2011/09/22 - 2011/09/22
401位(同エリア610件中)
まみさん
2011/09/22木 サマルカンドからタシケントへ&出国
・レギスタン広場で日の出を鑑賞
〜急行列車シャーク号途中乗車でタシケントへ〜
<タシケント>
〜地下鉄でアミール駅へ&道に迷って30分以上のロス〜カフェ・ミナールで美味しいシャシュリクにありつく〜
タシケント出国
2011/09/23金 成田着
(おまけ:昼に上野で甥っ子姪っ子らと待ち合わせて上野動物園へ)
レギスタン広場で見る日の出は素晴らしいよ。
と言われたので、行ってみました。
昨晩、変な時間にうたた寝をしたので、朝4時に起きることができたから。
というわけで、今回の旅行のしめくくりは、レギスタン広場で見た日の出となりました。
最終日の本日、立案中の予定では、6時20分発の特急レギスタン号でタシケントに向かい、夕方の出国まで半日はタシケント観光ができるはずでした。
ところが、代理店経由で予約した特急は、出発直前に11時発のシャーク号に変更になりました。
だから、最終日のサマルカンドの朝は、ゆっくりしていられました。
なのでなおさら、日の出を見に行くことで、昨晩のレギスタン広場の、あまりにしょぼかった音楽とライトショーのがっかりを少しでも挽回したかったのです。
今回も、過剰な期待を抱いて出かけたことは否めません。
見晴らしの良い山の上や、開けた海や湖などから眺める日の出───ご来光の方は見たことがないので想像ですが、そのときに受けるような感動を期待してしまいました。
レギスタン広場は、東側は公園として整備されていて高い建物に遮られていなかったので、地平線、とまでいかなくても黄金に輝く太陽が昇るさまは見られました。
むしろ、レギスタン広場よりもそっちの方がよく見えました。
レギスタン広場では、空がほんのりと青みがかり、建物がゆっくりと幻想的な闇の中から現実になっていく姿を眺めることはできました。
眺めたものを映像として早回しできれば、もっと感慨深く眺められたかも───と思うのは、刺激に慣れたせっかちな現代人ゆえ(苦笑)。
日の出を待っている間に、レギスタン広場の警備員さんに、ミナレットに上らないかと誘われました。
ミナレットに上るための賄賂が、ほかのところのように3,000スムくらいなら、上ってもよかったかもしれませんが、レギスタン広場では、昼間同様、10ドル=17,000〜20,000スムくらい請求されるでしょう。
そんなにまで払って上りたいミナレットではありませんでした。一昨日、昼間に一度上ってみて好奇心を満たしただけで、もう十分。
たとえミナレットの上で眺めた方が感動的だったとしても、10ドルも払ったとなると、その分ケチがついて、素直に感動できないはずです。
それに、ミナレットの上は非常に狭くて、ちっとも身動きができなかったので、良いアングルで見たくても、かえって制限されてしまうかもしれません。
レギスタン広場で日の出が見られたのは、ホテルがレギスタン広場に近かったおかげでもあります。
6時頃の日の出に向けて、ホテルを5時40分に出ました。
あたりがすっかり明るくなる7時まで、ぶらぶらしました。
日の出を眺めていたのは、すぐに建物に引っ込んでしまった警備員さんを除くと、私ただ一人ぽっちでした。
さほど話題にならなそうな日の出なので、ツアーグループもほかの観光客も、こんな朝早くからわざわざやって来ないのでしょう。
ただ、劇的な感動はなかったにしても、せちがらい現代生活の中で、たった一人で、何世紀も昔の建物の前でゆっくりと夜が明けていく様子を眺めるのは、貴重な体験といえました。
日が昇り、沈む───あたりまえの天の営みのありがたさと神秘を、しみじみと味わうことができました。
そのあとはタシケント編は、特急とトラムだけで、観光写真はなしです。
ランチとそのレストランの写真は、こちらのハイライト旅行記に収めました。
「2011年秋ウズベキスタン旅行ハイライトその3:朝食以外の食べ物とレストラン編<前編>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10613991/
タシケントでは3時間くらい観光に割ける時間があり、鉄道駅の荷物預けにスーツケースを預けて身軽になれたので、もっとテキパキ行動できれば、旧市街に行ったりとか、少しは観光らしいことができたろうと思います。
初日、国際線の遅延のせいで乗り継ぎができず、行き損ねたヒヴァの代わりに、タシケントで1日費やしたので、少しは慣れたから、もっと動き回れるかと思っていました。
ところが、鉄道駅前から市中に出るのに、目的のトラムの駅には結局たどりつけず、やっぱり地下鉄で行くことにして、そこで1時間くらいかかってしまいました。
それなら、もうタシケントでは早めの夕食をとるだけのつもりでいいやと開き直ったのですが───というのも、特急シャーク号に乗るサマルカンドの鉄道駅で現地ガイドさんを引き連れた2人の日本人女の子に出会ったのですが、彼女らは私と同じく、本日の夕方にウズベキスタン航空直行便で日本に帰国する予定で、タイケントに着いた後はスーツケースはガイドさんがチャーターしている車のトランクに入れっぱなし、移動手段と道案内に不自由しないのに、出国までの時間をタシケント市内で早めの夕食をゆっくりとることしかしないらしいのです。
ということは、あちこち回るような時間の余裕はさほどないといえるかもしれないわけです。
よっぽどテキパキと行動力がある、慣れた人間でない限り。
なのに、「地球の歩き方」で目をつけたレストランに行くのに、最寄りの地下鉄駅から思いっきり道を間違えて、ここでも30分以上の時間のロス!!
