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<br />2011年9月30日(金)<br /><br /><br />パドヴァ大学からエルベ広場までの路地にテーブルを展開する、旅情を掻き立ててくれる気楽なレストラン。<br /><br />いやイタリアの呼び名では、レストランと言うよりカフェかタヴェルナなのかも知れない・・・。<br /><br /><br />その一席に座り、古都らしい石造建築の間を吹き抜ける、涼風を浴びながらのご馳走。<br /><br />チーズをたっぷり使った、ポルチーニ茸入りリゾット。<br /><br /><br />私は、旅ならではの幸福感に浸りながら、ビールをウットリ傾けた。<br /><br />そして改めて気づいたのは、大学と都心が何と近いのかと言う、驚きだった。<br /><br /><br />考えてみれば、私の学んだ第四高等学校(旧制在金沢)も、繁華街に近かった。<br /><br />その結果、市民と学生との距離が、実に密接だった。<br /><br /><br />これは、市民、学生、双方の相互啓発を進め、文化の醸成に好結果をもたらした様に感じる。<br /><br />都市と学校の絆を大切にすることは、これからの地域づくりの大きなヒントではないかと思う。<br /><br /><br />西に進めば、間もなくエルベ広場に達する。<br /><br />「エルベ」とは、恐らくフランス語の「エルブル」、英語の「ハーブ」と同じ語源で、緑草のことだろう。<br /><br /><br />だからこの広場は「青物市場」なのだろうと推し量る。<br /><br />推量が間違っていたら、お許し願いたい。<br /><br />昨日訪ねたヴェローナにも、同じ名前の広場が存在し、同じような立地だった。<br /><br /><br />エルベ広場に出てみると、広場に面し右側に柱列(ポルティコ)の目立った、間口の非常に広い建物が目立っている。<br /><br />これはラジョーネ宮と呼ばれ、13世紀初頭この街の全盛時代に建てられた。<br /><br /><br />推量のついでに、ラジョーネはフランス語のレリジョン(地域あるいは地方)と同じ語源では・・・。<br /><br />自由都市時代には裁判所が置かれ、その後ずっとこの街の中心的役割を演じてきたようだ。<br /><br /><br />一階には食料品の店が並び、私はその雰囲気を味わいながら、「フルッタ広場」へと通り過ぎる。<br /><br />二階には78m×27m×高さ27mなる最大級のホールがあり、その壁面を埋める15世紀のフレスコ画は、観光者に「一見に値する」と勧められている。<br /><br /><br />この記事に関連した写真を、<br />「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に掲載しております。<br /><br />文章だけならば、「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114の活字が大きく、読み易いと思います。<br /><br />掲載順に検索もできます。<br /><br />どうぞお訪ね下さい。<br /><br /><br />(2012年5月7日 片瀬貴文)<br />

パドヴァ【25】イタリアを夢見て【G05】大学と市場が接し合う文化醸成の可能性

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2011/09/30 - 2011/09/30

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ソフィ

ソフィさん


2011年9月30日(金)


パドヴァ大学からエルベ広場までの路地にテーブルを展開する、旅情を掻き立ててくれる気楽なレストラン。

いやイタリアの呼び名では、レストランと言うよりカフェかタヴェルナなのかも知れない・・・。


その一席に座り、古都らしい石造建築の間を吹き抜ける、涼風を浴びながらのご馳走。

チーズをたっぷり使った、ポルチーニ茸入りリゾット。


私は、旅ならではの幸福感に浸りながら、ビールをウットリ傾けた。

そして改めて気づいたのは、大学と都心が何と近いのかと言う、驚きだった。


考えてみれば、私の学んだ第四高等学校(旧制在金沢)も、繁華街に近かった。

その結果、市民と学生との距離が、実に密接だった。


これは、市民、学生、双方の相互啓発を進め、文化の醸成に好結果をもたらした様に感じる。

都市と学校の絆を大切にすることは、これからの地域づくりの大きなヒントではないかと思う。


西に進めば、間もなくエルベ広場に達する。

「エルベ」とは、恐らくフランス語の「エルブル」、英語の「ハーブ」と同じ語源で、緑草のことだろう。


だからこの広場は「青物市場」なのだろうと推し量る。

推量が間違っていたら、お許し願いたい。

昨日訪ねたヴェローナにも、同じ名前の広場が存在し、同じような立地だった。


エルベ広場に出てみると、広場に面し右側に柱列(ポルティコ)の目立った、間口の非常に広い建物が目立っている。

これはラジョーネ宮と呼ばれ、13世紀初頭この街の全盛時代に建てられた。


推量のついでに、ラジョーネはフランス語のレリジョン(地域あるいは地方)と同じ語源では・・・。

自由都市時代には裁判所が置かれ、その後ずっとこの街の中心的役割を演じてきたようだ。


一階には食料品の店が並び、私はその雰囲気を味わいながら、「フルッタ広場」へと通り過ぎる。

二階には78m×27m×高さ27mなる最大級のホールがあり、その壁面を埋める15世紀のフレスコ画は、観光者に「一見に値する」と勧められている。


この記事に関連した写真を、
「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に掲載しております。

文章だけならば、「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114の活字が大きく、読み易いと思います。

掲載順に検索もできます。

どうぞお訪ね下さい。


(2012年5月7日 片瀬貴文)

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
同行者
一人旅
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • エルベ広場<br />ザクロなど

    エルベ広場
    ザクロなど

  • キノコ類

    キノコ類

  • 色鮮やかな野菜たち

    色鮮やかな野菜たち

  • 果物たちも美しい

    果物たちも美しい

  • この花も食べ物らしい

    この花も食べ物らしい

  • エルベ広場に面する<br />ラジョーネ宮

    エルベ広場に面する
    ラジョーネ宮

  • 何世紀前の落書きだろうか

    何世紀前の落書きだろうか

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