チャオプラヤー川をまたいで (2)　ワットラカンのセピア色学生街　＊ バンコク紀行(83) ＊

2012/10/01 - 2012/10/01

チャオプラヤー川のこっちとあっち、今と昔を1日でたっぷり楽しんできました。
後半は川のあっち側の”今”、ワットラカン周辺の学生街です。

狭い路地の店に屯する学生さん達、喫茶店で何時間でも話すことが尽きない様子を眺めていると、どこに居てもあの年頃って同じなんだな〜と甘く切なくちょっと苦い思い出に浸るのでした。

エリア バンコク(タイ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩

本日のコース


車で民主記念塔近くのクイーンズ･ギャラリーへ。
川を渡ってワット･ラカンの学生街へ。

ワットラカン周辺図

ワットラカン近くの駐車場からスタートし、川に沿った路地を上っていって次の船着場で折り返します。

ワットラカン近くのシリラート病院


大きな病棟をいくつも抱えたタイ国内最大最古の病院の前を通り過ぎました。
現在プミポン国王が入院していらっしゃいます。

ワットラカン　Wat Rakang

ラカンというのは鐘という意味で、境内から鐘が見つかりそれにちなんで名付けられたそうです。（現在鐘は対岸のワット･プラケオへ）

境内にはたくさんの鐘があり、それを鳴らすと徳が積めるというのですが…

＜bkkzoom(和文)＞
http://www.bkkzoom.com/thai_temple_watrakang.php
＜Wat Rakang公式(タイ語)＞
http://www.watrakang.com/

堂が多くてどれだかわからない


事前に多くの情報を見つけられなかったので、どれが本堂か、はたまた別の寺かわからず。
白い壁で囲まれた路地は静かです。
お坊さんの後について行ってみましょう…。

ここ？

大きな仏塔もあるお寺でした


でも鐘の堂は見つからず。
対岸の寺とは雰囲気が異なり、地元の方がお参りに来ているようです。テントの中では説法中でした。

お寺の販売所だけど…


一応鐘を見ました。これはきっと奉納用ですが。

”寺の犬”がいっぱいいて、皆さん餌をあげています。タイで”寺の犬”という表現は、行き場を失って慈悲にすがる他にない最後の哀れな様子を指すらしいのですが、町の中の野良犬よりもよっぽど安穏に暮らしているように見えます。

お堂には金色の仏様が安置されていました

お寺の脇には学校があります


お坊様のための学校ではないようで、高校生の男の子達が出てきました。

ワットラカン船着場


面白い賑わい方をしていました。
まるっきり近所の方ばかりじゃなさそうで、船からどんどん人が降りてきますが、かといって観光客でもない。
屋台はタンブン(功徳)用の小魚や亀を売っています。

小魚や亀


川に放して功徳を積む
　　↓
また捕獲する　←これはいいのか？

どこかで見たニュースでは、生息地と異なる場所で捕まえた亀を放すタンブンではほとんどの亀は死んでいたという調査も。

うようよ


よく育ってます。

鳩もパンで鈴なり


まともに歩けないほど目の前を行き交います。

飴細工屋さんに見惚れるお兄ちゃん。でも買わない。

学校帰りの学生さん達でいっぱい


お寺の脇を北上していきました。
学生さんばかりが目立つ路地。後で調べてみると、タマサート大学の別キャンパスや高校など周辺にはたくさんの学校がありました。

僧坊…らしき建物内で


開き掛けた門の中から手招きされたので、上がってみることに。

お坊様達が暮らす坊のようです


なぜ見に来いと呼ばれたんだろう？

パトラワディ・シアター　Patravadi Theater


少し進むとタイの有名な舞台女優パトラワディさんの劇場兼演劇学校がありました。

http://www.patravaditheatre.com/

パトラワディさん

きれいに作られた庭を進むと…

劇場がありました

さらに進むと赤煉瓦と木造建物の感じのいい路地に入りました

まずはリバーサイドでお昼ごはん


緑の丼マーク＋リバーサイドに惹かれて入ってみることに。
中は川沿いがオープンテラス、反対側は全部鏡張りで川の様子が写り、船の中にいるような錯覚を起こします。

どんよりチャオプラヤー川


雨期で天気が悪いものの、ゆるやかな川を眺めているとのんびりとした気分になります。

反対を向けばワットアルンの仏塔が遠くに見えました

ハンモックでお昼寝中


店の脇に停泊中の船ではハンモックに揺られて昼寝中。船よりはるかに揺れて船酔いしそう…。

クイティアオ　120B(305円)


食堂以上レストラン未満の店構えですが軽くリバーサイドビュー代が入っています。でも味も観光客向けに食べやすくしてあるものの悪くなく、この眺めですから良心的。

Krua Rakangtong（クルア・ラカントーン）

306 Soi Watrakang Arun Amarin 18, Siri Rat, Bangkok Noi, Bangkok, 10700

同じ敷地内にカフェがありました


学校帰りの男の子達がテラス席で楽しそうです。

カフェの表にまわるといい感じ

お隣の食堂もなかなか…

古い建物なのにおしゃれな仕掛け


いかにも学生街の喫茶店という感じだな。
とても地域限定ですが下北沢や吉祥寺をうろうろしている感じです。

放課後は楽しいよね

おこづかいでちょっと買ってみたり…

なんとなくぶらぶらしてみたり…

食べ歩きに丁度いいものが多いな

若い人たちでかなり賑わっています

近くのシリラート病院の看護婦さんをターゲットにしていそうな女性向けの店も多い

狭い路地にぎっしり

男の子にはがっつりがいいよね

人だかりのパン屋さん


焼けては型ごと取って出し。

あまりの人気に1斤買ってみようかな…と

皆さんいくつもまとめ買い。なかなか順番が巡ってこなくてオロオロしていると、隣にいたお姉さんが割って入って助けてくれました。

バター多めでキメの細かいパンでした。45B（115円）。

Wanglang Bakery（ワンラン･ベーカリー）

Wanglang Plaza, Siriraj
Open Daily 08:00-20:00

路地を出ると隣のワンラン船着場

シリラート病院の別出口も目の前でした


通行人を全てストップさせる警察官。しばらく見ていると何台も同じ型と色のベンツとそれを挟むように警護の車が。王族のどなたかがお見舞いにいらしたのかもしれません。

最後にあの学生街の喫茶店でお茶でもしていきましょ

お店の犬が大人しく座っていました


隣にぴとっと寄り添って見上げていたいいこです。

まだ男の子達は外の席でしゃべってる(笑)


何を話してるのかな？
隣の席は大学生らしい女の子達がリポートを書いていました。
学生に居心地がいいお店です。

ついトーストを頼んじゃった


モンノムソットに行って以来ジャムトーストを無視できなくなってる…。ここのは普通のマーマレードジャムトースト。

アイスラテ　60B
トースト　45B

＃老舗牛乳屋のカスタードパンを食べにラッタナコーシンへ行こう！　＊ バンコク紀行(77) ＊
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10708716/

Rumruay Cafe


306 Soi Aruen Amarintara 18, Aruen Amarintara Rd., Siriraj, Bangkok Noi, Bangkok, 10700