2010/07/17 - 2010/07/21
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kabolingさん
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学校の教科書にも載っている「西安」、「兵馬俑」という言葉。
自分が実際に行くことになるとは思ってもみませんでした。
急に友人が西安に行きたいと言い出し、海の日の3連休を含めた3泊4日で
急遽西安行きが決定。
実際に体験した西安を言葉で表すなら、「人多い」、「暑い」、「すべてがデカい」。
慣れない個人での移動に加え、厳しい暑さ、西安の広さにヘトヘトになりましたが、
シルクロードの出発点西安は、異国情緒あふれる素敵な町でした。
(旅程)
1日目:関空→北京首都国際空港→西安咸陽空港
2日目:華清池、兵馬俑博物館
3日目:大雁塔、城壁、碑林博物館、鐘楼、鼓楼
4日目:西安咸陽空港→北京首都国際空港→関空
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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-
○1日目
個人旅行に不慣れな私と友人。
今回航空券+ホテルのみのツアーなので、
ちゃんと観光できるか不安な気持ちを抱えながら関空へ。
飛行機は中国国際航空を利用。
CA928 関空13:50発 北京空港16:05着
CA1211 北京空港18:30発 西安咸陽空港20:20着の予定。
関空から西安への直行便がなく、北京乗継であったため、
初日、4日目は移動だけで潰れてしまいます。
関空でチェックインしようと思ったところ、何とこれまでに経験したことのない行列ができているではありませんか!
延々と列に並び、ようやくチェックイン終了。
我々の後ろにもまだまだ列は続いており、ちゃんと予定時間に出発できるのかと思っていたところ、案の定出発時間になっても、出発しません。
北京に遅れて到着。乗り継ぎまで時間があまりないので、大急ぎで空港内のレストランで牛肉麺だけ食べ、西安行きの飛行機に乗り込みましたが、
何と今度はこちらも遅延。
西安についたのは深夜、もう日が変わる頃でした…
ホテルまでの送迎はついていたので、ガイドさんと合流。
車に乗り込み西安市街へ。
ホテルに向かう途中城壁を通りましたが、きれいにライトアップされていました。さすが城壁都市!
ホテルは西安中心部のシンボル鐘楼そば、文苑大酒店です。Wen Yuan Hotel - Vip Building ホテル
-
○2日目
2日目は早速、今回の旅行の目玉、兵馬俑へ出発です。
陝西省歴史博物館が明日休館日なので、本来なら今日はそちらに行き、兵馬俑は明日に回したほうがよいのですが、移動に不安の残る我々、不測の事態に備え、今回陝西省歴史博物館はあきらめ、メインの兵馬俑に先に行くことにしました。
兵馬俑博物館へは西安駅からバスが出ているため、まずは西安駅にバスで向かいます。西安駅までのバスは1元。
西安駅に着きましたが、西安駅広すぎます。
兵馬俑行きバスが出ている駅東側まで、遠いのなんの、人多いのなんの!
兵馬俑行き游5バスに着くまでには、他の兵馬俑行きツアーバスの客引きが
たくさんおり、「兵馬俑〜」とあちこちから声をかけられますので、
人をかき分け進みます。
やっと游5バスに到着した後も、バスの周囲には、兵馬俑に向かう観光客で
あふれかえっており、1台目のバスには乗れませんでした。
しかしバスは何台も出ているので、急いで次のバスに乗り込みます。
バスの車内では女性の係員が、兵馬俑の説明を中国語、英語で行ってくれます。何を言っているのかは聞き取れませんが、中国語での説明は非常に長いのに対し、英語での説明は中国語の時の半分以下です。みじかっ!
