クアラルンプール＆イポーの旅～イポー散策、ﾎﾜｲﾄｺｰﾋｰ創始店・新源隆

2012/06/01 - 2012/06/05

あてもなく街歩き。
イポーに来た理由の一つ。
観光地にも行かず、遠出もしない。
ただ、徒歩圏をブラブラ。
かなり楽しい、が結構ヘトヘトになる。
皮膚を焦がす熱帯の日差しのせいかな？　軽い熱射病か脱水症状。
今日は、ホワイトコーヒーの創始店と言われてる新源隆にも行ってみよう。

エリア イポー(マレーシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずは街歩きには外せないパサールに。
パサールベサールイポー、イポー大市場って感じ？

さすが大市場、中はかなり広い。取り扱う商品によってエリア分けされているのがわかりやすい。
野菜エリア、海産物エリア、果物エリア、乾物エリア、畜肉エリア等々・・・。
畜肉の扱いは特に厳格で、牛、鶏、豚で更に細分化されている。もちろん豚肉店舗は市場で、最も目につきにくいところに配置されてる。

早朝からとても賑やか。で、午前中で多くは店じまい。

魚介類は海のモノの多くは冷凍、淡水魚は生きたままバケツに入れられて売られてる。やっぱり鮮度が売りになるのでしょう。

フルーツはバナナ、パパイヤ、マンゴー、パイナップル等々、南国のモノが所狭しと並べられてる。
個人的にはマンゴスチンやランブッタン、ポメロが少ないのが残念。季節的にそうなのか、そもそも日常食卓に並ぶものではないのか・・・。

旧市街エリアへ。
旧市街は歴史的建造物が多く残り、昔の街並みフェチには萌え萌えのエリア。

旧市街の中心「パダン イポー」。
午前中から元気にサッカー、と思ったが、午後は暑いものね。

「セント・マイケル寺院」。日治時代は、ペラ州の軍総司令部が置かれていたらしい。
今は学校として使われてる。
趣がある校舎で勉学って羨ましい。
学生さんは近代的な設備の方が良いのかもしれないけれど。

「ロイヤルイポークラブ」。会員制社交クラブだった。

１９３１年に建てられた「香港上海銀行」。今現在でもＨＳＢＣが営業中。
かなり萌える。

残念だったイポー鉄道駅。
コロニアル様式の白亜の駅舎は、イポーのランドマークと言えるぐらい存在感があるが、目の前の広場が絶賛工事中で・・・苦笑い感ＭＡＸ。

旧市街の居住区へ。
ガチでオールドチャイナタウン。インド人街と華人街が肩を寄せ合って街を形成してるって感じ。古い街だが生活の息吹を感じる。

右の建物は「京劇俳優寮」。
化粧をした俳優達が、窓から顔を出していたのかな。

軽く昼食。
とにかくドライ（ワンタン）ミーが食べたいというリクエスト。
でもワンタンでなく貢丸。貢丸は魚（丸）と豚等の３種類を選べる。
サテはアヤムとバビ。
バビは肉と脂身を交互に刺して焼いてあって面白かった。

「パングリマレーン」という娼婦街。今、再開発中で観光地化するらしいが、当時は色んなストーリーがあったのだろう。台北の萬華エリアを思い出した。

ミカサ写真館というこの建物には、戦前、日本人スパイ「フカボリマサジ」なる人物が潜伏し、諜報活動をしていたらしい。
諜報員、萌えにはタマラン故事。

イポー行ったら外せないマストアイテム「ホワイトコーヒー」の創始店が「新源隆」なる店らしい。
両隣で「新源隆」と「新源豊」というのが紛らわしい・・・とっても中華的（笑）。
行くのは左側の「新源隆」。

ホワイトコーヒー。色がホワイト系・・・？
コーヒー豆の焙煎時に、砂糖やら何やらを混ぜ込むと色が薄くなるらしい。
要はデフォルトで甘い（笑）。
でも、コーヒーの苦みがしっかり出てて好きな味。酸っぱさより苦さが強いマンデリンにベクトルが向いてるコーヒー。

壁にお勧めＰＯＰが貼ってあったので迷わず注文。
うん、これは美味い。ベトナムで食べたバインフランほどの濃さはないけど。練乳を結構入れてるかな。

甘いモノをお腹に入れたら、ますます食欲が湧いてきてしまった。
どうしても蛋達が食べたくなって、色んなお店を覗いたが「え、蛋達？もうないよ。あれは朝だよ」と鼻であしらわれ、ことごとく撃沈。
旧市街にある店の中でもこの店が結構ヨサゲだったので、蛋達があれば入ろうと覗いたが小姐に「もうないよ〜」と笑われた。
午後に「蛋達」を求めるってよっぽど間抜けなことなのね。

この林珈琲店。看板に全部「くちへん」が付いてるのが何か良かった。
食べ物屋さんってことかな？

この簾看板を見ると、ああマレー半島に来たなぁと実感させられる。
イポーのショップハウスは、シンガポールの人工的なソレと違って生活臭がまだまだ漂っているのでスゴク良い感じ。

イポー大市場の裏手にある電脳コンプレックス。品ぞろえはイマイチだけど、活気がある。パチモンゲーム機器やクラック品、コピー品も多いけど・・・。

ＫＬならインビプラザの地下やチャイナタウンのインドネシア人が集まるビルに似た香りのする電脳コンプレックス。
香港返還前のシャムスイポー、１０年ほど前のバンコクのパンティッププラザの香りがまだ漂ってる。
あのあたりを歩いてるだけでワクワクするのは、自分が根っからのオタクだからかな。
今の秋葉原が無くしてしまったジャンク臭を欲してるんだな。

このドリンクを飲めば脳内シナプスが繋がって頭が良くなる・・・的な。

イポー名物ポメロ、でも郊外のポメロ街に行かないと入手しにくいらしい。
土産物屋だと、１５〜１８リンギ。高すぎ。

暑いので土産物屋を物色。
色々あって面白いが・・・台湾製のものが、かなり多くて苦笑。
日式商品が沢山あるので笑える。

こんなのとかね。
吸われそう。

エンコしてた後期型ＧＴＯ。
先ほどまでボンネット開けて、ドライバーが携帯で電話かけてた。
このドライバー、モスクに礼拝に来てた模様。
ＧＴＯで礼拝とはイキだね。

色々歩いて喉が渇いたので、今日は酒を飲む。
丁度、ハッピーアワー中のアイリッシュパブに飛びこんだ。

ギネスが１／２ｐｉｎｔで１０リンギ。
五臓六腑に滲みわたる。
人懐っこくて愛想の良いスタッフに機嫌を良くしてもう一杯。
店内は当たり前だけどローカルの華人のみ。欧米人がいないのが不思議。

肴は気になった「ＳＨＩＳＹＡＭＯ」なるもの。
揚げシシャモにマヨネーズ系のドレッシングが掛かってた。
お味はまずまず。大暴投の日式料理なんかより全然美味い。
何でも食べてみるものだ。

千鳥足で宿まで散歩。
「ＦＲＡＮＣＥ ＴＡＩＰＥＩ」は結婚写真館
両者のギャップが凄い・・・な。
今日はぐっすり。

（つづく）