中欧10日間の旅～6日目ザルツブルク

2012/06/30 - 2012/07/09

梅雨空の日本を抜け出し、夫と2人でプラハ・ウィーンに出かけてきました。

プラハ4泊、ウィーン3泊、ザルツブルク1泊の8泊10日の旅。ANAマイルを使ったスターアライアンスの特典ビジネスチケットを利用し、往路はルフトハンザ（フランクフルト乗り換え）、復路はオーストリア航空です。

6日目は、ウィーンに荷物を置いて、列車でザルツブルクへ1泊旅です。

（5日目はこちらhttp://4travel.jp/traveler/bikketravel/album/10690282/）

1日目：成田→プラハ（フランクフルト乗り換え）
2日目：プラハ　旧市街散策
3日目：チェスキー・クロムロフ
4日目：プラハ　フラッチャニ方面散策
5日目：ウィーン市内散策
6日目：ザルツブルクへ
7日目：ウィーン市内散策
8日目：ウィーン市内散策
9日目：午前中オペラ座ガイドツアー、午後帰国便に
10日目：早朝成田着

エリア ザルツブルク(オーストリア)

この日から一泊でザルツブルクへ行きます。ホテルは1回チェックアウトしますが、またウィーンに戻ってきて同じホテルに泊まるので、大きな荷物は預かってもらいました。

ロビーで見かけた、どこかの航空会社のクルーたち。

ホテル前のStadpark駅から地下鉄4号線に乗り、Langenfeldgasseで6号線に乗り換えて、Westbanhof(ウィーン西）駅へ。乗り換え時間を入れても30分ぐらい。朝早いせいか、地下鉄の車内は空いています。

ウィーン西駅に到着。地下鉄からの乗り換えは、1回外に出ますが、階段を上がってすぐ駅舎が見えるので、迷うことはありません。

ウィーン西駅は、新しくて立派な駅でした。空港のような電光掲示板で、列車のプラットフォームを確認。私たちが乗るのは7時14分発の電車です。

この列車です。早めに着きましたが、始発なのでもう入線していました。前日スーパーで買って置いたサラダやパン、飲み物をホームのベンチで食べてから乗り込みます。

チケットは、事前に日本からWeb経由で購入済み。オンラインチケットなので、引き替えなどなくそのまま乗車できます。車掌さんが来たら、控えのプリントアウトを見せればOK。

乗るのは23号車。各車両の横にこんな電光掲示があるので、とても分かりやすいです。

車内の様子。2等車だけど、きれいで立派。大きな荷物を置くスペースもあります。天井に着いたモニターには、今どこを走っているかが地図上で示されたり、今の時速が分かったり。もちろん次に止まる駅も表示されます。

座席にはこんなパンフが置いてありました。この列車の各駅の通過時刻、各駅での乗り換えの接続などが書かれています。すごく親切！　2等車ですけど、

車窓には、こんなのどかな風景が広がります。

そして、列車内では無料WiFiを利用することができました。SSIDは「OBB」です。

ほぼ定刻通り、10時ごろにザルツブルクに到着。ザルツブルク駅も大きくて立派でした。出口を出て左側のほうにあるインフォメーションで、ザルツブルクカードを購入。これがあると、バスや主立った施設の入場がすべてフリーになります。お得度もさることながら、いちいち切符を買ったりしなくていいのがとても便利です。

駅前のバスターミナルからバスに乗ります。目指すはミラベル公園。ガイドブックによると、1，2，3，5，6，25のどの線でも行けるようです。とりあえずすぐ来たバスに乗車。

