2012/09/09 - 2012/09/09
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fujickeyさん
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駅で目にした「行くぜ、東北」と書かれたポスター。
そのキャッチフレーズと「『東北を旅する』という支え方」と書かれたコメントが心に残り「東北に行きたい、行かなきゃ」の芽が生え始めていました。
それとは別に、春先に目にした時から『いつか会いたい・・・』とひそかに想いを募らせている方が青森にいるのです。
それならば、と遅めの夏休みをとって旅行に出かけました。
一応(笑)、同行の夫に聞いてみると「青森に行くなら恐山にも行ってみたい」と。
「えっ恐山?イタコが見たいの?」と聞き返すと、「イタコって何??」
とまさかの質問返し。イタコを知らずに恐山に行きたいという夫。。。まだまだ夫の頭の中は謎が多いです。
いざ「行くぜ、東北」!!
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びゅう「下北半島2日間」
9/9
大宮=七戸十和田
びゅうばす「下北号」にて観光
七戸十和田〜下北名産センター〜釜臥山展望台〜恐山
宿泊ホテル:ホテルニュー薬研
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- びゅうトラベルサービス
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-
今回は大宮駅より新幹線に乗ります。
地元の駅に到着するやいなや夫が「財布と携帯を忘れた!」と。
早めに大宮に向かって朝ご飯を買う予定をしていたのが幸い。
次の電車でも新幹線には間に合うので、私だけ先に行ってご飯を仕入れることに。全く・・・(怒)
夫と無事に合流。いつもの案内表示との2ショット。
今思えば、この慌しさが今回の旅の結末を暗示していたのかも・・・ -
行きは最新型E5系に乗ります。
グランクラス・・・も憧れるけれど今回は普通車で。
先頭に「こまち」が連結されているので「はやて」との2ショットはこまちが切り離される盛岡が勝負! -
朝食をいただきましょう。
無事に次の電車に乗った夫から「朝ご飯はパンがいい」とリクエストがあったのでkobeya kitchenで購入した数種類のパン。 -
会社への資料提出期限が迫っているので・・・ノートパソコン持ち込みです。
今まで旅先にパソコンなんて持ってきたことがなかったので気にもしていませんでしたが、E5系の新幹線には各座席の壁側に電源がありました。 -
新花巻あたり、と思われます。
田んぼの緑に青空、山並みもきれいに見えてますね〜
前もって調べた天気予報では、今日・明日と青森は『雨』
さすが雨男を同伴しているだけの事はあります。 -
盛岡駅に到着。
連結していた「こまち」との切り離し作業があります。
鉄ちゃん、ダッシュで最前列確保!!
意外と人が集まっています。 -
無線で連絡を取り合っているのかな。。。
-
「こまち」側から「はやて」を写す。
-
今回、東北新幹線を乗る際に1つだけ撮ろうと決めていたのがこの『がんばろう東北』のロゴを撮ること。
夫が切り離しにかじりついている間、グランクラスの入口に立っていた専属のアテンダントさんに「ロゴマークと一緒に写真を撮らせてもらえますか」とお願いしたら「いえいえ、恥ずかしいので・・・私が撮りますよ」とかわされてしまいました。。
まぁ、せっかくなので。
10号車の近くにある金色のマークはグランクラスのマーク。 -
その頃「こまち」は切り離され
そのまま走って行きました。。。 -
反対側のホームに停車していたE5系とE2系と一緒に。
-
七戸十和田駅にて下車。
ホーム扉に張り付いて「はやて」をお見送り。 -
七戸十和田駅の外観。
広くて綺麗な駅ですが、人気(ひとけ)はまばら・・・
そして気になっていたお天気は、ズバリ「雨」です。 -
ここから別途申し込んだ“びゅうバス下北号”に乗ります。
バスの下に荷物を入れる時に、折りたたみ傘を出そうとしていたらドライバーのおじちゃんが「出さなくて大丈夫だよ」と。
「恐山の方は降っていないよ」って言うのを信じて傘は出しませんでした。 -
国道279号線(通称:はまなすライン)を走り、途中お手洗い休憩。
雨も降っているので他の人はすぐにバスに戻って行きます・・・
駐車場の端の方に行ってみると、『ほたて観音』様がいました。
ほたての殻を持って微笑んでいます。。。 -
ボッティチェリの“ヴィーナスの誕生”もびっくり。ホタテの殻の上に立っています。
失礼ながら・・・
観光客寄せみたいな企画物かと思っていたのですが説明看板には、
『(略)漁業の繁栄と操業の安全、旅行者の健康と交通安全などさまざまな願いを込めて建立される。(中略)世界でもとても珍しい陶器製の観音像』とありました。
まじめに建てていたみたいです。。。 -
陸奥湾が広がっています。
天気がよければこれから行く釜臥山が見えるみたいですが・・・ -
はまなすの花と赤い実。
はまなすは主に海岸の砂地に自生する植物。
浜(海岸の砂地)に生え、果実がナシに似た形をしていることから付けられた「はまなし」という名が訛って「はまなす」になったそうです。
=Wikipedia参照= -
『下北名産センター』でお昼ご飯です。
ここに到着したとき雨は本降りに。。。
「やっぱり傘出さなきゃだめだね・・・」と言ったらドライバーのおじちゃんがバスに備え付けの真新しい傘を貸してくれました。
わ〜い、ラッキー☆ -
本日のお昼ご飯
・ホタテの味噌貝焼き
・いかずし
・さばの菜の花和え
・マスの塩焼き
・ホタテ焼き
・ご飯とお味噌汁(オカワリ自由) -
【ホタテの味噌貝焼き】
ホタテの貝殻を鍋代わりにしていろいろな具材を煮て、味噌で味付け。
食べるときに溶いた卵を入れて、卵とじにしていただきます。
青森の家庭にはこの貝殻が1個は必ずあるんだって!
