2012/08/27 - 2012/08/28
2305位(同エリア5389件中)
小心者さん
若い頃は京都の方が好きだったが、今回久しぶりに奈良を歩いてみて、断然奈良の方が好きだと実感した。
華やかさには欠けるかもしれないが、その分しっとり落ち着いて風情がたっぷり。
人が温かく、気取らない雰囲気もいい。
今度は気候の良い時期に訪れて、仏像などもじっくり鑑賞したい。
【利用交通機関】
近鉄特急
JR万葉まほろば線
【宿泊】
奈良ホテル
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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JR奈良駅から三条通りへ。
采女神社横から興福寺へと向かう石段の途中に三重塔が見える。 -
手前には石仏が並ぶ。
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国宝『三重塔』
興福寺で最古の建物。 -
『南円堂』
1789年に再建されたもの。
八角の建物で、西国三十三所の第九番札所となっている。 -
『東金堂』
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国宝『五重塔』
五度の焼失の後、1426年に再建。
高さ約50m
奈良に来たことを実感。 -
老舗旅館『菊水楼』
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『菊水楼』
レストラン(喫茶室?)でステンドグラスの展示即売が催されていたので、立ち寄って見学する。 -
格式を表すという『線』が入った土塀が続く。
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奈良ホテルにチェックイン。
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ホテルで散々はしゃいだ後、奈良漬を買うために南大門へと向かう。
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奈良漬の袋めがけて鹿が寄ってくる。
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ものすごく可愛いが油断ならない。
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国宝『南大門』
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運慶・快慶作の仁王像
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若い頃にも見たはずなのだが、圧倒されてしばらくポカンと見上げていた。
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『飛火野』
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『円窓亭』
鎌倉時代に春日大社の書物を納める倉庫として建てられた。 -
『浮見堂』
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浮見堂に架かる橋の上から。
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ホテルへと戻る途中、苔むして崩れかけた土塀があった。
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特に保護される様子もなく、朽ちるにまかせてある。
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左側の立派な建物は公衆トイレ。
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風情ある建物が点在する。
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ホテル近くからの荒池の眺め。
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9/30までライトアップイベントが行なわれていると聞き、夕食後行ってみることに。
高齢の同行者はさっさと寝るとのことなので、のんびり1人で出かけた。
暗すぎて分かりづらいが、ここは『浮見堂』。 -
幽玄な雰囲気の『円窓亭』。
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『仏教美術資料研究センター』
平等院鳳凰堂になぞらえたという建物はひときわ目を惹く。
窓にはイスラム風の意匠も取り入れられている。 -
『南大門』が見えてきた。
数時間前に圧倒された仁王像のライトアップをどうしても見たかった。 -
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・・・おぉ。やはりすごい迫力・・・。
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仁王像を眺めていると、ムササビを観察しに来たという地元の方に話しかけられた。
奈良は、この静けさが良いのだと仰る。
その方によると、奈良へは京都や大阪から日帰りで訪れる人がほとんどで、宿泊する人はとても少ないのだそうだ。
それゆえに夕刻を過ぎると静寂が訪れ、古都奈良の真の魅力を味わえるのだという。
なるほどなぁ、と深く納得。 -
その方が教えてくれた、南大門の柱の弾痕。
中に鉛の弾底が見える。
柱の上部には多くの弾が埋まっているとのこと。
お話を聞いていて遅くなり、春日大社の表参道を歩いている時にライトアップが終了してしまった(ライトアップは午後10時まで)。
『一の鳥居』まで真っ暗な参道を歩くのはかなり怖かった。
もちろん人っ子一人見当たらず、ときどき鹿の影が横切って気絶しそうになった。 -
翌日。
同行者は「暑いので行かない」と帰ってしまったので、1人で市内観光に出かける。
雲もあって風も強いけれど、かなり暑い。
まずは、最近パワースポットとして注目されているらしい『頭塔』を外から拝見。
見学には予約が必要なため、中には入れなかった。 -
この仏塔は、奈良時代後期に国家安泰を願って造られたという。
一辺32m・高さ10mで、7段の石積み。ところどころに瓦のひさしがある。
一説によると、『頭塔』という名は、怨霊に呪い殺された高僧の首を埋葬したという伝承からきているらしい。
・・・・・・。
ゾクッとしてちょっと涼しくなった。 -
更に東へ向かい、土塀の続く小道へ。
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『志賀直哉旧居』を通り過ぎる。
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目的は、その先に続く『ささやきの小径』
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『ささやきの小径』の正式名称(?)は『下の祢宜道』。
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ここはずっと訪れたいと思っていた場所。
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ツクツクボウシの声が聞こえ、暑い夏もやっと終わりに近づいてきたことを実感する。
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うっそうと茂る木々に陽射しが遮られ、ひとときの涼しさを味わう。
はるか遠くを通る台風の影響なのか、木々の葉を大きく揺らす風が汗を引かせてくれる。 -
サルノコシカケ
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誰もいないこの美しい道にすっかり魅了された。
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シダが茂り、
