2012/05/26 - 2012/05/27
38位(同エリア57件中)
極楽人さん
“山歩き”が趣味の兄を案内して、スイスアルプスを周遊しています。
標高4810mのモンブランはヨーロッパ・アルプスの最高峰。
フランスとイタリアの国境に聳え、消えることのない冠雪からどちらの国でも『白い山』と呼ばれています。
五月下旬、スイス国境からも近いシャモニー・モンブランの町を訪れました。先に訪ねたユングフラウ、マッターホルンに加えて、モンブランを間近に見るというのがこの旅のいちばんの目的です。
これまでは快晴に恵まれましたが、二度あることは三度ある・・・?
《行程》
成田(前泊)〜チューリッヒ(1泊)〜(ベルン経由)〜グリンデルワルト(2泊)〜ツェルマット(2泊)〜シャモニーモンブラン(1泊)〜モントルー(1泊)〜ルツェルン(1泊)〜チューリッヒ空港(1泊)。
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- スカンジナビア航空
-
ツェルマット(スイス)からシャモニー(フランス)へ。
(シャモニーの正式名はシャモニーモンブラン)
事前に調べて、予定していた時刻表は下記の通りです。
ZERMATT 09:39 → VISP 10:47
VISP 11:07 → MARTIGNY 11:50
MARTIGNY 12:47 → CHAMONIX MONT BLANC 14:07 -
出発は予定通りの09:39分発。
花の咲き乱れる谷間を、北に進みます。 -
VISPの駅で、西へ向かう列車(ジュネーブ行き)に乗り換えます。
この日は「パス使用日」にしていないので、運賃はすべて半額です。 -
途中、いきなり古城が出てきました。
慌ててカメラを向けましたが、辛うじて写っている程度。
そういえば、SIERRE/SIDERS という駅からフランス語圏に入りました。
乗り込んできた乗客の会話がいきなりフランス語になり、少し驚きました。 -
11:50、マルティニ(MARTIGNY)駅へ到着。
降りたホームの外れに、シャモニー行きの電車のホームがありました。
駅のINFOで確認すると、甘ったるいフランス語で「シャモニー行きは14時過ぎまでない」と言っているようです。
それでは間が空きすぎます。時刻表と違います。とりあえず国境まで行ってみようと、予定通り12:47分発の電車に乗り込みました。 -
駅を出ると電車はぐんぐん高度を上げ、5分も経たないうちにマルティニの町が下に消えてゆきます。
-
その後は、深く切れ込んだ谷の中腹を慎重に進んでゆきます。
なかなかの絶景ですが、
線路に沿った木立が邪魔をして思うように写真が撮れません。 -
1時間後、フランス国境のVALLORCINEに到着。この電車の終点です。
バスが待っていました。駅員が乗客一人一人に声をかけ「シャモニー?」と聞いて、バスに誘導してくれます。一応チケットを見せて「これで乗れる?」と聞くと「ウィ」。
フランス語は大好きです。 -
要するに、乗った電車は直通便ではないけれど、この区間をバスで代行してつなげてくれるようになっていたのです。よく見ると、日本で印刷した時刻表にもそれらしいマークがついていました。
バスも大好きです。風景がグッと身近に感じられます。 -
兄は“国境越え”を体験したかったようですが、シェンゲン協定国同士なので検問はありません。何処が国境だったかも見逃しました。
それで、この写真は帰路に同じ道を通ったときのものです。
10秒で通過したので、拍子抜けしていました。 -
いつしかフランスへ。
おおっ、ツール・ド・フランス登場。 -
フランス側の国境駅でまた電車に乗り換えて、シャモニーの町を目指します。
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注目。この鉄道の標高推移を表したパネルがありました。
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14:07 シャモニーモンブラン駅。
バスでリレーしても、時刻表どおりの定刻に到着しました。
スイスパスは、フランス側のこの駅まで使えることになっています。 -
鉄道駅は町の東の端。
駅前のロータリーから、真直ぐ西へ伸びた道が中心まで続いています。
大きな町ではなく、ほんの300mくらいで広場に行き着きます。 -
広場の寸前で左に折れたところに、今夜のホテル。
ストリートビューで確かめておいたので、迷わず到着できました。
すぐ裏をアルヴ川が流れています。雪融けのせいか、急流になっています。 -
窓からはギザギザのモンブラン山系が・・・
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こんな風に見えます。
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町の中心はバルマ広場。
スイスの町ほどの統一感がなく、いくぶん砕けた感じがするのはお国柄でしょうか。 -
広場の名前になったバルマは、モンブラン初登頂に成功した人。職業は“水晶取り”だそうです。
スポンサーのソシュールに「あれをごらん・・・」とモンブランを指差している像が設置されています。
アルプス版『♪大利根月夜』! -
広場から横に伸びるメインストリート。
両側は登山用品店やレストランがぎっしり。
お店も、スイスより遅くまで開いています。 -
広場の奥にはサン・ミシェル教会。