このときの具材はホタテや豆腐、うにとかたくさん入っている貝焼きの豪華版。使い込むほどに貝殻から旨味が出てくるのだとか。
美味しかったです。 -
ご飯を食べ終わったら、1Fでお買い物。
青森って言ったら「にんにく」が有名だったよね。
で、黒にんにくを購入。
あとは青森ヒバのアロマオイル。ヒバの香り好きなんだよね♪
意外とありそうでなかったかも。 -
建物の表にはねぶたが飾られていましたが、雨でシャッターは半分しか開いていなかった。。。
全体は雨の中に出ないと撮れないから部分撮影で。
平成24年度 旭町出陣ねぶた【鐘巻】
こちらのねぶたは『平成24年度むつ市議会 議長賞』『平成24年度ネブタ最優秀作 制作賞』を受賞していました。 -
東日本大震災被災地早期復興祈願
『三貴子(みはしらのうずのみこ)』 -
恐山に向かって出発です。
相変わらずバスの窓には雨粒が… -
恐山に向かう途中にある湧き水【冷水(ひやみず)】に立ち寄り。
「1杯飲めば10年長生きし」
「2杯飲めば20年長生きし」
「3杯飲めば死ぬまで生きられる」と言われているお水です。
調べたら『長生きし』が『若返り』になっているのもありましたが、
若返った分、長生き出来るので意味は同じかな。 -
一旦、恐山を通り過ぎて釜臥山に向かいます。
途中にある「むつ湾展望台」で撮影タイム!! -
なんですが、撮影タイムって言われてもねぇ。
雨は降っているし、わざわざ降りる人も全体の半分くらい・・・
空も海もグレーで悲しくなっちゃう景色。 -
釜臥山展望台に到着。
釜臥山の山頂には航空自衛隊第42警戒群レーダーサイトが設置されています。
バスガイドさん曰く、「お天気がよくても釜臥山の頂上には雲がかかってたりしてレーダーが見えることは滅多にないんですよ!!みなさん、ツイていますね〜!!」
明らかに慰め・・・ -
バスから降りて展望台の入口に行く間にもかなり濡れるほどの雨と風・・・・山頂の方が天気悪い。
ただ、方向によっては建物が雨を遮ってくれたので展望台の外に出ても濡れずに景色を観ることができました。
(でも、外に出ていたのは私たちだけ・・・) -
展望台から見えた陸奥湾。
おそらく対岸はさっき立ち寄ったほたて観音のあたり、かな。
釜臥山は下北半島の最高峰で、ここからの夜景は『日本夜景遺産』にも選定されたそうです。 -
釜臥山から恐山に移動。『宇曽利湖』が見えてきました。
【恐山】という名称の山があるのかと思いきや、宇曽利湖を中心とした外輪山の八峰(そのうちの一峰は釜臥山)の総称になるそうです。
阿蘇山と同じですね。
宇曽利湖は八峰のうちの一峰でもある剣山の噴火で形成されたカルデラ湖になります。 -
三途の川にかかっている赤い【太鼓橋】
罪人はこの橋に剣山が生えているように見えて渡ることが出来ないんだそうです。
すいすい〜っとバスで通過(笑)
バスで通過してしまった為に、橋のたもとにいる三途の川の係員である懸衣翁(けんえおう)と奪衣婆(だつえば)の像はじっくり見られませんでした。。 -
【恐山菩提寺】
貞観4年(862年)、平安時代の天台宗の高僧、慈覚大師円仁が1羽の鵜に導かれてこの地にいたり、地蔵尊を祀ったのが始まりと伝えられ三大霊場の一つに数えられています。 -
【菩提寺本堂】
菩提寺本堂入口の彫刻
境内の中でこの建物が1番古いそうです。
本堂の前に「イタコの口寄せ」の看板があったので今日はイタコさんがいらっしゃったようです。(イタコさんは常にいる訳ではないそう) -
手水舎の近くにあった亀の彫刻。
親亀の上に小亀が・・・ -
山門をくぐった先に続いている参道には、四十八燈の燈籠が並び、右手には宿坊があります。参道の周りには恐山温泉と呼ばれる霊泉が湧いていて入山者は自由に入ることができます。
一応、入るつもりの準備をしてきましたが先に地獄谷をめぐります。
バスのドライバーさんが湯小屋に入っていくのが見えました。 -
参道の先には【本尊安置地蔵堂】があります。
-
地蔵堂の横から、【地獄谷】に入っていきます。