バスの車内。フリーチケットなので勝手に乗って勝手におります。

10分ほどでMirabellplatzに到着。

バス停の近くに人だかりが。アンドレ-教会前の市場のようです。ちょっとのぞいてみました。

ピクルスとか。

お野菜とか。白いいんげん？

きのことか。

キャベツ？

お総菜とか。

ウィンナーとか。

小腹がすいたので、この真ん中のものを食べて見ました。揚げパンみたいの？　できたてならよかったけど、冷たくなっていたので、特においしくはなかった。残念。

ホットドッグを頼んだつもりが、ソーセージだけだった。味はまあまあ。

木陰で遊ぶ子どもたち。ここは、地元の人が多いみたいです。

ミラベル庭園は、ザルツブルク大司教が愛人のために造った宮殿のお庭。サウンド･オブ･ミュージックの舞台としても知られています。よく手入れされたお花がとてもきれい。

そういえば、この門、映画で出てきた記憶が。

ミラベル庭園を出て数分のところにある、ザルツブルク時代のモーツァルトが両親や兄弟と住んでいた家。ザルツブルクカードで入れます。

オーストリアの施設はたいてい、このような各国語のオーディオガイドが用意されていて、無料で貸してくれます。展示物の番号を押すと日本語で説明が流れてきます。

モーツァルトの家の中が蒸し暑かったので、川沿いで休憩。木陰は風が涼しくて気持ちいいです。川越しにホーエンザルツブルク城が見えます。

地図を見ると、このすぐ近くにカラヤンが住んでいた家があるはず、と見渡してみると、なんとすぐ後ろがそうでした。

中には入れませんが、柵の隙間からカラヤン像をパチリ。

マルクト橋を渡って、一番にぎやかなGetreidegasseを少し入ると、今度はモーツァルトの生家があります。壁にデカデカと書かれていますが、1階はチェーンのスーパーです。この中も、ザルツブルクカードで入れます。

Getreidegasseは、観光客でいっぱい。両側のお店の看板がカワイイですね。

こんなのとか

こんなのとか。

こんなのも。何の看板だったんだろう？

モーツァルトだらけのお土産モノ屋さん。

コスプレして写真を撮れるスタジオもありました。

カレーのいい匂いに誘われて、ランチタイム。SARANというレストラン。

なんかカレー風のお料理と、トマトソースのパスタを注文。ビール2杯と合わせて、32.6ユーロ。

モーツァルト広場に出てきました。なんだかここのモーツァルト像はやけに立派な人に見えます。この街が産んだ最大のヒーローですもんね。

さっきまであんなに晴れていたのに、風が吹き出して雲行きが怪しくなってきたので、すぐ前にあった新レジデンツ（ザルツブルク博物館）に入ってみました。ザルツブルクカードで入れるので。

中身の展示は面白くなかったけど、建物が新しいせいか冷房がよく効いてて涼しかったので、ロビーのソファーで雨宿りがてらしばし休憩。

どうにか雨がやんだので、外に出ました。こちらレジデンツ広場。

レジデンツ内。大司教が居住していた場所。まるでお城のように立派です。ここもザルツブルクカードで入場可能。日本語オーディオガイドで説明も聴けます。

大聖堂。曇っているので空の色がイマイチ。この前の広場で何かイベントがあるらしく、設営しているところでした。

裏側から見るとこんな感じ。

建物の中はとても立派でした。特に天井のフレスコ画が上品な美しさ。

ここのパイプオルガンは、モーツァルトも弾いたことがあるんだとか。この大聖堂の中は、音の響き方がハンパないのです（モノを落としただけで、ドキっとしちゃうほど）。ここでパイプオルガンを聴いたらどんな風に響くのでしょうか。教会コンサートもあるようなのですが、あいにくこの日はなし。残念。

ケーブルカーに乗ってホーエンザルツブルク城に行きます。ケーブルカーもザルツブルクカードで乗れます。

お城は高台にあるので、ザルツブルクの街がこんな風に一望に。

お城の中。みんな携帯で話しているわけではありません。各国語のオーディオガイドで説明を聞いているところ。これは、拷問部屋だったかな？　このツアーは説明の内容もおもしろくて、なかなか楽しめました。

お城のツアーの中で上る展望台のようなところからの眺め。だんだん晴れてきました。

もういっちょ。

お城の中の見張り台？　こんな風にのぞきながら、敵が来ないか見張っていたのでしょうか。

またケーブルカーに乗って降りてきました。下から見上げると、お城はこんな断崖に建っているのですね。

ケーブルカーを降りたところのすぐ近くにある、ザンクト･ペーター教会の墓地。今も現役で使われている墓地のようで、それぞれお花を植えたりして、きれいに手入れされていました。

