2011/11/06 - 2011/11/06
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みにくまさん
アンヴァリッドにある軍事博物館の様子、その③です。
前旅行記は↓
【欧州旅行23日目】 フランスの戦争の歴史を、膨大なコレクションとともに振り返る 「アンヴァリッド・軍事博物館①」
http://4travel.jp/traveler/minikuma/album/10678088/
【欧州旅行23日目】 フランスの戦争の歴史を、膨大なコレクションとともに振り返る 「アンヴァリッド・軍事博物館②」
http://4travel.jp/traveler/minikuma/album/10679073/
■■□□■■ ヨーロッパ旅行 2011 ~ダイジェスト版~ ■■□□■■
http://4travel.jp/traveler/minikuma/album/10611562/
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アンヴァリッド・軍事博物館
これまでにもかなり膨大な量の展示品を見てきましたが、ここからまたコンセプトが変わった部屋が始まりました。
どうやらアジアの武具を展示しているようです。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
展示品には多くのものに数字がついており、それがイヤホンガイドと連動しています。
私たちも1台イヤホンガイドを借りて聞いていたのですが、かなり細かく説明してくれるので分かりやすいです。
借りるのに別料金がかかるのですが、いくらだったかは忘れました。
膨大な展示品に対応するように、膨大な量のガイド情報が詰め込まれているので、ゆっくり一つ一つ勉強していったら、どれだけ時間があっても足りないくらいです。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 中国の武具か?
布製の鎧、ではなくて鎧の上に羽織るコートのようなものか。
頭上にはシシャークと呼ばれる水滴型の兜によく似たものが乗せられています。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 中国の武具か?
刺繍されている龍の爪が5本指なことから、この品は中国皇帝の持ち物だったことを物語っています。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 中国の武具か?
ところどころにある龍の装飾。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 中国の武具か? -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 明光鎧?
明光鎧は三国時代の中国で用いられた鎧の一種で、小札を重ね合わせた鱗鎧に、胸部と背部に円形のプレートを貼り合わせて防御力を高めたものを指す。
しかしこの鎧には胸部の鏡が付いておらず、もしかしたら別の種類なのかもしれません。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 明光鎧? -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 弓入れ
豪華な装飾が施された弓入れ。
花のレリーフに様々な宝石が散りばめられており、かなり高位のものの所持品だったのでしょう。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ マスケット銃
初期のマスケットは点火機構がマッチロック式(火縄式)だった。ヨーロッパ史における初実戦はフス戦争であるといわれる。日本では火縄銃がマスケットに含まれないかのような説明がなされることがあるが、上述の通り、これは間違いである。
続いてホイールロック式のマスケットが作られたが、高価な割りに信頼性が低く、この方式はあまり広まらなかった。しかし、17世紀後半にフリントロック式の点火機構が発明されると、コスト低下や信頼性向上などの理由でこれが主流となった。
さらに紙薬莢の発明で銃の射撃間隔は短くなり、フランスで銃剣が発明されて槍の機能も兼ねるようになり、射撃時以外の防御力の高まったマスケットは軍隊の中心となった。その後、19世紀中期には点火方式がより簡便確実なパーカッションロックとなった。
写真の展示品は、フリントロック式の構造になっています。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 刀剣類
中央の刃が曲がりくねっているものはクリス Kris と言います。
◎ クリス Kris
マレー民族に固有の短剣で、世界中で最も洗練された武器の一つとされています。
長い歴史のうちに練り上げられたその形は、構造・装飾共に複雑な特徴を持ち、それぞれに神秘的な象徴が込められています。
刃は両刃で切先が鋭く、刀身が真っ直ぐなものと、波型にうねったものと2種類があります。
隕鉄を用いた刀身は、独特の鋳造技術によってその刃に様々な紋様が浮かびます。