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古びた石段も残る。
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春日大社の表参道はもうすぐ。
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春日大社参道
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春日大社の石灯籠は全部で2000基以上あるのだそうだ。
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手水舎
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苔生した石灯籠が延々と連なる。
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春日大社から二月堂へと向かう道からの眺め。
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遠くに五重塔が見える。
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この辺りにも木がうっそうと生い茂っている。
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『手向山八幡宮』に到着。
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神楽所には『頼光の鬼退治』の絵。
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ここは紅葉が美しいのだそうだ。
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手向山八幡宮 正面
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校倉造の倉庫と『御髪塔』
御髪塔は、女性の髪で作られた縄を供養するためのもの。 -
木陰に集まって涼をとる鹿たち。
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石の鳥居をくぐって三月堂へ。
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『三月堂』
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その先には二月堂。
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この石段でちょっとへこたれそうになる。
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二月堂からの眺め。
涼しい風が吹き渡り、いっとき暑さを忘れる。
ここに30分ほど座ってコーラ休憩。 -
次回はぜひ夕暮れに訪れたい。
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長い階段。
屋根が付いているのがありがたい。 -
階段の途中から二月堂を見上げる。
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二月堂の裏参道を通って大仏殿へ向かう。
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土塀が美しい。
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振り返ってみる。
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目にも鮮やかな緑色
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道端には石仏が並ぶ。
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大仏殿そば
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裏から眺める大仏殿。
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次は『奈良町』へ。
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風情ある町家が点在している。
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美味しそうな酒が並んでいる。
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『ならまち格子の家』
伝統的な町家を再現。座敷に上がって見学できる。
地図を手に入れたり、トイレを借りたりもできる。 -
外からは見えにくく、中から外はよく見える格子。
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数々の調度品も興味深い。
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空間を無駄なく使う『箱階段』
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『つし二階(屋根裏部屋)』
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二階から吹き抜けの土間を見下ろす。
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採光と通風のための『明かりとり』がある。
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土間のかまど
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中庭に面した渡り廊下の向こうには『離れ』や『蔵』がある。
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離れから眺めた渡り廊下と中庭。
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渡り廊下の途中にある木製の古風なトイレ。
親切な係の女性に道を教えてもらって、奈良駅へと向かった。
そこここにお寺が点在する奈良の町は街歩きがとても楽しく、時間が許せばいつまでも徘徊していたかった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ちょんたさん 2012/08/31 10:50:51
- 真夏の奈良!!
- 小心者様
初めまして、ちょんたと申します。
私も奈良が大好きで、とうとう奈良コミュにも参加してしまいました!!
6月の奈良であまりの暑さに参ってしまったのもので、夏はどのくらい暑いのかと敬遠しておりましたが、こちらの旅行記で、すっかり癒されてしまいました。
暑くても、奈良はやはり良いですね。
また10月ごろに行きたいな〜と思っております。
伊東も、まだまだ暑いのですが、爽やかな気分を味わえた旅行記でした。ありがとうございました。またゆっくりお邪魔致します。
ちょんた
- 小心者さん からの返信 2012/08/31 16:35:39
- RE: 真夏の奈良!!
- ちょんた様
初めまして!
書き込みをありがとうございます。
ちょんた様の奈良の旅行記、じっくり読ませていただきました。
柿の葉寿司の美味しそうに撮れていることと言ったら・・・!
それと、仏像のガチャガチャ!!あんなのがあるなんて!
次回必ず見つけたいと、また楽しみが増えました。
奈良は冬の寒さも厳しそうですが、私は冬枯れの景色が好きなのでとても楽しませて頂きました。
こちらこそありがとうございました。
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