ここは、サンド・オブ・ミュージックの映画で、一家が逃亡中に逃げ込んだお墓として登場するところでもあります。

ザンクト･ペーター教会の外観。さっきまでの雨がウソのような青空です。

この教会も、天井のフレスコ画がとてもきれいでした。このパイプオルガンも、モーツァルトが弾いたことがあるんだとか。

ザルツブルク音楽祭の会場となる祝祭劇場の横の道を歩いて行くと、馬洗い池に出ました。こここもサウンド・オブ・ミュージックに出てきた所です。

明日の朝に乗る予定の、バス停の場所と時刻表をチェック。

今日のホテルはメンヒスベルクの丘の上にあります。ゲライデガッセから少し行ったところにあるリフト（エレベーター）で上がります。これもザルツブルクカードでOK。

リフトを上がると、そこは展望台になっています。ここからも、ザルツブルクの街が見渡せます。遠くに、さきほど上ったお城が見えます。

丘の上は遊歩道のようになっています。こんな気持ちのよい道を7〜8分歩いて行くと……。

お。見えてきました。

ここが門。門から入口までの距離が邸宅っぽい。

じゃーん。シュロス メンヒシュタイン ホテルです。古城ホテルと聞いていましたが、古城というよりはお屋敷という感じ。

チェックインをすませたら、お庭でウェルカムドリンク。ビールとスパークリングワインをいただきました。

ディナーは、ホテルのレストランでと思っていたのですが、あいにくこの日はダンスパーティのスペシャルディナーだとかで、正装した人ばかりらしい。そんなところに行っても浮いてしまいそうなので、疲れた体にむち打って、街に出ることにしました。

リフトを降りて雑踏の中をレストラン探すのも面倒だなぁと思っていたら、リフト乗り場（降りる前）にステキなレストランを発見。ここに入ることにします。

入ったレストランはエム32。コースは1人68ユーロとちょっと高級だったけど、お料理は見た目もきれいで、味もおいしかったし、お店の人も感じよかったし、何より眺めが最高だったので、大満足です。少なくとも、眺めはホテルのレストランより、こっちの方が上だったので、不幸中の幸いということで。

日が暮れてくると、次第にライトアップした街がきれい。お城もよく見えます。

食後に、レストランを外から撮ってみました。

お腹もいっぱい。ロマンチックな良い気分になったところで、ブラブラ歩いてホテルに戻ります。お部屋は、さすが五つ星。調度品も立派でした。ただ、お部屋からの眺めがイマイチだったのと、バスタブがなかったのには、期待が大きかった分、少しがっかりでしたが。

明日は朝起きたら、すぐに電車でウィーンに帰ります。

7日目に続く。http://4travel.jp/traveler/bikketravel/album/10693953

この旅行記へのコメント （6）

• travelさん 2023/09/26 13:55:34

  ザルッブルク

  bikke3さん、ザルッブルクの旅行記を懐かしく見させていただきました。
  ヨ－ロッパの中でもオーストリアは治安の不安もなく大好きな国の一つです。
  ノンベルク修道院前のベンチに座ってガイスベルクの山を見渡しながら教会の鐘の音が街中に響き渡るのを聞くとザルッブルクに来ているんだと実感します。
  ザルッブクルク、何時訪れても以前と変わらない風景にほっとしたものを感じます。
  
  エルサレムの旅行記に訪問いただき有難うございます。
  宿泊するホテルで旅の印象が変わってしまうので私も慎重に決めています。
  宿泊したGolden Walls Hotelは旧市街に行くのにもベツレヘム行きのバス停にも近く
  便利でした。
  ただレセプションが3階にあるのでそこまでスーツケ－スを上げるのは大変でしたがホテルスタッフが手伝ってくれました。
  夕方部屋で休んでいるとコーランの音が響き渡るのが印象深かったです。
  
