2012/05/05 - 2012/05/05
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frau.himmelさん
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ジャーマンレイルパスで移動する日は、目的地に早く着いたら、パスを利用してもう1箇所どこかを訪問することにしています。
ドレスデンから近い適当な訪問地をネットで探していたら、とてもステキな街がありました。
チェコとポーランドの国境近くパウツェンという街です。
ネットで見たパウツェンの旧市街、どことなくドイツとは違う、何か異国的な雰囲気をもつその街並みに惹かれました。
それもそのはず、バウツェンは、スラブ系少数民族であるゾルブ人が住んでいる町なのです。
旅行の本にも詳しく紹介されていない街ですが、私にしては珍しく、ネットでこの街の情報をいろいろ収集してまいりました。
ところが…。
-
バンベルクからドレスデンに移動の日。
ライプティヒで乗り換えて14時04分にはドレスデンに着きます。
座席指定もちゃんととってあります。
指定席料金は、乗換えがあっても直通でも同一料金4ユーロです。 -
ところで車両に乗り込んだら、私の指定席には先客がありました。
あそこのパソコンがおいてある席なんです。
荷物をいっぱい広げてパソコンまで置いてあっては、この席は私の席ですよ、っていいにくいですね。
他に空席があったので、そこに座りましたけど…。 -
途中の停車駅。
列車の中から乗客やDBの乗務員さんが降りてきて、私の目の前でタバコを一斉に吸い始めました。
ドイツも結構スモーカーは多いのですね。 -
列車は定刻にドレスデンに到着。
駅前にあるホテルにチェックインして、荷物を置いたら、急いで駅に駆けつけました。
これから、少数民族ゾルブ人が住んでいるという街、バウツェンに行くのです。
15:38分の列車はモタモタしているうちに出発しました。
次は16:08分発。 -
バウツェンに到着するのは16:57分。
ちょっと遅いかしら?
ちょっと迷いましたが、せっかくバウツェンのことをあそこまで調べてきたんだもの、まあ行くだけは行ってみよう…。
タクシーで旧市街に乗り付ければなんとかなるでしょう。
11番ホームから出発のはずなのに、人が少ないです。
電光掲示板をふと見ると、14番ホームに変更になったと…。
ドイツではホームの変更が度々ありますので、電光掲示板は常にチェックしなければなりません。 -
14番ホーム。
あそこにゲルリッツ行きの列車が到着しています。
終点のゲルリッツは、ポーランドとの国境駅。
2007年ベルリンでの夫婦語学留学の後、ここを訪れたことがあります。
さあ、出発します。 -
出発してまもなく、ドレスデン・ノイシュタットの先で列車は停車し、ラーデベルク駅を過ぎた森の中でも停車しました。
何もないこんな森の中。 -
こんなところに1時間以上も停車しているのに、こちらの人は慣れているのか文句も言わずに静かにしています。
-
私は気が気ではありません。
そうでなくてもバウツェン観光の時間が限られているのに、こんなところで停まったきりなんて。
車内放送もありません。
あったとしても私にはわかりませんが。
座席のゴミ捨てに投げ込んであったたビール瓶。
退屈しのぎに写真に撮りました。
突っ込むという表現がまさにピッタリ!
脈絡もなく、ドイツ語の「stecken」という文字が頭に浮かんできました(笑)。 -
列車は1時間半遅れで18時25分ごろ、やっとバウツェンに到着。
これから旧市街はちょっと厳しいかしら。
とりあえず帰りの時刻を調べると、18:55分。30分しかない。
そのあとは20時24分だから、また列車が遅れたりすると大変です。
悔しいけど、バウツェンの旧市街観光は諦めてドレスデンに引き返すことにします。 -
せめて30分間で駅前の様子でも見てこよう。
駅構内…。
なんだかガランとしています。
復興が遅れている旧東ドイツの状況を思い知らされた感じです。 -
トイレも。
50セント払って中に入ると…。 -
うわー汚い! なにこれ!
