2012/03/21 - 2012/04/23
280位(同エリア775件中)
marcopanさん
- marcopanさんTOP
- 旅行記183冊
- クチコミ0件
- Q&A回答1件
- 197,133アクセス
- フォロワー16人
理塘の街は標高4000m、富士山より高い。
こんなに標高が高い所に来たのは生まれて初めて。
自分は体力に自信があったので、高山病にはならないと思っていました。
体力と高山病は関係ないというのは本当なのか、丹巴でひいた風邪がまだ治っていなかったせいか、見事に高山病になってしまいました。
正直これほど辛いとは思いませんでした。
頭は両側から万力で挟まれてるようにガンガン痛むし、軽いながら吐き気もする。
さて、どうしたものか・・・・
PR
-
前日に理塘に到着してから高山病に罹ったらしく、ひどい頭痛と、
軽い吐き気が続いている。
ベッドで横になったまま全く動く気になれない。
朝7時頃一度目が覚めたが、頭痛は良くなっておらず動く気がしないのでそのまま寝ていた。
9時半ごろ部屋のドアをドンドンを叩く音で目が覚める、出ると昨日の英語が分かるおじさんがいた。
昨日の女の人から自分が頭が痛いというのを聞いたようで、
「頭が痛いんだろ?ここは標高が高いから稲城に行ったほうがいい、ここよりも標高が低いから。今から車が出るからすぐに支度しな」
とのこと、値段を聞くと100元だという。
この頭痛だと、とても観光など出来ないので素直に従うことにした。
支度と言っても昨日着いてから服も脱がず、荷物も解かず横になっていたのですぐに用意は出来た。
下へ行きバスターミナルの所にセダンが停っていてそれに乗る。
既に一人チベット人の女の人が乗っていたが、さらに2人乗って四人になって出発。
このあと自分が苦労することも知らず呑気にピースしてるのが宿のおじさん。 -
理塘は高い建物も無くこじんまりとしたところ。
-
町の回りには高原が広がってます。
この辺も夏になると緑がの草原が広がって綺麗なんじゃないでしょうか。 -
あちこちにヤクが放牧されているのも見えます。
-
-
-
理塘からの道は綺麗に舗装されているので楽です。
-
-
景色に見入ってたおかげでしばらくは高山病の苦痛は忘れることができた。
-
-
-
-
理塘を出て3時間ほど走った。
そろそろ稲城に着くかなと思ったころに検問があった。
今日は大丈夫だよな?
宿のおじさんは日本人と分かった上で車に乗せてくれたわけだし・・・
警察にIDを出せと言われてパスポートを出す。
警察同士でなにやら話をしてから英語で、
「この先の町には外国人は行くことは出来ないからここで降りろ」
と言われてしまった。
勘弁してよ・・・ここまで来てまた理塘へ戻るのか?
仕方なく車を降りると車はそのまま真っ直ぐ行ってしまった。
警察に「このまま引き返すか右に曲がる道に行くかどっちにする?」
と聞かれた。
シャングリラに行きたいという事を伝えると、
「それなら右の道へ行け、ここで車が来るのを待ってなさい」
と言われた。 -
自分の中では、中国の警察、特にチベット域の警察は高圧的な態度をしていて、下手したら暴力でも振るわれるんじゃないか?ぐらいに思っていた。
しかし実際は、昨日の検問所の警察もそうだったけど意外と親切だった、自分が外国人だからかもしれないけど。
ここでは昼時だったので食事を勧めてくれたりした。
写真もお願いしたら撮っても大丈夫そうな雰囲気だったけどちょっとビビっていたので取らなかった。
2時間待った。
警察が、一般のチベットの人が運転する車と話をつけてくれて、
運転手に50元払って乗せてもらう。 -
さらに2時間ほど2時間ほど走ったところでまた検問。
また車から下ろされる。
車は行ってしまった。
ここには2人警察がいたが二人とも日本語も英語もわからないので、会話ができない。
さっきの検問ではこっちには行けると言われたのに連絡とれてないのか?
警察はパスポートを見ながら何かノートに書き込んだり電話をかけたりしている。
結局、30分ほど待たさた。
後から一般のトラックがやってきて、警察がこれに乗っていけというので乗せてもらう。 -
チベット人の運転手に何か話しかけられたけど何を言ったかわからず、運転手も苦笑い。
もはや何処に向かっているかも分からなくなってきた。
車は川沿いの道を緩やかに下っていく。
午後4時半、どこぞかの街に着いた。
橋を渡った街の入口で下ろされる。
お礼に運転手にお金を渡そうとしたけど頑なに断られた。 -
とりあえず町の中へ歩いていく。
本当にここからシャングリラへいけるんだろうか・・・
10分ほど歩くと長距離バスターミナルの看板があった。 -
ターミナルを覗いてみると、
(香格里拉⇔郷城)と書いたバスが停っていた。
ここから香格里拉へ行くバスが出ているようだ。
それと、予想通りこの街は郷城で間違いないようだ。
とりあえず一安心。 -
バスターミナルの回りを見渡すと何件か宿が見える。
ターミナルの向いに拉*賓館(*は女偏に母)という安らげそうな名前の宿があった。
通りを渡って宿に向かって歩いていると後ろからチベットの民族衣装を着た女の人が追っかけてきた。
その宿の人でした。 -
部屋は広くてベランダもある。
一泊60元(840円)
チェックインしたあと宿の女の人がこのあとの予定を聞いてきたので、香格里拉に行くつもりだと言うと、バスターミナルに電話して時間を確認してくれた。
紙に、
(票没有買 明早5点半上車 銭給架師員就行了)
と書いてくれた。
最初、意味がよくわからなかったけど、ジェスチャー混じりに説明してもらったら、
(チケットは買う必要は無くて、明日の朝5時半にバスの運転手にお金を払えばいい)
という事らしい。 -
-
ベランダからの景色。
この部屋のベランダの扉はなぜか逆に取り付けてあって、外側からは鍵がかけられるけど、内側からは鍵がかけられない。
防犯は大丈夫なのか? -
-
-
街歩き。
そういえばいつの間にか頭痛は良くなっている。
(後で調べたら理塘は標高4000m、ここ郷城は2900m)
郷城も小さな街。
この道路が南北に伸びていてその両側に商店などが並んでいます。 -
街の中心あたりにちょっとした広場があった。
そこからもうちょっと歩くと、 -
見晴らしのいい道に出た。
川を挟むように広がるチベットの美しい町が広がっていた。 -
昨日、今日と、ここに来るまでの道のりが過酷だったので、
この景色は心に染みました・・・
しばらく座って眺めてました。 -
-
牛とか羊はいろんな街で見かけるけど、豚が街中を歩いてるってちょっと珍しい。
しかも大きい。 -
昨日の昼以来の久しぶりの食事。
無難に牛肉麺、7元。
山椒の匂いはしなかった。 -
-
ちょっと久しぶりに洗濯。
風が強いので夕方干して、寝る頃には乾いていた。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
marcopanさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
33