2011/02/11 - 2011/02/22
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うたた寝犬さん
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日本では寒さに身が縮む真冬の2月。そんな頃に訪れたシチリアはぽかぽかと暖かく、道ばたにはピンクやイエローの小花、新緑で元気いっぱいの草にあふれていました。
初めてのシチリア旅。12日間にタオルミーナ、シラクサ、ラグーザ、アグリジェント、パレルモを訪問。どの街も、ゆったりゆるゆる時間をかけて満喫しました。
それでもまだまだ足りない! もっともっと、あそこにも、ここにも行きたい!
次のシチリア旅行を目指して、ひとまず今回の旅の記録です。
<旅程>
2月11日 成田→タオルミーナ
2月12日 タオルミーナ
2月13日 タオルミーナとカステルモーラ
2月14日 シラクサ
2月15日 シラクサ
2月16日 シラクサ
2月17日 ラグーザ
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2月18日 アグリジェント ←今回ここ(7)
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2月19日 パレルモ
2月20日 パレルモ
2月21日 パレルモ→成田
2月22日 成田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 徒歩
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ラグーザから車でアグリジェントまで、およそ3時間。古代ギリシャの神殿遺跡が建っているのは「神殿の谷」と呼ばれる高台です。この丘に到着したころには雨が上がり、かすかに空が明るくなっていました。
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「神殿の谷」にギリシャ人が入植して都市を築いたのは、紀元前581年といわれています。クレタ島とロドス島から移り住んできた人たちだそうです。そして前3世紀にローマに征服されるまで栄えました。
今はオリーブとアーモンドとインドイチジク、そしてところどころに羊の群れがいる、のどかな風景が広がっています。
奥の小高い山の向こうには、現在のアグリジェントの街が見えます。 -
紀元前520年ごろに建てられたらしいヘラクレス神殿。アーモンドの花、オリーブの葉。アグリジェントらしい風景です。
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神殿の建つ高台から、地中海が見えます。そのまま向こうに行けばアフリカ、チュニジアです。海岸付近はエメラルドグリーンに輝く縁取りができています。もし次にまたアグリジェントに来たら、高台を降りたところにあるあの海辺の町サン・レオーネにゆっくり宿泊したいと思います。
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古代ギリシャ時代には、この都市はアクラガスと呼ばれていました。復元地図によれば、海を見下ろす高台平野を埋める大都市だったようです。
最盛期の人口は推定およそ30万人。Wikipedia先生によれば、現在のシラクサの人口がおよそ12万5000人。東京・新宿区の現居住者人口はおよそ32万人。当時は大都市、そしてたいへんにぎやかな街だったと想像します。 -
比較的かたちが残っているコンコルディア神殿。こちらも前5世紀に建てられたそうです。6世紀末に教会堂として「再利用」されたために、整備もされ、それでかたちが保持されたと考えられています。
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先日訪れたシラクサの博物館によれば、ギリシャ神殿はもともとは、派手派手に装飾されていたそうです。今は黄土色の岩肌がむきだしになっていますが、往時は原色豊富に彩色されていました。
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その後の時代の、キリスト教徒のお墓。
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ヘラクレス神殿を、向きを変えて眺めたところ。日差しが明るくなってきたような、でもまた雨が降りそうな。
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「神殿の谷」に君臨するワン君。地中海の彼方、アフリカをじっと眺めています。
と、思ったのですが、実際はこの崖下に「お友達」がいて、彼のところへ降りていこうか悩んでいる最中でした。 -
ジョーヴェ・オリンピコ神殿があったところに転がる石材。この神殿は、紀元前480年のヒメラ戦争で得たたくさんの捕虜を奴隷人足にして着工されたそうで、古代ギリシャ世界では最大級、一般の神殿の4倍ほどの広さがあったそうです。
石材にU字型の溝が見えます。このU字、どの石にもついていました。 -
その理由を、アグリジェントの現地ガイド氏が説明してくれました。U字に紐をかけ、滑車でつるし上げて、重い石材を動かしたのだそうです。もちろん、その労働を担ったのは捕虜の奴隷でした。
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奥に見えるのはディオクロイ神殿。
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紀元前5世紀末に建立。
