下関旅行記(ブログ) 一覧に戻る
平家が滅びた壇の浦の戦い。後に残された平家の女人は、生きていくすべを持たず苦しい境遇に置かれます。それでも、安徳天皇の亡くなられた日には、毎年、安徳天皇の冥福を祈り、威儀を正してこの赤間神宮に参拝しました。<br />その後、江戸時代に入って、再び、ある楼閣が遊女たちに赤間神宮参拝をさせたことから、今の形が出来上がったのだそうです。この上臈道中の外八文字披露及び赤間神宮の上臈参拝(天橋渡り)がハイライト。五人の太夫がそれぞれ美を競います。<br />(写真は上臈参拝を行う五番太夫の「傘留太夫」。神宮本殿に向かうところです)

しものせき海峡まつり 先帝祭 ~壇ノ浦で滅んだ平家の女人を偲んで~

77いいね!

2012/05/03 - 2012/05/03

96位(同エリア1383件中)

2

87

たびたび

たびたびさん

平家が滅びた壇の浦の戦い。後に残された平家の女人は、生きていくすべを持たず苦しい境遇に置かれます。それでも、安徳天皇の亡くなられた日には、毎年、安徳天皇の冥福を祈り、威儀を正してこの赤間神宮に参拝しました。
その後、江戸時代に入って、再び、ある楼閣が遊女たちに赤間神宮参拝をさせたことから、今の形が出来上がったのだそうです。この上臈道中の外八文字披露及び赤間神宮の上臈参拝(天橋渡り)がハイライト。五人の太夫がそれぞれ美を競います。
(写真は上臈参拝を行う五番太夫の「傘留太夫」。神宮本殿に向かうところです)

PR

  • 五人の太夫にはそれぞれお付がいます。これは行列の先頭を行く禿(かむろ)。移動はこの台車に乗って。上臈道中の披露までしばし待機します。

    五人の太夫にはそれぞれお付がいます。これは行列の先頭を行く禿(かむろ)。移動はこの台車に乗って。上臈道中の披露までしばし待機します。

  • 出発は、安徳天皇のご遺体があがったとされる場所。上臈道中披露の前の様子です。

    出発は、安徳天皇のご遺体があがったとされる場所。上臈道中披露の前の様子です。

  • 官女もきれいにお化粧して披露を待ちます。

    官女もきれいにお化粧して披露を待ちます。

  • 上臈道中が始まりました。上臈は最初の外八文字を披露しているはずなのですが、ちょっと場所取りに失敗したみたい。先頭の方しか写真が撮れませんでした。

    上臈道中が始まりました。上臈は最初の外八文字を披露しているはずなのですが、ちょっと場所取りに失敗したみたい。先頭の方しか写真が撮れませんでした。

  • あれれ、上臈道中はほんの一瞬。終わって、もう皆さん台車に乗っています。次の披露場所に向かうようです。<br />これは、一番太夫の「振袖太夫」。仕方ないので、ここでは一旦、順番に見送ります。

    あれれ、上臈道中はほんの一瞬。終わって、もう皆さん台車に乗っています。次の披露場所に向かうようです。
    これは、一番太夫の「振袖太夫」。仕方ないので、ここでは一旦、順番に見送ります。

