2012/06/04 - 2012/06/20
157位(同エリア366件中)
youさん
オーストリア鉄道パスを利用し、街と自然の中を歩くをテーマにして、17日間かけてオーストリア国内を巡りました。コースは下記。ウィーン4泊→グラーツ往復→ザンクト・ペルテン→メルク2泊→ヴァッハウ渓谷クルーズ→クレムス→デュルンシュタイン→ザルツブルク3泊→ザルツカンマーグート→ハルシュタット2泊→インスブルック4泊→リヒテンシュタイン→フェルトキルヒ往復→ハル・イン・チロル。
この旅行記ではザルツカンマーグート・シャーフベルク山に登る編を掲載します。宿泊しているザルツブルクからバスで、サンクト・ギルゲンに行き、そこから遊覧船でヴォルフガング湖周辺の景気を楽しみ、ヴォルフガングからシャーフベルク山にSLで登りました。
写真はシャーフベルク山に登る登山列車からの眺め
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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オーストリア9日目、ザルツブルク3日目(6月12日)、天気がパットしない朝ですが、予定通りザルツカンマーグート(塩の宝庫という意味)に行きます。この地域は、ザルツブルクの東南に広がる2000m級の山々と 70以上の湖があって、世界遺産に登録されています
ザルツブルク中央駅前8時15分発のPOST Busにて、湖畔の街サンクト・ギルゲンに向かいます(5.9ユーロ ザルツブルクカードは使えません)。乗客は観光客10名ほど。日本人の御夫婦も乗り込んでいます。
牧草地帯を抜けてフシュル湖が左手に見えてきました -
ザルツブルクから約1時間でザンクト・ギルゲンに到着しました。バス停からは湖は見えませんが、教会の塔が見えるのでその方向に街と遊覧船乗場があるだろう・・と日本人御夫婦と向かいます
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5分ほど坂を下って行くと湖畔に出ます。正面の建物がチケット売場。ここで遊覧船とシャーフベルクの登山鉄道のコンビチケット、往復を購入します(40.2ユーロ)。遊覧船の出港時間10時まで時間が少しあるので街を散策します
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サンクト・ギルゲンのメインストリートです
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モーツァルトの母アンナの生家です
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街の消防署かな・・・フレスコ画を見てくださいまし・・水かけて火事を消しています
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湖畔通り・・朝まだ早いためか寂しいです
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湖畔から見える周辺の山の頂は雲に覆われています。これから行くシャーフベルク山は大丈夫かな・・折角登っても雲に覆われてしまっては意味無いですから。ちょっと心配になります
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チケット売場にてゲットした地図です。
今日の予定コースは、ヴォルフガング湖の左側湖畔サンクト・ギルゲンから遊覧船で湖中央付近のサンクト・ヴォルフガンクに行き下船します。ここで湖岸にそびえるシャーフベルク山(1783m)まで登山電車で登ります。天候が良ければ山頂付近を2〜3時間ハイキングして同じコースを戻ります -
遊覧船は定刻の10時15分に出港。乗客はいつの間にか多くなり、デッキは座る場所が無いほどになりました。日本からの団体ツアー客も乗り込んでいます
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ザンクト・ギルゲンの街を後にザンクト・ヴォルフガングに向けて約40分の船旅です
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切り立った崖が見えます
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デッキのテーブルで相席したイギリスからの御夫婦。この地が気に入って毎年訪問しているとのことです
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ホテルのあるフュラベルク村に寄港します。ホテルに連泊しているお客さんらが手を振ってくださいます
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イチオシ
美しい緑色の湖面です
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湖畔に突然現れる宮殿・・・いや真新しいホテルのようです
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絵の様な風景が続きます
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プライベートの桟橋付きの民家でしょうか、こんな家に住めば毎日が別荘生活で〜す
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背後の山は目指すシャーフベルク山でしょうか。でも山頂は雲の中かな
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下船するザンクト・ヴォルフガングが見えてきました。イギリスからの御夫婦に挨拶して、団体さんより先に出口に向かいます。遊覧船は引き続きこの先のストローベルまで行きます
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シャーフベルク登山鉄道の湖岸駅です。コンビチケットを持っているので、そのまま駅のホームに直行し列車に乗り込みます。
地図によれば登山列車は登りの際、進行方向左が湖側、右が山側になっていますので、左窓側の席を確保します -
列車は遊覧船からの乗客らを乗せてほぼ満席状態で11時過ぎに出発します
