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“山歩き”が趣味の兄を案内して、スイスアルプスを周遊しています。<br /><br />山に素人の自分にも、マッターホルンの印象的な姿は見分けられます。青空に真直ぐ背筋を伸ばした鋭角のフォルムは、アルプスの象徴ともいえる見事な立ち姿です。グリンデルワルトに引き続いて、ツェルマットでも幸運な快晴に恵まれました。<br /><br />《行程》<br />成田(前泊)〜チューリッヒ(1泊)〜(ベルン経由)〜グリンデルワルト(2泊)〜ツェルマット(2泊)〜シャモニーモンブラン(1泊)〜モントルー(1泊)〜ルツェルン(1泊)〜チューリッヒ空港(1泊)。<br /><br />

初夏のマッターホルン/スナップ紀行

9いいね!

2012/05/24 - 2012/05/26

1007位(同エリア2132件中)

2

49

極楽人

極楽人さん

“山歩き”が趣味の兄を案内して、スイスアルプスを周遊しています。

山に素人の自分にも、マッターホルンの印象的な姿は見分けられます。青空に真直ぐ背筋を伸ばした鋭角のフォルムは、アルプスの象徴ともいえる見事な立ち姿です。グリンデルワルトに引き続いて、ツェルマットでも幸運な快晴に恵まれました。

《行程》
成田(前泊)〜チューリッヒ(1泊)〜(ベルン経由)〜グリンデルワルト(2泊)〜ツェルマット(2泊)〜シャモニーモンブラン(1泊)〜モントルー(1泊)〜ルツェルン(1泊)〜チューリッヒ空港(1泊)。

交通手段
鉄道
航空会社
スカンジナビア航空
  • グリンデルワルトからツェルマットには、三度の乗換えを要しました。<br /><br />Grindelwald 14:19 → Interlaken Ost 14:55<br />Interlaken Ost 15:00 → Spiez 15:21<br />Spiez 15:36 → Visp 16:02<br />Visp 16:10 → Zermatt 17:13<br /><br />Spiz はスイス鉄道網の交差点、鉄道旅行者には重要な駅です。

    グリンデルワルトからツェルマットには、三度の乗換えを要しました。

    Grindelwald 14:19 → Interlaken Ost 14:55
    Interlaken Ost 15:00 → Spiez 15:21
    Spiez 15:36 → Visp 16:02
    Visp 16:10 → Zermatt 17:13

    Spiz はスイス鉄道網の交差点、鉄道旅行者には重要な駅です。

  • 列車は始め平原を、<br /><br />そして次第に山裾に入り込んで<br /><br />左右の窓に変化の多い風景を映して楽しませてくれます。

    列車は始め平原を、

    そして次第に山裾に入り込んで

    左右の窓に変化の多い風景を映して楽しませてくれます。

  • 午後5時過ぎ、ツェルマットの駅に到着。<br /><br />駅舎というものは特になく、住宅に囲まれた小さな広場だけ。<br />屋根の上に、マッターホルンが中途半端に顔を出しています。

    午後5時過ぎ、ツェルマットの駅に到着。

    駅舎というものは特になく、住宅に囲まれた小さな広場だけ。
    屋根の上に、マッターホルンが中途半端に顔を出しています。

  • ガソリン車禁止のこの町は、すべてが電気自動車。<br /><br />宿まで歩けない距離ではないのですが、試しに乗ってみました。<br />町を大きく迂回して10分ほど、車種のせいか乗り心地は良いとはいえません。<br />料金18chf。

    ガソリン車禁止のこの町は、すべてが電気自動車。

    宿まで歩けない距離ではないのですが、試しに乗ってみました。
    町を大きく迂回して10分ほど、車種のせいか乗り心地は良いとはいえません。
    料金18chf。

  • 宿は町外れの高台にあるユースホステル。<br /><br />駅からは平坦な道ですが、到着寸前に急階段を登らなくてはいけません。<br />

    宿は町外れの高台にあるユースホステル。

    駅からは平坦な道ですが、到着寸前に急階段を登らなくてはいけません。

  • 個室ではなく、6ベッドの大部屋。<br />ちょっと窮屈ですが、山小屋に慣れている兄には問題なさそうです。この時期に満床ということは少なく、同室はスイスの中年ご夫婦のみ。<br /><br />他国のユースと比べて、1ベッド54chfは決して安くありません。でも朝夕の二食付き、広い食堂やテラスは使いやすく各国の旅行者との交流も盛んです。<br />ただ、会員証のない兄は6chf余計に取られました。他のユースでは同行者が会員なら問題はないのですが。<br />WiFiは構内無料です。

