2012/05/21 - 2012/05/24
286位(同エリア1053件中)
極楽人さん
山歩きが趣味の兄を案内して、スイスアルプスを周遊しています。
快晴のオーバーランド三山を、ユングフラウ鉄道で満喫しました。
壮大な景観、清涼な空気、花が咲き乱れる高原・・・
特に山好きでも鉄道マニアでもありませんが、この爽快感は格別です。ヴェンゲルンアルプ鉄道でクライネ・シャイデックへ。さらにユングフラウ鉄道に乗り換えてユングフラウ・ヨッホまで。
前日の雲は見事に掻き消えて、予定を一日伸ばした甲斐がありました。
《行程》
成田(前泊)〜チューリッヒ(1泊)〜(ベルン経由)〜グリンデルワルト(2泊)〜ツェルマット(2泊)〜シャモニーモンブラン(1泊)〜モントルー(1泊)〜ルツェルン(1泊)〜チューリッヒ空港(1泊)。
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- スカンジナビア航空
-
朝5時半起床。
ホテルの庭に出てみると、ユングフラウに朝陽が当たっています。
昨日までの雲はなく、どうやら快晴のようです。 -
30分ほどして兄が起きてきた頃には、正面のアイガーも陽を浴びて光っていました。
一日待って、正解でした。 -
ホテルの朝食を早めてもらい、チェックアウトをします。
荷物は、午後までホテルで預かってもらうことにしました。
もともとの予定では、この日の朝にツェルマットへ向かう筈でした。 -
小さなリュックに水だけの軽装で、グリンデルワルトの鉄道駅へ向かいます。
この登山電車は、鉄道パスを示せば25%引きになる筈です。しかし駅員さんは「パスは役に立たない!(Das spielt keine Rolle!)」「※▼#@・・・」
結局は値引きされましたが、こういう事がしばしばありました。スイスパスは種類が多く、細則も複雑で関係者まで周知されていないのです。
このときは同僚の駅員が知っていて何とかなりました。
割引後でも、往復で128chf! -
そして乗車。
先ずは中間点のクライネ・シャイデックまで、ヴェンゲルンアルプ鉄道です。 -
電車は発車後すぐに、一旦谷底(Grund)駅まで下ります。
ここでたくさんの団体客が乗車してきました。
駅の外には、観光バスの駐車場も見えます。 -
スイッチバックして、ゆっくりと丘の斜面を上り始めました。
アイガー・メンヒ・ユングフラウと連なるオーバーランド三山が、5月の朝もやに煌めいています。 -
「進行方向右の車窓がお薦め」とガイドブックにありましたが、
どうしてどうして、左もなかなか。 -
車内では日本のツアー客と相席になりましたが、
お互い歓談しつつもカメラのシャッターを切りっぱなしの道中となりました。 -
電車はアイガー北壁を回りこみ・・・
-
白銀の世界へと踏み込みました。
-
前を進む電車。
お客の数に応じて、2両3両と繰り出すようです。 -
黄色と緑の車体は、どこかで見たことがあります。
そう、わが町の『江ノ電』です。 -
がんばれ、アルプスの江ノ電!
-
クライネ・シャイデック駅が見えてきました。
標高2,061m。
アイガー北壁へのベースキャンプとしても有名です。 -
ここで、ホームの向かい側に停まっている赤い電車に乗り換えます。
いよいよユングフラウ鉄道へ。 -
遠い引込み線にいるのは、旧型でしょうか。
-
創業100年。
1912年は、日本なら明治45年(大正元年)。
タイタニック号が沈没したのも、確かこの年でした。
そんな昔に、すごい鉄道を作りました。 -
我々は新型車両に乗って、ヨーロッパの屋根を目指します。
この鉄道は「シュトループ式のラックレールを用いたラック式鉄道」だそうで、「最大勾配は250パーミル。日本で最も急な勾配がある区間より、さらに三倍ほど急な傾斜」(Wikipediaより)だということです。 -
遠くアイガーの白い峰が、
-
下方にはグリンデルワルトの町が見下ろせますが、
アイガーグレッチャー駅から先は終点までトンネルになります。
アイガー、メンヒの岩盤を刳り貫いた鉄路を、電車は上昇し続けます。 -
途中にふたつの停車駅が。
最初はここ、アイガーバント駅。『アイガーの壁』の名の通り、北壁を刳り貫いた駅です。
5分間の停車に、乗客が窓にとり付きます。
汚れたガラスの向こうに、北壁の断崖下が望めます。 -
発車ベルとともに、乗客があわてて車内に戻ります。
兄からは「走らないほうがいい」と言われていましたが、つい・・・。
標高のせいか、息切れがして頭が重く感じられます。 -
ふたつ目は、アイス・メアー駅。
北壁の窓は、もともと工事用に作られたものだそうです。
どちらか忘れましたが、映画『アイガーサンクション』でクリント・イーストウッドがぶら下ったのがここだとか。あれは、つまらない映画でした。
ここも5分間停車です。 -
『氷の海』と言うとおり、展望窓からは壮大な氷河が見られます。
帰路はふたつの停車駅を通過してしまうので、どうしても見ておかなくちゃ。 -
クライネ・シャイデックから停車時間を入れて約50分、
終点のユングフラウヨッホ駅に到着しました。
標高3454mは富士山に匹敵する高度。
もちろんヨーロッパでは最も高い場所に作られた鉄道駅です。
標高も運賃も志も、とにかく“ぶっちぎり”に高い鉄道です!