すぐ横に、バス・ターミナルや観光案内所があります。 -
町を一周する汽車型バスも。
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メインストリートを辿ります。
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スイスで見てきたのと同じ山岳リゾートですが、どことなくフランスが匂ってきます。正面の絵が書いてある家は、カンヌでも見かけたような・・・
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メインストリートといっても、数百メートルで街並みは途切れます。
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このへんは、もう町はずれ。
ちょうど夕食の時間。『〜歩き方』推薦の店に腰を下ろしました。
ビールと、ワインと、 -
フォンドューを注文しました。
フランスでもスイスでも、食事や買い物はほとんどカード決済なので現金は小額しか両替していません。チップに使うくらいです。 -
外の席なので、座った位置から山の様子が見晴らせます。
明日はエギーユ・デュ・ミディの展望台に登る予定ですが。 -
頂上付近には雲がかかったり、
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また晴れたり・・・
風も強いのでしょう。 -
翌朝、窓からよく晴れた山々が見渡せました。
ホテルで朝食を済ませ、徒歩5分のロープウエイ乗り場に急ぎます。 -
朝8時半の運転開始を待って、もう人だかりができていました。
往復券は確か、50ユーロ弱。スイスパスは効きません。 -
大きなゴンドラに詰め込むだけ詰め込まれて、出発します。
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10分ほどで途中駅。
ここで小さな赤いゴンドラに乗り継ぎます。 -
下の方は晴れていましたが、
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上はガスっています。
そのガスを突き抜けると・・・ -
終点が見えてきました。
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駅は岩をくりぬいた中です。
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そこからは鉄の階段を上って、展望テラスに。
空気が薄く、ゆっくり登っても息切れがします。 -
着きました、3843m。
富士山の頂上を超えています。
先客が記念撮影。
ちょっとダサい構図ですが、気持ち、わかります。 -
例によって、説明パネル。
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例によって、識別できません。
どれがどれだか・・・ -
どうやらこれが、モンブランの頂上。
「遠くマッターホルンも望める」そうですが、雲が邪魔をしています。 -
気温は氷点下5℃。
陽射しが強いせいか、不思議と寒さを感じません。 -
異様な形状も手伝ってか、長く『魔の山』と恐れられていたと言います。
観光客がサンダルで来られるようになった今でも、毎年どこかで遭難者を出しているそうです。 -
雪の斜面を駆け降りる人々。
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「・・・・・・」
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「・・・・・・」
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「・・・・・・」
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「・・・・・・」
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『登山』というと朴訥でストイックなイメージが先行しがちですが、高額な装備や長期にわたる遠征、場合によってはサポートの態勢まで、相当な費用と時間がかかる贅沢なスポーツであることを思い知らされます。
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目を凝らすと、はるか下界にシャモニーの町が見えました。
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中間駅まで下ります。
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ちょっとしたカフェがあって、
ここからの眺めも悪くありません。
コーヒーが2.3ユーロ。山の上にしては良心的でした。 -
頂上に1時間、ここに30分。
そろそろ下山します。 -
下るごとに、見事な針葉樹林が広がってきました。
ユングフラウ、マッターホルン、モンブラン・・・
いずれも奇跡のような好天に恵まれて、旅の目的の大半を終えることができました。
この日の午後、再びスイスに入ってモントレーに向かうことになります。
(つづく)
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