2012/06/13 - 2012/06/14
145位(同エリア532件中)
maki5963さん
- maki5963さんTOP
- 旅行記133冊
- クチコミ11件
- Q&A回答10件
- 407,399アクセス
- フォロワー22人
2冊目は島の北部、スコトン岬から浜中までの4時間コースのトレッキング。12Kmほどあります。今となっては信じがたいことですが、昔8時間コースを元地まで歩いたので途中までは同じ道、2つの岬のアップダウンや、アワビコタン、鉄府、西上泊という集落を通り、浜中までは車道を歩きます。
宿からのお勧めは朝の送迎車で浜中で降ろしてもらい、そこからスコトン岬まで戻るというコースですが、歩け通せるか不安だった私は途中スカイ岬をカットして鉄府から浜中というコースにもできるスコトン発にしました。西上泊からの4Kmの車道は長いなぁと思いましたが、途中アツモリソウ群生地でまだ花が見られるというので頑張り念願達成。浜中には2時ころ着きましたが、ここからスコトン岬までのバスは4時過ぎまでなく、ちょうど通りかかったタクシーでスコトンまで戻り、岬の展望台辺りで夕方までのんびりしました。
【日程】
6/13(水)中部空港10:55ANA→稚内空港12:55着~納沙布岬~(往路タクシー、帰路バス 稚内港15:25フェリー→礼文・香深港17:20着:スコトン岬・星観荘泊(2泊)
★6/14(木)スコトン岬~ゴロタ岬~スカイ岬~浜中のトレッキング4時間コース、スコトン岬展望台散策:星観荘
6/15(金)レンタバイクで島めぐり&宇遠内往復トレッキング。香深~久種湖~金田岬~林道入り口~宇遠内往復~桃岩下~香深:知床・民宿はまなす泊(2泊)
6/16(土)知床~元地灯台~桃岩展望台トレッキング→バスで香深。バイクで元地往復。礼文温泉:知床泊
6/17(日)香深港10:30フェリー →利尻島・沓形港、沓形岬公園~沓形温泉:仙法志(サイクリング)民宿はまだ(2泊)
6/18(月)仙法志~鴛泊(レンタバイク)~姫沼~オタトマリ展望台・湖~南浜湿原~仙法志御崎~見返台展望台~富士見園地~夕日が丘展望台~ペシ岬:仙法志泊
6/19(火)鴛泊港8:40フェリー →稚内港10:20着 副港市場/中央5丁目バス停12:25→稚内空港12:45着
14:45発ANA(名古屋便台風欠航のため)→羽田16:45着→品川17:40発→名古屋20時着
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
スコトン岬の宿、星観荘。
出発地は4時間コースも8時間コースも宿からすぐの車道から。1番の船に合わせ7時半に宿の車は送迎に出発。それを見送ったのち一人4時間コースに出かける。 -
最初に目指すゴロタ岬は、アワビコタンに下る海岸コースと、車道をいく稜線コースがある。一旦下ってまた登るが私はアワビコタンを通ることにした。ここは海岸に下り始める辺り。
-
ハクサンチドリ。島じゅうあちこちでいっぱい咲いているので「たくさんチドリ」とも(冗談)。
他花盛りでよく見かけたのはチシマフウロやシオガマ、ミヤマオダマキ、マイズルソウなどなど。高山で見る花がここでは平地の庭先で咲いていたりする。 -
アワビコタンの浜と集落。集落といっても今は季節に来て作業するだけなのか、家にも人の気配がしない。でも庭先にはスイセンやスズランなどいろんな花が咲いていた。
-
集落を過ぎ海岸からスコトン方面を振り返り。
-
チシマフウロ。このコースでもどこでも、今を盛りとたくさん咲いていた。チドリ同様「たくさんフウロ」と呼びたくなるほど。
-
堤防の上にあるのはウニの殻。カモメやカラスなどが採って食べたあと。浅い所にいるのを採るが、しばしば漁をした船上のも盗むらしい。こんな殻はあちこちにいっぱいあった。後に私は偶然にも彼らの獲物を横取りをすることに、、
-