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横たわる巨神兵。もとい、人柱像のテラモーネ(のレプリカ)。
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「神殿の谷」の見学を終えて出口(兼入口)に戻ってきたら、先ほどコンコルディア神殿で遠く地中海を眺めていたワン君が、寝息をたてていました。
このワン君、神殿にいたときは、歩道の真ん中を歩き、観光客がいても自分からよけることはせず、「神殿の谷」を仕切り倒していました。
まったく警戒心なし。ぐっすりと夢の中です。 -
傍らには、お友達もいまいた。遊び疲れたのでしょうか。
こういう寝顔はたまりません。 -
とはいえ、チケット売場のまん前で寝るのはやめてほしいです。観光客を近寄りがたくしています。
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ホテルに向かって歩いていく途中にあった木。枝振りの力強さにひかれて。
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前後するけれど、「神殿の谷」の遺跡見学の前に州立考古学博物館を訪れました。建物の手前は、古代ギリシャ時代の集会場の遺跡。
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このときは小雨が降っていたけれど、博物館の入口には傘立てがなかったため、入館者は入口のところどころに傘を置いていました。
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館内には、金杯とか黄金の装飾品とか、陶器の壺、建築部材、石像や石棺など、古代ギリシャ時代のアクラガスの遺物がたくさん展示されています。
一番気に入ったのは、このお皿。絵のように、焼いた魚や肉を載せ、中央のくぼみにソースや薬味を入れ、それをつけて食べたそうです。レプリカが欲しいと思います。 -
アグリジェントでは、こちらのホテルで一泊お世話になりました。
コッレヴェルディパークホテル
http://www.colleverdehotel.it/ -
お部屋は広々。
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バスタブつき。久しぶりにお湯に身体を浸せます。
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タオルミーナもシラクサもラグーザも、どなたかの邸宅をホテルに改築した風情があったので、このホテルの、いわゆるふつうのホテルらしい廊下の眺めが、新鮮に見えました。
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19:00ごろ、ホテル近くのレストランにご飯を食べにいきました。食べるところが、ここしか見つけられずに入りましたが、とてもよい感じ。
Dei Templi
http://www.trattoriadeitempli.com/ -
どこでも、だいたいいつも一番乗り。
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前菜がおいしそうでしたが、お腹いっぱいでパスしました。
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ホテルに戻って荷物整理など。
今回の旅では靴を2足用意しました。ゴム長ぐつ感覚で気兼ねなくはけるチープ系ブーツと、少しヒールのある、歩きやすい皮の半ブーツです。どちらもたいへん重宝しました。特に、雨が降った日の泥道を歩くことになったアグリジェントではチープ系ブーツが威力を発揮してました。 -
翌朝は気持ちよい快晴。丘の向こうのアグリジェントの街に、行きたかったけど行けなかった。また次回。
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待望の朝ごはんです。宿泊したアグリジェントでは、コッレヴェルディパークホテルは少しリゾート色が入ってます。朝食の場所から庭園が広がっていて、たいへん気持ち良い。
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ちょっと散策してきます。
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ホテルの庭から、昨日訪ねたコンコルディア神殿をのぞみます。
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出発前に、ホテルの周囲を散歩します。
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すぐ近くにはローマ時代の遺跡がありました。ガイドブックで見る限り、休館日ではなく、開館時間になっているのですが、入口は閉まったまま。しかし、脇の道から入れちゃうんですね。少しちら見させてもらいました。
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インドイチジクの実、今のところまだ、珍しがって眺めてます。
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何気ない原っぱが広がっています。小さな春の小花と下草のやわらかいグリーン。これが実は、アグリジェントでの一番の思い出です。
さて、これからパレルモに向かいます。
アグリジェント参考資料:
小森谷慶子 小森谷賢二『シチリアへ行きたい』新潮社
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