、そしてオランジェリーなどを楽しみます。

カッセル…ＩＣＥでフランクフルトから約１時間３０分。

今年で１３回目、５年に１度開催される現代美術の国際展「dOCUMENTA」イヤーだったらしく、僕が訪れた９月末でも後片付けをしていました。このドクメンタというのは、ナチスによって退廃芸術とされ国際舞台から後れを取った現代美術を復活させようという目的で始まりました。

エリア カッセル(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩

ハーメルンを出てハノーファー到着。
ここからＩＣＥに乗り換えてカッセルを目指します。

カッセル・ヴィルヘルムスヘーエ Kassel Wilhelmshoehe

もう１駅向こうにカッセル中央駅があり、確かに市街には近いのです。
しかし中央駅なのにもかかわらず、ＩＣＥはヴィルヘルムスヘーエ止まり。翌日にはカスカーデンやレーヴェンブルク城があるヴィルヘルムスヘーエ公園へ行くのに乗り継ぎがどうもうまく合わない。なので両公園の中間にあるこの駅に決まりました。

歴史がある街なのでもっと鄙びた駅舎かと思っていたのですが意外でした。

乗ってきたＩＣＥ

HOTEL KURFUERST WILHELM ?

今日、明日の２日間泊まるホテル。駅から徒歩２０秒。
てっぺんにベッドのフレームがのっかってるのが目印。

このホテルも宿泊期間中、市内公共交通機関のフリーチケットを発行してくれます。フロントの言わば女将さんが丁寧に英語で、フリーチケットの使い方、市街へ行くバス、トラムの番号などをシティマップを取り出して説明してくれました。

名前が格好いい。

部屋に入るとすぐ大きな窓が目についた。

ベッドはゆったり。
冷蔵庫の飲み物は料金フリー。

部屋から駅を見ると…近っ！

中央駅なら必ずと言っていいほどマクドナルド、スターバックスはあります。
しかし、マクドナルドで働いているのはほぼ外国人であり、ドイツ人はほとんど見ませんでした。サービスなどほど遠かったし、味もいまいち。マクドへ行くくらいなら、ソーセージなどを焼いている店に行ってパンに挟んでもらった方が断然良いと思います。

フリーチケットを持って、ホテル前からと言うか駅前から早速トラムに乗り込む。


降りたのはカッセル市庁舎 Kassel Rathaus

市庁舎前ということで本当に市庁舎の前で止まります。
で、見回すと中世の建物なんて皆無。買い物はできるけど…

カッセルは第２次世界大戦で壊滅的な被害に遭い、その際、以前の建物を修復・保存することがなかったので、比較的新しい建物ばかりなのです。

コンクリートにはほとんど興味ないので、１つ向こうのフリードリヒスプラッツ Friedrichsplatz に行こうと歩き出したら後ろからトラムが来たので思わず乗りました。歩いたって２，３分です。

写真はすぐ北のオペルンプラッツ Opernplatz
像は Louis Spohr とあります。このお方は、１９世紀の作曲家でありヴァイオリニストであり指揮者でもあります。そしてここカッセルの宮廷楽長を務めていました。

フリードリヒスプラッツ

何かは分かりませんが催し。

フリードリヒスプラッツから歩いて１分のケーニヒスプラッツ Koenigsplatz にやって来ました。ここは円形状の広場となってます。

レインボーカラーのトラム

晴れているとすごく鮮やか

ホント引っ切りなしに往来してますね。
鉄オタでなくとも見ていて楽しいですよ。

ちょっと厳ついフロントマスク

レギオ・トラム Regio Tram

トラクターの展示会？

子供たちの興味をひいてました。

欧米のトラクターはデカイね

この建物は美しかった。

フリードリヒスプラッツに戻って

ここから緑タイムに突入

正面の建物は、ローテス宮殿のバルコニー
Kassel rotes palais altan

ドクメンタのメイン会場の１つ

美術館フリデリキアヌム
Museum Fridericianum

Naturkundemuseums im Ottoneum

カッセル市の自然学博物館

こちら側は裏になるのかな。正面とでは全く違う顔を持っていますよ。

オープンカフェには今日もたくさんの人が。

こちらの人は紫外線などあまり気にしていないのでしょうか。

シュタイン通り Steinweg 、フランクフルター通り Frankfurterstr. を渡った。

ドクメンタ・ハレ

シュタッツテアター前の広場
ドクメンタの後片付け途中

オランジェリーを見るため階段を降りて…

階段途中、ドクメンタ・ハレ

これも片付けるのか？

さきほどの階段はグスタフ・マーラー・トレッペ Gustav-Mahler-Treppe と命名されているよう。

オランジェリーに到着！

前にはスペードのような形をした広大な緑が広がります。
太陽光を浴びてホントに気持ちよさそう。

オランジェリー Orangerie

こちらもドクメンタ会場に利用されています。

この景色を芝生に横になって眺めていると、１０分、２０分があっという間に過ぎ去りました。

どこかから飛んできたんだね…

寝転がっての１枚。

宇宙物理学の展示室がオランジェリー内にあります。

結婚式もできるんです。

お幸せに。

芝生のある一番後ろまで来る。
いきなり雨雲がモコモコ。

雨雲が迫ってきたよ〜

５分もすると青空が…

雨がポツポツしだした。
移り変わりが激しいね。

いつも写真を取り忘れるんですよね。

今日の夕食
ヨーロッパの食事って野菜が少ないと思うのは僕だけでしょうか？
まあ今晩はいいとして。

ハーブ入りバターがのった、多分牛肉だったと思う…羊だったかな？
夕食に肉を食したのはバッハラッハ以来かな。

カッセルの街を散策するのは半日では無理。
明日も２つの街を散策、そして午後からはカスカーデンを訪れます。