澄んだ浜に降りてみると昆布がいっぱい。この先海岸線からすぐの所で1隻がウニ漁をしている他、浜の小屋に人がいたくらい。とても静かな浜。
-
-
エゾキスゲはちらほらとまだ咲き始めたところ。他にも花は数多く咲いていて、図鑑になるほど写真を撮ったので別記で作成予定。
-
スコトンン岬方面。
海岸から離れゆるい登りでゴロタ岬へ向かう。この先で車道コースと合流する。車道があるので村人は集落まで車で来ることができる。 -
車道コースが合流するゴロタ岬への登り口。コタン分岐からゴロタ岬まで2.5Kmほど。
-
少し登り始めてゴロタ岬の断崖の岩肌。海の色が澄んでとても美しい。
-
ゴロタ岬への木道登り降り返り。
島の海岸や稜線は風の強いことも多いが、この日は穏やかで青空だし申し分なしの天気。景色も海もきれいで登りでも歩くのが気持ちいい。 -
まっすぐゴロタ岬への登りの爽快な眺めはゴロタ山。
-
スコトン岬方面。私の通って来たアワビコタンと、その上の車道コースが見える。少し行っては振り返り、とのんびり景色を楽しみながら登る。
昔8時間コースを歩いた時にはゆっくり景色を楽しむゆとりもなかった気がする。だいいち昔過ぎてあまりよく覚えていないが、夕方元地の地蔵岩に着いてホッとした、というような断片的記憶がある。まる1日がかりで28Kmくらい歩いたらしい、びっくり! その時泊まったのは今も変わらないらしい有名(ユニーク)な桃岩ユース。香深の港で振っていた旗を見たら記憶がよみがえった。 -
一つ目のゴロタ岬到着。海の色が素晴らしい。
-
ゴロタ岬。格好の記念写真場所、誰もいない。前日は強風が吹いていたらしいがこの日は穏やかでとても恵まれていた。
-
スコトン岬方面。
-
-
スコトン岬とトド島ズーム。宿は右側あたりに見える。
-
この先鉄府までは下りも含め3.5Kmほど。
-
逆光の澄海岬方面。
-
ゴロタ岬。
-
ゴロタ岬を振り返って。
-
ゴロタ岬へ向かう人たち。島は大きくはないが変化に富んだ景色は雄大で素晴らしい。
-
-
車道コースと、スコトン岬南、東海岸の白浜の漁港が見える。
-
ゴロタ岬南側斜面の断崖。ここも海の色が美しい。
-
-
鉄府への下り。鉄府の海岸線と左には東海岸の金田の岬が見える。
礼文島は東西幅8Kmほど、南北で30Kmほどの大きさ、特に西側が険しい崖になっていて車道はほとんどない。歩く人だけがここの素晴らしい景色や花々を堪能できる。 -
鉄府への下り木道。結構長い。
-
鉄府へ降りたあたりで木道を振り返り。244段あるとか。逆コースでの頑張りどころになるかな。
-
鉄府海岸。下りた海岸沿いは平坦で歩きやすい道。
-
鉄府海岸。
-
鉄府のアツモリソウ群生地。ここはもうほとんど咲き終えて枯れているのがほとんどだった。海岸斜面なので少し早いらしい。地元の監視員のおじさんとしばし雑談して話を聞いた。おじさんとは浜中への群生地近くでまた再会。島の人たちはみな気さくで行く先々で話し込んではいろんな話を聞き、おかげで地元事情にも詳しくなった。
-
鉄府の集落。浜中へ抜ける車道があるので通年居住の集落。
-
鉄府の港とゴロタ岬遠望。
鉄府から澄海岬への登りはちょっときついが、素晴らしい景色や花々を見ながらの歩きはそう大変とも思わず(ゆっくりだし)楽しい。 -
-
ウニ漁中。こうやって箱メガネで覗きながら、一つ一つ採っていく。資源保護のため、6月〜8月(バフンウニの場合。ムラサキウニは9月まで)大体1時間か1時間半くらいの短い間だけ漁ができる。こんな姿勢で、しかもウニは昆布を食べているので、その中にいて探すのも大変そうだ。でも厳しい北の海中は森の木々のごとく昆布だらけ、とても豊かなんだと分かる。
-
澄海岬展望台への途中。断崖と海の色、草原と花々、と素晴らしい眺め。
-
手前の稲穂の岬の向こうにゴロタ岬。
-
稲穂の岬。澄海岬との間の湾は碧く澄みきってことのほか美しい。
-
黒っぽい所はコンブの影。
-
言葉なし、、、
