2011/05/16 - 2011/05/30
7065位(同エリア16414件中)
ファヨンさん
印象派の巨匠クロード・モネの庭園
個人でジヴェルニーへ行く方法について少し。
ジヴェルニーへは、パリから列車とバスで最短1時間半ほど
ただし、列車もバスも本数が限られています。
ジヴェルニーという駅はありません。ヴェルノン Vernon が最寄り駅です。ヴェルノンまでは、パリのサン・ラザール St. Lazar 駅から直通列車で45分ほどかかります。直通列車は頻繁にありませんので、時刻を調べて行くとよいです。
又、モネの庭園も4月〜10月のみ開園となります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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パリのサンラザール駅で、ヴェルノン行きのチケットを購入。出発まで、1時間ほど時間を潰す為に駅近くのカフェでカフェオレとクロワッサンを食べました。
前方のパリの恋人たちを盗み撮り!? -
ヴェルノン駅とジヴェルニー村の間は、バスが運行しています。このように、大型バスが3台くらい待機しています。到着列車に連動して、バスが待機しています。時期や曜日により、バスの本数が異なるようです。
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約、20分でジヴェルニー村へ到着です。モネの庭園のチケットを買うための行列ができていました。
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チケット売り場を正面から見てみました。入場者の国籍は、フランス・ドイツ・オランダ・英国などのヨーロッパ諸国の人々、アメリカ人が多かったように思います。団体客は大型バスで来ているようで、駐車場にはこの静かな村には似つかわしくないほど、大型バスが停車しています。
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アンティークショップやおみやげ物屋が数件、芸術家ゆかりの村だけに、小さなギャラリーもいくつかあります。モネの庭園を見学したあと、ギャラリーをひやかしてみたいと思います。 -
モネもこだわっていた?アイリスです。クロード・モネ通りに、ひっそりと咲いています。
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春から初夏にかけて、ジヴェルニー村は一年で最も美しい季節を迎えるそうです。
モネの家です。元は古い農家だったものに時間をかけて手を加え、ブルジョア趣味に仕立てたという外観です。 -
ローズ色の外壁に緑の鎧戸をしたこの家がクロード・モネ邸です。モネ邸の内部も見学は可能ですが、写真撮影は厳禁です。周囲の家々と同じ形をした土地に伝わる農家風の家で、一、二階ともに部屋が4つずつあるという控えめな大きさです。(日本人にとっては、大きい家といえるのでは(^^ゞ)
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土地は1ヘクタールあるそうです。場所は村の中心です。
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モネがジヴェルニーに到着してからその晩年までに、実に何千もの種が蒔かれたそうです。
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何百という花が植えられ、何箱もの肥料がやせたこの土地を鍛えていったそうです。
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経済的にかなり不安定な中にあってなお、モネは庭作りの情熱の虜となり、次から次へと大金をつぎ込んでいったそうです。
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アイリスはモネに深い情熱を抱かせる花のひとつだったそうです。
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モネ以前のこの家の所有者はグアドループで仲買業を営んでいたそうです。
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1883年にジヴェルニーに移り住んだモネは、1890年に同地の家と土地を正式に購入。1893年には土地を買い増して池を造り、1901年にはエプト川の水を引き込んで池を拡張したのだそうです。 しかし、エプト川の水を引き込むのを村全体が反対し、県知事に許可を求める書簡を送っています。
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睡蓮の群れ。常にひと塊の単色で植生しています。
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モネは理想の庭を作るために県知事宛に書簡を送り、県知事アレテにより申請は許可され、第一の池を掘り始めたそうです。
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モネが庭造りにこれほどまでに情熱を傾けてくれたおかげで、後世に残る素晴らしい庭が見られて、本当に幸せです!
