2012/09/16 - 2012/09/23
855位(同エリア1836件中)
けちゃたびたび(NaokoSaimi)さん
- けちゃたびたび(NaokoSaimi)さんTOP
- 旅行記111冊
- クチコミ4件
- Q&A回答1件
- 185,502アクセス
- フォロワー13人
モスクワでは本当にHさん&K嬢のご夫妻にお世話になりました。お二人には3人お子さんがいらっしゃるのですが、長女は東京、長男は大阪(彼はちょうと夏休みでモスクワに遊びに来ていました)、次女のみを連れての駐在生活です。気がねのない親友夫妻ではありますが、普通の旅ではまず行くことのないようなレストランに連れて行って頂いたのもさることながら、ご自宅での手料理にも舌鼓。旅先での手料理の和食、ホッとするんですよね。
お世話になった中でも、私にとって思いがけずメイン・イベントとなったのが、本場ボリショイバレエの見学。急遽チケットをとってくれたそうなのですが、お願いした方がバレエ関係の付き合いがある方だそうで、前から2列目というスゴイ席で、派手で楽しい演目「ドン・キホーテ」を堪能しました。ありえない贅沢な時間に大感激!!
モスクワからサンクトペテルブルグの移動は、鉄道マニア垂涎のゴージャスな夜行列車「赤い矢号」。久しぶりの寝台車旅行は優雅な時間をくれました。
-
2012年9月18日、19日と2日にかけてのモスクワ市内観光編です。ノヴォデヴィチ修道院。1524年にヴァシーリー3世の命で建てられた女子修道院です。近くに小さな湖があり、チャイコフスキーがここを散策しながら「白鳥の湖」の構想を練ったという逸話があるそうです。
-
なので女性の信者ばかりが来ています。ミサはどこの修道院に行ってもいつも行われている感じがしました。女性信者は必ずスカーフをかぶっています。すごいヒールにタイトスカートでやってきても、教会に入る前にスカーフをして、十字をきって教会に入るのです。
-
入口の上にあるプレオブラジェーンスカヤ教会。1688年のもの。
-
この修道院も革命の時は機能停止させられ、ソ連崩壊後に復活しました。
-
美しいスモレンスキー聖堂は今は観光客は入ることができません。イコンの博物館などを見学しました。
-
アルバート通り。似顔絵書きがいる歩行者天国の通りで、両側はレストランとお土産物屋さん。土産品はあまり安くなくて、マトリョーシカやホフロマ塗りの器、白樺細工の小箱、そして琥珀など。ほんとにそそられませんでした。自分へのロシア土産はK嬢がKリンと一緒に選んでプレゼントしてくれた、チェブラーシカのぬいぐるみだけになってしまった。
-
セルフサービスのレストラン ムームー。ここでランチしました。
-
牛模様の壺に入ったボルシチ。ボルシーで通じます。こちらのピロシキは揚げていなくて、焼いたもの。中身は肉のほか、野菜、リンゴなどのバージョンがあります。
-
さて、キリル文字のおもしろ看板 その1。ダンキン・ドーナツ。
-
おもしろ看板 その2。スターバックス。
-
映画バイオハザードVリトリビューションやってました。英語タイトルはResident Evil Retribution。ミラ・ジョヴォヴィッチって書いてあるはず。
-
アルバート通りの端にある外務省の建物。スターリン・クラシック様式。スターリンがマンハッタンの摩天楼にあこがれて、1950年代にこのような建物を7つモスクワに建てたそうだ。
-
国立図書館とドストエフスキーの彫像。ハトだらけ。ドストエフスキー、プーシキン、チェーホフ、トルストイ・・・は愛されています。あちこちに彼らの名前のついたものがあります。音楽家ではチャイコフスキーがダントツですが、ロシアのオペラに貢献した音楽家も崇拝されています。
-
広場の片隅によく見られるトイレ。一番端の個室にトイレおばさんorおじさんが住んで?います。いくらか支払って使用するようです。昔はトイレ事情の悪さが有名なロシアでしたが、今回公共施設のトイレはどちらも清潔でした。
-
ムクドリの仲間?
-
ボリショイ劇場。1776年の劇団創設にはじまり、火災で消失することがあって、現在の建物は1856年に再建。最近改修があり、オペラ専用の劇場として再スタートした。
-
隣にあるボリショイ劇場新館。こちらはバレエ専用となっている。9月18日の晩、本場ボリショイ・バレエ団のドン・キホーテを見ることになりました。本場のボリショイ・バレエ見たいな〜とつぶやいていたのですが、Hさんの息子さんも「一度見てみたい」と興味を示したので、Hさんが会社の方にお願いして急遽チケットをとってくださいました。
-
キリル文字にてドン・キホーテ。この有名なバレエはセルバンテスの小説をもとに、1869年にプティパの振り付けで、ここボリショイ劇場で初演されました。初めて見るバレエが、本場のボリショイで、とても派手な演目のドン・キホーテとは、K君もラッキーです。
-
エントランスのロビーです。奥にはバーがありました。小腹がすいていた私は、サラミののったフランスパンに、ブーブ・クリコのシャンパンを頂いてみました・・ら、けっこうなお値段でした。皆さん、開幕前や幕間のひと時をおしゃれにシャンパン飲んでましたよ。
-
客席のフロア。
-
1000人収容の客席です。海外の劇場はどこも美しいですね。シャンデリアや天井の絵。
-
行ってびっくり。私たちの席は前から2列目、3列目、4列目に2席ずつ。親切にも2列目の席に座らせて頂きました。お支払いした金額も日本円で1万円。直前なのに、こんないい席で、お安い。どうやらお願いした方は、何かしらバレエに関係があるそうで、なんとありがたいことでしょう!!
