2012/08/27 - 2012/08/28
2354位(同エリア5990件中)
小心者さん
今回の旅行では、かねてから母が行きたがっていた『奈良ホテル』に宿泊。
この格式あるホテルに私たちは明らかに不釣合いだったが、気持ちよく過ごさせてくれたスタッフの方々の温かみのある応対はさすが。
不相応なことをする人にありがちな『大はしゃぎ』と『ハイテンション』はもちろん目に余るものだったと思うが、根が小心者なので写真は少なめになった。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ホテルへのなだらかな坂道。
『旧大乗院庭園』や『聖ラファエル教会』が眺められる。 -
右が本館、左側が新館。
新館は『吉野建て』という建築様式になっており、本館の1階は新館の5階にあたる。 -
本館入口の右側には枝垂桜、左側には八重桜が植えられている。
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本館玄関。
場違いな自分に気後れを感じる。 -
玄関ホールから続く大階段。
手すりの擬宝珠は陶製(赤膚焼)で、戦時中に供出した金属製のものに代わって作られた。
また、かつては絨毯の幅がもっと狭く、それは客と従業員との区別を明確化するためだったらしい。 -
玄関ホールに飾られた植村松園の作品 『花嫁』
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窓硝子の凹凸に時代を感じる。
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メインダイニングへと続く廊下に飾られた写真。
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メインダイニング『三笠』入口。
中には1922年に製造されたスタインウェイのグランドピアノが置かれている。 -
ロビー『桜の間』
ここも素敵な空間。 -
ロビーの奥は、喫茶室とバー。
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ロビー内に飾られた、アインシュタイン博士が弾いたピアノとその時の写真。
大正11年に滞在。 -
『平成の大時計』
今上天皇の即位の記念に設置された。
15分ごとにメロディを奏でる。
やわらかくて深みのある美しい音色。 -
客室へと続く廊下
-
廊下のところどころのにあるスチーム暖房。
大正時代からずっと現役で活躍している。
次回はぜひ冬に来てみたい。 -
客室。
ベッドはセミダブル。
通された部屋はキンキンに冷やされていて、暑い中を歩いてきた身にはとてもありがたかった。 -
荷物を広げてから撮影したので、そこらじゅうに物が散らばっている・・・。
上下開閉式の窓から見える緑がとても美しい。
三名での利用なので補助ベッドが入り、せっかくのマントルピースが隠れてしまっているのが残念。 -
古風で優雅なランプが下がる天井はものすごく高く、贅沢な空間になっている。
1階は、天井までの高さが4.2mあるのだそうだ。
(2階は40cmほど低い) -
部屋の中のスチーム暖房。
こちらは銀色をしている。 -
脚付きのバスタブ。
バスルーム内にもスチーム暖房が設置されている。 -
夕食は、メインダイニング『三笠』でコース料理をいただいた。
食べ慣れないフランス料理にテンション↑
隣の女性グループがバンバン写真を撮っていたので、便乗してこっそり撮影。
メニューは
魚介を使ったオードブル
ポタージュスープ
魚料理
ライムのシャーベット
肉料理
デザート
コーヒー
これはビシソワーズ。
温かいクラムチャウダーも選べた。 -
魚料理
『鮮魚のポワレ 香草風味 ブールブランソース』
バターソースがとても美味しかった。 -
肉料理
『牛フィレ肉のステーキ 森の茸添え マデールソース』
料理についてはひとつひとつ丁寧に説明してくれるが、興奮していたのでほとんど覚えていない・・・。
窓からはライトアップされた興福寺の五重塔が眺められ、贅沢なひとときを過ごした。 -
翌朝の朝食も『三笠』で。
今回も隣は昨夜と同じ女性グループで、写真をバンバン撮っていたので便乗させてもらった。
お互いテンションが上がりますな
( ´∀`)b -
朝食は、『茶粥定食』『和定食』『洋食』から選べる。
洋食メニュー
フルーツジュース(数種から選択)
コーンフレーク or オートミール
サラダ
卵料理(選択) + ベーコン or ハム
トースト(選択)
飲み物(選択)
フレンチトーストが食べたかったので洋食を選んだが、やっぱりせっかくなので名物の茶粥を選ぶべきだったかも・・・。 -
とは言え、フレンチトーストは期待通りとても美味しかった。
新品のマーマレードが4つも付いていることに感激し、貧乏人丸出しで写真撮影。
つくづく分不相応だと感じた。 -
私以外は茶粥を選択。
茶粥はお替り自由とのこと。
これは梅干と塩昆布。 -
食後、少しだけ庭を散歩。
庭へはティーラウンジ前の階段から降りられる。
扉には『猪にご注意下さい』と書かれていた! -
庭のすぐ下は荒池。
-
猪に注意しながら散策。
-
庭の木陰では鹿が寛いでいた。
敷地内にも鹿がいるなんて驚きだ。 -
最後に館内を案内して頂いた。
調度品や美術品の説明は丁寧で分かりやすく、中でも屋根の上に備えられる『鴟尾(しび)』に関する話はとても興味深かった。
また、見せていただいた新館の部屋も静寂で雰囲気が良く、いつか泊まってみたいと思った。
案内してくださった親切なスタッフの方に心から感謝し、ホテルを後にした。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ちょんたさん 2012/09/01 18:05:42
- やはり風格がありますね
- 小心者様
この奈良ホテルの旅行記に、こちらも↑になっています!
私も憧れのホテルなのですが、まだ泊まったことがありません。
いつか行きたい!と思っているホテルの内部をじっくりと観察させて戴けて、満足です!
前回訪れた奈良旅行の時に、このホテルにお土産の「奈良漬」を買いに立ち寄りました。
私も小心者なので、ドアを入るところでお迎えの挨拶をされて、すでに心臓がドキドキ…。
奈良ホテルの奈良漬けが美味しい!という方のために買いに入っただけなので、とても写真を撮るほどの勇気がなく、断念して帰ったのです。
やはりこの風格はさすがですね。
お料理も美味しそうだし、1920年代のスタインウェイというのにも心惹かれました。
この次は、ぜひ泊まってみたい!!と思えた旅行記でした。
ありがとうございました。
ちょんた
- 小心者さん からの返信 2012/09/01 21:35:20
- RE: やはり風格がありますね
- ちょんた様
こんにちは!
再度の書き込みをありがとうございます。
私たちは明らかに『浮いて』いましたが、本当に素晴らしいホテルでした。
ホテルだけで旅行記を一冊、更には夕・朝食のメニューまで書いてしまう『はしゃぎっぷり』でお恥ずかしい・・・。
それにしても、奈良ホテルの奈良漬が美味しいとは知りませんでした。
そういえば、茶粥定食には付いていたような・・・。しまった!
今回は気後れして館内の徘徊や撮影があまり出来ませんでしたが、次回はぜひ館内の美術品などをじっくり見てみたいです。
その際には必ず奈良漬も!
ところで、ちょんた様はピアノを教えていらっしゃるのですね。
私も小さい頃に少しだけピアノを習ったことがあり、いつかまた練習したいと思っています。
スタインウェイのピアノ、ぜひご覧くださいね。
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