2012/05/03 - 2012/05/03
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fuchiさん
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野外席に腰を落ち着け、いよいよお待ちかねのビールと食事に取り掛かる。ロケーションは最高。ビール3杯に本日のおすすめ料理を楽しむ。さすが観光スポットだけあって、船が着くたびにどんどん観光客が増えてきているのが感じられる。食事を終えて席を経つ頃には、席は満席に近くなっていた。アジア系はほとんど見なかったので珍しがられたのか、幾名かから声をかけられることもあり、楽しく時を過ごす。
食事のあとはお土産ショップや博物館を見学し、13時の船の時間まで観光を楽しんだ。船の帰りは、ドナウの流れに乗ってわずか20分でケールハイムに到着。次の予定はシュナイダー醸造所だ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ヴェルテンブルク修道院の中庭の半分以上を占めるレストランのオープンカフェ。大きな木数本が木陰を作っている。
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11:00 ビアガーデンの一角に腰を落ち着け、メニューと周りの様子に目を走らせる。右手には調理場と屋内の食事スペースを兼ねるレストランがある。
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レストランの中の席はこんな感じ。柱とアーチがクラシックな印象を与えている。野外席もいいがこれはこれで良い雰囲気である。
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別の角度を見ると先ほど観光した聖堂が左手、右にはアッザムのミュージアムの入口。正面のゲートを通ると礼拝堂がある丘に続く階段がある。
席についているお客もちらほらいるが、まだ昼には時間が早いためか、人数は多くない。 -
ビールはバロックドゥンケル、アノ、へーフェヴァイス、ラドラー、アッザムボックの5種。ワインやコーラも置いている。この季節にバロックヘルがないのは意外。もっと夏のさかりになってから出すのだろうか?
料理メニューはかなり豊富。トラディショナルメニューにはフライや燻製のトラウト料理がいくつかと、バイエルン地方の肉料理がずらりと並んでいる。 -
まず一杯目はやはり、名物のバロックドゥンケル。濃い色だが黒ではない。一口含むとやさしい口当たり。スルスル飲んでいるとだんだんと甘みが増してきた。ロースト麦芽のコク、ほどよい苦味も楽しめる。食事が出る前に0.5lが余裕でなくなってしまった。
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ヴェルテンブルガーanno1040。スタイルとしてはメルツェンであるが、フェスト限定というわけではないようだ。
バロックドゥンケルとは対照的に、強い香、甘みがある。温度は11度、シトラスのほのかな酸味と、かるいホップ苦味がある。
しばらく飲んでいると甘みが出てきて、苦味は穏やかに変化し、旨味がよりいっそう感じられるように変化した。
色は濃い目のゴールド、ガスは弱め。味は強めなだけありバロックほどキレはないが、実に美味しくあとを引く。これまたいくらでも飲めそう。 -
オススメ黒板に書かれたメニューはブタの心臓。
単語が読み取りにくくて、ウェイトレスのおばちゃんに聞いてみると、手元のメモ帳になにやらカクカクの絵を描いてくれたのだが・・・
想像力を駆使してようやくそれが、豚の絵とハート型であることに気づいた。分かってみるとなかなかに味のある絵だったので、メモをもらうか写真をとっておけば良かったと後悔。 -
料理がきた。、豚ハツがグレービーソースに浸されており、みじん切りの野菜が乗せられている料理のようだ。肉が内臓っぽくてなかなかのワイルドビジュアル。さっそく食べてみると肉は歯ごたえがかなりあるが、ソースと相まってジューシーで旨みがある。肉をかんでるとビールが欲しくなり、ついつい酒が進んでしまう。
付け合せは肉汁を吸ったゼンメルクヌーデル、ガーリックをきかせたgruneがこれまた美味しい。 -
本当は2杯でとどめておくつもりだったが、料理が美味しくビールが切れてしまったため、ノリでアッザムボックも注文。金属製?のクラシックなマグで出される。コーヒーの香がして、甘く飲みやすく、食中酒として優秀。
とはいえ、コンディションがよければ日本でも同じくらいのレベルでは飲めるとも思った。最近の輸送技術は素晴らしい。 -
周りを見回して見ると、お客もぼちぼち増えてきていた。
取っ手つきのグラスでヴァイスを飲んでいる人もいる。 -
大いに飲み食いしていると、新しい船が着いたのか、ドイツ人の集団が到着。一直線に聖堂に入っていった。
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ドイツ人のお年寄り二人と交流。名刺を渡すと、なかなかにウケが取れた。なぜかというと、私は名刺に、”bier reisende”(ビールの旅人)という肩書きをつけていたのだが、どうもこれは”女性名詞” だったらしいのだ。付け焼刃で造語してもなかなかうまくいかないものだが、それはそれでネタになり、相手がこちらに興味をもってコミュニーケーションが進むので悪いことではない。
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ペットと一緒に来るお客も。ドイツ人は犬好き。
ウェートレスさんも犬をなでている。・・・衛生には注意して欲しいが。 -