運賃はその係員が集めにきます。
我々はまず、兵馬俑博物館までの途中にある、華清池に向かうことにしました。華清池までは確か運賃6元でした。
華清池につきましたが、華清池も観光客であふれかえっていました。
どうやら中国人に大人気の観光地のようです。華清池(驪山温泉) 温泉
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華清池は驪山を背にした温泉地で、唐の玄宗皇帝と楊貴妃が過ごしたロマンスの地だそうです。
華清池に入ると、大勢の中国人日本語ガイドが、次から次へと我々のところにやってきて、何元で案内する的なことを言ってきます。
それらのガイドを断りながら、そして他の中国人観光客をかきわけながら前に進みます。
人が多い、そして暑い。 -
これは楊貴妃が入浴したお風呂だそうです。
とりあえず、華清池を一通り見学しました。
人ごみと暑さで、ヘトヘトになりながら、華清池をあとにしました。
ガイドブックによると、兵馬俑手前にある、秦始皇陵にも、バスで行けるとのことだったので、そちらも行く予定にしていたのですが、乗り込んだバス係員に秦始皇陵に行くかどうか聞いたところ行かないとのことでした。
仕方ないので、いよいよ兵馬俑博物館に向かいます。 -
バスは兵馬俑の駐車場に着き、降りましたが、USJ駐車場のような広大な駐車場です。兵馬俑博物館がどちらの方角にあるのかまったくわかりません。
とりあえずフラフラ歩いていたら、博物館方面に続くと思われる、飲食店や土産物屋が見えてきました。
兵馬俑を見る前に、昼食を食べることにしましたが、華清池で疲れすぎ、どの店に入ろうか選ぶ余裕もなかったため、真っ先に見えた店に入りました。
昼食後、おみやげ屋さんなどが立ち並ぶ道を延々と1kmほど歩き、やっと兵馬俑博物館入口にたどり着きました。
やはりこちらも観光客であふれています。秦始皇帝陵博物院 (兵馬俑) 史跡・遺跡
-
入場料は90元でした。
兵馬俑坑は1974年、付近の農民が井戸を掘る最中に偶然発見されたそうです。1987年世界遺産に登録されました。
まずは博物館1号坑へ。
中に入ると、体育館のような建物の中に、数千の兵士の俑が現れました。整然と立ち並ぶ姿に圧倒されます。 -
1体1体、顔が違っているんです!
-
兵士の身長は平均180cmもあるそう。
かなり大きく、整然と隊列を組む姿は、近くで見ると大迫力です。 -
続いて2号坑へ。
2号坑はまだ発掘途中だそうです。 -
イチオシ
2号坑の通路には、発掘された兵士の俑が、ガラスケースに収められ陳列されていました。
-
最後は銅車馬館を見学。
秦始皇帝陵付近で発掘された銅車馬を、2分の1の大きさに復元したもの2台が展示されています。
兵馬俑博物館は想像以上のスケールで、大満足でした。
やはり西安に来たら、兵馬俑を見なければなりません。
博物館から出る際、世界遺産だから、トイレもきれいだろうと思って、トイレによってみましたが、使うのをためらうほどではないが、日本で言うと少し汚れた感じのトイレでちょっと残念。
帰りは土産物屋を見ながら、もと来た駐車場に向かいました。
土産物屋では小さな兵馬俑兵士の置物などが売られていました。
駐車場に着き、西安行きの路線バスに乗り込みました。
一様このバスでも係員に秦始皇陵に行くかどうか聞いてみましたが
このバスも行かないと言われました。
たまたま乗ったバスが秦始皇陵に止まらないのか、今はバスは止まらないのか、それとも元々秦始皇陵にはバスは止まらないのかは不明ですが、二人とも疲れきっていたので、始皇陵は見ずに、そのまま西安駅に帰ることにしました。西安駅までの運賃は7元。
西安駅で再びバスに乗り換えホテルへ。
ホテルに着き、しばらくベッドで休憩。
体力が少し回復したので、夕食を食べにホテルのすぐ裏、イスラム教徒である回族が多く住む、化覚巷という通りを散策しました。
名物の涼皮という麺料理を食べたかったのですが、間違って辛いほうを注文してしまい、友人と二人で火を噴きそうになりました。
