2012/11/18 - 2012/11/18
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たびたびさん
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近場の紅葉も見てみたくなって、気になっていた秋川渓谷に行ってみることに。最近は、ミシュランの関係で、高尾山の人気が高いようですが、どうも高尾山は観光地化されすぎて、興ざめなんですよね。それに、山頂からの富士山の景色もイマイチ。何で評価が高いのか、私としては分かりません。
高尾山の方は関係なかったですが、一方で、秋川渓谷は、名前は通っていても、何が見所なのか、何が中心なのか、ネットで調べてもよくわからない。これは、やっぱり行ってみるしかないでしょう。
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秋川渓谷の玄関、武蔵五日市駅に到着。ここは終着駅です。
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駅前に、地元のボランティアさんでしょうか、案内の人がいて、情報を仕入れると、廣徳寺の銀杏がきれいだそうで。そこを目指します。教えてもらった街中の道をしばらく行くと、気になるうどん屋さんです。
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極太ゆでうどんです。何で秋川渓谷でうどんなのか分かりませんが、流行っている感じだし、安いし、面白いから、お土産に買ってしまいました。こんなのが始まりって、ハイキングじゃないですね。大通り沿いに歩いていると「ごく太うどん1.5人前108円」の看板が目について寄ってみました。中に入ると、うどんの類がきれいに並べられていて、これは繁盛店の雰囲気です。都内への持ち帰りを言ったら、この季節だし全然問題なしとのことで、お土産にしました。つるつるして、コシもある。五日市がうどんの特産地とは思いませんが、こんな店がひょっこりあるのは、昔の街道があるからなんでしょうか。いずれにしても、いい店に出会いました。
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しかし、先に進むとまた和菓子屋さん。「とも釣り最中」の看板。やっぱり気になります。
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アユが二匹。きれいです。朝ごはんのついでにいただきましょう。
いたって普通の和菓子屋さんなのですが、いくつか看板商品があって、箱に入れる時にはこれを入れますというりっぱなお菓子の紹介パンフレットがありました。ともづりは、アユが二匹重なったような姿。秋川渓谷のおひざ元にふさわしい形ですね。最中の餡子は、けっこう艶があって、いけてます。田舎のお菓子だと思ってなめてはいけません。しっかりと技術のあるお店だと思いました。 -
また、和菓子屋さんです。秋川は街道が通っているので、たぶん、これが文化なんでしょう。チェックが必要です。
芋甘納豆の看板がありましたが、よく聞くと、これは自家製ではなく、仕入れた商品。 -
それじゃあ仕方ないので、ショーケースに並んでいるお菓子の中から、きんつばを買いました。餡子の黒と周囲のまだらの白の組み合わせがとてもきれいだったのですが、食べてみると、白い部分は硬いし、餡子もまったく艶がない。イマイチなお菓子でした。値段を聞いてもわからない商品があるし、まあ、田舎のお菓子屋さんでぎすぎすはしていないといえばそうなんですが、それにしても、ちょっとピリッとしてないかもしれません。
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今度は向かいのお店。洋菓子の不二家も併設されていて、どうかなあと一瞬思いながら入りました。
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しかし、名物というおやきのおいしいこと。なんでも、昔、旅の一座がこの地に来て、いたくこの地が気にいって、ここで暮らしを立てるために、このお店の主人から、これなら素人でもできるだろうと作り方を教えてもらったのが、このおやきだとか。今では、教えた方のこの店の名物になっているのは面白いのですが、ほほえましい逸話ではあります。
これは、間違いなく秋川の名物でしょう。いいものを見つけました。外見で判断して見過ごしてしまいそうでしたが、やっぱり寄って正解でした。 -
調子が出てきて、今度はお肉屋さん。9時過ぎでしたが、おじいさんが一生懸命、コロッケ・メンチカツの仕込みをしている最中です。お昼に来てくださいということで、出直しました。
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帰りによって、メンチカツをいただきましたが、老舗の味らしく、肉の旨味がこちらにしっかりと伝わってきます。これはうまい。散策で疲れた後、すっかり元気回復できました。
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ここからは国道を離れて、渓谷の方に向かいます。
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秋川に出てきました。黄色の紅葉がキラキラ輝いて、すごくきれいです。
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橋を渡って、さっきの紅葉を振り返ったところ。
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広徳寺の参道に入ってきたようです。
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道は、だんだん山の方に上がっていきます。
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広徳寺は、臨済宗建長寺派の古刹。田舎のお寺だと思っていたのですが、なんだか格式が高そうな雰囲気です。
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紅葉も見ごろでしょうか。奥の銀杏の黄色が特に光ってますね。
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イチオシ
境内に入ると、二本の並んだ銀杏。これは、いい感じ。
けっこう下の方まで枝が伸びているので、銀杏の葉も低いところまで繁っています。こんな景色はどこかにありそうなんですが、ちょっと思い出せない。懐かしい原風景のようですね。 -
見上げるとこんな具合。幹の太さ以上に、大木です。
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銀杏を抜けると茅葺二層式のりっぱな山門。それに、りっぱなだけでなくて、屋根に苔が生えて、風情もあります。
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でも、やっぱり、見所は銀杏でしょう。
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戻ってきたところですが、カメラマンがしっかりこっちを向いて、シャッターチャンスを真剣にうかがっています。その気持ち、わかります。これだけの被写体はそうそうないですから。
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一緒の方向でみると、こんな感じ。地面には銀杏の葉っぱが敷き積もってるし、いいですねえ。
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イチオシ
ただ、もう一度、木の下に。
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こうしてみると、大木で荒々しい。離れてみるさっきの静かな印象とは違いますよね。
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さて、銀杏を十分楽しんだので、先を急ぎます。
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再び、川の方へ。
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これは、教えてもらった佳月橋。
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ここから、川沿いに林の中を進みます。
