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ドイツビールに魅せられた7年前から、一度は行ってみたいと常々思っていた、最古の修道院醸造所ヴェルテンブルク。その憧れの地にいよいよ足を下ろす。<br />始発の船で来訪したので時間は10時ちょいと、まだ昼飯には早い時間であった。そこで、まずは修道院の内部を観光する。緑豊かな裏の丘に登って景観に感心し、博物館では修道士が描いた博物的なスケッチを見学。そして聖堂に入って聖ゲオルギウスやアッザム兄さんに挨拶。敷地はそれほど広くないのだが、密度が濃く見所が多い。<br />ある程度歩き回って腹がへったところで、修道院の中心にある野外席に腰を据えた。

ビアライゼ2012(32)Klosterbrauerei Weltenburg探訪 前編

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2012/05/03 - 2012/05/03

710位(同エリア776件中)

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fuchiさん

ドイツビールに魅せられた7年前から、一度は行ってみたいと常々思っていた、最古の修道院醸造所ヴェルテンブルク。その憧れの地にいよいよ足を下ろす。
始発の船で来訪したので時間は10時ちょいと、まだ昼飯には早い時間であった。そこで、まずは修道院の内部を観光する。緑豊かな裏の丘に登って景観に感心し、博物館では修道士が描いた博物的なスケッチを見学。そして聖堂に入って聖ゲオルギウスやアッザム兄さんに挨拶。敷地はそれほど広くないのだが、密度が濃く見所が多い。
ある程度歩き回って腹がへったところで、修道院の中心にある野外席に腰を据えた。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 船着場に到着、船を降りる。始発だけあって同乗者は少なめ。<br />背景の崖が秘境感を醸し出している。

    船着場に到着、船を降りる。始発だけあって同乗者は少なめ。
    背景の崖が秘境感を醸し出している。

  • 船に積み込んでいた自転車を運び出すサイクラー。結構年配っぽい。<br />しかしここからどこにサイクリングするつもりなのかな。森と岩だらけなんだけど。

    船に積み込んでいた自転車を運び出すサイクラー。結構年配っぽい。
    しかしここからどこにサイクリングするつもりなのかな。森と岩だらけなんだけど。

  • 修道院までしばらく川沿いに歩く必要がある。

    修道院までしばらく川沿いに歩く必要がある。

  • 修道院の入口には、ケールハイムのシュナイダー・ヴァイセスブロイハウスと同じようにドナウ川氾濫の記録が刻まれている。

    修道院の入口には、ケールハイムのシュナイダー・ヴァイセスブロイハウスと同じようにドナウ川氾濫の記録が刻まれている。

  • 門をくぐると、広い中庭に出た。建物がぐるりと周りを取り囲んでいる。<br />建物の一角はレストランで、さらに広めの野外席が中庭の一部を占めている。

    門をくぐると、広い中庭に出た。建物がぐるりと周りを取り囲んでいる。
    建物の一角はレストランで、さらに広めの野外席が中庭の一部を占めている。

  • レストランの壁に書かれたビールの説明文。ヒゲ文字といい枠といい、いちいちデザインがカッコ良くて感心する。<br />記載内容通り、ここが1050年から醸造している世界最古の修道院醸造所であることは、ご存知のとおり。

    レストランの壁に書かれたビールの説明文。ヒゲ文字といい枠といい、いちいちデザインがカッコ良くて感心する。
    記載内容通り、ここが1050年から醸造している世界最古の修道院醸造所であることは、ご存知のとおり。

  • まだ昼飯には早いので、修道院の中を探索する。中庭から伸びている石造りの階段を登り、森の中に分けいる。

    まだ昼飯には早いので、修道院の中を探索する。中庭から伸びている石造りの階段を登り、森の中に分けいる。

  • 階段から坂道に道が変わった。茂った木々が強い日差しを遮ってくれる。森のなかはチョコレートやココアのようなちょっと甘い匂いがする。

    階段から坂道に道が変わった。茂った木々が強い日差しを遮ってくれる。森のなかはチョコレートやココアのようなちょっと甘い匂いがする。

  • 坂道を登りきると、開けた丘の中腹に出た。ここはヴェルテンブルグ修道院の裏山のようだ。細い道がかなり先まで伸びており、どこまでも移動できそう。船以外のアクセス路なのだろうが、どこに通じているのだろうか。