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蒸気機関車に押されて列車は坂をガタゴトガタコトと上り、やがて眼下にヴォルフガング湖が見えてきます。心配していた霧はこれまでのところかかっていません
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だいぶ上ってきました。なかなかの絶景です
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列車は中腹にある駅で一度ストップします。この駅にも大勢の人が待っていて、数人の人が乗車してきました。ここまでトレッキングしてきて、列車で山頂を目指す人達です
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中間駅を過ぎると進行方向右側が開けてきて眺望が広がります。なので右側の開いた席に移動します
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山の斜面に一見歩き易いトレッキング用の砂利道が見えます。この付近は絶好のトレッキングコースです
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イチオシ
このあたりは急傾斜です。客車は2両編成、その後ろから蒸気機関車が押すようにして登っております。
窓から腕を出して撮ったお気に入りのショットです -
山頂駅に着きました。列車から急いで下りて眼下に広がる絶景を撮ります
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対岸の山々、その頂は雲が少し覆われていますが、いい景色です
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左下は山頂の駅です。この時点で11時45分。ここまで約40分ほどかかって登ってきたことになりますが、景色に見とれていたのでアット言う間の時間でした。この絶景の中にできるだけ長い時間留まりたいとの思いから、駅舎の2階にて14時15分の下り列車の予約券をゲットします
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山頂を見上げればこんな立派なホテルが建っています。ここに泊まれば素晴らしい御来光に出会えるのでしょう
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イチオシ
山頂に建っているホテルまで続いている砂利道を上ります
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ときどき雲が下界の景色を遮りますが、これもまた素敵な風景です
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イチオシ
ホテルのテラスに座ってこの景色をしばし堪能します。
しばらくして、ホテルのウェイターさんが何か注文を取に来ました。ここでランチするのもいいかな・・ということでポテトとシーフードミックスランチ(30ユーロ)を注文し、味と値段は別として贅沢な昼食を楽しみます -
昼食を楽しんでいる間に雲が上がってきたようです。ホテルはシャーフベルク山の尖った先端部分に建っています。先端の下は切り立った崖になっていますが、残念なことにこの時点で崖側の視界はほとんどなく、360°のパノラマは望めませんでした
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視界が良ければこんな山頂が確認できたはずです。現地あったシャーフベルク山頂の遠望写真から
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ホテル周辺を眼下の湖を見ながら、予約した下りの列車時刻14時15分頃まで散策します
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山頂駅からのびている軌道です。真中にギザギザのラックレールが敷かれたアブト式登山鉄道です
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下山する列車が待っています。急勾配に対応するため車体が斜めになっているのが良く分かります。この便で下山する乗客は少ないようです。列車は1時間ごとに出ていますが、団体ツアー客さんは先に下山したみたいです。最初に予約したのは何だったのでしょうか
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下りは重力に従い軽快です。登りよりも10分程短い時間で麓に下りてきました
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サンクト・ギルゲン行きの船は15時38分、それまで湖岸を散策します。背景の山はシャーフベルクでしょうか。尖った山頂が見えます
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船は定刻にやってきました。この船に乗り、再び湖岸に展開される美しい風景を見ながらサンクト・ギルゲンに戻ります
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16時15分、船は見覚えのあるサンクト・ギルゲンに到着します。ザルツブルク行きのバスの時間が分かりませんので、街の中心地を通り抜けバス停に向かいます。
バス停に行くとタイミングよくザルツブルク行きのバスが停車しており、それに乗って、18時前にザルツブルクに戻りました
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イチオシ
付録
最終日(6月19日)に、インスブルクからウィーンへ戻る飛行機からの写真です。左中央にアッター湖、右上にヴォルフガング湖、右下にモント湖が見えます。右上ヴォルフガング湖と右下モント湖に挟まれた山々の中間付近に、この日に登ったシャーフベルク山頂が確認できます。映画サウンドオブミュージックで知られた山ですが、何かとても親しみ深い山の一つとなりました。
ザルツカンマーグート・シャーフベルク山編 おわり
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