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バウツェンはスラブ系少数民族であるゾルブ人の文化の中心地。
旧東ドイツ時代は、少数民族尊重の政策が取られたそうです。
駅名は、ゾルブ語とドイツ語の2ヶ国語が表示してあります。 -
駅前広場にはタクシー乗り場もあったけど、30分じゃどうしようもないですね。
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今日は珍しく雨が降っているんです。
傘をさして歩いている人もいますが、ちょっと近くを散策してみます。 -
駅前の公園。
三角形に成形された花壇がとてもきれいでした。 -
町案内の標識もドイツ語とゾルブ語の併記です。
ソルブ人はドイツ語もできるが、ドイツ人はソルブ語ができない。
そんな情報を何かで読んだことがあります。 -
バス停です。
ここで乗れば旧市街に出ることができるのでしょうか?
時間があったら行きたいなー。 -
車体の長いバスが停車しました。
バスの形も何となくドイツのものとは違うように感じます。 -
駅前に建ち並ぶ家々も何かドイツとは雰囲気が違うみたい…。
今見たら普通の建物ですが、その時はゾルブの魔力に憑かれていたのでしょうか?(笑)。 -
公園の円形の花壇
-
目の前の看板。
「カリンカ」と読めます。ロシア料理店です。
旧東独時代はロシアの統治下にありましたから当然ですね。
ロシア系のゾルブ人も多かったようです。 -
-
この道をまっすぐ行けば旧市街に出られるのね。
この先に、写真でみたあの美しいゾルブ人の街があるんだー、と思うと時間がないのが悔しい。 -
Polizei、警察署です。
-
警察の壁に人物のレリーフがありました。
バウツェンに関係がある人かしら?
そうだ、この人が何者かを今回のバウツェン訪問の課題にしよう…。
パウツェンに行きました、駅前を見てきました、だけでは余りにも寂しいものね。
◆そして、後日調べました。
エルンスト・テールマン(1886-1944)。
直接はバウツェンに関係ないけれど、旧東独関係では偉大な人物でした。
しかも私にも非常に興味のある…。 -
警察もドイツ語・ゾルブ語の併記です。
◆彼は、ワイマール共和期のドイツの政治家でドイツ共産党(KDP)の党首でした。
ワイマール共和制の大統領選挙では、ヒンデンブルク、ヒトラー、そしてテールマンの三者の戦いになりました。
その時はヒトラーの傀儡とも言われたヒンデンブルクが勝利して、その後一気に、ドイツはヒトラーの時代に突入するのです。
選挙に負けたテールマンはその後、ゲシュタポに逮捕され、ブーヘンヴァルト強制収容所で殺害されました。
思わぬところでドイツの現代史が勉強できました。 -
さて訪問のテーマが決まったところで、駅に引き返しますか。
まだ少し時間がありますね。
右側に行って見ます。 -
こちらは駅前のチルナー通り。
ここもソルブ語との併記 -
こちらにも豪邸が並んでいます。
-
駅の横はスーパーマーケットのペニー。
明日は日曜日で買い物が出来ないので、ミネラルウォターを購入しました。 -
6時55分発のドレスデン行きがそろそろ来る頃だわ。
ホームに行くと、なんとまた遅れの表示が。
今度は30分ほど遅れると電光掲示板に出ています。
なんだぁ、遅れると分かっていたら、タクシーで旧市街までさっと行って、さっと帰って来れたかも知れないのに。 -
ドイツの駅ではよく見かけた網目の椅子。
なかなか座り心地がいいのです。 -
やっと電車が来て乗り込みました。
出発して程なくして、窓から仄かに旧市街が見えました。
隣には若者が寝そべっていたけれど、かまわず写真に撮ります。
私が見たバウツェン旧市街風景はたったこれだけでした。
まさに幻のゾルブ人の街。
いつかまたきっと来ますね。
その時は宿泊してゆっくり回りたいな。 -
途中の駅で大勢人が降りました。
もっといい席に移動しようとしたら、車掌があわてて飛んできました。
私には「ドレスデンはここで降りなくていいんだよ。」って聞こえたので、「ヤー!だからこの席に移ります」って行ったら、
「ナイン、ナイン! ここが終点だよ!ドレスデン行きは1番線、乗換えて!」。
えっドレスデン直通の列車ではなかったの?