目当てのレストランは見つけることができましたが、確かに一見の価値ありの豪華な内装だったとはいえ、私が期待していたような民族調の可愛らしいレストランではなく、トルコ系の外資が経営している、どこか成金っぽいゴテゴテタイプの豪華さでした。
しかも、そのとき私は、手持ちのウズベキスタン・スムの残高を思いっきり勘違いしていて、メニューを見せてもらったときに、これではスープの一つも頼めないわ、と思い込んでしまいました。
ホントは2万スム持っていたので、ランチくらいとれたはずでした。
とはいえ、それでも割高なレストランであったことも確かです。
だけど、代わりに入った、地下鉄駅最寄りの、そのへんにいくらでもありそうな小さな個人経営規模のウズベキスタン料理のレストランで、ウズベキスタンにやって来て初めて、ほっぺたがとろけるような美味しいシャシリク(串刺し肉)に出会えて、感激しました。
それまでの私のシャシリク体験は、現地ガイドさんがあまりにたくさん注文しすぎたせいでおなかいっぱいであまり美味しく感じられなかった、2008年のブルガリアのシャシリクっきりなのです。
中央アジアのシャシリクは美味しい!
ウズベキスタンでシャシリクを食べないのは哀しい!
と言われたその評判を、最終日に初めて実感できました。
そして、美味しいシャシリクをおかわりまでして悠然と夕食をとった後、店の人に「(時間がないので)タクシーを呼んでください!」と、泣きついて(半ば演技も入っていましたが@)、タクシーを拾ってもらい、鉄道駅で荷物を拾ってから空港へ向かいました。
その話は、こちらの写真コメントに詳しく書きました。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23545948/
関連の旅行記
「2011年秋ウズベキスタン旅行ハイライトその3:朝食以外の食べ物とレストラン編<前編>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10613991/
<2011年秋ウズベキスタン旅行:旅程一覧>
9/16金 成田発 ウズベキスタン航空でタシケントへ&国際線の遅延で国内線に乗り遅れる
9/17土 ヒヴァの代わりのタシケント観光
9/18日 朝7時台の国内線でブハラへ&ブハラ観光1日目
9/19月 午前ブハラ観光&午後サマルカンドヘ事前手配の車で移動(途中シャフリサーブス寄り道)
9/20火 サマルカンド観光1日目
9/21水 サマルカンド観光2日目
9/22木 特急シャーク号に途中乗車してタシケントへ&タシケント出国
9/23金 朝8時台に成田着
(その後、昼に妹ら一家と上野で待ち合わせて、甥っ子姪っ子らと上野動物園で遊ぶ)
※2011年秋ウズベキスタン旅行の詳細な旅程はこちら。
「2011年秋ウズベキスタン旅行プロローグ(旅程一覧)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10606873
あるいはもう一つのブログ「まみ’s Travel Diary」(http://mami1.cocolog-nifty.com/)の記事より
「2011年ウズベキスタン旅行の詳細旅程(写真付)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/09/2011-41d7.html
<立案・準備編>
「今年も2度目の海外旅行を計画中」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/08/post-087f.html
「もうすぐウズベキスタン旅行!」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/09/post-4f78.html
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- その他
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レギスタン広場の東側にある整備された広場
朝6時、うっすらと夜明けが始まっていました。 -
赤らみ始めた東の空
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2つの獅子の像のシルエットと
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まだ夜のとばりの下のレギスタン広場
左はウルグベク・メドレセ、右はティラカリ・メドレセです。 -
まだライトアップされたままのティラカリ・メドレセを中心に
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背後から朝日が射したシェルドレ・メドレセ
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だんだんと朝が訪れる
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ゆるやかに日の出を迎えたレギスタン広場
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静かに朝を迎えて
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朝日に背中が照らされたシェルドレ・メドレセ
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すっかり明るくなった空の下で
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背中に朝日を受けたシェルドレ・メドレセも、だんだんと全貌が明るくなり
このあたりで撤収しようと思ったところ。 -
レギスタン広場の東の広場では……
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彼方の山影から日の出
そうです、まさにこういう日の出が見たかったんです。
でも、写真はこうしてズームできますが、肉眼で眺めるには、あまりに彼方すぎて物足りず(苦笑)。 -
獅子の頭に小鳥が停まった
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これぞホントの日の出
