2012/05/03 - 2012/05/03
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たびたびさん
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平家が滅びた壇の浦の戦い。後に残された平家の女人は、生きていくすべを持たず苦しい境遇に置かれます。それでも、安徳天皇の亡くなられた日には、毎年、安徳天皇の冥福を祈り、威儀を正してこの赤間神宮に参拝しました。
その後、江戸時代に入って、再び、ある楼閣が遊女たちに赤間神宮参拝をさせたことから、今の形が出来上がったのだそうです。この上臈道中の外八文字披露及び赤間神宮の上臈参拝(天橋渡り)がハイライト。五人の太夫がそれぞれ美を競います。
(写真は上臈参拝を行う五番太夫の「傘留太夫」。神宮本殿に向かうところです)
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五人の太夫にはそれぞれお付がいます。これは行列の先頭を行く禿(かむろ)。移動はこの台車に乗って。上臈道中の披露までしばし待機します。
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出発は、安徳天皇のご遺体があがったとされる場所。上臈道中披露の前の様子です。
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官女もきれいにお化粧して披露を待ちます。
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上臈道中が始まりました。上臈は最初の外八文字を披露しているはずなのですが、ちょっと場所取りに失敗したみたい。先頭の方しか写真が撮れませんでした。
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あれれ、上臈道中はほんの一瞬。終わって、もう皆さん台車に乗っています。次の披露場所に向かうようです。
これは、一番太夫の「振袖太夫」。仕方ないので、ここでは一旦、順番に見送ります。 -
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振袖太夫の一行。
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二番太夫。
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三番太夫の官女。
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五番太夫「傘留太夫」の一行。
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官女もそれぞれに緊張の面持ち。
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座っていても、気は抜けません。
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四番太夫。
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官女が続いて、
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行きます。
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しんがりは五番太夫の「傘留太夫」
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改めて、行列に追いつきました。行列はゆっくりなので、これは十分追っかけていけそうです。
で、しばらくは三番太夫を追っかけることに。 -
さて、二番目の会場に到着。上臈道中の外八文字の披露です。高下駄を履いた足の運びが見せ所。今度は、目の前で。
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高下駄を履いて不安定なので、両側で支えてもらいます。紫の衣装も、気品があります。
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イチオシ
体全体でバランスをとりながら、優雅な身のこなしです。
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スローなテンポでも、一つ一つの動きにはきちん止めがあります。
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さすが、お見事。
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これが見せ場だけに。皆さん、太夫に釘付けです。
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しっかり勤めました。
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ちょっと緊張が解けたところで。次の披露会場へ、また移動。
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さて、三番目の会場に到着。
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イチオシ
かむろも、赤い衣装がよく似合ってます。
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今度は、四番太夫の披露を拝見。
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威儀を正して。
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しゃなり。
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しゃなり。
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衣装も華やか。
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これはオレンジ色の配色がすばらしい。美しく見せるための絶妙な組み合わせです。
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ここは披露の時間がたっぷり。
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余裕があったので、五番太夫のほうに回ります。
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こちらもきりりとして、優雅。
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さて、また会場を移動。
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何回か披露を終えたので、ほっとしたのか。移動時間には、ちょっと素顔がのぞきます。
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和やかな雰囲気も感じられます。
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長い行列が街の中心部を抜けて続きます。
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イチオシ
一番太夫も、にっこり。
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さて、最後の披露会場は商店街。ここは、観光客がぎっしり。皆さん、早くから待っていたようです。
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三番太夫も披露を重ねて、ちょっと余裕が出ているように感じます。
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しかし、改めて、気持を入れます。
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しっかり前を見つめて。
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しゃなり。
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しゃなり。
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一歩ずつ進みます。
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もう一歩。
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しっかりと。
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それぞれの姿勢には気持ちが入ってます。
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イチオシ
周囲の視線も。
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熱いし。
ため息が出るような艶やかさです。 -
三番太夫、がんばりました。
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いよいよ、赤間神宮へ。
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いい天気です。
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赤間神宮に到着。
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境内は、もう待っている人でいっぱい。
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有料エリアの石段の一等席では、3時間前から来たという人も。いい場所を取ろうとカメラマンは必死です。
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子供の平家太鼓。クライマックスを予感させます。
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上臈参拝、いよいよ始まりました。
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一番太夫の一行。
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ここでは高下駄はありません。素足で、存分に演じます。
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これが最後の大舞台。
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いやがおうにも気合が入ります。
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さらに階段を登って、本殿の参拝へ。
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今度は二番太夫。大きな力強い動きです。
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三番太夫。
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女官も目を伏せた横顔には気品があります。
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四番太夫。
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参拝へ。
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参拝を終えた三番太夫が戻ってきました。すれ違います。
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五番太夫。
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最後を飾ります。
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黒地の衣装が美しい。
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一つ一つの動作に。
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気持ちが入ります。
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衣装の表地、裏地が交錯して。
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イチオシ
それぞれの所作で色合いが変化。雰囲気が次々と変わります。
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計算されつくした美しさでしょう。
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イチオシ
無事、大役を終えて。
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イチオシ
参拝も終わりました。本殿から出てきたところ。
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お疲れ様でした。
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あとはお餅をまきます。
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五人の太夫がそろいました。
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観光客に向かって、威勢良く。
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紅白のお餅です。今日の無事も感謝。
名残惜しいですが、これで終了。また来年まで、お別れです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- わんぱく大将さん 2015/07/03 09:28:36
- 高下駄で
- たびたびさん
旅行記、見ていただいたようで。
こちらも祭りの旅行記拝見させていただきました。 この高下駄はいて、あの動き、大変でしょうね。着物自体も重いし。 でも、華やかですね。
大将
- たびたびさん からの返信 2015/07/03 10:06:18
- RE: 高下駄で
- 花魁の祭りはほかでもあるようですが、壇ノ浦で滅んだ平家の物語と結びついているので、下関の祭りはまた特別です。何んといっても、平家物語は源氏物語と並んで日本文学の最高峰。これをテーマにした絵画や美術品も多いですし、日本人の人生観などにも影響を与え、心に刻まれた物語だと思います。
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