2012/06/30 - 2012/07/02
846位(同エリア1988件中)
クッキーさん
ストックホルム市庁舎を見て廻った後は、昨日のガムラスタン散策で入れなかったリッダーホルム教会、ノーベル博物館、大聖堂などを訪れます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- スカンジナビア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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リッダーホルム教会。
13世紀に建てられたフランチェスコ会修道院を改築。同じ旧市街にある大聖堂とともに、同国最古の教会の一つ。
1634年のグスタフ2世アドルフ以来、歴代の国王、王妃、そして貴族の墓が埋葬されています。 -
王族たちの紋章でしょうか?
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こんなお棺が置かれているのを見ると、こんな風に観光客然としてカメラを向けたりしていいのかなと反省。
ブレててかえってよかったかも。 -
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紋章のオンパレード。
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暖かみのある色合い。
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ここでもがんばっているお馬さん。
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橋を渡って、大聖堂に向かいます。
でも、どういう訳か閉まっており、確か、1時からオープンと云うことだったので、先にノーベル博物館を訪れます。 -
これは大聖堂の中庭への入り口。
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ノーベル賞授賞式の様子がビデオで流されていました。
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驚いたのは、これらの写真。
受賞者達が、コメントや研究の成果、メッセージなどを自筆で書いたボードと共に写されています。 -
生真面目だったり、
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喜びいっぱいだったり、
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アピールしたり、
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お茶目だったり・・・
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世界の各分野のトップクラスの人達にこんな面があると知って、親しみを覚え、身近に感じられるようになりました。
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研究の成果。
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ノーベル博物館を駆け足で回った後、王宮へ。
こういったモニュメントを見ると、どうしてもカメラに収めてしまうのですが、その正体がわからないことが多くて・・・ -
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王宮。
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衛兵さんは多くの観光客にも惑わされることなく不動の姿勢をとっています。
精神修養の賜物でしょうか。 -
おそらく王宮内部だと思うのですが、我ながら情けないことに、全く記憶が無いのです。
王宮に入ったかどうかの記憶さえ定かでないとは・・・。
写真の間隔からすると、30分余りの空白があるので、おそらく中に入ったと想像するのですが・・・
連日の観光できっと疲れていたんですね。 -
これは入っていない方の入り口。
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くつろいでいる人々。
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思い出しました、入口付近にあった像です。
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衛兵と大砲。
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12時半を過ぎましたが、空腹よりも足の悲鳴を考えて、ノーベル博物館内のカフェで一休みします。
本当はオープンカフェでの一休みをしたいところですが、レストラン内での食事よりもハードルが高くてあきらめた次第。
カフェのお姉さんは、日本人かと訊いた後、一つの椅子をひっくり返して見せてくれました。親切ですね。 -
コーヒーと小さなケーキ。
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もう1時です。
大聖堂に向かいます。
ストックホルム最古の教会で、王室の式典場所としても有名。バロック様式の壮大な建物です。 -
入り口の右側に置かれたキャンドルの地球儀。
世界のための祈りを捧げる場所。 -
やはり北欧らしく船が掲げられています。
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黒檀と銀で造られた祭壇。
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15世紀に作られた「セント・ジョージと龍」の木彫がある教会としても有名です。
セント・ジョージと龍のお話・・・
