2012/11/04 - 2012/11/04
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Leeさん
今年もこの時期がやってきました!
ヒンドゥー教の新年を祝う「ディーパバリ(DEEPAVALI)」
この時期のリトルインディアは
ライトアップと屋根つきのバザールで大賑わい。
2012年のディーパバリは11/13(火)
そして、このディーパバリの約1週間前の月曜日の早朝には
ティミティ(Theemidhi)「Fire Walking Festival」という儀式が行われます。
Fire Walk・・・読んでそのまま、火渡りです。
赤く焼けた炭の上を信者が歩くのです。それも・・・裸足で!
前半は2011年のティミティ、
後半は2012年のティミティのレポートです。
(余談)シンガポールに来て一人旅をしたり、夜に出歩いているので、
サーミーに「遊んでばかりじゃね?」と言われています。
一人旅も夜のお出かけも「見聞を広めている!」
というのも証明したいっ(まぁ、ほとんど遊びなんだけどね)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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-
『HAPPY DEEPAVALI』
「ディーパバリ」はヒンドゥー教の新年のお祭り。
「光の祭典」という別名の通り、
リトルインディアはきらびやかに飾りつけ。
屋根付きバザールも出て大賑わいです。
このお祭りの由来は色々あるみたいですが、
悪に対する善行や
暗黒に対する光の勝利が祝われるみたいです。
お祭りの後は、親戚や友達が集まって
お祝いの食事をするのが慣わしのようで、
イメージ的には・・・
そう!日本の新年と似ているのかもしれません。
* 写真は2011年のです。 -
「ディーパバリ」の1週間前の早朝に行われるのが
「Fire Walking Festival」
つまり、火渡り祭り!
Fire Walk・・・読んでそのまま、火渡りです。
赤く焼けた炭の上を信者が歩くのです。
それも・・・裸足で!
こんな風に表現しては大変、失礼かもしれませんが、
「奇祭」です・・・ただごとではありません。
出発点は?
リトルインディアにある
「Sri Srinivasa Perumal寺院」
(スリニヴァ ペルマル寺院)
<アクセス>
397 Serangoon Road
MRTファラーパークから徒歩で行けます。
-
ここから火渡りの会場となる
チャイナタウンの
「Sri Mariamman寺院」(マリアマン寺院)までの道を
信者達が歩くのです。
2時間ぐらい前に行けば大丈夫かな?
と思っていってみると・・・?
残念な結果。遅すぎました...
門も寺院の扉も閉まっていて、誰もいません。 -
履物だけが散乱している寺院の外で
失望...
2時間前といっても
お祭りが早朝開始なので深夜23時。
日曜日の深夜のお出掛けは
この歳の女子には結構、キツイものがあります。
2012年の今年こそは、
早めに行って、この寺院の賑わいを覗くぞっ。 -
信者の方々を追いかけて歩いてもいいのですが、
追いつく自信も体力もないので、
仕方なくMRTに乗って、チャイナタウンへ! -
チャイナタウンの「Sri Mariamman寺院」に到着。
黄色い服のヒンドゥー教信者がたくさん。
ごった返しています。 -
さらに奥に進むと、人、人、人。
それも女性ばかり。
ここは特設の場所らしく火渡りの様子が
モニターで見られるようになっています。
が、ヒンドゥー教徒ではない私は
もちろん、外から覗くのみ。 -
さらに進んで、South Bridge RDへ。
センスの欠片もない写真で・・・
看板の文字が切れ切れ。
「Sri Mariamman寺院」正面です。
シンガポール最古のヒンドゥー寺院ですが、
なぜかチャイナタウンにあります。
ここは昔、インド人街だったそうですが、
隣接していた中国人地区が大きくなり、
インドの方々は今のリトルインディアへ移って、
この寺院だけが取り残されたんですって。
知らないとかなりの違和感を感じます。 -
火渡り待ちの行列。
信者の方々が手にしているのは「Neem」という植物。
これは歯磨き粉に使われてるだけかと思っていたら、
ヒンドゥー教のお祭りと関係の深い植物のようです。
女神マリアマンはこの葉や花で装飾されるらしいので
本当にそうなのか確かめてきたいと思います!