全長は40〜60cm、重量は0.5〜0.7kg前後です。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 当世具足
当世具足(とうせい ぐそく)とは、日本の甲冑の分類名称の一つ。戦術の変化、武器の進歩、西洋甲冑の影響などのさまざまな要因により、室町時代後期から安土桃山時代に生じた鎧の形式。単に具足とも称す。
「当世」とは「現代」の意で、戦国時代当時の人々が、伝統的な鎧に比べて「今様」の新しい鎧という含意をもって用いた呼称が形式化したものである。それまで主流であった胴丸・腹巻に取って変わった。 集団戦や鉄砲戦といった当時の戦法に適した鎧であり、機能性・生産性を重視し、板札(いたざね)や蝶番を用いるなどの工夫が凝らされた。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 当世具足・日本の馬鎧 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 日本刀
日本刀(にほんとう)は、日本で独自の発展を遂げた日本固有の製造法によって作られた刀剣類の総称。刀剣類は、日本では古墳時代以前から作られていたが、一般に日本刀と呼ばれるものは、平安時代末期に出現してそれ以降主流となった湾曲した刀のことを指す。
寸法により刀(太刀・打刀)、脇差(脇指)、短刀に分類される。広義には、長巻、薙刀、剣、槍なども含まれる。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 日本刀 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 日本刀
もしかしたら刃引きしてあるかもしれない。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ CABINET EUROPEEN
ここからまた展示品が変わり、ヨーロッパに戻ってきたようです。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ マスケット銃 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ マスケット銃
こちらの点火機構はフリントロック式ではなく、もう少し先のパーカッション・ロック式(雷管式)なのかと思いましたが、詳しいことは分かりません。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ マスケット銃
点火機構に刻まれた彫刻。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 大砲 榴弾砲・カノン砲
大砲(たいほう)は、火薬の燃焼力を用いて大型の弾丸を高速で発射し、弾丸の運動量または弾丸自体の化学的な爆発によって敵および構造物を破壊・殺傷する兵器(武器)の総称。火砲(かほう)、砲とも称す。
ここでは小口径のものを榴弾砲、大口径のものをカノン砲と呼ぶこととします。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 大砲 榴弾砲・カノン砲 -
アンヴァリッド・軍事博物館
新しい展示室。
本当に、どれだけの展示品があるのだろう。
途中からけっこうスピードをアップして、どんどん先に進むようにしているのですが、部屋はまだまだ続いているようです。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ ラウンドシールド Round Shield
その名の通り、丸い盾の総称として用いられる言葉です。
しかし一般的には、中世暗黒時代に西欧諸国で多用された盾として知られています。
特徴は完全な円形であるということで、中央にはアンブー(unbo)またはオーブ(orb)と呼ばれる金属製の円形具、つまり盾心が取り付けられています。
これらのアンブ―は、盾の裏側から見れば薄板の中空作りであって、ドーナツ状に作られた盾の真ん中に鋲で止められ、その部分に取っ手を取り付けて、盾を握るこぶしが収まるようになっています。
盾の表面には部族や戦士の家系によって、様々な塗装が施されることがあり、この模様は、後の中世騎士たちの紋章の起源とも言われています。
ラウンドシールドの大きさは直径30cmから100cmくらい、重さは0.5kgから2kg程度のものと考えられています。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ ラウンドシールド Round Shield -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 古代ギリシャ、アッティカ式兜を模したもの?
非常に装飾性の高い兜で、完全に王侯貴族のオリジナルデザインだと思われます。
日本でも戦国時代には、兜に様々な装飾を施すのが流行しましたが、それに近いものがあるのかも。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 古代ギリシャ、アッティカ式兜を模したもの?