    坂道を登りきると、開けた丘の中腹に出た。ここはヴェルテンブルグ修道院の裏山のようだ。細い道がかなり先まで伸びており、どこまでも移動できそう。船以外のアクセス路なのだろうが、どこに通じているのだろうか。

  • ドナウ川の対岸が見える位置。

    ドナウ川の対岸が見える位置。

  • キリストの絵が書かれた、ポストか石灯篭みたいなのは何なのだろう?

    キリストの絵が書かれた、ポストか石灯篭みたいなのは何なのだろう?

  • ドナウ対岸は高く切り立った崖。森の茂りっぷりがすごい。

    ドナウ対岸は高く切り立った崖。森の茂りっぷりがすごい。

  • 野原に設置されたベンチで休むお年寄りたち。白髪なんだけど元気いっぱいで和む。<br />写真を撮らせていただいたあと、こちらも写真をとっていただいた。

    野原に設置されたベンチで休むお年寄りたち。白髪なんだけど元気いっぱいで和む。
    写真を撮らせていただいたあと、こちらも写真をとっていただいた。

  • 丘の一角に建物が建っている。小さい小屋のように見えるが、これはフラウエンベルク礼拝堂である。

    丘の一角に建物が建っている。小さい小屋のように見えるが、これはフラウエンベルク礼拝堂である。

  • 礼拝堂の中は、小ぶりながらもゴージャス感あふれる造り。天井にはフレスコ画が描かれ、微細な細工や装飾を施された祭壇と本尊が祀られている。

    礼拝堂の中は、小ぶりながらもゴージャス感あふれる造り。天井にはフレスコ画が描かれ、微細な細工や装飾を施された祭壇と本尊が祀られている。

  • 礼拝堂の門には、額縁に入った多数の絵が並べられて飾られている。描かれている内容は、当然宗教画的なものが多いのだが、修道院の建物や船着場をスケッチしたと思しき絵も、わずかながら見受けられる。

    礼拝堂の門には、額縁に入った多数の絵が並べられて飾られている。描かれている内容は、当然宗教画的なものが多いのだが、修道院の建物や船着場をスケッチしたと思しき絵も、わずかながら見受けられる。

  • 丘の先には何もなさそうなので引き返し、坂道を降りる。その途中にある建物が見学できそうなので入ってみた。一番上の看板には”Arche Noah”(ノアの方舟)と書かれている。<br />

    丘の先には何もなさそうなので引き返し、坂道を降りる。その途中にある建物が見学できそうなので入ってみた。一番上の看板には”Arche Noah”(ノアの方舟)と書かれている。

  • 中に入ってみると、鳥や蝶のスケッチ、人物像などの絵画が所狭しと飾られていた。<br />

    中に入ってみると、鳥や蝶のスケッチ、人物像などの絵画が所狭しと飾られていた。

  • 修道院が近隣の動植物をスケッチしたもののコレクションらしい。博物学的に興味深い。鳥の絵など色鮮やかでリアルなタッチ。

    修道院が近隣の動植物をスケッチしたもののコレクションらしい。博物学的に興味深い。鳥の絵など色鮮やかでリアルなタッチ。

  • 敷地の中央にあり、丸いドームをもつ聖堂に入る。

    敷地の中央にあり、丸いドームをもつ聖堂に入る。

  • ホール入口の手前の小部屋。

    ホール入口の手前の小部屋。

  • ホール手前の小部屋の天井にも、美麗な装飾と絵が飾られている。

    ホール手前の小部屋の天井にも、美麗な装飾と絵が飾られている。

  • 聖堂はいがいとこじんまりの印象。

    聖堂はいがいとこじんまりの印象。

  • 見上げると天井に壮麗なフレスコ画。そして、手前にキューピット達が支える金のリングがあるのだが、写真中央あたりを見ると・・・

    見上げると天井に壮麗なフレスコ画。そして、手前にキューピット達が支える金のリングがあるのだが、写真中央あたりを見ると・・・

  • アッザム兄さん発見! ちーっす。<br />言わずと知れた、この聖堂を立てた建築家のアッザム兄弟の像。ヴェルテンブルガー・アッザムボックのラベルでおなじみなので、初見にも関わらず懐かしさに似た感情があふれる。<br />しかし宗教施設なのに遊び心に溢れてるなあ。<br />