通りには羊の串焼きや、干し果物など、めずらしい食べ物が売られていましたが、小雨が降って来たのと、疲れから、まったく食欲がわきませんでした。
口がヒリヒリして仕方ないので、何か慣れたものを食べたくなり、ホテル前にあるマクドナルドに行ってハンバーガーを食べて帰りました。
ちなみにマクドナルドのトイレも入ってみましたが、こちらも兵馬俑博物館のトイレと同様あまりきれいではありませんでした。
長い1日でした。 -
○3日目
明日は帰国なので、観光できるのは今日が最後。
今日は市内観光です。今日も暑い。
バスに乗って、大雁塔にやってきました。
大雁塔は西安を囲む、城壁より外側、南に4kmほどのところにあります。大慈恩寺境内にあり、652年唐の高僧玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典や仏像を保管するため、建てられたそうです。
大慈恩寺の北側は池のある公園となっています。
池の噴水は音楽に合わせて、色々な高さに噴き出すしくみになっており、多くの人が、水辺で楽しんでいました。
この大雁塔、見えてはいるものの、入口がどこなのかわかりません。どうやら南側までぐるっとまわらないといけないようです。
入口目指し、露店などが立ち並ぶ道を500mほど歩きます。
ほんと西安は入口に到達するまでが遠い!どこも広い!大雁塔 建造物
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やっと大慈恩寺境内に入れました。
入口で入場券を買いましたが、確か50元はしたと思います。
西安は食べ物とか、バスはとても安いのですが、観光地の入場料にお金がかかります。
中国人観光客にまじって、西洋人観光客の姿も見られます。
そういえば昨日から日本人にはまだ数組しか会っていません。 -
イチオシ
大雁塔です。7層の作りになっています。
そばでみるとほんとに大きい。
ここにきてまた新事実が発覚!
塔にのぼるには、大慈恩寺入場料の他に、また塔への入場料を支払わなくてはいけないようです。確か30元ほどしたと思います。
しかしここまで来て塔にのぼらない訳にはいけません。
入場料を払い、中に入ります。 -
塔内の急な階段を上り、やっと7階までたどりつきました。
小窓から西安市内が見渡せます。
大雁塔を後にし、このあとは城壁に向かいます。
お昼の時間も近くなり、バスに乗る前に、大雁塔近辺の飲食店に入ろうとしましたが、どこのメニューも辛そうなものばかりなのであきらめました。
暑さのため、あっさりとしたものが食べたい気分です。
大雁塔北広場のトイレにもよってみました。西安のトイレは紙を流さず、ごみ箱に捨てるタイプなのですが、ここのトイレはごみ箱が紙であふれかえっていました。
日本の公園の汚めのトイレを、もう少し汚くした感じ。
多分暑さのために臭いがきつくなり、さらに汚れて見えるんだと思います… -
城壁の入口、永寧門につきました。
ここから城壁の上にのぼることができます。明代城壁 史跡・遺跡
-
イチオシ
城壁の上の様子です。
この城壁は周囲約13kmある巨大なものです。
城壁の上は、西安市内の喧騒とはうってかわって、人も少なく、静かな時間が流れています。
レンタサイクルもあり、城壁上をサイクリングして楽しむことができます。
城壁を上がってすぐ目に入ったのが、西洋人観光客が、二人乗り自転車にのって、サイクリングを楽しむ姿!
我々も迷わず二人乗り自転車を借りることにしました。
レンタル料と保証金を支払い、自転車を借ります。保証金は自転車返却時に返してくれます。
この二人乗り自転車、サドルとペダルが二つずつついているのですが、はじめは二人がペダルをこぐタイミングを合わせるのが難しい!
しかしすぐ慣れ、城壁の西端、東端までこいでみました。
巨大なビル建設が進む西安ですが、城壁上からは中国の昔ながらの住宅風景も見ることができ、何の障害物もなく、風を切って進めるのは本当に楽しい!
