1994.9 古都扶余＆ソウル

1994/09/26 - 1994/09/28

夏休みの長期休暇前半のマルタ旅行から帰って2日後にはまたまた韓国へ。（その間はダイビング）
家族からあきれられてしまった…。

扶余にもはじめて行って、ソウルで映画。
短いながらも充実の3日間也。

この頃はほとんど写真残してません。


【スケジュール】
9/26（月）関空＜アシアナ航空＞ソウル（金浦）＝扶余[扶余泊]
9/27（火）扶余＝ソウル[ソウル泊]
9/28（水）ソウル（金浦）＜アシアナ航空＞関空
い

エリア 扶余(韓国)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

空港から一直線、扶余の町でアリランモーテルにて宿をとる。
モーテルはラブホにあらず。
普通の大きめ旅館。

アリランモーテル ホテル

2日目は白馬江に面した場所を目指してひたすら歩き。
扶蘇山城の中をうろうろして暑い。

扶蘇山城 (落花岩) 城・宮殿

学校の歴史初期でさんざん習った百済の落日。
白村江の戦いって知ってから久しい。

クダラのハクスキノエって私の時代は言ってたけど、今は違うのかしら。


戦いの後その百済と倭の連合軍の陥落とともに、たくさんの女官たちが花びらの如く落ちていったという、あの白馬江を望む場所にいる。

扶蘇山城 (落花岩) 城・宮殿

白馬江（ペクマガン）を見おろす。

百済の落日に官女たちが身を投げたのがこの河だというお話は歴史の授業では言ってなかったけど。

扶蘇山城 (落花岩) 城・宮殿

余り深い河ではなさそうだけど、天気が悪いわけではないのに低い位置に雲が立ち込めてる。霧？

白馬江 滝・河川・湖

断崖・落花岩の近くに出来た川を見下ろす東屋「百花亭」。

河のほとりまで山城から下りてきた。

白馬江 滝・河川・湖

白馬江を行く遊覧船。
あれに乗ってみようかと。

官女たちが身を投げた落花岩。
彼女たちの姿が花びらが散るように見えたことで、この名が残っている。

遊覧船でこの崖の下を通過。

山城を歩いたときは汗びっしょりだったが、遊覧船は涼しい風にあたり気持ちよし。

静かな船旅でした。

遊覧船船着場。
秋桜の季節。

白馬江から定林寺址へ。
都の中心に建設された大寺院で、寺院伽藍の中央に五層石塔。

百済時代から1400年戦乱の中も生き抜いた五層石塔。

国立扶余博物館。
祝日とか無料入館日に重なったか、学生やおばちゃん団体でいっぱい。

館内は百済の遺構から出てきたものが中心だった。
せめて日本史の歴史教科書を持っていきたかった…。途中、年表に同時代の日本史の知識がついていかず。

国立扶余博物館 博物館・美術館・ギャラリー

階伯将軍の像。
百済の武将だから、扶余にしかいないのかな。
バスターミナルから南寄りのロータリーにて。

2日目に移動してソウルの夜は映画館へ。
鐘路の団成社（ダンソンサ）にて安聖基の新作「太白山脈（テペクサンミョク）」ゲット。団成社は戦前から続く老舗映画館。
このあたりピカデリー劇場など老舗映画館が集まる場所で、スターの手形とかが道路にはめ込まれていた。（釜山のPIFF広場みたいなもん）

※2019年に再訪した時にはピカデリー劇場もなくなって手形も撤去済。団成社はオフィスビル前に映画館だった歴史を知らせるプレートあり。


シネマコリアHP『太白山脈』解説
http://cinemakorea.org/korean_movie/movie/taebaeksanmaek.htm

高校生のころにはじめて観た「風吹くよき日」以来、この俳優さんの作品はせっせと見ていた。（韓流ずっと前の話だが）


英字新聞でこの映画のことを読んでいたので、夕食もそこそこに入場。


※後日、めちゃくちゃ長い原作も読んで、硬い作品だし日本公開はないだろうと思って入ったのに日本公開されて驚いたという…。同じく朝鮮戦争の共産パルチザンを扱った『南部軍』は公開しなかったけど。（小説は日本語訳が出た）



団成社という映画館、とても古い歴史がある。植民地時代からのハコなのだ。
このブログに簡単な背景が紹介。

「日韓次世代映画祭」「下川正晴研究室」公式ブログ
http://ameblo.jp/jk-nextfilm/entry-10699592483.html

鐘路 散歩・街歩き

チケット。
5000ウォン也。

思ったより高い。（当日券だから？）

2泊目は明洞駅から南山寄り路地の奥にある鶏林荘旅館。（これは古い建物ですね）

ケリム ジャン モーテル (鶏林荘旅館) ホテル