「暑い暑いとにかく暑いぜ！！」ハロン湾クルーズとアンコールワットをめぐる５日間弾丸ツアー　カンボジア編⑤（悠久のトウモロコシ　アンコールワット　前編）

2012/08/03 - 2012/08/03

実質今回の旅行のメインイベント。
アンコールワット訪問である。

最近All Aboutを見ていたら、日本人が行きたい世界遺産のランキングがあったが

1位はペルーのマチュピチュ
2位はエジプトのピラミッド
3位がここアンコールワット

と続いていた。
実際に行ってみたら、

「デカい」

「繊細」

「美しい」


この言葉に尽きると思う。

そんな忘れ去られた東洋の美の巨人をじっくり見てきましたので、ほんの一部ですがご覧ください。






　アンコール･ワットは12世紀にクメール王朝のスールヤヴァルマン2世によって、自らの王廟として建設されたものと考えられている。
「アンコール」とは王都、「ワット」とは寺院を表す言葉である。

当時、カンボジアではヒンドゥー教と仏教が並存していたが、アンコール・ワットはヒンドゥー教の寺院としての性格も持ち合わされており、中央祠堂にはヒンドゥー教の三大神の内のひとつヴィシュヌ神が祭られていた。

クメール王朝滅亡後、アンコール･ワットは仏教寺院に改修され中央祠堂には仏像が安置されている。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

アンコールワットの入り口。

朝ここの前を通過してアンコールトムに行ったが、今度はここで降りてついに中に入ります。

アンコールワットは周囲を掘りで囲まれています。
最初のお堀（皇居で言えば外堀のようなものでしょうか）の幅はなんと190メートル。

大河のほとりに建てたわけではなく、人工の水路であります。

こっちも人工の水路です。

こう見るとここを川だと言えば10人中8人は信じるでしょう。



でもこの橋、柵が全くなく、踏み外すとお堀にまっさかさまです。

毎年何人か落ちてるんじゃないかな…。
と余計な心配をしてしまう行き当たりヴァルマン3世です。

ところどころにこういった彫刻がありますけど、基本的には柵も策もなしです（お〜い山田君！座布団2枚！！）

アンコールワットのメインゲート

「王の門」

から内部に入ります。

カンボジアの遺跡、特にアンコール王朝時代のモノにはこういった大蛇ヴァースキの彫刻があちらこちらに見受けられます。

この大蛇ヴァースキを乳海攪拌で引っ張る神々の像が先程のアンコールトムの南大門前にありましたね。


忘れた方は見返してください。

「アンコールトム、前半」です。

ここが王の門です。

王様専用の通路とはいえ、入り口は決して広くなく、人2人が撮れる幅程度しかありません。


ま、王様は一人ですから、十分通れるんですけどね。

門の内部にも繊細な彫刻が彫られています。

さすが王様の通るところだから、



こんなところにも繊細な彫刻が施されています。

門をくぐった直後の両脇です。

右を見たところ

こちらは左を見たところ。

どんどん奥へ進みます。

はるか遠くに写真では何度も見たアンコールワット（本殿）が見えてきました。

だんだん近づいてきました

もうすぐです。

アンコールワットの大蛇ヴァースキ（ナーガ？）は比較的きれいに残っていたようですね。


それともレプリカ？

大蛇の頭が7つだったと思います。

9尾のキツネや9つの頭の龍、キングギドラといったようにひとつの体に複数の頭や尾の付いた動物はいろいろ伝説になるのですね。

中は広々としています。

アンコールワットのシンボルの「とうもろこし」は見る角度によってとうもろこしの数が異なって見えます。

脇に逸れるとこんなうっそうとしたところになります。

敷地内には猿もいます。

王の門を抜けて5分くらい歩いてやっとこの距離です。

池に写る逆さアンコールワットです。


無風なら池面にもっときれいに映るんだろうな…。

縦で撮る方がキレイかな…。

さていよいよアンコールワット本殿の中に入ります、

なんか雲行きが怪しくなってきたな…。


昨日入国の時もものすごいスコールが降ったが、今日もなのかな…。

なんとか降られない間に屋根のあるところまで来ました。

これは来るな…。

間違いない！

第一回廊

1本1本彫刻で飾られた柱が巡っています。

壁には繊細なレリーフが彫られています。

第一回廊
ヒンドゥー教の天地創造神話「乳海攪拌」を描いたレリーフがあります。

この神話は中央にヴィシュヌ神、その下にヴィシュヌ神の化身であるクールマ（大亀）の背に乗せた大マンダラ山が描かれている。

それを両側から神々と悪神がヴァースチ（大蛇）の胴体を綱にして、綱引きしながら海中をかき回す「攪拌」がされている。

その撹拌が1000年も続き、海は乳海となり、

そこからアプサラやラクシュミー神（ヴィシュヌ神の妻）が産まれ、最後に不老不死の薬である「アムリタ」が出来たという神話だそうです。

魔王ラーヴァナ

10の顔と20本の腕を持つヒンズー教の神。

ラーヴァナの全体を写しました。


アンコールワット、長くなりそうなので一旦ここで終わります。