2012/06/04 - 2012/06/20
38位(同エリア111件中)
youさん
オーストリア鉄道パスを利用し、街と自然の中を歩くをテーマにして、17日間かけてオーストリア国内を巡りました。コースは下記。ウィーン4泊→グラーツ往復→ザンクト・ペルテン→メルク2泊→ヴァッハウ渓谷クルーズ→クレムス→デュルンシュタイン→ザルツブルク3泊→ザルツカンマーグート→ハルシュタット2泊→インスブルック4泊→リヒテンシュタイン→フェルトキルヒ往復→ハル・イン・チロル。この旅行記ではメルクとサンクト・ペルテン編を掲載します。
メルクは、人口5200人の小さな町ですが、壮大なメルク修道院があります。また、バァッハウ渓谷クルーズの拠点でもあります。サンクト・ペルテンは人口52000人、メルクやクレムスへの乗り換え駅があり、中世の街並みが残っているというのでメルクへ行く途中で立ち寄りました。写真はメルク修道院から眺めたメルクの街
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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オーストリア5日目(6月8日)、早起きしてウィーン西駅6時44分発の特急にてサンクト・ペルテンに向かいます。ウィーンを離れて数分もすれば牧草地や草原地帯となります。車窓からいつまで走っても住宅地が見られる東京周辺とはだいぶ違います
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サンクト・ペルテンに7時23分定刻に到着。オーストリアの鉄道は定時運行されている上に、駅や列車の設備が整っています。駅構内のコインロッカーに荷物を預け、街歩きに必要な地図を駅前の観光案内ボードのボックスからゲットします。後で観光案内書にてこの日本語のシティガイドも頂きました。期待していなかっただけに嬉しですね
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駅前からのびる歩行者天国のクレムサー・ガッセ通りから街歩きをスタートします。正面はサンクト・ペルテン駅
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ファサードが美しい建物が目に飛び込んできます。医師の住宅として1899年に建設されたと説明されていますが、今は1階はレストランになっています
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通りの中央にフロンズ像があって、歩行者にやさしく、楽しそうな街です
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しゃれた建物の前で立ち話をしている地元の人も何か様になっています
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通りを左折して、高さ77mの塔を持つ大聖堂にきました。ヨーロッパの典型的な中世の街です
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大聖堂広場に面して建つ中世の建物、右手の建物は17世紀に建設された元の修道院です
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お花は綺麗・・なのにまだ早いのか人通りは少ない
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大聖堂広場から脇道を入って小さなヘーリェン広場にきました。ここにはおしゃべり女・・・の像があります。どこのお国も女性のおしゃべりは長いみたい
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広場の中央には聖母マリアの塔があります
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この時点で9時前。ぼつぼつ店が開くのでしょうか。観光客は誰も歩いていません。奥に塔が見えるのでそれを目指して進みます
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綺麗な市庁舎前広場に来ました。広場の中央に1782年に完成した後期バロック様式の三位一体の柱が立っています。その後ろの建物が市庁舎で8角形の塔がこの街のランドマークです
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広場に面して1707年に完成したプランタウアー教会が建っています
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イチオシ
人が見えないひっそりとした市庁舎前広場です。ベンチで座ってしばらくボーとし、至福の時間を持ちます。こんな広場のある街、日本ではどこを探してもないですからね。
市庁舎建物内にある観光案内所に立ち寄ります。本日開店一番のお客様だった様で、受付の方に街の見どころ等を熱心に説明して頂きました -
広場を抜けて脇道に入ります。道路に架けられた横断幕によれば、6月9日〜23日バロツク祭りが開催されるみたいです。どんなお祭りなのか興味がありますが、訪れるのがちょっと早すぎたか・・
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市庁舎の裏側の通りに出てきました。これは1706年に創設されたロレット修道会の学校です。学校に縁の深い聖人らの像が建物を飾っています
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中世当時の本の印刷・制作の様子を描いたような壁画が見られる建物です
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リーマー広場に出てきます。広場中央には多分有名芸術家が制作したと思うオブジェがあります
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こちらは玉ねぎをモチーフとし皿を壁に飾りつけたユニークな建物です。
約3時間ほど旧市街の街歩きを楽しみました。
オーストリアの現代建築を代表する建物が並ぶ文化地区の散策コースもありますが、今回はパスして10時37分発のメルク行きの列車に乗ります -
サンクト・ペルテンから約40分でメルクに12時前に到着。駅から坂を下って約5分ほどで市街地のハウプト広場に来ました。ここからはメルク修道院の壮大な建物が裏山に見られます
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修道院が見上げられる通りに面したPension Weisses Lamm(右側建物)に2泊します。昼前に到着しましたが、直ぐチェックインさせてもらいました
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Pensionの部屋。朝食付きで56ユーロ/1泊、1階はレストランで地元の皆さんらと一緒に夕食をとることができます
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フロントで地図をいただき早速街歩きに出かけます
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イチオシ
メルク川沿いに歩きます。川沿いからメルク修道院を見上げます。岩山の上に同じ大きさの壮大な建物です
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メルク川とドナウ川に挟まれた中州から見てみます。川ごしの丘の上に見る壮大な建造物・・・ヨーロッパの風景です・・
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メルクの起源は831年とかなり古く、歴史ある見どころを探すと沢山あるようです。
ハウプト広場を見下ろす小道を歩きます -
メインストリートです。両側は土産屋さんですが、お客さんがいなくて寂しい