    個室ではなく、6ベッドの大部屋。
    ちょっと窮屈ですが、山小屋に慣れている兄には問題なさそうです。この時期に満床ということは少なく、同室はスイスの中年ご夫婦のみ。

    他国のユースと比べて、1ベッド54chfは決して安くありません。でも朝夕の二食付き、広い食堂やテラスは使いやすく各国の旅行者との交流も盛んです。
    ただ、会員証のない兄は6chf余計に取られました。他のユースでは同行者が会員なら問題はないのですが。
    WiFiは構内無料です。

  • ここをホテルにしなかった理由があります。<br /><br />実は、ユースホステルのすぐ脇にある高台からこんな風景が見られるのです。<br /><br />ツェルマットの町からマッターホルンが完璧に見られるのは、この場所と、町の中心にある橋の上の2箇所だけらしいのです。<br /><br />実際、滞在した3日間は朝夕に変化のある姿が望めて贅沢でした。

    ここをホテルにしなかった理由があります。

    実は、ユースホステルのすぐ脇にある高台からこんな風景が見られるのです。

    ツェルマットの町からマッターホルンが完璧に見られるのは、この場所と、町の中心にある橋の上の2箇所だけらしいのです。

    実際、滞在した3日間は朝夕に変化のある姿が望めて贅沢でした。

  • こちらは、もううひとつの撮影スポット。<br /><br />確か、教会橋(Kirchbruecke)と表示がありました。<br />マッターフィスパ川にかかる小さな橋に、カメラ片手の人々が大挙して押しかけます。

    こちらは、もううひとつの撮影スポット。

    確か、教会橋(Kirchbruecke)と表示がありました。
    マッターフィスパ川にかかる小さな橋に、カメラ片手の人々が大挙して押しかけます。

  • さて、ツェルマットの町ですが・・・<br /><br />中心はこのカトリック教会。<br />教会の裏手には、山で命を落とした英雄たちの墓地が花で飾られていました。

    さて、ツェルマットの町ですが・・・

    中心はこのカトリック教会。
    教会の裏手には、山で命を落とした英雄たちの墓地が花で飾られていました。

  • 内部は質素。<br /><br />外の賑わいとは無縁で、閑散としていました。

    内部は質素。

    外の賑わいとは無縁で、閑散としていました。

  • 教会周辺には、博物館や大きなホテル。<br />そう、ここはスイス有数の高級山岳リゾートなんです。<br /><br />撮影スポットの教会橋もすぐ近くです。

    教会周辺には、博物館や大きなホテル。
    そう、ここはスイス有数の高級山岳リゾートなんです。

    撮影スポットの教会橋もすぐ近くです。

  • 広場の隅には、ビーバー(マーモット?)やトナカイの噴水や、

    広場の隅には、ビーバー(マーモット?)やトナカイの噴水や、

  • 山岳図書館などがあります。<br /><br />もちろん、お土産やレストランも。

    山岳図書館などがあります。

    もちろん、お土産やレストランも。

  • 教会から駅へと真直ぐ伸びる通りが、唯一の繁華街。<br /><br />駅までは徒歩10分もかからないでしょう。

    教会から駅へと真直ぐ伸びる通りが、唯一の繁華街。

    駅までは徒歩10分もかからないでしょう。

  • 観光客はここを往復するしかありません。

    観光客はここを往復するしかありません。

  • 登山のために生まれた町ですから、古いものはありません。<br /><br />路地に入ると、こんな家も。でもせいぜい100年くらいでしょうか。<br /><br />“ねずみ返し”と呼ばれる高床の倉庫も、いくつかは健在でした。

    登山のために生まれた町ですから、古いものはありません。

    路地に入ると、こんな家も。でもせいぜい100年くらいでしょうか。

    “ねずみ返し”と呼ばれる高床の倉庫も、いくつかは健在でした。

  • さて、鉄道駅の横にはゴルナーグラート鉄道の駅があります。<br />滞在2日目の朝は、ここからマッターホルンの展望台を目指します。<br />パス提示で、往復券が半額の40cfhに。<br /><br />入口で、日本からのツアーと一緒になりました。