岩場なので足場はあまりよくなく、荒々しい感じはするものの【地獄】といった雰囲気はまだないです。硫黄臭もそんなに強烈ではないし。。 -
【慈覚大師堂】
-
【水子供養御本尊】の周りの池に咲く蓮の花。
以前、良く読んでいた作家さんの本で“蓮が咲く美しい沼には子供が沈んでいる”ってくだりがあったな。。。
それから蓮の花を見ると、その本の影響で子供(少年)を思い浮かべてしまう・・・ -
【極楽浜/賽の河原】
2012年に東日本大震災犠牲者追悼の為、
極楽浜に建てられた【地蔵菩薩像】 -
裏にはたくさんの手形があって、必ず自分にあうサイズの手形があるそうです。
試しにあててみたらぴったり!!周りの手形にもあててみたけれど大きかったり、指が小さかったりでピタリとハマったのはこの手形だけでした。 -
岩場地帯を抜けると見えてきたのが【宇曽利湖】
雨は止んだけど、このお天気じゃ“極楽”と呼べる美しさには達していないかな・・・
この湖の最大水深は20mほど。湖水は強い酸性を示していて特別に進化したウグイなどがわずかに生息しているのみなんだって。 -
【賽の河原】には積み上げられた石がありました。
親より先に旅立ってしまった子供は、親を悲しませた罪滅ぼしに石を積み上げるそうです。でもせっかく積み上げた石を地獄の鬼が壊してしまうので、石を積み上げる作業は終わりなく続くと言われています。
ちょっとでも子供達の作業が楽になるように、と上に石を追加してきました。 -
行く前の【恐山】のイメージは『おどろおどろしい』雰囲気の場所だと思っていたけれど、現地の空気はすごく『浄化されていた』ように感じました。
日本三大霊山と言われているほかの【高野山】や【比叡山】に比べるといい意味で華やかではなかったけれど、逆に荒々しい感じに心が洗われたと思います。 -
【金堀地獄】
所々に看板のみが立てられた場所がありました。
他に【無限地獄】や【賭博地獄】なんかも。 -
きっと前に比べたら観光地化されてしまっているのだろうけれど、
なんとなく・・・人を寄せ付けない雰囲気も感じたり。
それでも、『来てみたらすごく良かった』が2人の共通意見です。 -
さて、地獄谷をめぐりを終えて恐山温泉がある場所に戻ってきました。
あまり時間はないのですが、せっかくなので温泉に入りましょう。 -
小屋の入口を入ると目隠しの仕切りがあって、脱衣所があって、お風呂。
たぶんどの小屋も同じ雰囲気だと思います。
時間の都合があったので、私は足先をつけただけ。それでも熱かった!
夫は湯船に入ったけれど、熱くて浸かっていられなかったって。
長居できるようなお湯ではないようですが、ちょっと足をつけただけでも泉質の良さは感じられます!!
びゅうばす「下北号」での観光はここまで。
この後、バスで各自の宿泊ホテルへ向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- kumさん 2012/12/28 21:55:16
- イタコ
- fujickeyさん、こんばんは!
現在、成田で出発待ちです!
旦那さん、恐山知らずに行きたいって、めちゃウケた。笑
私ももっとおどろおどろしい場所を想像してましたが、そんなこと全然ないですね。イタコはいませんでしたか?
くむ
- fujickeyさん からの返信 2012/12/29 09:25:30
- 空の上ですね。
- kumさん。
成田からコメントありがとうございます(^-^)
こちらは京成線で成田に向かって いるところです。(いつものことながらスカイライナーではなく特急で)
恐山のイタコさんは『イタコの口寄せ』って看板が出ているといらっしゃるみたいです。行った時に看板は出ていましたが姿は見ていません。
恐山っておどろおどろしいイメージ、ありますよね。そのイメージって何に影響されているのかな~?
fujickey
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