リンク沿いの建物を巡る

2002/06/24 - 2002/07/04

・シュタットパーク駅
・市立公園
・旧陸軍省
・郵便貯金局
・オペラ座
・王宮庭園
・新王宮
・フォルクス庭園
・ブルク劇場
・ヴォーティフ教会
・ウィーン大学
・市庁舎
・国会議事堂
・マリア・テレジア広場

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0

<郵便貯金局> Postsparkasse

Wagner: Werk Museum Postsparkasse


当時は高価な素材だったアルミニウムをふんだんに使ったオットー・ワーグナー晩年の代表作。1912年。

アール･ヌーヴォーの斬新なデザイン。ボルトが打ち込まれた薄いグレーの壁、ガラス張りの天井、金属製の電報窓口など。

天井がキレイなので、天気がよい日に訪れたい場所。

朝早いと、職員さんも少ないので、写真が撮りやすいです。


【時間】9:00-17:00、土：10:00-

【休み】日

【トラム】2 Julius Raab Platz

【地下鉄】U1,4 Schwedenplatz

<旧陸軍省>

20世紀初頭建設。ハプスブルグ家の紋章、双頭の鷲が飾られています。

オーストリア帝国の歴史の中で最も卓越した軍人、ラデツキー将軍の騎馬像が立つ。
1831年、ラデツキー将軍は最高司令官としてイタリアに赴任します。

彼はナポレオン戦争でも活躍した優秀な軍人で、イタリア半島の敵対勢力をたびたび打ち破りました。1856年、ラデツキー将軍は90歳で引退します。それからわずか3年後の1859年、オーストリア軍はソルフェリーノの戦いでサルディニア王国軍に敗北します。オーストリア帝国はイタリア半島の領土を失い、1861年にサルディニア王国がイタリア半島を統一、イタリア王国が誕生しました。

ウィーンの軍楽隊長を務めたヨハン・シュトラウス１世は、ラデツキー将軍の凱旋祝賀会のためにこの行進曲を捧げました。

<市立公園>

ヨハン・シュトラウスやシューベルト等の像が点在しています。

ベンチに座って ランチをするのもお勧め。

シュトラウスの写真を撮りたい方は、朝 早く訪れると良いと思います。

<オペラ座> ウィーン国立歌劇場

ネオ・ルネッサンス様式。
1863-1869年にかけて、リンクシュトラーセに沿った壮麗な建物群の手始めとして建築されました。

フランツ・ヨーゼフ1世は、ヨーロッパでも見劣りしないオペラの殿堂を作り、市民の心を掴もうとしました。

オペラ座は、19世紀 モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」で幕を開けました。

<王宮庭園> Burggarten ブルクガルデン

新王宮の裏側を見ることができます。こちらもなかなかの迫力。

芝生では、地元の学生さんが 気持ち良さそうに寝転がっている。

ワルツの練習をする人々もおり、和やかな雰囲気です。

ハプスブルク家が贅を尽くして造りあげた緑豊かな庭園。

モーツアルト像（1756-1791年）
ト音記号型の花壇の前に立つ。カフェ・モーツアルト前にあったオリジナルを1953年に再現したもの。台座の前面には、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」の一場面、バイオリンやトロンボーン、ホルンなどの楽器などの彫刻。

フランツ・ヨーゼフ1世像（1830-1916年）
オーストリア帝国の最後の皇帝（在位68年）。城郭を取り壊し、リンクシュトラッセを築いた。王妃はエリザベト。第一次世界大戦（1914から1918年）のさなかに86歳で死去。その2年後、オーストリアは共和国となった。

【時間】6:00-22:00
【トラム1,2,D】 Burgring

<国会議事堂> Parlament パーラメント

民主主義の起源であるギリシャのパルティノン神殿を、忠実に模して建造。
市民の民主主義の要求を受け止めるというフランツ・ヨーゼフ1世の意思を反映。

天気が良ければ、ここでのんびりするのもお勧め。

課外授業の子どもたちが、可愛い。

アテナ像の下にある優雅な像は、ドナウなどハプスブルク時代の領内の川を擬人化したものです。

<市庁舎 >Rathausplatz

塔の一番上には「ラートハウスマン」（Rathausmann,“市庁舎の男”の意）と呼ばれる、旗を持った騎士の像が立っています

とっても迫力のある建物。写真の撮り甲斐があります。

この日は、クラシックのフィルムコンサートがあったため、日が暮れる前から席取りをしている人達が沢山。

市庁舎前広場では、屋台が数多く並び、これを目当てに来ている人も多くいる様子でした。


フィルムフェスティバル：22:00頃〜上演開始。オペラ、バレエ、世界の音楽とジャズなどを上演。
前列の方が、騒音に邪魔されません。

スナックスタンド：11時-24時。
外れにあるWIENOというワインバーが安くて親切。
Gruner Veltliner 3.7ユーロ。ワイングラスデボジット 2ユーロ


【トラム】1,71,D
Rathausplatz/Burgtheater

<ウィーン大学>

１２人のノーベル賞受賞者を輩出したヨーロッパ屈指の名門大学。

建物内には 大きな階段があり、装飾も見応えあり。
クリムト「セレモニーホールの天井画（複製）」があります。

中庭の芝生が気持ち良い。ゴロリとなれるチェアーもあります。

テスト期間中には、最後の追い込みなのか、廊下や階段で勉強している学生さんがたくさん。

オーストリアの大学生は、勉強熱心だそうです。


道路を渡った所に、Wine＆Co Wien （ワイン＆カンパニー）


【時間】6:30-20:30、土：8:00-13:00

【休み】日

【トラム、地下鉄】１,37,38,71,D,U2
Schottentor ショッテントーア

＜フォルクス庭園＞ Volksgarten

アテネのテセウス神殿を模したギリシャ神殿：皇帝フランツ1世がローマから購入した「ミノタウロスを殺すテセウス」の像を収めるために建設。現在、この像は美術史博物館にあります

バラ園：100種類におよぶバラが5000本以上植えられており、6月下旬は、バラが一斉に咲き、庭園内はバラの香りで満たされます

エリザベート皇后記念碑もあります


【トラム】1,2,71,D
Stadiongasse シュターディオンガッセ


【トラム】1,2,46,49,D
Dr.Karl Renner Ring

<ブルク劇場>

ネオ・バロック様式。
クリムトが、階段ホールの天井画を制作したことでも有名です（1886〜88年）。

１つは、シチリア島タオルミナの古代ローマ劇場の模写。
もう１つは、シェークスピア「ロミオとジュリエット」の最終場面。

<ヴォティーフ教会> Votivkirche

1879年。フランツ･ヨーゼフ皇帝が暗殺を逃れたことを感謝し、弟のマクシミリアン大公が建造。

芝生に寝転んで、ネオ･ゴシック様式の外観をゆっくりと楽しめます。

中に入ると ステンドグラスも素敵。
ステンドグラスが綺麗なので、日の射す時間がお勧め。

教会の前にある芝生やベンチに座ってゆっくり眺めたい。

地下鉄の場合は、とにかくUnivercityの標識に従うと、迷うことなく辿り着きます

【ミサ】土 18:00、日 10:00

【時間】火〜金14-18、土：9-13、16-18、日：9-13

【休み】月

【トラム】１,37,38,71,D
【地下鉄】U2

<新王宮>

すっかり暗くなったので、
新王宮のライトアップされた建物の写真を撮りました。

太陽の下とは また違った顔を見せてくれるので、
時間に余裕がある方は、昼と夜の２回、
訪れることをオススメします。