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街はメルク修道院の真下に広がっております。2つの小さな塔がある建物は、元パン屋さんだったところです
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通りの中央にはマーケット噴水があります
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左側の脇道から坂を上ってメルク修道院に来ました。この時点で13時、ガイドツアーは15時からと言うので自由見学で入場します(9.5ユーロ)
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修道院の2階部分は博物館で、まずここを見学します。修道院は11世紀に建立され、それ以来のバロックの至宝が多数展示されています。
博物館内にはどこから来たのか、多分観光バスで訪れたと思われる団体の観光客が大勢います -
イチオシ
修道院で一番大きな大理石の間に来ました。この写真はお客さんが居なくなるまで待って撮影しました。この広い部屋で一人フレスコ画を独り占めしてじっくり見上げます・・・一人旅だとこんな贅沢な時間が持てます
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天井のフレスコ画には知恵と節度の象徴としてライオンが描かれています
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大理石の間から見下ろすメルクの街。こんな眺めが見られる修道院・・・もうこれは高級ホテルになりますよね
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左側はメルク川が流れています
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大理石の間からこのバルコニーに出てきます
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バルコニーからはメルク川、その奥にドナウ川が見えます。明日はこの先からドナウ川クルーズを楽しむ予定です
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真下にメルクの中心、ハウプト広場が見えます
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振り向けば修道院付属の教会(右)と図書館があります
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バルコニーから直接図書館に入ります。10万冊の蔵書が納められているといいますが、目的の本を探すのが大変そうです。図書館としてここ以外に10以上の部屋があるそうです
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この芸術的な装飾の螺旋階段を下って教会に向かいます
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教会に入ります。いつも教会に入ると思うことですが、ここでも贅沢なつくりで随分とお金をかけているみたいです
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教会の天井画、色彩が綺麗です
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教会の外に出ました。青空を背景にした教会の建物が冴えます
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メルク修道院のある岩山を下り、再び街歩きをします。こちらは街はずれにある1550年創建の岩上の家です。まだ人が住んでいます
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メルクで一番古い建物です。現在アパートとなっていて空き室がある様です。安く借りられるのかしら・・
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古い通りを歩けばこんなフレスコ画のある家もあります。この家は元は家畜を飼育していたのかも知れません
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1792年に建てられた旧郵便局の建物。壁はバロック時代に作成された美しいレリーフで飾られています
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街の東側はずれに残っている城壁の一部です。夕方まで行ったり来たりして街歩きを楽しみました。
メルクとサンクト・ペルテン編 おわり
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この旅行記へのコメント (4)
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- はなさん 2012/07/01 09:46:09
- 写真、素敵です。
- あのコンパクトデジカメですよね?
やっぱし道具ではなく腕なのですねぇ。
どの写真も素敵です。
さすがに絵を描かれる人は切り取り方がお洒落です。
前回の旅で思ったのはやっぱりヨーロッパって町並みがどこを切り取っても絵になるなぁってことでした。
たった三ヵ国しか回ってませんけど(笑)
街全体の景観を考えて街が作ってあるような。
その点日本は京都にしたってぐちゃぐちゃで勿体ないことをしたなぁと思います。
あれだけの空襲を受けたのですから他の街は仕方ないにしてもせめて京都の一角に昔ながらの町並みを意識的に残すべきだったのではと。
立派な京町家が税金対策でどうしようもなくなって大きな駐車場になったりしてるのを見るとほんとそう思います。
洗練された街がこの後も出て来るんでしょうか。
楽しみです。
- youさん からの返信 2012/07/01 23:27:53
- RE: 写真、素敵です。
- はなさん
コメント等有難うございます。
> あのコンパクトデジカメですよね?
ハイ、あのコンパクトデジカメです。はなさんがお持ちの高級品とは違います。
> やっぱし道具ではなく腕なのですねぇ。
> どの写真も素敵です。
> さすがに絵を描かれる人は切り取り方がお洒落です。
写真のプロのはなさんのお言葉、光栄に存じます
> 街全体の景観を考えて街が作ってあるような。
> その点日本は京都にしたってぐちゃぐちゃで勿体ないことをしたなぁと思います。
そうですよね。日本にも先般行った妻籠宿やはなさんが行かれた川越等、古い街並みが綺麗に保存されているところもありますが、残念なことに公共の大きな広場が無いのですよね。
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- pedaruさん 2012/07/01 05:40:34
- 理想的な旅
- youさん お早うございます。
風景よし、建物よし、人よし、静かな雰囲気良しのメルクですね。
修道院のフレスコ画の鑑賞、まさに旅の醍醐味、羨ましい旅をなさってますね。
オーストラリアだけ17日間かけて旅するなんて、贅沢な旅ですね。
次の旅行記を楽しみにしています。
pedaru
- youさん からの返信 2012/07/01 23:15:11
- RE: 理想的な旅
- pedaruさん
コメントと投票いつも有難うございます。行く先々で旅のテーマを決めているのですが、ヨーロッパの国々は、風景、建物、人、雰囲気、交通手段、そして比較的安全と、いずれも旅する人にとって嬉しい条件が揃っています。
なので、ヨーロッパの国を巡るときは、ゆっくり個人のペースで旅ができる鉄道利用の一人旅にしております。
pedaruさんみたいに、相方さんやお子様、お孫さんとご一緒だと旅の思い出が共有できてよろしいのですが、youの相方は、1週間に数日ですが、趣味のような仕事をしていますので、夏休み、冬休み以外の時期は一人で出させてもらっています。こんな旅を許してもらえる相方さんにはいつも感謝しておりますw(汗)
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