駅舎は岩を広く刳り貫いた中にあり、レストランや売店など設備も充実。
スフィンクス展望台へは、更にエレベータで上ります。 -
展望台は標高3573m。
狭いエリアは観光客でごった返していました。
日本のTVクルーも取材で来ていて、タレントと思しき女性がレポートしていました。“旅の仁義”と思い、声をかけたのですが完全に無視されました。
*はなままさんから「旅サラダのスタッフですよ」と教えていただきました。 -
それはともかく、アレッチ氷河。
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こちらが、ユングフラウの頂上で4158m。
-
説明パネルを参照に、オーバーランド三山を見比べます。
山に素人の自分には、どこも同じようで見分けがつきません。 -
雪原を歩む人々。
兄も行きたそうですが、今回は軽装。
しかも、もう歳です。 -
眺めるだけでも、充分満足できます。
-
1時間ほど満喫して、乗車券と一緒にもらった『登山記念パスポート』にスタンプを押して、
-
帰りの電車に乗りました。
帰路は寄り道がないので、クライネ・シャイデックまで35分。 -
停車中の電車は“上り”でしょうか。
-
ちょうどお昼になっていました。
ここでしばらく休憩をとることにしました。 -
停車中の電車は、観光客の人気者です。
いろんな国の人たちが、とっかえひっかえ写真に収めていました。 -
駅の周辺には、レストランにお土産店。博物館もあって賑わっています。
盛夏には、このあたりまでが緑に覆われるそうです。 -
腹ごしらえは、シンプルな焼きソーセージ。
用心していないと、鳥に持って行かれます。 -
食後は、ほんの周辺を散策。
アイガーの麓に、グリンデルワルトの町が見えます。 -
「・・・」
-
ここからも、たくさんのトレッキングコースが延びていました。
-
ヴェンゲルンアルプ鉄道に乗り換えて、グリンデルワルトを目指します。
力いっぱい登ってきた急勾配を、今度は慎重に下ってゆきます。 -
やがて草原へ。
-
アイガーの麓へ。
-
『草原の輝き』はナタリー・ウッドかアグネス・チャンか・・・
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『大草原の小さな家』は、確かマイケル・ランドン・・・
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「あれはリンゴの木だよ」と、隣の席の人が教えてくれました。
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更に下って、新緑の草を食む牛など見ながら、
-
満足しつつグリンデルワルトの町に戻ってきました。
午後2時すぎ、ホテルの荷物を取って次の目的地ツェルマットに向かいます。
(つづく)
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この旅行記へのコメント (2)
-
- はなまま さん 2012/06/18 20:59:03
- ほんとにスイスって・・
- 極楽寺さん、こんばんは!(^^)!
ほんとにスイスは夢のような美しさですね!
私は「ハイジ」で育った世代ですので、スイスは遠いけれどその美しさは
体の中に沁み込んでいて、心のふるさとでもあります。
一生に一度は訪れてみたい国です。
ところで、スフィンクス展望台には極楽寺さんと同じ時期に「旅サラダ」の撮影隊が行っていたんですね。
6月いっぱいはスイスのリポートをやっています。
愛想が悪かったかもしれませんが、「旅サラダ」の方もとても良いですよ。
はなまま(*^_^*)
- 極楽人さん からの返信 2012/06/18 22:58:42
- RE: ほんとにスイスって・・
- はなままさんへ
たいへん失礼しました。
『旅サラダ』という番組を知りませんでした。
『モヤモヤさまぁ〜ず2』なら家族がよく見てるんですが・・・
貴重な情報、ありがとうございました。(笑)
極楽人
> 極楽寺さん、こんばんは!(^^)!
>
> ほんとにスイスは夢のような美しさですね!
> 私は「ハイジ」で育った世代ですので、スイスは遠いけれどその美しさは
> 体の中に沁み込んでいて、心のふるさとでもあります。
> 一生に一度は訪れてみたい国です。
>
> ところで、スフィンクス展望台には極楽寺さんと同じ時期に「旅サラダ」の撮影隊が行っていたんですね。
> 6月いっぱいはスイスのリポートをやっています。
>
> 愛想が悪かったかもしれませんが、「旅サラダ」の方もとても良いですよ。
>
> はなまま(*^_^*)
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