2011　嵯峨野トロッコ列車

2011/05/14 - 2011/05/14

２０１１年５月１４日、嵯峨野トロッコ列車に乗ってきました。

嵯峨野トロッコ列車は、トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅まで、四季おりおりに素晴らしい表情を見せる保津川に沿って走っています。

この観光列車が誕生するきっかけとなったのは、「廃線になった旧ＪＲ山陰線にトロッコ列車を走らせよう」とのアイデアによるもので、創業に関わったスタッフの路線再生に向けた並々ならぬ努力の結果、今日のような姿を見るに至っています。


訪れた日は天候に恵まれ、５月の爽やかな風を受けて走るトロッコ列車は爽快そのものでした。

また、駅のある亀岡と嵯峨野では、周辺の町並み散策を楽しみました。

エリア 亀岡(京都)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日は阪急電車に乗って嵐山へ来ました。
阪急電車は行楽シーズンには特別仕立ての電車を運行しているのですが、「あたご」や「おぐら」など、いかにも京都らしい名前が付けられているとは知りませんでした。

嵐山へはいつも車ですが、たまには電車に乗ってみるもので、思わぬ発見がありました。

天下の景勝地・嵐山の玄関口、阪急「嵐山駅」を出て少し歩けば・・・

桂川に架かる「渡月橋」があります。

一目見ただけで「それ」とわかる美しい姿は、何度見ても飽きることはありません。
特に、秋の紅葉を背にしたその姿はことさら素晴らしく、月でもかかろうものなら感涙ものです。

渡月橋を渡って「トロッコ嵯峨駅」へ到着しました。

この駅は嵯峨野トロッコ列車の京都市側の始発駅で、「ＪＲ嵯峨嵐山駅」に隣接しているのでアクセスは便利です。
隣接する１９世紀ホールは、１９世紀のテクノロジーが体験できるテーマ館で、「Ｄ５１」などの蒸気機関車が展示されています。

嵯峨野トロッコ列車の乗車券です。

駅のホームにはすでにトロッコ列車が入線しています。

列車の姿を目にすると、なんだかワクワクしてきました。

トロッコ列車のイメージを強調するためでしょうか、客車内にはあえて木製の座席が付けられています。

客車内はほぼ満席になりました。
発車時間がきたのでそろそろ発車です。

列車は、トンネルを抜け・・・

保津川に沿いながら走ります。

しばらくすると・・・

現在のＪＲ山陰線の「保津峡駅」と立体交差しています。
「保津峡駅」は保津川を跨ぐ鉄橋の上に作られている珍しい駅です。

「トロッコ嵯峨駅」から２０分強で・・・

嵯峨野トロッコ列車の亀岡市側の始発駅、「トロッコ亀岡駅」に到着しました。

京都の夏の風物詩として欠かせない、保津川下りの亀岡乗船場はタクシーで約１０分程度のところにあります。

また、日本の原風景ともいえる茅葺の古民家集落が美しい美山町へは、この駅から周遊バスが運行されています。

トロッコ列車はここで５分間の待ち時間のあと、「トロッコ嵯峨駅」に向けて折り返し運転しています。

亀岡は明智光秀ゆかりの土地で、古い町並みが残っています。

では、亀岡の町並み散策に出かけます。

亀岡には何軒かの造り酒屋さんがあります。

ここは「関酒造」さんです。
この建物はこの蔵元の歴史を感じさせてくれます。

風情のある町並みを歩いて行くと・・・

漆喰壁となまこ壁が綺麗な「丹山酒造」さんがあります。

立派な庭木のあるお宅を過ぎると・・・

「称名寺」さんの漆喰塗の塀が見えてきます。

その塀越しに・・・

鐘楼が見えています。

称名寺さんの向かいには・・・

「ひしほの匠庵」というお醤油屋さんがあります。

ここから少し歩くと・・・

古世親水公園があります。

ここは元々亀山城の外堀跡で、豊富な湧き水が出ることから地域住民の生活に欠かせない場所として利用されているそうです。

池の中では菖蒲が綺麗に咲いています。

古世親水公園から駅の方へ歩いてくると、亀山城址のお堀があります。

では、帰りはＪＲの在来線で嵐山へ戻ります。

嵐山に戻って嵯峨野散策を楽しみます。
ここはテレビドラマでもお馴染みの竹林の小径です。

ここはやっぱりカップルで歩くところですよね。

鬱蒼とした竹林のおかげで、太陽もさえぎられています。

「トロッコ嵐山駅」が見えてきました。

もと来た小径を引き返すと・・・

さすが京都です、外人さんも歩いています。

では、そろそろ嵯峨野に別れを告げて・・・

電車に乗って帰ります。

今日は楽しい一日になりました。