-
オーケストラ・ボックスも目の前です。
-
主演のキトリ(&ドルネシア)はエカテリーナ・クリサノワ。昨年ボリショイのプリンシパルに昇進したばかりの新鋭。
バジルはアレクサンドル・ヴォルチコフ。今年2月に来日していたようです。
バレエのドン・キホーテは小説とは異なり、主役は恋する若者二人です。1幕は、年老いたドン・キホーテが自分を騎士と思い込み、ドルネシア姫を探す旅に出ようと決心し、お供のサンチョと旅立つシーンから始まります。
続いて、町で楽しげに踊る若者達の中に、主役の宿屋の娘キトリと床屋のバジルが登場。二人は愛し合っているのですが、キトリの父は金持ちのガマーシュと結婚させようとします。ガマーシュはヘナチョコ野郎で、キトリの親友の二人や、フラメンコダンサーやハンサムな闘牛士達も皆、キトリとバジルのみかた。そこへドン・キホーテとサンチョが通りかかり、キトリをドルネシア姫と勘違い。全体的にドタバタとコミカルな1幕は、主役の二人が駆け落ちをして終わります。 -
変わって2幕。駆け落ちをした二人はロマの野営地にやってきます。ロマの野性的なダンスシーンが繰り広げられます。そこへ追いかけてきたドン・キホーテ、小説でも有名な、風車を怪物と間違えて槍で突撃し、風車に飛ばされて気絶してしまう寸劇となります。気絶したドン・キホーテの夢の中、白鳥の湖のような真っ白なチュチュをきた森の精霊たち、キューピッド、森の女王による、ロマンチック・バレエに一転。ここでキトリはドルネシア姫として登場。夢の中でもドン・キホーテは儚く幻のような姫を追いかけるばかり。そして居酒屋のシーンとなり、ここで追いかけてきた父とガマーシュの前でバジルは死んだふりをして、同情を誘い、ついに父に二人の愛を認めさせることに成功します。
-
日本の劇場ではありえないと思うのですが、幕間のご挨拶の時は、写真撮り放題です。最初はびっくりして遠慮したのですが、2幕目以後は私も思いっきり写真とってしまいました。ドルネシア姫の衣装のエカテリーナ・クリサノワ。綺麗ですね!若いプリンシパルだけあって、技術の高さが光る、きれの良い踊りでした。キトリの時は陽気で強気なスペイン娘、決めのポーズもばっちり、一方ドルネシアのシーンでは一変して繊細な白いバレエで、カーテン・コールもこのようにたおやかです。
-
スパニッシュ・ダンサーと闘牛士。この二人も人気が高く、ブラボーの嵐。
-
ロマ・ダンサー。彼女への拍手は特に大きく、人気の高さが伺えます。
-
3幕目はキトリとバジルの結婚式のシーン。最終幕ではプリンシパル、ソリストたちが、これでもかと技の競演です。実は、日本に帰国してから、熊川哲也のKカンパニーのドン・キホーテを見ました。偶然にも同じ演目になってしまったのです。熊川さんは・・天才でした。なんかもう、彼一人で、舞台の全部をさらってしまいます。
で、ボリショイの場合、プリンシパルやソリストの層が厚いので、特に女性はキトリ以外もソロの見せ場が満載。最終幕はどこまで本編?で、どこがアンコールなのか、わからないくらいでした。優雅にお辞儀をしているのはキューピッドの役のダンサー。 -
右側の手をあげているのが、結婚式の衣装のキトリ。左でお辞儀をしているのはストリート・ダンサー。右奥にサンチョが見えます。
-
ストリート・ダンサーとドン・キホーテ。
-
たぶん・・キトリの親友の片方だと思うのですが。
-
思いがけず、素晴らしい席で鑑賞してしまったボリショイ・バレエ。夢のような舞台にうっとり。私にとって旅のハイライトとなった一夜でした。Hさん、ありがとうございました!!!!!