現在のトルコの東部地方に当たるカッパドキアで生まれた民衆の守護者ジョージは、リビアのシレネという町にやって来ました。
シレネの近くにある湖には、ドラゴンが住んでいました。ドラゴンは町の城壁にまで近づき、近くにいた人を毒のある息で殺してしまいました。ドラゴンが町に近づかないように、毎日2匹の羊を与えて空腹を満たしてやっていましたが、与える羊がいなくなってしまうと、人々は息子や娘を龍に差し出しました。
次は王女を生贄に差し出すというとき、街にやって来たのが戦士セント・ジョージでした。今までに多くの戦士が挑戦して命を奪われたドラゴンに、セント・ジョージが挑みかかり、十字を切ったセント・ジョージは、槍と剣を以てドラゴンを殺しました。
戦うセント・ジョージの姿に神の力を見た街の人々は、キリスト教に改宗しました。
キリスト教に改宗することを条件に助けたと云うお話もあるようで、布教のためとはいえ、引き換え、というのはちょっと嫌ですけどね。 -
しかし、その後セント・ジョージは殉教者としてニコメディアで処刑されてしまいました。
ドラゴンと戦いキリスト教の信仰を守って殉教した戦士セント・ジョージは、キリスト教徒にとっては異教徒との戦いのシンボルでもあるそうです。
セント・ジョージは元々は東方正教会で戦士の守護聖人とされてきたんだそうです。だから、東方正教会系の国々で見かけることが多いんだとか。 -
オーク材を素材に造られたこの像が奉納されたのは、 ストックホルム・ブルンケベリイの闘いにおいて、ステン・ストゥーレ率いるスウェーデン人謀反軍が、デンマーク王クリスチャン1世の率いる侵略者を退却に追い込み、ストックホルムを救った直後のこと。
ステン・ストゥーレは自分自身を、龍(デンマーク)を退治して王女(ストックホルム)を救った騎士として見立てたのだとか。
しかしその後、1520年、 デンマーク王クリスチャン2世が、旧市街の大広場(Stortorget)にて82人のスウェーデン貴族・高官を処刑するという ストックホルム大虐殺(Stockholm Bloodbath)が起こります。
北欧の国々の歴史は、国境を越えて展開するのですね。
極東の海に守られた日本、外交力なんて無くても侵略されないことが一番かも・・・? -
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これは、王室の人々が教会での公式の儀式に参加する際のみ使用されるという国王席。
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王冠が天使達に支えられています。
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どこに座るのかとひとしきり考えていたら、この下の部分が座席なんですね。
そう思うくらい、上部の装飾が圧倒的な迫力でした。
大聖堂で、一番引きつられた場所です。 -
これまた贅沢で華麗な説教壇です。
この下には宗教改革者オラウス・ペトリの墓石があるそうです。
豪華ですが、国王席には及ばないですね。しかも国王席の方が祭壇の近くに位置しています。国王が司教の上座ということでしょうか。
この国では、絶対的な教会の力というのは無かったのかしら。 -
説教壇の入り口。
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パイプオルガン。
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最後に全体を。
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この幻日絵画は、1535年、ストックホルムで見られた発光現象を描いた絵画。スウェーデンの記録に残る最古の幻日現象の絵だそうです。空に6つのキラキラ光る光の輪と共に幻日が現れたのだとか。
調べてみたら、幻日現象というのは気象学的には、北欧など高緯度地方ではよく見られるものだそうです。
当時の人々は、これを世俗的な権力の崩壊の前兆と見なして教会へと急いだのだとか。大聖堂の説教師、オラウス・ペトリはこの現象を利用してグスタフ・ヴァーサ王に思慮分別を取り戻すことを促すために、幻日を描かせて永久に残したのだそうです。
自然現象を勝手に解釈して政治的に利用するのは、歴史上よくあることかな。
でも何か、おどろおどろしさを感じる絵です。 -
大聖堂を出て、王宮の横を通りかかると、楽団が演奏中。
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これから、対岸にある国立美術館に行きます。
目の前にあるというのに、ぐるっと回って橋を渡らなければいけません。 -
橋を渡った角にある地中海博物館です。
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海岸通りを振り返ると・・・
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国立美術館での滞在は1時間くらい。
撮影不可なので、もう記憶はあやふやです。
持ち運びできる椅子が備え付けられ、美術を専攻しているらしい学生達が絵画の前で模写をしているのが印象的でした。
ユールゴーデン島の博物館へ行くためには海岸通りに沿って、ぐるっと廻らなければいけません。 -
対岸の堂々たる建物。
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ラディソンBluストランド。
ここからの眺めは最高かも。
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この旅行記へのコメント (1)
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- rinnmamaさん 2012/09/01 10:59:39
- 実際に見てみたいです。
- 私も紋章とか好きなので、こんなの見てみたいです。
当分行けないので、お写真で堪能します。
ありがとう。
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