城壁西端では、遥か昔、ここから旅人が西方に旅立っていったのかと思うと、ロマンにあふれた気持ちになります。
この城壁、ゆったりと楽しい時間を過ごすことができ、本当におすすめです
今回の旅行では兵馬俑と、城壁が、観光の目玉の双璧となりました。 -
続いて碑林博物館に向かいますが、いい加減お腹もすいてきたので
まずは城壁を降りてすぐのところにある、潮州料理屋で昼食を食べました。適当に炒飯や、麺を頼みましたが、久々にあっさりとした味を味わえ、おいしかった。
食事後は、午前中歩きまわって疲れた体を癒すため、これまた城壁そばにある「静雅軒足道」というマッサージ屋に寄ってみました。
一番安いコースを頼みましたが、確か1時間程で、50元位だったと思います。安くリフレッシュでき、大満足です。
これで碑林まで歩く活力が戻りました。
そしてさらに付け加えると、このお店トイレがとてもきれいなんです!日本のトイレと比べてもきれいなほうです。今回の西安滞在中に見た中で一番きれいなトイレでした。
足の疲れが取れたところで、碑林博物館に向かいます。
碑林博物館は城壁永寧門から東へ800メートルほど歩いたところにあります。博物館までの道中には、書道関連用品を扱った店が軒を連ねています。中々情緒ある、素敵な道です。
狭い道をたくさんのバイクも通っていますが、ふとここで、先ほどからどのバイクも、近づいてきてもほとんど音がしないことに気づきました。どうやら電気バイクのようです。
中国では電気バイクが多いなんて初めて知りました。
碑林博物館は名前の通り、多くの石碑が多数林立しており、有名な書家の石碑もあります。
きっと書道がわかる人にとってはすごい石碑の数々なんだろうな。西安碑林博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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再びバスに乗ってホテルに到着。
夕食のため、ホテルのすぐ側にある徳発長に、餃子宴を食べに行きました。
ここは色とりどりの餃子を食べられるのが有名です。
1階と2階があり、1階は普通の単品料理、餃子宴は2階で食べることができます。
2階に入り、早速餃子宴を注文します。
写真のようなせいろにのった餃子が何種類も出てきます。
日本語を勉強しているという女学生が、我々のテーブルに係としてつき、出てくる餃子の説明をしてくれます。
しかしこの係の女の子、餃子が出てくる合間に、お菓子やら、干し梅干しやら、冬虫夏草の入った酒やらの試食を持ってきて、販売案内を始めました。一生懸命案内していますが、我々は買うのは断り、餃子を楽しみます。
珍しい餃子が食べられるし、味もおいしいので、1度餃子宴を体験すのはよいですが、値段も割とするので、普通の餃子を食べるだけなら、1階のほうでもよいかもしれません。徳発長 地元の料理
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続いてそばにある鐘楼に向かいます。
この鐘楼、西安を東西南北に貫く大通りの交差点ロータリーの中にあり、西安旧市街の中心に位置するシンボル的存在です。
鐘楼も城壁と同じく夜にはライトアップされます。
中に入るととても巨大な鐘がありました。昔はこの鐘で城壁の門の開門時間を知らせていたようです。
中では楽器演奏も行われていました。鐘楼 建造物
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続いて鐘楼の西側にある、鼓楼に行ってきました。
写真のように巨大な太鼓がたくさん並んでいます。
この太鼓も時間を知らせるのに使われていたようです。
建物内部では太鼓演奏が行われていました。
これでついにこの旅の観光はすべて終わりました。
ホテルに戻り就寝、次の日の朝、再び西安咸陽空港から飛行機に乗り込み、日本に戻りました。
西安を観光したのは実質2日のみでしたが、非常に濃い時間を過ごすことができました。また、我々が海外旅に不慣れであることを痛感させられた旅でもありました。鼓楼 建造物
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