  • 振袖太夫の一行。

    振袖太夫の一行。

  • 二番太夫。

    二番太夫。

  • 三番太夫の官女。

    三番太夫の官女。

  • 五番太夫「傘留太夫」の一行。

    五番太夫「傘留太夫」の一行。

  • 官女もそれぞれに緊張の面持ち。

    官女もそれぞれに緊張の面持ち。

  • 座っていても、気は抜けません。

    座っていても、気は抜けません。

  • 四番太夫。

    四番太夫。

  • 官女が続いて、

    官女が続いて、

  • 行きます。

    行きます。

  • しんがりは五番太夫の「傘留太夫」

    しんがりは五番太夫の「傘留太夫」

  • 改めて、行列に追いつきました。行列はゆっくりなので、これは十分追っかけていけそうです。<br />で、しばらくは三番太夫を追っかけることに。

    改めて、行列に追いつきました。行列はゆっくりなので、これは十分追っかけていけそうです。
    で、しばらくは三番太夫を追っかけることに。

  • さて、二番目の会場に到着。上臈道中の外八文字の披露です。高下駄を履いた足の運びが見せ所。今度は、目の前で。

    さて、二番目の会場に到着。上臈道中の外八文字の披露です。高下駄を履いた足の運びが見せ所。今度は、目の前で。

  • 高下駄を履いて不安定なので、両側で支えてもらいます。紫の衣装も、気品があります。

    高下駄を履いて不安定なので、両側で支えてもらいます。紫の衣装も、気品があります。

  • 体全体でバランスをとりながら、優雅な身のこなしです。

    イチオシ

    体全体でバランスをとりながら、優雅な身のこなしです。

  • スローなテンポでも、一つ一つの動きにはきちん止めがあります。

    スローなテンポでも、一つ一つの動きにはきちん止めがあります。

  • さすが、お見事。

    さすが、お見事。

  • これが見せ場だけに。皆さん、太夫に釘付けです。

    これが見せ場だけに。皆さん、太夫に釘付けです。

  • しっかり勤めました。

    しっかり勤めました。

  • ちょっと緊張が解けたところで。次の披露会場へ、また移動。

    ちょっと緊張が解けたところで。次の披露会場へ、また移動。

  • さて、三番目の会場に到着。

    さて、三番目の会場に到着。

  • かむろも、赤い衣装がよく似合ってます。

    イチオシ

    かむろも、赤い衣装がよく似合ってます。

  • 今度は、四番太夫の披露を拝見。

    今度は、四番太夫の披露を拝見。

  • 威儀を正して。

    威儀を正して。

  • しゃなり。

    しゃなり。

  • しゃなり。

    しゃなり。

  • 衣装も華やか。

    衣装も華やか。

  • これはオレンジ色の配色がすばらしい。美しく見せるための絶妙な組み合わせです。

    これはオレンジ色の配色がすばらしい。美しく見せるための絶妙な組み合わせです。

  • ここは披露の時間がたっぷり。

    ここは披露の時間がたっぷり。

  • 余裕があったので、五番太夫のほうに回ります。

    余裕があったので、五番太夫のほうに回ります。

  • こちらもきりりとして、優雅。

    こちらもきりりとして、優雅。

  • さて、また会場を移動。

    さて、また会場を移動。

  • 何回か披露を終えたので、ほっとしたのか。移動時間には、ちょっと素顔がのぞきます。

    何回か披露を終えたので、ほっとしたのか。移動時間には、ちょっと素顔がのぞきます。

  • 和やかな雰囲気も感じられます。

    和やかな雰囲気も感じられます。

  • 長い行列が街の中心部を抜けて続きます。

    長い行列が街の中心部を抜けて続きます。

  • 一番太夫も、にっこり。

    イチオシ

    一番太夫も、にっこり。

  • さて、最後の披露会場は商店街。ここは、観光客がぎっしり。皆さん、早くから待っていたようです。

    さて、最後の披露会場は商店街。ここは、観光客がぎっしり。皆さん、早くから待っていたようです。

  • 三番太夫も披露を重ねて、ちょっと余裕が出ているように感じます。

    三番太夫も披露を重ねて、ちょっと余裕が出ているように感じます。

  • しかし、改めて、気持を入れます。

    しかし、改めて、気持を入れます。

  • しっかり前を見つめて。

    しっかり前を見つめて。

  • しゃなり。

    しゃなり。

  • しゃなり。

    しゃなり。

  • 一歩ずつ進みます。

    一歩ずつ進みます。

  • もう一歩。

    もう一歩。

  • しっかりと。

    しっかりと。

