釜山港へ行って帰れ 2012夏 その2

2012/07/13 - 2012/07/16

今回も、多くの方には内密に旅をしたbamoさんの釜山旅行です。bamoさん、あまりにも釜山旅行が快適なため、今後も頻繁に隠密行動で釜山を訪れようかと、内心、思っているのです。

今回の釜山は雨に泣かされました。まさに、「♪たたずむ〜釜山港に〜涙の雨が降る〜」のです。渥美二郎さんやチョーヨンピルさんはなかなか正しいことを歌っていらっしゃるのです！

さて、bamoさんがこんな悲しいお天気のなかを、どのように行動したのか、気になりますねえ。え、気にならない（涙）？

ま、いいや。もう、いいもん。みんな、気にならないって言ってるから、もう次の旅行地である台湾に心が動いてるもん（爆）。

ちなみに、bamoさん、次に釜山を訪れるなら、北九州から飛行機もいいなあ、とひそかに計画を練っていますが、それはまだ明かしてはいけないのです。

エリア 釜山(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船

えっ、いきなりホテルって、…いやーん。

どうも、今回の釜山は、ちょうど真ん中をとると後半はどうもチェックインからになっちゃうようでして、…いやーん。

本来はオンドル部屋で予約をしていたのですが、残念ながら、「ベッド+オンドル」に変更になったみたい。

ま、オンドルって言ったって、この真夏のさなかにオンドルをオンにするわけではないんですけどね。

「ホテルエンゼル」。前回の宿泊とよく似たようなお部屋となりました。

サイドテーブルがなかなか便利。

デスクのうえには、ご覧の品々が鎮座ましましていらっしゃいましまし。

お飲み物関係はこのとおりでございます。

で、冷蔵庫のなかには、例によって水が2本とオレンジジュースが2本、鎮座ましましていらっしゃいましまし。たぶん、この部屋はダブルルームなんだろうと思いましまし。

そして、今回は部屋のなかにパソコンがありました！これはすごい！

でも、パソコン持ちのワタクシは、LANケーブルだけをお借りして、パソコンは使わないましまし（笑）。

んでもって、テレビ。一生懸命探したけど、NHKワールドは出てきませんでした。

こちらがベッド。見ればわかりますね、ベッド。うーん、まあ、ベッドです（笑）。

ユニットバスです。今回は、バスタブ付でした！…でも、バスタブは使わなかったような気がする（笑）。

例によって、バスタブから流れた排水は、便器のあたりを通って、画面右側の洗面台の下にある排水口にダア〜っと流れていきます（笑）。

よし、部屋の中の写真はこれぐらいにして、晩ごはんを食べに行きましょう〜。前回、行っておいしかった、捕盗庁に行きましょう〜。

ホテルエンゼルから徒歩2分。捕盗庁に到着。

ここは、一人でも入りやすい焼肉屋さんです。且つ、おいしい(^^)

まず、ご存知のようにいろいろやってきます。

それでは「牛の味付けカルビ」を1人前とー、「王豚カルビ」を1人前、くーだーさいっ！それと、メクチュも、くーだーさいっ！

前回は存じ上げなかったのですが、こちらは「デジカルビ」がおいしいお店なんだそうです。だから今回はブーちゃんを注文してみました。

ほーら、炭に火が入り、メクチュもやってきましたよ。宴のはじまりはじまり〜なのです。

さあ、まずやってきましたのは、「牛の味付けカルビ」1人前（200g 9500w(=680円)）でございます。

ほんとに1人前…ちょっとお淋しい感じがいたしますですね。

さあ、そしてやってきましたのは、「王豚カルビ」1人前（200g7000w(=500円)）でございます。なんてったって、王様の豚ですからね！…いや、違うのか、豚の王様か。

とにかく、ほんとに1人前…これまたものすごくお淋しい感じ満載、ノムラマンサイですね。

それでは、ワタクシ、ちょいと焼肉モードに入りますので、カメラは置いてしまおうと思います。

今回は、ごはんとかスープとか、注文しないですよ。なぜなら、今夜の晩飯は、ここだけでは終わらないのです！

捕盗庁を出まして、次にやってきましたお店は、「バクガネ」！

ビールの原料は…？

麦芽ね。

…ヒュー（すきま風）

ご覧になっていた方の3分の2が、すきま風で飛ばされて行ってしまいました…さようナリ〜。

さあ、なんとか持ちこたえた3分の1の皆さまに向けて、ワタクシは、この「バクガネ」（…あぁ、だめだ。もうビールしか浮かんでこなくなってしまった）でいったい何を食べたのか、お伝えしなければなりませぬ。

