浦賀八雲神社（神奈川県横須賀市）

2012/06/30 - 2012/06/30

　神奈川県横須賀市東浦賀1に鎮座する八雲神社は、明治維新の頃の廃仏毀釈で、大谷山満宝院八雲堂という真言宗修験の寺が神社に変わったものである。祭神は須佐男命である。東浦賀一丁目の鎮守である。
　現在の建物は江戸時代に建てられたもので、屋根に宝珠が乗ったお堂のままである。お堂の中には護摩壇がそのまま残っている。
　明治初年にお寺から神社に変わった例は少なくないはずであるが、140年あまり経ち、江戸時代のお堂をそのまま社殿にしている例はそう多くはないようだ。長崎にある八坂神社もそうした例である。
（表紙写真は八雲神社本殿）

エリア 横須賀(神奈川)

八雲神社石段。

手水舎。

「八雲神社」。

屋根の宝珠。

「当町守護八雲神社」立て札。

八雲神社本堂。

八雲神社本堂。

八雲神社本堂の龍の鏝絵（こてえ）。彫刻ではなく、漆喰細工だ。

八雲神社本堂の龍の鏝絵（こてえ）。

八雲神社本堂の木鼻。唐獅子と象だ。

八雲神社本堂の木鼻。唐獅子と象だ。

八雲神社本堂に掛かる「八雲社」の扁額。

八雲神社本堂の内部には神輿が安置されている。

石仏（不動明王）。お寺の時のものが残っているのだろう。