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なるほど。
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やっと、山歩きの雰囲気が出てきました。
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紅葉もしてるし、
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道は山奥のようですが、
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実は、対岸には家並みがあって、街の気配を感じながらの散策なんです。
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看板で、位置を確認。
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もう終点近くです。
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この石段を登ったら、国道です。
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落ち葉がこんもり積もってます。
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これも教えてもらった沢戸橋のたもと。
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で、この先にあるのが、ほうとうのうまい店、佐五兵衛。到着です。
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イチオシ
12時前でしたが、すでにけっこうな行列ができていまして、待つこと30分近く。回転があまり効かないので、思った以上に時間がかかりました。
ところで、ほうとうは、キノコがたっぷり入って、あっさり系。食べ始めの時は、あっさりし過ぎて、物足りないような感じもしましたが、食べ終わってみると結局はちょうどよい。野菜の出汁がしっかり出ているからかもしれません。確かに、うまいです。 -
あったまったところで、今度は国道を上流に向かって歩きます。
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引き返そうか、どうしようか。迷いながら歩きましたが、なんといっても、さっきの川沿いの道は私一人で誰も歩いていない。これでは、秋川渓谷の見所にまだ触れていないでしょう。何とか、一番のスポットも見なければ・・
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結局、石舟橋まで来てしまいました。
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この先に、温泉があるはずです。
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ちょっと、景色のいい岩場も見えまして。この辺りまで来ると、ひとも大勢歩いています。
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これが瀬音の湯ですね。
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足湯もあって、これはたくさんの人。
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敷地内には、産直の売り場もあって、
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見事な野菜が並んでいます。施設があって、人が集まるんでしょうが、皆さん、ほとんどの人は車で来ていますね。
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かなり、歩いたようで、ここは無理をせず、早めに帰ることに。バスもちょうどやってきました。
温泉も気になりましたが、ここで入ると、かえって、疲れてしまいそうですから。 -
と、バスの中から見えた「酒饅頭の元祖」という、堂々とした暖簾。これは気になります。急きょ、途中下車。
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暖簾が掛けてあるのに、店には鍵がかかっていましたが、呼び鈴を押したら、腰の曲がったおじいさんが出てきて応対してくれました。商品は酒饅頭と黒砂糖の茶まんじゅうというタイプの二種類。酒饅頭は、皮を膨らすのに麹菌を使うのもをいうのですが、どこで醗酵を止めるかが難しい。ここの饅頭は、かすかに酸味があって、微妙な感じ。まあ、それが素朴と言えば素朴なのかもしれません。
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駅まで歩く途中。五日市郷土館の看板があって、こちらもちょっと寄ってみます。
藁ぶき屋根の旧市倉家住宅が隣にあって、大通りからもそれと分かりました。 -
旧市倉家住宅。養蚕技術の変遷を伝える構造や改造跡が残るという、かつては一般的な農家です。
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館内は、五日市町の歴史や生活風土にかかる展示品。入場は無料ですが、けっこうきれいに整備されています。
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あきる野市は立川寄りの秋川市と奥の五日市町が合併したもの。
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また、秋川渓谷は、そのほとんどは旧五日市町域にあるなど、地名と場所の整理もつきました。
これで、秋川渓谷はおしまい。都内に向かって、帰ります。 -
しかし、まだ、日は高いような。
国分寺で降りて、殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)にも寄ってみましょうか。 -
ここは、大正期に作られた庭園。江口定条という三菱合資会社の重役だった人物の別荘でしたが、三菱財閥の創業家の岩崎彦弥太が買い取り、さらに整備を進めます。
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国分寺崖線と呼ばれる段丘崖を活用した深山を思わせる設計が見所です。
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日が陰っていますが、
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木々に覆われた雰囲気は、ここならではの景色です。
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結局、日が暮れかかってきました。
では、ついでに、中野で佐世保バーガーのお店に行ってみましょう。ここは、昔から有名なお店です。マクドナルドを筆頭にハンバーガーのお店はいくつもあるのですが、やはり佐世保バーガーは別格。佐世保で、最初に佐世保バーガーを食べた時は、自分はこれまで何を食べていたんだろうと衝撃を受けました。 -
イチオシ
ふっくらしたパンに、本格的な牛肉のパテ。トマトやレタス、玉ねぎとか野菜の瑞々しさもさすがです。佐世保の一番店は、ヒカリバーガーで、甘いマヨネーズで全体がまとめてあるのに対し、ここではそれはなし。私としては少しさみしい気もしますが、具材の良さをストレートに感じることはできるでしょう。
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で、そばにあった餃子屋さん。持ち帰りの餃子も人気のようで、何人かが店の外で待っているところでした。
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小さな店ですが、中も満席。興味を引かれて、つい立ち寄ってしまいました。で、餃子は一人前250円をいただきましたが、言ってみればきちんとした味わい。「中野の逸品グランプリ」で2位に輝いたというのですが、タレの種類がいくつかあって、これも面白いです。
またしても、ハードな一日。かなりヘトヘトです。今度こそ、これで最後。早く帰りましょう。
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