頭頂部に取り付けられたドラゴンの彫刻。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 古代ギリシャ、アッティカ式兜を模したもの? -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 刀剣類・マスケット銃 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ キュイラッサー・アーマー Cuirassir Armor
戦場での機動性を高めるために、下半身や可動部分をできるだけ排除した鎧です。防御効果は胴・上腕部・腿・そして手の甲くらいしかありません。
銃器が発達した近世において主流となった西欧最後の甲冑で、その防御効果は胸部にしかありません。
この鎧は、ライフルが登場するまで、火器に対して有効な働きをしました。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ キュイラッサー・アーマー Cuirassir Armor -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ キュイラッサー・アーマー Cuirassir Armor
左側についている突起はランスレストです。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ キュイラッサー・アーマー Cuirassir Armor -
イチオシ
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ キュイラッサー・アーマー Cuirassir Armor -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ キュイラッサー・アーマー Cuirassir Armor -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ キュイラッサー・アーマー Cuirassir Armor -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ キュイラッサー・アーマー Cuirassir Armor -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ キュイラッサー・アーマー Cuirassir Armor -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ キュイラッサー・アーマー Cuirassir Armor -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ モリオン Morion
16世紀に登場した軽騎兵用と歩兵用に登場した兜です。この帽子(hat)のような外見は、非常に簡易化されたものであり、西欧ルネサンス期を代表する兜でもあります。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ アーメット Armet
アーメットは15世紀から16世紀に全盛した兜で、頭部を完全に覆うことができます。
こちらの展示品には、顔を覆う器具(バイザー visor)が欠落しています。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 鐙 stirrups
鐙革(あぶみがわ)で鞍から左右1対を吊り下げ、騎乗時(馬に登るとき、および、乗っているとき)に足を乗せる(これを「鐙を履く」と言う)。ただし完全に足を深く通すのではなく、爪先を乗せるようにして使う。
欧州では7世紀頃になるまで鐙は確認されなかった。鐙はユーラシア大陸をペルシアからイスラーム諸国へ、そしてビザンツ帝国に伝わり、それからフランク族へと広まった。
鐙が登場すると馬上で踏ん張ることができるため、騎士は敵に向かって突撃をすることができるようになり、騎兵の戦闘力は飛躍的に向上した。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 騎兵 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 馬鎧 ペイトレール peytral -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ キュイラッサー・アーマー Cuirassir Armor -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ プレート・アーマー Plato armor
プレートアーマーは、金属の板どうしをリベットなどで複合して作られた鎧です。
これまで一体化されなかった胴回りや腕・脚部分を蝶番・尾錠・掛金等によって止められるようになったものです。
ただ、関節部分にはチェイン・メイルを用いていました。
プレート・アーマーの登場によって、それまでの鎧は全く騎士達に用いられることは無くなりました。なぜなら、これ以上の防御効果を得る鎧は存在し得ないところまで到達したからです。
プレート・アーマーの平均的な重量は、18kg〜25kgといったところで、時代や国・様式によってもさまざまなものが存在しています。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ クロス・ヘルム Close helmet
クロス・ヘルムは、16世紀から17世紀中頃まで全盛した兜で、外見上はアーメットによく似ていますが、それを原型としたわけではなくて、サーリットの強化として追加されたバイザーを持った兜です。
バイザー(visor)は、日よけ用の帽子、もしくは西洋兜の目を覆う部分の事。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ クロス・ヘルム Close helmet -
アンヴァリッド・軍事博物館
展示スペースの様子
一つ一つの展示品は間隔を広く開けてゆったりと置かれているのですが、とにかく部屋が広い。
展示品の数が莫大な数になるので、しっかり見ていたら何時間あっても足りなくなるでしょう。
イヤホンガイドも非常に充実していて、時間を潰すには最適な施設。
私もフランスに住んでいるのだったら、何日もかけてじっくり研究したいところです。 -
アンヴァリッド・軍事博物館
◎ 騎兵
トーナメント用のランスを持っています。
これで軍事博物館③は終わり。
この後は時代がガラッと変わり、第一次・第二次世界大戦に関連した展示品となりますので、次の旅行記に引き継ぎたいと思います。
◎ つづく
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