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獅子のシルエットと日の出
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すっかり朝日を浴びたレギスタン広場の2つのメドレセ
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静かな朝のレギスタン広場
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朝日を浴びたウルグベク・メドレセ
お向かいのシェルドレ・メドレセの影がかかってしまうのが残念でした。 -
ティラカリ・メドレセのドームとミナレットが朝日に光る
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すっかり朝を迎えたレギスタン広場
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金色に染まるウルグベク・メドレセ
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ティラカリ・メドレセの朝のたたずまい
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レギスタン広場、これで見納め
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ああ、さらば、レギスタン広場よ
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無粋な障害物があった、展望ポイントからの眺め
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これでホントに最後のレギスタン広場
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と言いつつ、もう一度、ティラカリ・メドレセにズームして
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朝日を受けたチャールス
昔は交差点の屋根付き商店街、いまはアートギャラリーの建物です。 -
チャールスを後にしながら
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公園の向こうのレギスタン広場
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すっかり緑色となったティラカリ・メドレセのドーム
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滞在ホテルへ戻る
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サマルカンド鉄道駅にて───牽引車だけだと、か〜わいい@
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ホームから眺めたサマルカンド駅と列車
ウズベキスタンでは駅や空港の撮影は禁止です。
でも、ホームからなら、撮れてしまいます@
2人連れの日本人の女の子を率いていた現地ガイドさんも、別にここで写真を撮るのは構わないよ、と言ってくれました。 -
11時発のシャーク号が到着
途中乗車になりますが、10分は停車していたので、スーツケースを引きずりながらでも、列車が到着してから目的の車両を探して乗り混む時間は十分ありました。 -
私はぜいたくにも、快適な1等車両へ
-
一等車両にて───イスとイスの間にスーツケースを収めることができて、ホッ!
-
一等車両にてくつろぐ
旅日記ノート兼任のエディターズ・バッグを取り出して、少し日記を書いたり、撮った写真のメモをとりました。
この旅行の前に買ったおNEWのバッグですが、A5サイズのルーズリーフノートを入れ込むことができるため、それまで愛用していた旅日記用のルーズリーフノートの後任となりました。
エディターズ・バッグについては、詳しくはこちらの旅程一覧の旅行記の写真に使いました。
「2011年秋ウズベキスタン旅行プロローグ(旅程一覧)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10606873 -
足元の先にはスーツケース、テーブルの上にはエディターズ・バッグ
スーツケースはイスとイスの間にあるので、足をのばす邪魔にはさほどなりませんでした。 -
一等車両の座席の様子
とても快適でした。クーラーも効いていたし、通路側の席でしたし、窓の外はブハラからサマルカンドへ移動したときにじっくり眺めて写真をいろいろ撮ったし、それと大差ないと思ったため、移動時間の大半は寝て過ごしました。
関連の旅行記
「2011年秋ウズベキスタン旅行第4日目(4)ブハラからシャフリサーブスへの車窓の外の景色」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10694879/ -
車内販売でチャイを
座席ごとに車内テレビもありました。
座席はゆったりしているし、飛行機のエコノミー席とビジネス席の間くらいの快適さでした。 -
タシケント駅前で目当ての市電を待つ間
当初は、市電の車窓の外の景色を眺めながら、旧市街の方へ行こうと思っていたんですけど。 -
タシケントを走る市電
どうやら停留所を間違えたらしく、目当ての市電は一向に来ませんでした。
20分待って、これはヘンだと思ったので、あきらめて地下鉄で市中に向かうことにしました。
タシケントでは、上手い夕食にありつくために3時間うろうろと費やしたことになりました。
最終日、そして帰国後にそのまま上野で姪っ子甥っ子らと待ち合わせて半日一緒に過ごした最後のエピソードは、詳しくはこちらのブログに書きました。
「ウズベキスタン旅行の一日ごとを振り返って(写真付)その4(完)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/10/post-b99b.html
─2011年秋ウズベキスタン旅行記・完─
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