古代の人々が愛した翡翠が採れる海岸：宮崎海岸　北陸のんびりドライブ紀行　vol.13

2007/05/06 - 2007/05/06

富山と新潟の県境には『ヒスイ海岸』と呼ばれる宮崎海岸があります。海がヒスイ色のエメラルドグリーンだからでは無く、本当に翡翠の原石が取れることからヒスイ海岸と呼ばれています。

以前、ヒスイ海岸を歩いていると、翡翠を探している人に出会い、見つけた翡翠の原石をいくつか見せてもらったことがあります。運が良ければ翡翠の原石を探し当てることが出来るかも知れません。

翡翠自体は、遥か昔の中国では不老不死や生命の再生をもたらす力があると信じられていました。他にも中南米では王族の墓地から翡翠が出土しており、ニュージーランドでは原住民のマオリが翡翠で作られたまじないの道具を使われています。日本でも翡翠の勾玉が各地で見つかっていますが、産地はそれ程多くなく、宮崎海岸や糸魚川付近を含め、数箇所しか無いそうです。


不思議な力が宿る翡翠の原石を宮崎海岸で見付けてみるのも良いかも知れませんね。

エリア 魚津(富山)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

「杉沢の沢スギ」を後にして農道をしばらく進むと巨大な風車が見えました。冬場は日本海から強い風が吹きますが、風が強すぎても風力発電には良くないようです。

下から見上げるとかなり大きいです。一機だけでなく、もっと設置しても良いのではと感じました。

富山は兼業農家が多いため、ＧＷ付近が田植えのシーズンになります。代掻きが行われている水田には地中に潜っていた虫を狙ってたくさんの鳥が集まってきていました。

これは何でしょう？

答え：チューリップ

入善町は礪波市と同様にチューリップの球根の産地ですが、球根が育つ様に花を刈り取ってしまいます。短い期間ですが、チューリップの花が一面に咲いた光景を見ることが出来ます。

面白いバス停を発見！

その名も『のらんマイ・カー』


のらん「乗ら（ん）ない」マイ・カーということで、バスに乗りましょうということでしょうか。富山の方言で「乗りましょう」を「乗らんまいか」と言いますので、これとも掛けているのかも知れません。

昭和を感じさせるレトロなバス停です。看板も錆付いたり、文字が消えていて看板の役割を果たしてない様に思います。汗

宮崎海岸（別名：ヒスイ海岸）に辿り着きました。雨で遠方が霞んで見えますが、波は穏やかでした。

波打ち際まで行きました。
海岸は砂浜ではなく、全て小石です。靴が砂だらけにならないので有難いと思ってしまいました。

この海岸のどこかに翡翠の原石が落ちています。ずっと続く海岸の中から翡翠の原石を探し出すのは大変ですが、運が良ければ見付かるかも知れませんね。緑色っぽい石を見付けても翡翠かどうかの判断が難しい所です。

朝日町の観光案内です。
白馬岳は長野が有名ですが、山頂が富山と長野の境界線になっているので、富山県側は朝日町にあります。

ヒスイ海岸を過ぎると北アルプスから続く山々が海に迫出す交通の難所、親不知に差し掛かります。