    さて、鉄道駅の横にはゴルナーグラート鉄道の駅があります。
    滞在2日目の朝は、ここからマッターホルンの展望台を目指します。
    パス提示で、往復券が半額の40cfhに。

    入口で、日本からのツアーと一緒になりました。

  • 走り出してすぐ、右下にツェルマットの町が見下ろせます。

    走り出してすぐ、右下にツェルマットの町が見下ろせます。

  • そして草原に頭を出す白いマッターホルン。

    そして草原に頭を出す白いマッターホルン。

  • 15分過ぎた頃、青空の下にマッターホルンが全身を現わしました。

    15分過ぎた頃、青空の下にマッターホルンが全身を現わしました。

  • 電車は一路、白い峰を目指して進みます。

    電車は一路、白い峰を目指して進みます。

  • やがてあたりは、いちめんの銀世界に。

    やがてあたりは、いちめんの銀世界に。

  • ゴルナーグラート鉄道は全長9km。<br />車輪の歯車をレールに噛ませて進むアプト式という方式で走ります。<br /><br />標高1,604 mのツェルマットから3,089 mのゴルナーグラートまで、<br />標高差は1,485 mに達するそうです。

    ゴルナーグラート鉄道は全長9km。
    車輪の歯車をレールに噛ませて進むアプト式という方式で走ります。

    標高1,604 mのツェルマットから3,089 mのゴルナーグラートまで、
    標高差は1,485 mに達するそうです。

  • 1898年の開業時は夏期のみの営業、<br />終点まで1年を通して運行するようになったのは1942年になってからだそうです。<br /><br />開業当時から電化されていたというのも驚きです。

    1898年の開業時は夏期のみの営業、
    終点まで1年を通して運行するようになったのは1942年になってからだそうです。

    開業当時から電化されていたというのも驚きです。

  • 山肌の雪が朝日を浴びてきらきらと輝き・・・

    山肌の雪が朝日を浴びてきらきらと輝き・・・

  • 融け落ちた氷解が、すぐ下の氷河の上に積み重なります。

    融け落ちた氷解が、すぐ下の氷河の上に積み重なります。

  • これが、ゴルナー氷河。

    これが、ゴルナー氷河。

  • 終点のゴルナーグラート駅が見えてきました。

    終点のゴルナーグラート駅が見えてきました。

  • 電車も大役を終えて、ホッと一息。

    電車も大役を終えて、ホッと一息。

  • 駅舎はこんなふう。

    駅舎はこんなふう。

  • 駅前の雪原ではツアー客が次々と団体写真を。<br />それにお付き合いするのが、樽を抱いたセントバーナード犬。<br />欠かせないタレントです。<br /><br />客の途絶えた休憩時間は、心なし頬が緩んで見えます。

    駅前の雪原ではツアー客が次々と団体写真を。
    それにお付き合いするのが、樽を抱いたセントバーナード犬。
    欠かせないタレントです。

    客の途絶えた休憩時間は、心なし頬が緩んで見えます。

  • ここからはマッターホルンだけでなく、<br />モンテ・ローザ、リスカム、ドム 、ヴァイスホルンなど<br />4000m級のたくさんの山々を眺めることができるようです。 <br /><br />モンテ・ローザ・・・昔、加山雄三が歌っていたような。

    ここからはマッターホルンだけでなく、
    モンテ・ローザ、リスカム、ドム 、ヴァイスホルンなど
    4000m級のたくさんの山々を眺めることができるようです。