自転車で修道院内に入ってくるご夫婦?も。
船に自転車を積んできたのか、それとも自転車圏内に家があるのか・・ -
ビアガーデンの向こうでは一部の建物が工事中であった。この時期は醸造はしてないとの情報だったので、醸造関連の建物かもしれない。
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食事を終え、お土産屋を眺める。ヴェルテンブルグのグラスが何種類か。小さめの奴をひとつ購入する。
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さすが修道院だけあって、山のようにキリスト像も売られていた。
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Besucherzentrumとは直訳するとビジターセンター。修道院の歴史を説明し、貴重な品を展示している。
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アッザム兄弟再び。Besucherzentrumではアッザム兄弟の作品や道具なども展示されていた。建物のうえにMuseumと書いてるから、特別展示なのかもしれない。
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謎の彫刻。なんかのモンスターにも思えるインパクトある像だが、修道院だから何かしら宗教的な、真面目な由来があるんだろうと思われる。
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ヴェルテンブルクの古いマグやグラスも展示されている。
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こちらはキオスク的な小さめのお土産店。ビアガーデンのわきにある。
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ここでは、ヴェルテンブルクのビールの蒸留酒が売られていた。
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さらに、ボトルビールやパーティサイズのビール缶なども取り扱っている。これをここで購入しても、運ぶのが大変だよなあ・・
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お客がひと段落し、くつろぐウェイトレスさんたち。
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そろそろ船の時間が近づいてきたので、修道院の出口に向かう。門を出ると、すぐ目の前にドナウ川が流れている。
・・・この距離だと、ちょっと水位が上がったら、えらい大事になるような気がするのだが・・・ -
13:00 修道院を退出。川辺でたくさんの子供たちが、カヌー遊びをしていた。
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船着場で帰りの船を待つ。この便でケールハイムにもどる人は結構いる様子。大勢のたす多様な人がいるが、アジア系は全く見なかった。
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時間通り来た船にのりこみ、再びドナウ河の上に出る。振り返るとヴェルテンブルク修道院がみるみる離れて行くのが見えた。素晴らしい醸造所で、苦労して訪問した甲斐があったと思う。
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再び快適な船の旅。
同乗者も多く、時間も昼時ということで、船内サービスのビールや軽食を注文する人も多くいた。 -
太陽はほぼ真上。青空と緑が川に写っており、雄大な風景を堪能することができる。
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行きがけに見た両岸の奇観・巨岩をあっという間に後にし、船ははドナウの流れに乗ってするすると進む。
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これも行きがけに見た、自然の横穴。行きよりも近いところを通ったので撮影。さすがに中までは見通せない。
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川の流れに沿っているだけあって、船足がたいへん早い。行きは40分かかった道を20分で駆け抜ける。
そのため、船で軽食やビールを頼んだひとが大慌てで食事を片付ける羽目になっていた。 -
ケールハイムまであとわずかだか、このご老人もヴェルテンブルガー・バロックドゥンケルを注文したはいいが、残し気味・・。
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ケールハイムの建物が見えて来た。もうまもなく接岸する、
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ケールハイムに帰還し、土手を登ったところで振り返り、乗って載きた船を写す。船にはすでに、次に乗り込む大勢の客が群がっていた。あれが全部ヴェルテンブルクに行くとしたら、恐ろしく混雑するだろうなあ・・
さて思わず3杯もビールを飲んでしまったが、これしきで酔ってはいられない。次のレポでは、シュナイダーの醸造所ツアーに参加する。(続)
ビール累計 54種/21.4l
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