礼文・利尻　花の島旅【１】稚内～納沙布岬～礼文島スコトン岬

2012/06/13 - 2012/06/16

6月は礼文島でレブンアツモリソウが咲く季節。今年初夏は海外予定なしでチャンスあり、ということで初めてユナイテットのマイルを使って島の花旅に行ってきました。礼文は35年前の夏に行ったことがありますが、花の盛りの6月～7月ではなかったので、今回は礼文島の花が主目的で4泊、以前天気が悪く行けなっかた利尻島に2泊し、トレッキングとバイクなどでの島めぐりです。3週間前に急に思いたったらチケットが取れたので、都合をつけたり宿を予約したりと急ごしらえ。天気次第だし島での予定は行ってから情報収集で、、というアバウトさですが、おおむね天気にも恵まれうまくいきました。たくさんの花々や素敵な風景を見、島人や旅人など多くの人に出会い、他の人同様私もリピータになりそうです。

名古屋から稚内へは6月～8月までの季節限定で直行便が出ていました。(2013年は廃止）。使用マイルは以前よりお得な12000マイル。帰りはこの時期珍しい台風に当たってしまいましたが何とか羽田廻りに振り替えて、幸いにも遅れつつも動いた新幹線で当日夜には戻れました。

初めは稚内とスコトン岬までの1日目、2日目の4時間コースを歩いたあとで行ったスコトン岬などです。表紙はカラスからもらった（横取りした）新鮮ウニ。

【日程】
6/13（水）中部空港10:55ANA→稚内空港12:55着～納沙布岬～（往路ﾀｸｼｰ、帰路バス）
　　　　　稚内港15:25ﾌｪﾘｰ→礼文・香深港17:20着：スコトン岬・星観荘泊（2泊）
6/14（木）スコトン岬～ゴロタ岬～スカイ岬～浜中トレッキング4時間コース～スコトン岬展望台散策：星観荘
6/15（金）レンタバイクで島めぐり＆宇遠内往復トレッキング。
　　　　　香深～久種湖～金田岬～林道入り口～宇遠内往復～桃岩下～香深：知床・民宿はまなす泊（2泊）
6/16（土）知床～元地灯台～桃岩展望台トレッキング→バスで香深。バイクで元地往復。礼文温泉：知床民宿はまなす泊
6/17（日）香深港10:30ﾌｪﾘｰ　→利尻島・沓形港、沓形岬公園～沓形温泉：仙法志（ｻｲｸﾘﾝｸﾞ）民宿はまだ(2泊）
6/18（月）仙法志～鴛泊（レンタバイク）～姫沼～オタトマリ展望台、湖～南浜湿原～仙法志御崎～見返台展望台～富士見園地～夕日が丘展望台～ペシ岬：仙法志民宿はまだ泊
6/19（火）鴛泊港8:40ﾌｪﾘｰ　→稚内港10:20着　副港市場/中央5丁目バス停12:25→稚内空港12:45着
　　　　　14:45発ANA→(名古屋便台風欠航のため）羽田16:45着→品川17:40発ひかり→名古屋20時着　

エリア 礼文島(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

飛行機から利尻とサロベツ原野の海岸線。

梅雨時だから佐渡など日本海側一部以外はほとんど雲だったが、幸い北海道北部は晴れていた。空から見た広大で起伏に富んだ緑のサロベツ丘陵も美しい風景だった。
昔の旅でこのサロベツ原野まで自転車で来たことがあるが8月で花はもう遅かった。また花の季節にも来てみたい。

稚内への路線バス。発着とも飛行機に合わせて出ている。市内まで均一料金590円。

定時に空港着。名古屋からの往路は空席も多かった。団体がほとんどなのでバスに乗ったのは私の他に利尻出身というおじさんが一人だけ。運転手さんは親切にも乗る客がいないのを空港で確認してから出発。

稚内北防波堤ドーム。以前の乗り場はこの近くだった。

20分で稚内フェリー乗り場到着。チケット窓口はまだ閉鎖していた。出発まで2時間ほどあるのでロッカーに荷物を入れ納沙布岬へ行くことに。岬まで市内路線バスは1時間に4本ほどあるが、バス停まで少しあるし最終便に遅れては困ると用心し、往路はタクシー使用。マイルだからちょっと贅沢した。

納沙布岬のモニュメント。

本州最北端は宗谷岬。前来た時は高台の稚内公園に行っただけでここへは来ていなかった。

納沙布岬灯台と寒流水族館。
遅ればせながらの岬めぐりを果たした気分。

目の前に海に浮かぶ逆光の利尻富士。裾野を広げた優美な独立峰はどこから見ても絵のように美しい。

納沙布の漁港。

穏やか祖に見えるが岬は風が強かった。水族館でのんびりするほど時間はないので、バスでまた稚内へ戻ることにする。バスは市役所で下車して徒歩10分ほどでフェリー乗り場へ。香深までのフェリーは2等・2400円。

15:25稚内港発　
フェリーは大賑わいだったが何とかスペース確保。うっすらと雲がかかっているが海に浮かぶ利尻がくっきり。

礼文島・香深港17:20着。
港へはそれぞれのお宿のお迎えの車がたくさん来ている。桃岩ユースも健在で懐かしい。私は今宵の宿「星観荘」へ向かう。

スコトンの星観荘。島の北端にあるので港から車で30分ほどのドライブ。ユースホステル形式の宿なので相部屋2段ベッド（荷物収納が大変）だが居心地やロケーションが良くて常連さんの多い宿。岬から観光客がいなくなればホントに静かで何にもない1軒家なのが最高。

星観荘食堂兼談話室。食後のミーティングもある。みんなの行ったところや様子、翌日の行動予定など確認したり相談できたりする。

食事には新鮮ウニ丼追加大・小選択できる。1日目小500円、2日目大1000円を追加した。(写真は1日目）

（これは2日目午後7時20分ごろ）西の窓からは海に沈む夕日が見える。

ここから2日目、トレッキング後。
通りかかったタクシーで浜中からスコトンまで戻って、ここは白浜の港風景。

海の色がとってもきれい。向こうに金田の岬が見える。

テクテクあるいて岬へ向かう。振り返ってみると歩いたゴロタ岬などが見える。

スコトン小学校の廃校跡。オダマキなどの花が咲き乱れ。

今回たった一輪だけ見つけたエゾエンゴサク。ブルーがとてもきれい。

スコトン岬展望。向かいには無人島のトド島。

基本的に自炊らしい民宿スコトン。崖の下の海岸にある。すごい所にあるなぁと思う。荒れると大変だろう。実際潮がかかって大変らしい。カモメやウミネコがフンをするし。

この岬にある土産店で働いている若者たち数人に聞くとここで寝泊まりしているとか。もとは札幌にいるそうな。

スコトン岬。日本再北端の宗谷岬よりやや南になる。

トド島は特別な手段がないと渡れないから海鳥やアザラシが住人。アザラシもいたが遠くてよく見えない。

もう夕方だから最後の観光バスもいなくなり、とっても静かな岬でまったり。

なんとここからも利尻富士がこんな風に大きく見えるのだった！