それはね、「コムタン」。

なんだか、ちょっとかわいらしい感じすらする、この「コムタン」は、最上級の牛骨だけを、ギューコツだけにコツコツ煮込んだスープなのです。

こちらのは、素麺を入れて食べるんだそうです。

ほら、スープだけではなくて、お肉もべローンと。

このあと、お店の奥様が、ご飯やらなんだか辛いのやらお持ちになって、「これも入れてみ、あれも入れてみ」！

あ、…お、奥さんっ、いけませんっ、か、辛いですっ…

特選コムタン、10000w（=720円）ナリ。

これにて、ホテルに帰って、寝るナリ。いやーん。

おはようございます。なんだか官能的な夜を過ごした気がするのは、気のせいでしょう。気のせいです。

釜山での朝は、テジクッパだと相場が決まっているのです。

テジクッパ通りで、前回のお隣のお店に入ってみましょう〜。

テジクッパを、くーだーさいっ！

はいはいー、と出てきたのがこちら。5500w（=400円）ナリ。

おいしいねー。

その後、西面のロッテ百貨店へ。傘袋は、韓国のほうが優れてますねー。ちゃーんと、折りたたみ傘用のもある。観光客にはありがたい限りです。さすがロッテ百貨店！

お店の中を一巡して、そろそろ出ようかと1階に降りてくると…

出た！ゲリラだ！外国では十分に気をつけなければなりません、ゲリラに。

そう、ゲリラ豪雨！

すぐそこに見えるバス停から、店内に這々の体でたどり着く人々。降り注ぐかのような砲弾にやられて、息も絶え絶えです。

…ま、それは冗談としても、あまりの激しい雨で、たぶんこの雨粒に当たった人は頭が数ミクロン陥没したに違いありません。大変なことです（笑）。

もう、ロッテ百貨店も飽きてしまったので、早く出たいのですが（爆）、これだけの雨粒だと、当たるたびに数ミクロン、身長が縮んでしまって、ますますチビになってしまうので、しばし、地下街めぐりをすることにしました。

ところが！地上とを結ぶ階段から、大量の雨水が流入！地下も大変なことに！ロッテ百貨店や地下商店街のお店の人が出てきて、溜まった水を排水口に流します。

こんな、板を使った水かき（？）道具も。

手馴れてるところをみると、結構、頻繁にこんな状態になるのかも。

「せーの！」ドタドタドタドタ…

3人ぐらいで向こうから水を押し流してきます。何かの罰ゲームに見えてきます。

…もう、地下にいるのも飽きました（笑）。ガイドブックに載っていた「ジャージャー麺」を食べに行きたい。ロッテ百貨店の裏だから、雨はすごいけど地上に出てみますか。

ここだ！「イェンナルソンジャジャン」。

…もう、ぬれねずみです。ちょっと右に視線を移すと…

ロッテ百貨店のすぐそばなのですが、雨粒が写真に写るほどすごい雨と風！おまけに、地面にたたきつけたあとに若干はね返っている！

たぶん、ここまでで10数ミクロン、身長が縮んだに違いありません。

「雨がジャージャー降る中をやってきました。ジャージャー麺が食べたいんじゃー。」

岡山弁は、語尾に「じゃー」がつきます。

「ほれ、喰えー」

…来ました。真っ黒です（笑）。

あのー、皆さん、「ジャージャー麺」って召し上がったこと、あります？こーんなに色が濃いととても辛そうですけど、ぜーんぜん辛くないんですね。じゃがいもやらタマネギやら、ゴロンゴロン入っていまして、とてもおいしかったんじゃー！

さあ、ここからはもう惰性で進んでいきますのでね。見てらっしゃるみなさんも、もう、ちーっとも肩肘張る必要なんてないのです。リラーックスして、ベルトとか外しちゃって、なんなら着てるものも脱いで、グンゼのパンツ一丁でご覧いただければよいのです。

地下鉄のホームにあったカップ飲料の自販機。いくらだったかなぁ…すごく安いんですよ。で、まるで試飲用の紙コップみたいなちっちゃな紙コップで出てくるんですよ。電車が来るまでに飲み終えることができてなかなかよいですな。アイスピーチティーなど購入してみました。