    アッザム兄さん発見! ちーっす。
    言わずと知れた、この聖堂を立てた建築家のアッザム兄弟の像。ヴェルテンブルガー・アッザムボックのラベルでおなじみなので、初見にも関わらず懐かしさに似た感情があふれる。
    しかし宗教施設なのに遊び心に溢れてるなあ。

  • 天候のフレスコ画の周りをぐるりと囲んで、ものすごい密度の彫刻・彫金細工が飾られている。

    天候のフレスコ画の周りをぐるりと囲んで、ものすごい密度の彫刻・彫金細工が飾られている。

  • フレスコ画手前に浮いている金環を支える天使たち。この金環の細工も細かくて見ごたえある。下には鎧兜を装着し騎士の彫刻。

    フレスコ画手前に浮いている金環を支える天使たち。この金環の細工も細かくて見ごたえある。下には鎧兜を装着し騎士の彫刻。

  • この聖堂のご本尊、聖ゲオルギウス。ちょうどこの時間(10時半〜11時),<br />日光が差し込むような作りになっており、像が後光を背負っていて神々しい。<br />常連らしき他の参拝客が話しかけてきたのだが、この聖堂は、この時間に見るのが一番いい、とのこと。

    この聖堂のご本尊、聖ゲオルギウス。ちょうどこの時間(10時半〜11時),
    日光が差し込むような作りになっており、像が後光を背負っていて神々しい。
    常連らしき他の参拝客が話しかけてきたのだが、この聖堂は、この時間に見るのが一番いい、とのこと。

  • 太陽光が影響しないポジショニングをして、改めて聖ゲオルギウスの竜退治の像を撮影する。なかなかに勇ましい。竜の造形も良い。

    太陽光が影響しないポジショニングをして、改めて聖ゲオルギウスの竜退治の像を撮影する。なかなかに勇ましい。竜の造形も良い。

  • 聖ゲオルギウス像の上には羽の生えた天使が何柱も集まっている。本来は祝福しているのだろうけど、竜退治を見物しているようにも見える。

    聖ゲオルギウス像の上には羽の生えた天使が何柱も集まっている。本来は祝福しているのだろうけど、竜退治を見物しているようにも見える。

  • 細かい装飾品の数々の他に、柱がねじってあったり、壁の石の色が微妙に変えてあったりと、いちいち技工を凝らしている様子が垣間見える。

    細かい装飾品の数々の他に、柱がねじってあったり、壁の石の色が微妙に変えてあったりと、いちいち技工を凝らしている様子が垣間見える。

  • ゴージャスなパイプオルガン。装飾品としても派手でかっこいい。

    ゴージャスなパイプオルガン。装飾品としても派手でかっこいい。

  • 所々にある天井の採光窓から強い光が差し込んでいるので、中はとても明るい。

    所々にある天井の採光窓から強い光が差し込んでいるので、中はとても明るい。

  • ホール脇の小部屋にある祭壇。絵のモチーフは何だろう?

    ホール脇の小部屋にある祭壇。絵のモチーフは何だろう?

  • たっぷり堪能し、そろそろ食事にもいい時間になったので、聖堂をあとにする。さあ、次はいよいよレストランでビールだ!(続)<br />ビール累計 51種/19.9L<br />

    たっぷり堪能し、そろそろ食事にもいい時間になったので、聖堂をあとにする。さあ、次はいよいよレストランでビールだ!(続)
    ビール累計 51種/19.9L

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