悪霊や感染症を追い払うためにも使われるみたいです。 -
道路にもたくさん。
さすがに交差点を閉鎖できないので、
道の向こう側にも、
そして、
もっと、もっと、もーーーっと向こう側にも
順番待ちの列がずらーり。 -
道には黄色い飲み物が置いてあります。
何なのかは不明ですが、
「飲んでもいいよー」というのでいただきます。
ほんとに黄色一色。
ヒンドゥー教で黄色やオレンジは
幸運をもたらす吉兆の色なんですって。
**** ****
全く、関係ないことですが・・・
私は黄色やオレンジが好き。
(最近はピンクや赤紫系がお気に入りだけど)
新しいことや冒険が好きな人は黄色が好きなんですって
-
寺院から離れたところでは
立ち上がり、Neemを振りかざし、大騒ぎ。
タミル語がわからないので、
何を言っているのかわからないのが残念...。
-
この奇祭はインドでは危険ということで
開催されないらしいです。
なので、インドや他の国のヒンドゥー教信者が
シンガポールに集結するらしいです。
さぁ、いよいよ中へ潜入。 -
もちろん、寺院に入る時は履物を脱ぎます。
普通の日は寺院の外に置いておくこともできますが、
こういう日は多分、なくなってしまうと思うので、
靴を入れる袋があるといいかも?
でも、寺院の中に持ち込もうとすると
「ダメっ!」って注意されちゃいます。
流れに身を任せて進んでいたら
いつの間にか2階へ。 -
2階からは火渡りの様子がよく見えます。
歩く人もいれば
走る人も・・・。
この炭の上を火傷せずに渡りきったら
身の潔白が証明されるのです。
(詳しくは2012年版に書きまーす)
-
1階にはモニターがあるので
火渡りの様子や表情がよく見えます。
もちろん、柵はあるけど、近くで見ることもできます。
**** ****
楽器演奏もしていたので写真を撮ったけど、
どれもピンボケで...
今年はきちんととってきます。
私は「ナダワラム」という
リード楽器の音色が好きです♪ -
あぁーっ。
やめてぇぇ〜!
炭をかき混ぜたら、火の粉が...
多分
「なんで僕の前に、そんなことやるの?」って
次の人は思っているでしょう。 -
人だかりを発見!
甘そうなコーヒーだけど、
遠慮なくいただいちゃいます。
-
そして、カレーの香り。
カレーももらえるの?
やったぁー!
もちろん、無料。
-
でも、お米がなくなってしまったので
そうめんのような麺にカレーでした。
カオソイ(タイのカレー)みたいだけど、
味はしっかりインド系。 -
2012年の中秋節の時の「Sri Mariamman寺院」
さすがにこの時はひっそり佇んでいましたが、
「ティミティ」の時は大賑わいになるハズ!
**** ****
さぁ、明日の深夜が2012年のティミティ。
見逃さないようにするぞっ。 -
**** ここからは 2012年の「ティミティ」です ****
いよいよ「ティミティ」前日。
去年の失敗を今年はしないように
昼間から行動! -
MRTブギスで下車して
MRTリトルインディアまでてくてく散策。
雨季に入って雨が続いていましたが
この日は久しぶりに晴天、快晴!
めちゃくちゃ暑い〜。
**** ****
ティミティに参加する信者は
まだマリアマン寺院にいるだろうなぁ〜
と思っていたら・・・
黄色い服の信者たちの姿が!
もう、ペルマル寺院に向かって歩いていました。
もちろん裸足。 -
ちょっと寄り道。
リトルインディアのClive STとCampell Lane近くの
「ディーパバリ・フェスティバルビレッジ」を散策。
*この様子は
↓
http://4travel.jp/traveler/wtb30632/album/10725426/ -
昼間のSerangoon Rd。
イルミネーションの飾り付けもキレイ。
でも、やっぱり、夜の方がキレイ。 -
黄色い服の信者を追いかけていくと、
まだペルマル寺院じゃないのに、
みんな足を洗って、寺院の中へ。
-
えっと...ここは?
「Sri Veerama Kaliamman寺院」
(ヴィラマ カリアマン寺院)
結構、しっかりした寺院です。
<アクセス>
141 Serangoon Road
改装中でちょっと分かりにくいですが
Belilions Rdを過ぎてすぐです。
リトルインディア方向から歩いてくると
左手に見えます。 -
中に入ると、やっぱりたくさんの信者が。
どうやら、ペルマル寺院に行くまでにある
ヒンドゥー教の寺院にも寄っていくようです。
ということは?
