2012/09/16 - 2012/09/17
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春風ねこ丸さん
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カッパドキアに別れを告げて、やってきましたイスタンブール。
空港に降り立ってみれば、そこは予想を超えた大都会。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
空港から車で40分近く。
最初に宿泊するホテルは、かなり奮発してチュラーンパレス・ケンピンスキー。
もともと1872年に建てられた正真正銘のオスマン帝国の宮殿を改装した高級ホテルです(客室があるのは宮殿じゃない建物)。
ボスポラス海峡を望む部屋からの眺めは最高。左側がアジア側、右側がヨーロッパ側の旧市街です。 -
部屋の中はこんな感じです。
-
ベランダに出ればこの景色。すばらしい。ただホテルの構造上、ほかの部屋の中までのぞけてしまうのが難点ですが。
ただこのホテル、新市街のはずれ、タクシー以外の交通手段がまったくないような場所にあるため、観光には著しく不向きです。
飛行機で到着したこの日も、チェックインを済ませたのが3時少し過ぎ。旧市街であれば1,2ヶ所の観光ができる時間ですが、このホテルからだとそれほど行ける場所はありません。
それほど遠くない軍事博物館に行こうかとも思ったのですが、3時からの軍楽コンサートはもう始まっている時間なのであきらめました(実は翌日からしばらく軍楽隊の出張でコンサートは中止になっていたので、この日途中からでも聴いておけばよかったんですが、このときは知るよしもありません)。 -
近場の名所はないかいな、と探して行ってみたのがユルドゥス宮殿。
地図上ではホテルから近そうなので歩いて行こうと思ったんですが、ホテルの人はタクシーで行った方がいいという。
半信半疑で乗ったタクシーは、とたんに急坂を上り始め、私はようやくホテルの人の言った意味を理解したのでした。これは確かに歩きじゃきついわ。
イスタンブールの町は、地図ではわからないこともあるということを知ったのはこれが最初。
その後のイスタンブール滞在中、地図には何度も裏切られることになりました。 -
ユルドゥス宮殿は、まあ豪華といえば豪華なのだけど、それほどたいしたことはないよね、という微妙さ。中は博物館になっているのだけど、展示物は撮影禁止。
そしてたいして観光客もいないので、警備員がずっとついてくるのですよ。で、撮影禁止のところにカメラを向けようものなら、めざとく注意するのです。 -
広大な公園が隣接しているので、その中を通って帰ろうと思っていたんですが、門番の人に聞いてみたら、宮殿から公園には抜けられないという。えー。しょうがないので公園の外の坂道を歩いてホテルに戻る。
このときの私たちは、すごく無口だったと思う。
でも、坂道の向こうに海が見えるこの景色もこうしてみると悪くない。 -
そこで、今日は出かけるのはあきらめ、ホテル内を散策してみることに。
ホテルの前には、かつて宮殿だったときの名残にこんな大きな門があります。
おお、さっきのユルドゥス宮殿より豪華じゃないですか。 -
ホテルからはボスポラス大橋も見えます。
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これがかつての宮殿。現在レストランや結婚式場として使われています。
とはいえ実際に宮殿として使われていたのはわずか4年近くで、1876年から1904年までは、精神を病んで退位したムラト5世が軟禁されていたとか。
しかも、旧チュラーン宮殿は1910年に外壁だけを残して焼け落ちてしまったので、今の建物は1987年にここを買い取った日本の熊谷組が新たに建て直したものです。いやー、バブル経済華やかなりしころの話ですね。
現在ホテルを所有しているのは、ドイツのホテルチェーン、ケンピンスキー・グループです。 -
海側から宮殿を眺めてみます。
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日も暮れて夕食の時間。宮殿の中のレストランでオスマン宮廷料理なるものを食べてみることにしました。ドレスコードがフォーマルとか書いてあったのでちょっと気後れしていたのですが、ホテルの人曰く「ジャケット着た方がいいけど、まあ気にしなくていいよ」(意訳)とのこと。実際、ポロシャツだけのお客さんもいたので、あんまり気にしなくてよかったらしい。
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海が見える2Fのバルコニー席で食事を食べていたら、いきなり花火が上がって新郎新婦入場。いや何か下のテラスでパーティやってるなと思ってたら、結婚式だったんですか。
後ろで青くライトアップされているのはボスポラス大橋。 -
そして壇上に上がった新郎新婦が、何か誓いの言葉的なものを口にした瞬間、ふたたび背後に花火が。
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そして同じ瞬間、今度はボスポラス海峡の船上からも花火の打ち上げが始まりました。これがまた長くて、ゆうに10分は続いてましたね。打ち上げた花火の数はたぶん数百発にはなるかと。たぶん知らずに見たら「あー花火大会でもやってるのかなー」と思ったはず。これが個人の結婚式とは。
あまりのど派手さに、食事を食べるのも忘れてあんぐりと口を開けておりました。 -
打ち上げ花火がパーティのクライマックスだったようで、しばらくすると招待客たちも帰りはじめ、テラスはすっかり静かになっていました。
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さて翌日。申し込んでおいたボスポラスクルーズに出発です。
迎えに来たバスは、新市街のいろんなホテルをまわってお客さんをピックアップ。旧市街の海沿いの営業所みたいなところで別のバスに乗り換えてから、まずはスパイスバザールへ。旧市街初観光。 -
まだ朝だというのにすごい人ごみ。それに、何この日本語の看板。
店の人は、こちらが日本人と見るや、カタコトの日本語で話しかけてきます。
イスタンブールに何日か滞在するにつれ、だんだんしつこい客引きを無視するコツをつかんできたけれど、このときはまだ慣れないので何度かつかまるはめになりました。 -
しばらくスパイスバザールをぶらぶらしたあと、バスは新市街に戻り、カバタシュの港からクルーズに出発。
空はあいにく曇っていて、ちょっと寒い。
写真は昨夜泊まったチュラーン・パレス。海から見てもなんとも豪華です。がんばったな、熊谷組。 -
船はボスポラス大橋をくぐって。
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ルメリ・ヒサルへ。
オスマン帝国のメフメット2世が、コンスタンティノープルを攻略する拠点として1452年にわずか4ヶ月あまりで建造した要塞です。
右に見える橋は日本の建設会社が作った第二ボスポラス橋。
クルーズ船はこのあたりで引き返します。 -
アジアサイドにある要塞がアナドル・ヒサル。ルメリ・ヒサルに比べてたいへん地味。
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その近くにある小さな宮殿が、キュチュクス宮殿。
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ベイレルベイ宮殿。行ってみたかったけど、ちょっと時間が足りなかったなあ。
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ボスポラス橋のたもとに、なにやら白い服の水兵さんが並んでるな、と思っていたら。
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しばらくしてこんな軍艦がやってきてびっくり。
あとでA579という艦船を調べてみたら、どうやらトルコ海軍の練習船のようです。甲板に全員が整列するのは、登舷礼という、軍艦として最大の敬意を示す礼式だそうです。何かの行事なのかな? -
というわけでクルーズはおしまい。
曇り空(ときどきぽつぽつと雨)が残念だったけれど、偶然ながらなかなか珍しいものが見られました。
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