  地図を読むのには自信があるのですがエルサレム旧市街内はとにかく迷路になっていて
  自分が今何処にいるのか全く分からなくなり戸惑いましたが滞在2日目は様子も分かって歩き回れました。
  エルサレムは他の国々とは全く違って独特の雰囲気で兵士が銃を携えて監視しているのを見ると気軽に写真も撮れない状況でしたが訪問する事が出来てほんと良かったです。
  
  エルサレムを堪能されてくださいね。
  どうぞお気をつけて！
  
  　　　travel
  
  
  

  bikke3さん からの返信 2023/09/26 14:15:57

  Re: ザルッブルク

  　travelさん　先日は質問にご回答いただき、さらに古い日記にご訪問いただき、ありがとうございます。おすすめいただいたホテル、さっそく見てみたのですが、今は1泊5万ぐらいしていので、近くでもう少し安いホテルを一応予約してみました。
  
  おっしゃる通り、オーストリアは治安もよくのんびりできる素敵な街ですよね。それに比べると初イスラエルは緊張感もありますが、貴重な体験を楽しんで来たいと思います。

  travelさん からの返信 2023/09/26 21:13:07

  RE: Re: ザルッブルク

  bikkeさん、返信コメントを頂き有難うございます。
  1泊5万、目が点になりました。
  ホテルで支払った時の領収書を残していたので探して見てみましたがクレジット払いで　2泊US320、後日クレジット会社から送られてきた日本円では33230円でした。
  1泊16615円です。
  たぶん改装して高級ホテルに変えてしまったのでしょう。ほんと驚きました。
  1泊5万だと私や巡礼者は絶対宿泊不可能でした。
  落ち着いたいいホテルだったのですが高級ホテルになってしまったなんて残念です。
  
  旧市街、雰囲気がありますのでいろいろ歩き回ってみてくださいね。
  
  　　travel

  bikke3さん からの返信 2023/09/27 09:37:26

  RE: RE: Re: ザルッブルク

  わざわざ過去の記録調べていただき、ありがとうございました。
  
  そうですよね。「リーズナブルな」と書かれていたのにびっくりしました。円安に加えて、諸外国の物価高はものすごいらしいので、こういうことになるのかもしれません。パリやロンドンはすごいことになってるっていいますし。日本人は相対的にどんどん貧乏になっていくんですね（涙）。
  

• yamada423さん 2012/08/06 20:06:43

  ミラベル広場の朝市

  bikke3さん　　　こんばんは
  
  訪問ありがとうございます。
  bikke3さんのウィーン・ザルツブルグの旅行記を拝見し、木曜（7月5日）朝市の様子を懐かしく思い出しました。
  下記に私が2009年に訪ねた時の朝市の様子が写っていますが、赤い布を頭に巻いた揚げパン屋のオバサンはbikke3さんが立ち寄った店のオバサンと同じと思います。
  2009年の旅行はオーストリアの2都市に絞ったので、中身の濃い充実した旅となり、それぞれの場面・情景が今でも鮮明に覚えています。　　　
  
  ウィーン・ザルツブルグの旅?サウンド・オブ・ミュージック・ツアーと木曜朝市
  http://4travel.jp/traveler/810766/album/10464225/
  　　　yamada423

  bikke3さん からの返信 2012/08/06 20:17:23

  RE: ミラベル広場の朝市

  yamada423さん
  
  書き込みありがとうございます。
  今、ちょうどそちらの掲示板に、お世話になったお礼のコメントを書かせていただいていたところでした。入れ違いでしたね(笑)。
  
  > 下記に私が2009年に訪ねた時の朝市の様子が写っていますが、赤い布を頭に巻いた揚げパン屋のオバサンはbikke3さんが立ち寄った店のオバサンと同じと思います。
  
  あら！本当ですね。
  お世話になったyamada423さんが3年前に訪れたまさに同じ場所で写真を撮ってきたのかと思うと、なんだか不思議な気分です(笑)。こうなると、このオバサンには、次回行く機会があったらまたぜひお目にかかりたいものです。
  
  ザルツブルクは本当にステキな街で気に入ったので、またいつか行きたいと思います。その節はまたいろいろ教えてくださいね。
  
  暑い日が続きますが、ご自愛ください。