多分、ブギスの↓
↓
↓
↓
↓ -
「Sri Krishnan寺院」(クリシュナ寺院)にも
寄ってきたのでしょうね。
実は11/3に行ってきたばかりでした。
時間帯が悪く、中に入ることができませんでしたが...。 -
カリアマン寺院で色々、調べていると
1人のご老人が私をフォローしに来てくれました。
名前はSamさん。
信者が持っているNeemを挿しているライムの事や
インドの方が額につけている白と赤の粉について
くわしく教えてくれました。
赤い粉には3つの意味があって
1.太陽 2.魔除け 3.結婚している人
なんだって。
と、いうわけで私も赤い粉を付けられました。
子供がまだいないことを話すと
子供の守護神だという「ペリヤッチ」
という女神の前に連れて行かれ記念写真。
でも、この女神は
複雑ないきさつがあり、内蔵を取り出して
食べてしまう恐ろしげな姿をしています。 -
約1時間ぐらいSamさんの説明を聞いて
チャイのおいしいお店に連れて行ってあげる!
というので行ってみました。
まぁ、道を挟んだ店だったんだけど(^^;)
そこでもいろんな話を聞かせてくれて
おまけに
「女性にお金を出してもらうわけにはいかない」
と言ってごちそうしてくれました。
こんなに優しくされると
かえって怪しい...と思ってしまうのは
私の心がすさんでいるからでしょうか? -
のんびりお茶をしていると
急に雨、雨、雨。
それも結構な降り方。
傘も役たたず。
道は洪水のよう。
それでも信者は、歩く、歩く。 -
雨も小降りになったので
私もそろそろペルマル寺院へ移動。
Samさんが一緒に行くよ!と言ってくれたけど
ちょっぴり怖くなったので、さよならしました。
ペルマル寺院にはすでにたくさんの信者が。 -
今年は中に入れそう!
でもぉ〜
さっきの雨でドロドロ。
この泥の中を裸足で歩くのは...
断念しました。
と、周りを見てみると、
このペルマル寺院を通り過ぎていく信者が! -
「どこ行くの?」
と思ってついて行くと・・・
「Sri Vadapathira Kaliamman寺院」
(スリ ヴァダパシラ カリアマン寺院)
日が暮れてライトアップされて
とってもキレイです。 -
中はもちろん、人、ひと、ヒト。
ここにも人がいっぱい。
-
カリアマン寺院の見学も終わって、
意を決して裸足でペルマル寺院へ潜入。
もうドロドロ...。
ぐじゃぐじゃだし...。
-
寺院ではすでにお祈りが始まっていました。
残念ながら私は入ることができなかったので
中で何が行われているのかは
謎のまま。
-
Wedding hallの入口でご飯がふるまわれていたので
いただいちゃいました。
「これは何?」と聞くと「お粥とピクルス」
というので早速、食べてみると・・・
確かにそうなんだけど、お粥はミルク味。
食べ慣れないから最初は違和感があったけど、
辛いカレーとよく合っておいしい。
今日は朝もお昼も食べてなかったことに
この時、気づきました^^; -
ご飯を食べ終わって、
またまた泥道を歩いて寺院の外へ。
道路脇で出発待ち。
音楽と掛け声が盛り上がって
交通整理の警察官が動き出したので
そろそろかな? -
20:30頃。
いよいよ出発です!
去年、見逃してしまったので
今年、見ることができてかなり興奮気味。
-
第1集団に続いて、次に楽器隊、
火や飾りを持った信者たちが出てきました。
ペルマル寺院で体を清めた信者たちは
チャイナタウンのマリアマン寺院まで歩きます。
-
さすがに私は歩く自信がないので
しばし休憩。
そして23:00頃、
チャイナタウンに向かいました。 -
マリアマン寺院の前には
すでにたくさんの信者が火渡り待ち。
ティミティは月曜日の早朝開始ですが、
寺院の中ではもうすでに火渡りが始まっていました。 -
すごい人!
でも、まだ始まったばかりだったようで
2階席に入れてもらえました。
で、なぜ「ティミティ(火渡り)」をするのか?