-
さて、Hさん&K嬢の家はモスクワ中心から5キロ南のドンスコイにあります。ドンスコイにも有名な修道院があり、K嬢の家から徒歩5分ほど。K嬢の家を訪ねたおり、散歩がてら出かけました。
-
ドミートリー・ドンスコイ(1350-89)モスクワ大公が1380年にタタールを打ち破った戦いを記念して建てられたロシア正教会。
-
こちらの教会は写真OKだったので、イコンについて説明します。教会の正面にあるイコンで飾られた壁が「イコノスタス(聖障)」、中央に王門、右手に南門、左手に北門があります。王門の右側にイエス・キリスト、左側に聖母マリア。イエス・キリストの右に描いてあるイコンがその教会の名前(何を祭っているか)を表しています。ドンスコイではここに聖母マリアが描かれているので、ここが聖母マリア教会とわかります。
イコノスタスのイコンの飾り方も決まっていて、上の列がロシア正教の聖人たち、聖書の物語の列、イエス・キリストと聖母マリア、ヨハネと十二使徒の列となっているそうです。 -
壁という壁、柱という柱に、聖人や聖書の物語の絵が描かれており、ステンドグラスはありません。荘厳ですが、きらびやかという感じはあまりありません。また基本座席がなく、信者は立ったまま礼拝を受けます。礼拝の時間は決まっているのだろうと思いますが、信者は三々五々やってきて、入口のところにあるイコンやそれぞれのイコンに口づけしたり、祈りをささげながら、礼拝をとりおこなっている司祭のところまで行って祈りを捧げる・・そんな風に見えました。
-
ドンスコイも修道院なので、広い敷地の中に、いくつかの建物や墓地があり、庭には花が植えられ、静かな時間が流れる場所でした。
-
K嬢には「一日は和食が食べたいから手料理ふるまって!」とお願いしていたところ、こーんなに沢山、素晴らしい料理をふるまってくれました。ちらし寿司に巻寿司、ししゃも、カプレーゼ、野菜サラダ、野菜炒め、きんぴら、インゲン胡麻あえ、とうもろこし、パリで仕入れてきたというエスカルゴ、ガーリックトースト、ロシア風水餃子のペリメニ。すごい、すごすぎる!!大学生のK君、小5のKりんと、Kりんの家庭教師と、皆で小パーティーです。お弁当にして持っていきたいくらいでした。ありがとね!!
ちなみにK嬢へのお土産はリクエストされていた「日本の野菜」。M嬢と手分けしていろんな野菜を持って行きました。梨は小さく切ってKリンのお弁当に入れ、Kリンはそれを友達と分けて食べたとか。モスクワの野菜は美味しかったですが、日本のとは微妙に種類が違うものもあり、「やっぱり日本の野菜は美味しい」のだそうです。 -
マンションの7階で、メゾネットになっていて、とても広いお宅です。各社の日本人駐在員の家族が何世帯かはいっていて、子供のスクールバスのお見送りをすると、その日はどこに行こうかなど話して一緒にランチするなど仲良くつきあっているとのこと。大きなスーパーが徒歩20分くらいのところにありますが、車の運転は何かと危険でできないので、沢山買い物をしなければならない時は会社の運転手さんをお願いすることもあるそうです。英語が通じる国ではないので、やはり不便を強いられるのだなと思いました。
-
子供の学校のために親がしなければならないことが沢山あって、日々その準備や集まりがあり、子供のいる海外駐在員夫人の生活はかなり多忙。ロシア語の勉強もしていますし。ロシア語は今はまだパパが一番上手ですが、もうすぐKりんに抜かされそうとのこと。日本の大学に通うK君も第二外国語でロシア語を選んだそうで、すっかりロシア語家族になっていました。
Hさん&K嬢のご一家には何から何までお世話になりました。ありがとうございました。 -
K嬢の家をあとにして、真夜中にモスクワにある「レニングラード駅」に迎えの車で到着。ロシアの駅は行き先(終点)の名前が駅名となっています。(サンクトペテルブルグは少し前までレニングラードでした。)真夜中に出発して朝の8時にサンクトペテルグルグに到着する寝台列車「赤い矢号」。16両という長い編成の赤い列車が寒々としたプラットフォームに止まっていました。この寝台車の旅も、今回の楽しみの一つ。モスクワとサンクトペテルブルグは昼間は4時間ほどの列車が走っていますが、夜行列車はちょうど朝つくような速度で走るのですね。ちなみにこの列車と30分違いくらいで先に出発する寝台列車もあるのですが、内装の豪華さとトイレなどの清潔さを考えると、多少高くても「赤い矢号」の方がよいらしいです。
-
私達は二人部屋の一等車に乗りました。廊下にも綺麗なカーテンがかかっています。乗ったらすぐに食堂車に行こうと話していたのですが、車両間の移動はできないと車掌さんに言われてしまいました。残念・・・
-
個室はこんなです。イスがベットになるので、2人でいるにはとてもゆったり。食堂車に行けなかったので、売りにきたビールを買って乾杯しました。
-
座席の下にスーツケースをしまって・・
-
出発時刻が深夜なので、すぐにベッドメイキング。背もたれ部分を倒すとマットレスと毛布、枕、タオルなどが出てきました。
-
オヤスミナサイ
-
広いロシアの国土をゆっくり列車は進み、朝8時、サンクトペテルブルグの「モスクワ駅」に到着。
-
麗しの北の都サンクトペテルブルグの旅行記の前に、モスクワの郊外70キロにある「セルギエフ」の日帰り旅行記が続きます!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
けちゃたびたび(NaokoSaimi)さんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
49