    モンテ・ローザ・・・昔、加山雄三が歌っていたような。

  • 駅舎から一段高い展望台に上がりました。<br />徒歩でも、エレベータでも登れます。

    駅舎から一段高い展望台に上がりました。
    徒歩でも、エレベータでも登れます。

  • お茶するテーブルのすぐ向こうに、大マーッタホルン。

    お茶するテーブルのすぐ向こうに、大マーッタホルン。

  • 駅舎とマッターホルン。

    駅舎とマッターホルン。

  • 完璧な見晴らしです。

    完璧な見晴らしです。

  • モンテ・ローザの下を流れるゴルナー氷河。

    モンテ・ローザの下を流れるゴルナー氷河。

  • よく見ると、氷河の中に小さな湖が・・・

    よく見ると、氷河の中に小さな湖が・・・

  • その色の、何という澄んだ青さ・・・

    その色の、何という澄んだ青さ・・・

  • ここにもありました。

    ここにもありました。

  • 2時間ほど堪能して、<br />せっかちな兄はもう帰り支度を始めます。

    2時間ほど堪能して、
    せっかちな兄はもう帰り支度を始めます。

  • 掲示板で、帰りの道を確認します。<br /><br />「ひと駅かふた駅の区間を歩いてみよう」という案もありましたが<br />まだ雪が深くて道が判別できません。<br />無理せず、電車に乗り込みます。

    掲示板で、帰りの道を確認します。

    「ひと駅かふた駅の区間を歩いてみよう」という案もありましたが
    まだ雪が深くて道が判別できません。
    無理せず、電車に乗り込みます。

  • 帰路の車窓、右窓に湖が見えました。<br />『逆さマッターホルン』は、あの湖畔あたりから見えるのでしょうか?<br /><br />35分ほどで、ツェルマットの駅に戻りました。<br />予定より早めに戻ったので、「スネガ展望台にでも行こうか」と水を向けてみましたが、「もういい」と。これは“満足した”という意味でした。

    帰路の車窓、右窓に湖が見えました。
    『逆さマッターホルン』は、あの湖畔あたりから見えるのでしょうか?

    35分ほどで、ツェルマットの駅に戻りました。
    予定より早めに戻ったので、「スネガ展望台にでも行こうか」と水を向けてみましたが、「もういい」と。これは“満足した”という意味でした。

  • ここからは、3日間に撮りためたマッターホルンのさまざまな表情を並べます。<br /><br />

    ここからは、3日間に撮りためたマッターホルンのさまざまな表情を並べます。

  • 「・・・・・・」

    「・・・・・・」

  • 「・・・・・・???」

    「・・・・・・???」

  • 「・・・・・・」

    「・・・・・・」

  • 「・・・・・・」

    「・・・・・・」

  • ユースホステル横の高台から見た、朝焼けのマッターホルン。<br />早朝5時半、先頭のとんがりから徐々に赤味が広がりました。<br /><br /><br />これで満足。<br /><br />このあとは、三つ目の目標モンブランに移動します。<br /><br /><br />(つづく)

    ユースホステル横の高台から見た、朝焼けのマッターホルン。
    早朝5時半、先頭のとんがりから徐々に赤味が広がりました。


    これで満足。

    このあとは、三つ目の目標モンブランに移動します。


    (つづく)

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この旅行記へのコメント (2)

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  • さん太さん 2012/06/18 10:13:03
    お帰りなさい
    初夏のマッターホルンは素晴らしいですね。
    私が行った11月とは大違い、真っ青の空と真っ白の雪、氷河。
    私のときのマッターホルンと比べてみましたが、大違い(笑)
    季節、天候+カメラと腕の違いもあるのでしょうね。
    しかしスイスは山も高ければ料金も高い。
    チェルマットの電気自動車、18chf って、バリなら30km程先まで行ってくれます(笑)

    次の旅行記も待ってます。

    極楽人

    極楽人さん からの返信 2012/06/18 11:14:48
    RE: お帰りなさい
    さん太さん

    お嬢さんのご結婚おめでとうございます。
    それにしても、娘の結婚式を食いものにして1ヶ月も豪遊する親なんて、まるで“鬼畜”ですね。
    豪華ホテルで札ビラを切りながら買い物は値切る、なんて、私にはとてもできません。(笑)
    3週間ぶりに帰ってきたら、我が家の庭は紫陽花の季節になっていました。
    「ワイルド杉ちゃん」がまだ顕在だったのにも驚きました。
    旅行記のペース、少し落とすつもりです。


    > 初夏のマッターホルンは素晴らしいですね。
    > 私が行った11月とは大違い、真っ青の空と真っ白の雪、氷河。
    > 私のときのマッターホルンと比べてみましたが、大違い(笑)
    > 季節、天候+カメラと腕の違いもあるのでしょうね。
    > しかしスイスは山も高ければ料金も高い。
    > チェルマットの電気自動車、18chf って、バリなら30km程先まで行ってくれます(笑)
    >
    > 次の旅行記も待ってます。

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