ですが・・・ -
叙事詩『マハーバーラタ』に出てくる
「ドラウパディー」という女神の伝説と関係があります。
ドラウパディーは囚われの身になった時の潔白を
証明するために炭の上を裸足で歩いたというのが
ティミティの始まりらしいです。
でも、ティミティに参加できるのは男性だけで、
女性はやりません。 -
参加する信者は
1ヶ月前から菜食生活、毎日祈りを欠かさず禁欲生活!
そして、身を清めるんですって。
できる?
-
信者の方たちは
家族や親類、他の信者が見守る中、
Neemを握りしめ、祈りの言葉を唱えながら
炭の上を歩いていきます。
きっとこの寺院のマリアマンも
それを温かく見守ってくれているのでしょうね。
(勝手な思い込みですが、
マリアマンはきっと美女だったかと...) -
約6mの炭の道の先には
もちろん水たまりがあります。
トランス状態の信者は
かなり危険な感じなので
周りの信者に支えられながら火渡りをします。
-
そして、縁の下の力持ち的存在の
彼らを忘れてはいけません。
今年はちゃんと撮影してきました!
私が気に入っているのが
リード楽器の
「ナーダスワラム(タミル語)」「シャハナイ(ヒンディー語)」です。
そして打楽器の両面太鼓の「ドーラク」
ティミティの曲が気に入ってCDまで買っちゃいました! -
マリアマン寺院のふるまいご飯もいただいちゃいました。
今年も麺でした。
そうめんかと思っていたのですがビーフンでした。
今年はカレーかけビーフンと
ウップマ(uppuma)と呼ばれるもの。
ウップマはポテトサラダのような卯の花のような感じ。 -
火渡りが終わった信者は
クリシュナの絵の前で大盛りあがり。
-
3:00頃。
男性の火渡りが終わるとFire Pitが閉鎖され、
女性と子供が中に入れるようになります。
やはり黄色い服を着て
Neemを持って入っていきます。 -
女性たちは
物静かに入場し、祈りを捧げていました。
そろそろこの祭りも終了です。
-
前日の昼間から、ティミティを追いかけた今年は
かなりハードでしたが、とても楽しかったです。
家に帰ると
買ったばかりの銀の靴も足の裏も真っ黄黄。
原因はこのターメリック!
まぁ、仕方ないかっ。
寝不足のまま出勤。
退勤後、鏡に映った自分の顔には
クマさんが出現していました。
**** ラクシュミーに恋をして
Happy Deepavaliへ続く ****
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この旅行記へのコメント (2)
-
- josanさん 2012/11/09 21:08:27
- 「ティミティ」、噂には聞いていました。
- 今晩はLeeさん、シンガポ−ルには面白いお祭りが沢山有る
のですね〜、流石に多民族国家ですね〜。(祝)
火渡り祭ティミティは初めて拝見しました、トランス状態で
火の上を歩くので、火傷しないのでしょうかね?。(マジ)
アジアにはこの様な危険な奇祭が、沢山有るようで信仰の深
さを感じますね、私はインドネシアのバリ島で、似た様なお
祭りを見ました。(祝)
火渡り祭ティミティは、ヒンドゥの光の祭典、ディーパバリの
先駆けとなる一連の行事のクライマックスなんですね。
ヒンドゥの神ドラウパディの信者達は、「神への信仰心を証明
するため火の上を歩く」と言うそうですね。
Leeさん、2012年の「ティミティ」、の旅行記楽しみにお待
ちして居ま〜す。(祝)
ウドンよりJOSAN。
- Leeさん からの返信 2012/11/12 20:28:42
- RE: 「ティミティ」、噂には聞いていました。
- JOSAN、こんばんは
シンガポールはいろんなお祭りが目白押しです。
今夜は「Deepavali」前夜!
カウントダウンパーティがあるので、それに行ってきます!
「Deepavali」はシンガポールの祝日になっているので
夜ふかしをしても大丈夫。
でも、ティミティは祝日ではないので
次の日がつらかったです(涙)
目の下にクマができ、
サーミーに笑われました...。
ヒンドゥー教はたくさんの神様がいるので
今、頭の中がこんがらがっている状態です。
**** ****
今月末にはシンガポールのタイ寺院で
「ロイカトーン」をやるという情報を入手したので
行こうと思っています(^^)/
Lee
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