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この庭を見た後で、オルセー美術館で[モネの睡蓮シリーズ、作品:緑の調和]を見た感動は一生忘れない!! と思いたいです。
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モネの庭、全体的に言えることは、人口的でなく、自然の中にそのまま身をおいているように感じられることです。
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[睡蓮]はジヴェルニーの自宅の庭にある睡蓮の池をモチーフに、1899年から1926年に亡くなるまでの間に全部で200点以上制作されています。
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1899年から翌1900年にかけて、睡蓮と日本風の橋とをテーマとした連作を手がけ、18点が制作されています。
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フランスの印象派の巨匠、モネが日本に憧れを抱いていたなんて、とても嬉しいです。お部屋の内部にも、モネがコレクションしていた、浮世絵がたくさん飾られていました。
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「光の画家」と呼ばれたモネは、同じモチーフを異なった時間、異なった光線の下で描いた連作を数多く制作しました。
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1909年頃からの晩年には他の絵はあまり描かなくなり、もっぱら『睡蓮』に傾注したそうです。
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1909年から1913年頃までは視力の悪化のため、あまり制作をしていないそうです。
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この庭園にいると、とても気持ちが良くて、何時間でも花をみていたいと思いました。
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[地上の楽園]という言葉が、ピッタリの場所です。
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さて、そろそろ、モネの庭園を出て、村のメインストリートである、クロード・モネ通りを歩いて見ることにしましょう。
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カフェとギャラリーが一緒になっている、ギャラリーを訪ねてみました。女流画家のダニエル・テイエリーさんとお話してみました。抽象画のことはよくわからないのですが、色使いがとても綺麗です。彼女の作品は日本で展示されたことはあるようですが、彼女自身は来日したことがないそうです。3月11日の震災をとても心配してくださいました。
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こちらも、ギャラリーです。
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カフェやレンストランが数件ありますので、お食事、休憩には、困りません。
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B&Bもあります。次回は、1泊して更にゆったりと過ごしてみたいです。
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印象派美術館内のカフェでキーシュのランチをいただきます。シードルもちょっぴりいただきました。ウーン、トレビアン( ゚v^ ) !
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メインストリートといっても本当に静かな村です。
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モネの庭園がなければ、わざわざここまで訪ねてくることはないような平凡な村です。
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観光客の訪ねてこない、11月〜3月は本当に静かな静かな村だと思います。
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モネの家のご近所の家です。
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村のはずれのこの教会でモネは静かに眠っています。
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矢印の方へ行ってみます。
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モネのお墓がありました。
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我らにこよなく愛されしクロード・モネここに眠る
1840年11月14日生、1926年12月5日没
哀悼をこめて -
妻のアリスもモネのお隣で眠っています。
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この地で生まれて亡くなられた村人達のお墓です。眺めがいいです。
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クロード・モネ通り。
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モネの家の内部もとても素敵ですが、写真撮影禁止でしたので、本と絵葉書から内部をお見せいたしましょう!
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モネのキッチンです。紫陽花色で、とても清潔です。恐らく、モネ自身もこのキッチンで腕をふるったことでしょう。
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ダイニングルームです。黄色の明るいお部屋です。
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ダイニングルームのあちらこちらに、浮世絵が飾られています。こんな明るいダイニングでのお食事は、さぞや、話も弾むことでしょう。
最後までお読みいただいてありがとうございます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ホーミンさん 2012/06/05 16:01:16
- モネの庭園
- こんにちは
モネの庭園、素敵ですね。
家はブルジョア風に造りかえられたそうですが、もとの田舎風の家もどんなのだったか知りたいですね。
家の中も素敵。
キッチンの青いタイルに惹かれます。
モネは本当に花を愛していたんですね。
仮に絵画に興味がない人でも、この庭をみるのは楽しい事でしょう。
モネの絵の世界がそのまま広がっています。
モネと言えば、京都の大山崎山荘美術館で睡蓮をみました。
思ったより大きくて、静かな題材なのに迫力がありました。
サンラザール、懐かしい響きです。
1982年に初めてパリに行ったとき泊まったのが、サンラザールホテルでした。
よくおぼえてないけれど、駅前にあった古いホテルでした。
私はアルコールを飲まないので、お酒には詳しくありません。
今日jumeirahさんの旅行記を読んで、シードルの存在を知りました。
リンゴ酒ですってね。
飲みやすいのかな?
- ファヨンさん からの返信 2012/06/06 09:12:25
- RE: モネの庭園
- ホーミンさん、
モネの庭園を見ていただき、投票もありがとうございます!ここは庭園も家の内部も本当に素敵なので、機会があれば、是非、訪れてください。この旅行記を書き終えたら、無性に睡蓮を見たくなって、上野の国立西洋美術館に昨日行ってきました。(バレエ公演を観るついでではありましたが・・・)
開演まで時間があった為、企画展でなく、常設展の方ですが、モネの作品が10点以上もあり、大きな[睡蓮]には圧倒されました。モネ、ピカソ、ルノアール、ゴーギャン、その他の画家の作品も見られてたった、420円なんです。恐るべし松方コレクションです。平日の夕方で人もあまりいなくて、ゆっくり見られました。
私もアルコールはあまり飲めないのですが、シードルは、(辛口と甘口があります)甘口なら、微炭酸のりんごジュースみたいで飲みやすいですよ!是非、お試しあれ!
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