My Club・シンガポール・ポロクラブをご紹介します。

2012/08/19 - 2012/08/20

この年１２５周年（2023年には135周年）を迎えたMy Club、シンガポールポロクラブをご紹介します。今は休眠メンバーですが、以前はプレーイングメンバーとして唯一の日本人正式ポロプレーヤーとして試合に出ていましたので、このクラブの日本人メンバー代表としてご紹介する資格はあるかと思います。

久し振りに訪問したこの日は日曜日、通常ならポロの試合が行われている筈ですが、この日はラマダン開けのハリラヤプアサで祭日、又殆どのサイズ（グルーム）がマレー系でイスラム教徒のポロクラブでは彼らが居なければ何の準備も出来ません。
写真には殆ど写っていませんが、多くの旧友達とはクラブ専属ポロプロのサターの家で行われていたラマダン開けのパーティーの席で久し振りに再会し、握手攻め、ハグ攻めでとてもその辺りの写真を撮っている余裕はありませんでしたのでご容赦を。

エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

正面の門を入り暫くするとレセプション前の車寄せに来ます。

クラブハウス入り口には様々なカップやクラブの歴史を語る写真が展示されています。どれかのカップかプレートには過去にあるトーナメントで優勝した際の私の名前も刻まれています。
単なるメンバーの記録は儚いですが、クラブカップの歴史には永遠に刻まれます。
クラブの歴史の一部になるという事はこういう事なんですよね。

クラブハウス内にはバーとレストランがありフィールドに向かって左側が一般席、右側はメンバー専用席になってます。

試合の無いこの日、ポロフィールドの芝生は綺麗に整備されていました。

この日既に電話で連絡をとってあって、皆パーティーをしてるからそっちにおいでと云われていた敷地奥の専属プロの家に向かいます。
車寄せの直ぐ前にはポロのヒッティング練習小屋があります。
中には台座に固定された鞍があり、床には傾斜が着いていてボールを打つ練習が出来るようになってます。昔は私もよくお世話になった古い施設です。

クラブハウスの奥、カバードアリーナ（屋内馬場）脇の駐車場の奥にクラブのステーブル（馬房）があります。

此処から奥が馬の管理が行われている所。
ゲートの２階にあるアパートの様なところにクラブプロのサターの住居があり、そこでラマダン開けのパーティーが開かれていて皆待っているという。
会場に入ったら旧友達から握手攻め、ハグ攻めにあいました！
クラブのコミッティーメンバーや現ポロキャプテンのJeff、前ポロキャプテンのSatinder、クラブ最年長プレーヤーでスコティシュのモーリーンおばさんの他沢山のプレーメンバーが揃ってワイワイやってました。勿論クラブプロで私の師匠でもあったパキスタン人のサターや新しいプレーメンバーなど４０人ぐらいがリビングとベランダで騒いでいました。

さて此処はクラブのポロ競技用ポニーの馬房セクションです。両側全てポロポニーの馬房。普通の馬術競技用馬の馬房よりも少々広めです。確かクラブには６-７０頭のポロポニーが居るはず。
普通の馬術向けの馬房に比べると少し広めです。

奥の方には馬の歩行機も昔どおりにありました。
この辺りにかつて私の2頭の馬の馬房もありました。

ポロステーブルを散歩していたら旧友のWilkinson夫妻に会いました。
ご主人のKevinと奥さんのAnnは６０歳を超えていますが未だ現役でプレーしているとの事。
お二人には馬の世話について色々と教わった覚えがあります。
素敵な英国人夫妻です。

さてもう少しクラブのご紹介をしましょう。クラブハウスメンバー専用席奥からの眺めです。馬の運動をさせているのが見えますが、奥のほうに見える建設中のビル群は多分バレスティアロード辺りだと思います。市の中心部にこれほど近い場所でこれだけの敷地を維持するのは大変ですが、政府からの借り物です。

デッキの一番端にはタバコに厳しいシンガポールらしく喫煙席が別途用意されています。

フィールドの反対側（馬房方面）
此処のフィールドはフルサイズではなくギリギリ公式サイズの250ﾔｰﾄﾞX160ﾔｰﾄﾞです。フルサイズは300ﾔｰﾄﾞX200ﾔｰﾄﾞです。

フィールド側からクラブハウスと屋内馬場方面を見たところ。2つの建物の間にはプールとテニスコートとスパ、ジム棟があります。

そしてこれがChakka Boad（チャッカボード）と言って各プレーイングメンバー名とHC（ハンディキャップ）が記されていて、キャプテンが試合を行うチーム組み合わせなどを行う神聖なるボードです。以前よりも長くなったのはプレーするメンバーが増えたからでしょう。
いつも試合当日に電話を掛けて登録してもらいました。

これは屋内馬場です。

馬房、管理棟の奥にはライディングセクションの馬術用馬場があります。

ライディングセクション横にはRDA（Riding For Disable、障害者用乗馬治療）セクションの覆い馬場、馬房と道路を挟んだ向こう側にはシンガポール馬術協会の馬場や施設もありこの一帯がシンガポールでの馬関係のセンターになっています。

奥のフェンスの中はポロのスティックアンドボール練習場で、左手奥にはジャングルの中をトレッキングコースが続いています。

クラブハウスのベランダ下からチャッカボードまでは主にポロのプレーイングメンバーだけに許された場所で、試合後の宴会場でもあります。

このポロバーのカウンターが開くのは週末のポロの試合の後だけ。
以前はいつも右手の席で友人達と日が暮れるまでビールを飲んで居ました。

クラブにはこのようなプール、ジャクージ・エリアに隣接してSpa, Gim棟があり、メンバー専用となっています。

これがSpa入り口

これがジムの様子。

如何でしたでしょうか？
これが世界でも何番目かに古い歴史と伝統を誇るポロクラブ、Singapore Polo Clubです。
シンガポールに在住の方で興味がある方は是非、プレーイングは無理でもライディングセクションのみでも、クラブハウスメンバーだけでも良いのでご参加いただければ幸いです。

平日はビジターでもお茶やレストランを利用する事が出来ますので、お近くにお寄りの最には是非立ち寄って見てください。