  • それぞれの姿勢には気持ちが入ってます。

    それぞれの姿勢には気持ちが入ってます。

  • 周囲の視線も。

    イチオシ

    周囲の視線も。

  • 熱いし。<br />ため息が出るような艶やかさです。

    熱いし。
    ため息が出るような艶やかさです。

  • 三番太夫、がんばりました。

    三番太夫、がんばりました。

  • いよいよ、赤間神宮へ。

    いよいよ、赤間神宮へ。

  • いい天気です。

    いい天気です。

  • 赤間神宮に到着。

    赤間神宮に到着。

  • 境内は、もう待っている人でいっぱい。

    境内は、もう待っている人でいっぱい。

  • 有料エリアの石段の一等席では、3時間前から来たという人も。いい場所を取ろうとカメラマンは必死です。

    有料エリアの石段の一等席では、3時間前から来たという人も。いい場所を取ろうとカメラマンは必死です。

  • 子供の平家太鼓。クライマックスを予感させます。

    子供の平家太鼓。クライマックスを予感させます。

  • 上臈参拝、いよいよ始まりました。

    上臈参拝、いよいよ始まりました。

  • 一番太夫の一行。

    一番太夫の一行。

  • ここでは高下駄はありません。素足で、存分に演じます。

    ここでは高下駄はありません。素足で、存分に演じます。

  • これが最後の大舞台。

    これが最後の大舞台。

  • いやがおうにも気合が入ります。

    いやがおうにも気合が入ります。

  • さらに階段を登って、本殿の参拝へ。

    さらに階段を登って、本殿の参拝へ。

  • 今度は二番太夫。大きな力強い動きです。

    今度は二番太夫。大きな力強い動きです。

  • 三番太夫。

    三番太夫。

  • 女官も目を伏せた横顔には気品があります。

    女官も目を伏せた横顔には気品があります。

  • 四番太夫。

    四番太夫。

  • 参拝へ。

    参拝へ。

  • 参拝を終えた三番太夫が戻ってきました。すれ違います。

    参拝を終えた三番太夫が戻ってきました。すれ違います。

  • 五番太夫。

    五番太夫。

  • 最後を飾ります。

    最後を飾ります。

  • 黒地の衣装が美しい。

    黒地の衣装が美しい。

  • 一つ一つの動作に。

    一つ一つの動作に。

  • 気持ちが入ります。

    気持ちが入ります。

  • 衣装の表地、裏地が交錯して。

    衣装の表地、裏地が交錯して。

  • それぞれの所作で色合いが変化。雰囲気が次々と変わります。

    イチオシ

    それぞれの所作で色合いが変化。雰囲気が次々と変わります。

  • 計算されつくした美しさでしょう。

    計算されつくした美しさでしょう。

  • 無事、大役を終えて。

    イチオシ

    無事、大役を終えて。

  • 参拝も終わりました。本殿から出てきたところ。

    イチオシ

    参拝も終わりました。本殿から出てきたところ。

  • お疲れ様でした。

    お疲れ様でした。

  • あとはお餅をまきます。

    あとはお餅をまきます。

  • 五人の太夫がそろいました。

    五人の太夫がそろいました。

  • 観光客に向かって、威勢良く。

    観光客に向かって、威勢良く。

  • 紅白のお餅です。今日の無事も感謝。<br />名残惜しいですが、これで終了。また来年まで、お別れです。

    紅白のお餅です。今日の無事も感謝。
    名残惜しいですが、これで終了。また来年まで、お別れです。

77いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (2)

開く

閉じる

  • わんぱく大将さん 2015/07/03 09:28:36
    高下駄で
    たびたびさん

    旅行記、見ていただいたようで。
    こちらも祭りの旅行記拝見させていただきました。 この高下駄はいて、あの動き、大変でしょうね。着物自体も重いし。 でも、華やかですね。

     大将

    たびたび

    たびたびさん からの返信 2015/07/03 10:06:18
    RE: 高下駄で
    花魁の祭りはほかでもあるようですが、壇ノ浦で滅んだ平家の物語と結びついているので、下関の祭りはまた特別です。何んといっても、平家物語は源氏物語と並んで日本文学の最高峰。これをテーマにした絵画や美術品も多いですし、日本人の人生観などにも影響を与え、心に刻まれた物語だと思います。

たびたびさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP