2004/03/31 - 2005/01/31
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JIC旅行センターさん
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みなさん、こんにちは!実はまだピチピチ(!?)の大学4年生で、京都にある大学のロシア語専修クラスに在籍しています。
私がロシアに魅了されて早8年が経ちました。今回からロシアに関する色々なことを少しずつ書いていきたいと思います(@^∀^@)。まずは私とロシアの出会いについて…。
私がロシアに興味を持ったのは1998年2月、日本中が長野オリンピックに沸いていた頃です。当時、中学校2年生だった私は冬季スポーツには全く興味がなかったのですが、たまたまテレビでフィギュアスケート(男子)を観戦中、金メダルを獲得した選手に一目惚れ!!!彼の名前はイリヤ・クーリック。もちろんロシア人です(*´ω`)=3。
私が描いたイラストで申し訳ないのですが、こーんな赤いホッペがとても印象的だった選手です。きっと覚えていらっしゃる方も多いでしょう。日本でも女性を中心としてとても人気がありました。
「イリヤと喋ってみたい!!!」と思った私は「ロシア語を勉強しよう」と思い立つわけですが、本格的に勉強する術がありません。そこでテレビやラジオのロシア語講座を視聴し、ほぼ独学状態で勉強しました。普段から慣れ親しんでいる英語のアルファベットとは似ても似つかないロシア文字に戸惑いながらも、毎晩毎晩アルファベットを暗唱し、簡単な単語を覚えていきました。時には母親に「ロシア語なんてやってないで、数学をやりなさい!!!」と叱られながら…。
毎日学校へ行き授業を受け、部活に精を出し、そして帰宅してから宿題とロシア語の勉強をしていた私に、ある日突然ロシア語を話すチャンスが訪れます。私の生まれ育った場所は富山県、ロシア人がたくさんいる場所です。学校の帰り道に「どうもロシア人っぽい」と思った人を見かけ、すれ違いざまに「ずどらーすとびちぇ!」と声をかけました。その人はやはりロシア人で、少し驚いた表情を見せながらも優しい顔で“Здравствуйте”と返事をしてくださいました。ロシア人かどうかも分からないのに突然ロシア語で挨拶をするなんて、今では考えられないことです(-_-;)。14歳という若さゆえの勢いと、ロシア語にかける情熱がうかがい知れます(笑)。
その後は高校受験期、高校での3年間と、ロシア語よりは英語に力を入れなければならない時期を経て、2002年、晴れてロシア語専修クラスのある大学に入学することが出来ました。ようやく本格的にロシア語を学べる環境に恵まれ、担当教授のスパルタ教育によってロシア語一色の大学生活を送ることになったのです。
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そして昨年の3月末、所属大学から認定を受け、10ヶ月の間、モスクワでロシア語を学ぶことになりました。
長年の夢だったロシア留学。両親にも恋人にも友達にも相談せずに勝手に決めたロシア留学。本当に何度も夢にまで見たモスクワは、日本では既に春になっているはずの3月末でもまだ雪が積もっていてとても寒く、冷たく、そして「灰色の街」という印象を受けました。心が寂しくなるような景色に不安を覚えたものです。
私の留学したその大学には、10ヶ月間の契約で来た留学生のための学習プログラムがあり、それは3つの時期に分けて行われました。私は4月からの入学だったので、4〜6月は「ダブルス」、7・8月は「サマースクール」、9〜1月は「インテル」という風に分けられ、その都度クラスも大きく変わりました。
まず「ダブルス」、これは言うなれば初級クラスです。私は同じ大学から3人の友達と一緒に留学したのですが、ダブルスではその3人の友達のみがクラスメイトで、徹底的に基礎を勉強させられましたf(^_^;)。
時間割は、月曜日Практика Речи(プラクチカ・リェーチ:会話実践)、火・木曜日はГрамматика(グラマーチカ:文法)、金曜日がФонетика(ファネチカ:音声学)でした。ちなみに水曜日はЭкскурсия(エクスクールスィヤ:日帰り小旅行)の日で、授業はありませんでした★☆★
会話実践では電話での対応の仕方や、道の教え方、また物の名前や物の数え方など、その他日常生活では欠かせない言い回しを学びました。
文法では文字通り文法をみっちり勉強しました。しかし全ての文法の項目を網羅したわけではなく、再帰動詞、完了体・不完了体、運動の動詞の3つを重点的に勉強しました。
そして音声学では一生懸命発音の練習に勤しんだものです。苦手分野は人それぞれで、クラスメイトが“Ж”の音で悩んでいれば、私は“Р”と“Л”の区別に悩み、また別のクラスメイトは“Ч”と“Т”の音の違いに苦戦していました。生徒全員が必死な顔で「シャー!」「ヴェー!」「ちぇー!」などと叫ぶ光景は動物クラスのようであったと思います…。
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さて、次は7・8月中に行われた「サマースクール」の授業について。
サマースクールでは、開講されている授業の中から好きな授業が受けられるということだったので、幾つかの授業を見学し、その中に私の苦手分野を教えているクラスがあったので、私はそのクラスで授業を受けていくことに決めました。先生が指定した教科書を100ルーブルで購入し、「さあ、がんばろう!」と思っていたのですが…(-_-)
次の日に授業を受けに行くと、教室にはなんと別の先生がいらっしゃいました。そして次の週にまた先生が変わり…。サマースクールが始まって一週間ほどで先生が3人も替わるという慌しさを経験しました…。しかも最初の先生に買わされた教科書は結局ほとんど未使用のまま。これが「ロシアだな…」と思った瞬間です(´・ω・`)。もちろん、その教科書はあとで自分で活用しました。
7・8月は夏季短期研修で来た学生がほとんどだったのですが、私のクラスには何故かチェコからの短期研修生が多く、全体の7割を占めていました。チェコではロシア語が義務教育になっているため、彼らはほとんどロシア語がペラペラです。そのせいで(お蔭で?)授業内容が信じられないほどレベルアップ。高度な授業についていこうと必死な私…。授業中は気の休まる暇がなく、毎日精神的に疲れたものです。正直言うと、苦手な分野を勉強するクラスに参加したサマースクールの2ヶ月間は泣きたいくらい大変でしたが、その2ヶ月間のお蔭で私のロシア語能力は確実に上達したと思います。
サマースクール期間中の私のクラスではディベートを頻繁にやりました。また、ロシア民謡をみんなで歌う音楽の授業もあり、とても楽しかったです♪♪♪
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最後に「インテル」について書きたいと思います。インテルでの授業は、ダブルスの頃と同じく会話実践、文法、音声学があり、更に地域学が加わったものでした。会話実践ではロシアに関する色々なテーマのテキストを読むことが主な内容になり、文法では運動の動詞と命令形を、音声学では聞き取りをそれぞれ重点的に勉強しました。地域学ではロシアの国土についてや旧ソ連の歴史、更にイコン画の見方まで教わりました。
インテルの最後の授業日には試験が行われ、その結果と出席状況・授業態度をもとに成績が付けられました。
文法の先生(女性)はとても厳しく、授業内容もスパルタで、授業中は何故か私を集中的に当てる人でした。試験の答案を返されたときに「あんたは何でこんなにたくさん間違うの!?」「間違いがヒドイ!!」などと怒られてしまいました…。8個しか間違えてなかったのに…(>_<)。「でも、ちゃんと授業に来ていたからね!!!」と言い、私の頭をぐちゃぐちゃに撫で、最高点の「5」を付けてくださいました。★☆★お情けのような気はしますが、嬉しかったです(#^_^#)
大学での10ヶ月間の授業はこのような流れで行われました。今回はこの辺りで…(^0^)/
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