向こうに見える列車がバオツェンから乗ってきた車両。 -
ドレスデン行きの列車がきました。
-
そろそろドレスデンに到着です。
車窓からエルベ川と旧市街がぼーっと雨に煙っています。 -
ドレスデンの駅に貼りだしてあったドイツ鉄道の広告。
日本人形の写真がなつかしい。 -
もう時刻は8時半過ぎなのです。
雨が降っていますが、ホテルからもらった市内交通チケットがあるので、電車で少し夜の散歩としゃれ込みます。
定評があるドレスデンの夜景を見たいと思います。 -
アルベルト広場まで行きました。
だけど夜景にはまだちょっと早すぎるようですね。
ライトアップされた噴水もこんな感じです。
諦めてホテルに戻りました。 -
ところでドレスデンのホテル。
最初はここも観光局のホームページから申し込みました。
4泊朝食付き、5日分のドレスデン近郊チケット付きカードで1人185ユーロから。
安い!と飛びつきました。
ところが2人旅にはお得なのですが、1人旅には厳しい…。
駅近のibsホテルを希望したら、なんと350ユーロくらい(はっきり覚えていません、メールも消したようです)の見積もりが来たのです。
結局ネットとの余りの落差にキャンセルしてしまいました。 -
そしてブッキング・コムで申し込んだインターシティホテル。
駅を背にして左側のホテルです。
3泊で4日分の市内交通チケット付き、187ユーロでした。
朝食は1日15ユーロ、1日だけつけました。 -
近代的な部屋。広さは申し分ありません。
滞在分の市内交通チケットがもらえましたが、私は別に地域チケット3日分48ユーロを購入したので、さほど必要なかったです。 -
同じ条件だったら、ドレスデン観光局のセットプランとどちらがお得だったのかしら?
そんなに大差がなければ、ブッキング・コム予約の方が気が楽ですね。
洗面所。
シャワーのみですが、使い勝手のいい設備です。
さて、明日は1日中、ドレスデン市内観光です。
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この旅行記へのコメント (6)
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- ハッピーねこさん 2012/11/12 20:43:21
- ここがバウツェン!
- himmelさん、こんばんは。
いよいよ東へ。旅の後半の始まりですね。
昨年の夏に、「世界の車窓から」でドイツ鉄道の旅が放送されていました。
毎日ビデオ録画して観ていたのですが、その中でバウツェンも紹介されていました。
持っているDBの路線図に、Bautzenに○印をつけて「ソルブ語」と
書き込みをしていたようです、私。
きっとそういうナレーションだったのですね。
自分では忘れてしまっていましたが。^^
しかし、行きも帰りも大幅な列車の遅延で大変でしたね。
せっかく行かれたのにゆっくりご覧になれなかったなんて。
これは再訪しかありませんね!^^
私の未踏の東ドイツ。
今後も楽しみにさせていただきます。
ハッピーねこ
- frau.himmelさん からの返信 2012/11/13 20:41:36
- RE: ここがバウツェン!