お名残惜しいですが、釜山港国際旅客ターミナルです。夕刻の便で、憂国に帰ります（笑）。

えーと、今回、食べ残したものは、と…

そうだそうだ。パッピンスだ！出航の時間も迫っているのですが、ターミナル2階の食堂のメニューには「パッピンス」の文字が！他にお客さんは誰もいなくて、お店のおばちゃんたちはテレビに釘付けだけど、おい、仕事だぞ！

「ちょぎよー。ぱっぴんす、じゅせよー」

…「ほれ、喰えー」

…いいですか、皆さん。これがパッピンスなのです。あんまり甘くなくて、代わりに、ドライゼリーの細かく切ったヤツがちりばめられています。ここでパッピンスを食べることはもうないかな（笑）。

出国審査場を抜けまして、待合室です。健全な日本人であれば誰もが気になる、待合室の自動販売機。半年経っても健在でした（笑）。

でも、右の自販機に少し変化が！

これが半年前の自販機。

時節柄、「あたたかいコーヒ」の表記が取り払われている！おまけに、これまで手書きで味のある表記だった「つめたいコーヒ」や、「自販機の前にかばんを置かないで下さい」が、すべて印刷に変わってしまっている！

さて、今回利用している「4MYクーポン」は、なんと、片道1万円でビートルに乗っけてくれるほか、とてつもないサービスを提供してくれるのです。

それは、4回乗るうちの1回をグリーン席にアップグレードしてくれるサービス！

ワタクシ、ビートルのグリーン席は、「新幹線の、普通席に対するグリーン席」よりは、「ANAの、普通席に対するスーパーシートプレミアム」に近いと思っております。なぜなら…

「フリードリンクサービス」でございます。bamoさま、お飲み物は何にいたしましょうか。ビール、コーヒー、ソフトドリンク、ワイン、スープ、お茶からお選びいただけます。

「…それでは、赤ワインを、くーださいっ。」

「軽食またはお菓子のサービス」でございます。bamoさま、この時間ではお菓子の詰め合わせをご準備いたしました。赤ワインとともにお召し上がりくださいませ。

「…それはありがとうございます。」

お座席は、あの「レカロ」社製のシートでございます。bamoさま、2列しかないグリーン席の2列目ですので、存分にリクライニングしておくつろぎくださいませ。

「…ねえねえ、専属の客室乗務員の方、ラ行で、ラリル以外は何かわかります？」

レかロでございますね。bamo様、おかわりはいかがですか？

「…それでは、キリン一番搾りを、くーだーさいっ！」


…bamo様は、禿頭クラス…いやいや、特等クラスに乗ると、にわか呑ん兵衛に変貌しますので、このあと、さらにもう1杯、ワインをもらいました。

ちなみに、この「グリーン席」、自腹を切っても30000ウォンまたは3000円ナリのプラス。あまり無理なく優越感にひたれる金額ではないかと思います。それでいて、東京-岡山間なんかよりよっぽど移動時間が長いですので、しこたま呑むことができます（笑）。

博多港国際ターミナルに無事到着。

大きな船が泊まっていました。

ワタクシは、バスに乗って博多駅へ移動。今夜の夜行バスで倉敷に戻ります。

夜行バスで倉敷まで…ってことは、倉敷に到着するのは朝ですから、バスに乗る前に晩ごはんを済ませておかなかればなりません（笑）。

博多バスターミナル8階の「地鶏ダイニングゆず」へ。

「まずは、生ビールを、くーだーさいっ。」

「そんでもって、お刺身の豪華三点盛りと、ごぼうスティックの唐揚げを、くーだーさいっ」

「はいはいー」

お刺身の豪華三点盛り（メニューにそう書いてある）は980円（=1350w）ナリ。

「ほれ、喰えー」

な、なんじゃこりゃー！

ごぼうスティックの唐揚げ。560円（=770w）ナリ。この盛り付けはさすがにちょっと度肝を抜かれました。

「えーと、締めに、鶏飯（けいはん）も、くーだーさいっ」

「ほれ、どんどん喰えー。どんどん喰って、大きくなれよー」

鶏飯、450円（=620円）ナリ。具を載せて、出汁をかけるナリ。

これで、釜山の旅行記はおしまいです。このあとは、夜行バスに乗って、倉敷に帰るだけです。

ここまで忍耐強く（笑）ご覧いただき、まことにありがとうございました。また次の旅行記で！