-
澄海岬あたりから見る鉄府とゴロタ岬方面。
-
これから下っていく西上泊の集落。集落の向こうの丘は8時間コースに続くが、またの機会にはぜひ行ってみたい。
-
西上泊の集落。神社の鳥居あたりが登り口になっている。
立派な車道が通じていて簡単に来ることができる。土産店があり食事もできる。ちょうど観光バスが数台来て賑わいだしたので、宿で作ってもらったお弁当を岩陰で食べて休憩。気温はさほどではないが、この日は日差しが強く暑いくらいだった。 -
展望台より美しい色の澄海岬の入り江。
-
西上泊からの車道振り返り。右に鉄府へ行く道がある分岐点あたり。少々疲れているけれど、人もいないのでこういうときはたいてい歌を歌いながら歩く。
-
こちらは浜中へと続く道。サイクリングの人が見えるが、自転車で全島廻るには広すぎるし、起伏もあって大変。
数年前に波照間や小浜で何十年ぶりに乗って以来、島旅では快適なバイクツーリングをすることに。1年ほど前に必要に迫られペーパードライバーも返上したけれど、一人ならバイクのほうが便利で経済的。 -
群生地でレブンアツモリソウ。礼文島のみで見られる固有種で大型のランの花。咲き始めはやや黄色みを帯び、後白色になる。枯れかかりは茶色のシミが出てくる。
今年の開花は例年並みの5月下旬だった。花期はそう長くないので6月中旬だとどうかな?というくらいだったが、下のほうで何とかまだ群生が見られた。斜面のはもう枯れかけていて終わりかけだった。
アツモリソウ群生地は車道すぐそばにあるので観光バスやレンタカーの人も楽に見られる。盗掘で数が減っているので監視員もいて大切に保護している。 -
-
これ同様の見事な株が2株あった。姿といい色めといいホントに美しく魅了される。この花を見るために礼文に来る人も多いので、短いシーズン中は大賑わいとなる。
花を堪能し、地元の監視員の人の話を聞いたりのんびりして浜中へ向かう。しばしば休憩や寄り道、昼休憩を含め、5時間以上のゆっくり歩きだった。
この後訪れたスコトン岬は、宿とともに1冊目に。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- nasunoさん 2015/01/31 21:33:00
- レブンアツモリソウ
- maki5963さん はじめまして
レブンアツモリソウ綺麗ですね。私達は2度礼文島に行きましたが、アツモリソウは残念ながら見たことがありません。(2度とも夏休み)いつか5月下旬頃行きたいと思っています。
私達は12年前にスコトン岬から8時間コース歩いたのですが、懐かしく旅行記を拝見しました。お花の多いコースで撮った写真の中にレブンウスユキソウがありました。山野草が趣味でエーデルワイス、ハヤチネウスユキソウ、チシマウスユキソウも育てています。
maki5963さんは、昨年ドロミテに行かれたのですね。私達は来年行ければと思っており、旅行記をこれから拝見します。
nasuno
- maki5963さん からの返信 2015/02/01 21:58:44
- RE: レブンアツモリソウ
- nasunoさん、はじめまして。
お便りありがとうございます。この時期だともう遅がけでアツモリソウの花はどうかな?というところでしたが、運よくまだ咲いててよかったです。実際見るとホントに立派で気品のある花です。山野草がお好きとのこと、ぜひ見られるといいですね。高山植物の種類や花数がこれだけ豊かな植生の島はホントに魅力的です。私もまたウスユキソウの咲くころに行けたらなぁと願っています。ドロミテやヨーロッパアルプスもとっても魅力的なところですよ、ぜひ!
maki
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
礼文島(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
54