- ハッピーねこさん またまたこんばんは。
> 昨年の夏に、「世界の車窓から」でドイツ鉄道の旅が放送されていました。
それは知りませんでした。ネットで見てステキな街だなーと思い、訪問を決めました。
でも、行きの1時間半、帰りの30分の列車の遅延、すっかり予定が狂ってしまいました。
他のトラベラーさんのお話でも、歴史的にも大変興味があるところのようなので、私の再訪予備軍のリストに書き加えられました。
ぜひ次回は訪れようと思います。
ところでハッピーねこさんは、東の方は行っていらっしゃらないのですね。
あんなにドイツをいろいろ行っていらっしゃるので、てっきりドレスデンにはいらっしゃったのかと思っていました。
いえ、実はドレスデン編を編集するに当たり、皆さんの旅行記を参考にさせていただこうと思いまして…。
ハッピーねこさんのところにもお邪魔させていただいたという次第です。
私の旅行記、やっと半分済んだだけです。
まだまだ、産みの苦しみは続きますが、よろしくお願いいたします。
himmel
-
- Berg Heilさん 2012/11/12 08:35:39
- Bautzen
- 旅行記拝見 時間がなくて残念でしたね。二時間くらいは時間をとりたい街です。
大戦末期、赤軍とポーランド軍の連合軍と最後に残っていたゲーリング元帥揮下の戦車隊が最後の大激戦をバウツエン郊外で行いました。又城にこもった独軍(といっても老兵と少年兵のみ)は赤軍と激烈な市内戦、多くの少年達が戦死しました。 戦争を知っている世代の小生はそんな感慨にふけりながら市内を歩き廻りました。 2002年単独、2006年愚妻と訪問しています。よろしかったら小生の旅行記をのぞいてください。何でも第二帝国時代からの政治犯専門の刑務所が見学出来るそうです。(勿論今日では廃所)
- frau.himmelさん からの返信 2012/11/12 11:06:55
- RE: Bautzen
- Berg Heilさん こんにちは。
コメントありがとうございます。
本当に時間がなくて残念でした。
もたもたして予定通りの3時半ごろの列車に乗れなかったのが元凶です。
そのあと出発した列車は、1時間半も遅延するし、ドレスデンへの帰りも30分以上の遅延、ドイツの鉄道は本当に遅れますね。
私の予定では順調に行けば2,3時間は優に観光できるはずでした。
下調べもちゃんとして(出発前にBerg Heilさんの旅行記も見せていただきました)、ちょっと異国的な旧市街を見るのを楽しみにしていたのです。
次はぜひ、リベンジします。
思い出しました。下調べしている最中にネットで、「バウツェンの戦い」っていう項目が次々とヒットするのです。
私はてっきり、最近のゲームの名前かと思ってスルーしていました。
そういう歴史があったのですか。
現代史には非常に関係のある地なんですね。
次回はそういうことを踏まえて、ぜひ1泊で訪れたいと思います。
私の旅行記はこれからドレスデン、ベルリンと続きます。
Berg Heilさんの旅行記を参考にさせていただいて作成したいと思います。
よろしくお願いいたします。
himmel
-
- ももであさん 2012/11/11 23:20:40
- レッドリスト
- himmelさん、こんばんは。
スラブ系にこんな少数民族がいたのですね。。
全然知りませんでした。
今ざっとネットに目を通してみると、戦後独立を目指した
時期があったとは驚きです。
バウツェンは、幻の“ソルブ共和国!?”の観光都市として、
名を馳せていたかも知れませんね。
まさしく「☆幻におわったソルブ人の街訪問」って感じです。
絶滅危惧種の動植物と同様に、世界中に5,000以上ある
と言われる言語も、次々と消滅しているそうですが、
ソルブ語は、しっかりと守って欲しいものです。
ももであ
- frau.himmelさん からの返信 2012/11/12 10:29:41
- RE: レッドリスト
- ももであさん おはようございます。
まさに「幻」の旅行記を見ていただいてありがとうございます。
有名観光地だけではなく地方の古都も訪ねてみたい、という思いが年々強くなってきました。
そこに今回白羽の矢を立てたのがここでした。
いろいろ調べていったのに残念でした。
> 今ざっとネットに目を通してみると、戦後独立を目指した
> 時期があったとは驚きです。
お恥ずかしい、知りませんでした。
戦後独立を目指した時期があったのですね。
と言うことは、脱ドイツというより、そこを統治していた脱ロシアを目指したのでしょうか。チェコと同じように。
ちょっと興味を惹かれました。私も調べてみます。
ゾルブ語がレッドリスト、つまり絶滅危惧種の言語に指定されていると…。
そうでしょうね、若い人はもはやゾルブ語は話さないでしょうから、
年々少なくなっていきますね。
その点では、駅名や公共施設、道路標識などに、ゾルブ語も併記して喚起するって言うのはいいことですね。
何しろ、列車が1時間半遅れたので、今回は幻になりましたが、是非、リベンジします。
himmel
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